2017年06月09日
看護師の結婚後の働き方
人生における一大イベントでもある「結婚」。
近いうちに予定のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
厚生労働省の調査では、結婚を機に仕事を辞める女性が32.1%、現状と同じ職場・就労形態で働く女性は49.8%、転職する女性は12.7%となっています。
また、転職する場合、非正規の仕事に転職する人は3分の2にも上ることも明らかになっています。
このことからも、ほぼ半数の人が、結婚を機に働き方を変えることが分かります。
では、看護師としては、結婚後の働き方をどう考えていくことができるでしょうか。
結婚を機に見つめ直したい「看護師」としての働き方
医療の現場は多忙なもの。看護師も例外ではありません。
そのため、結婚して家庭を持ったことで看護師としての仕事を諦めざるをえない場合も少なくないでしょう。
そんな中でも仕事を続けていきたいと考える看護師も多くいますが、家庭と仕事を疎かにしないためには結婚後の働き方は慎重に選択しなければなりません。
転職と退職、現状維持のそれぞれの場合のメリットとデメリット、選び方のポイントについて説明します。
看護師が結婚を機に転職する
結婚を機に転職する人のうち、約3分の2の人は非正規雇用を選び、労働時間を短縮しています。
看護師は夜勤もありますので、他の職種に比べて時間拘束が長いケースが多いです。
このことからも結婚を機に転職を考える人が、他の職種よりも多いのではと思います。
結婚後は夜勤が辛い
看護師としての仕事と結婚後の生活を両立させるのに、最も大きな障害が夜勤です。
主婦として働きながら常勤で夜勤を完璧にこなすのは至難の業。
さらに妊娠や出産によって育児が加わり、家庭の比重は大きくなっていくもの。
夜勤で働きながら主婦業を行うのは非常に体力と時間が必要です。
看護師は生活リズムが特殊であるため、結婚後に旦那様とのコミュニケーションがとれず
家庭内不和が生まれる可能性も否定できません。
非正規の仕事へ転職を選択
非正規の仕事に転職すると、労働時間が短縮されますので
その分、家事や育児に多くの時間を割けるようになります。
また、時間的に余裕ができますので、体力や健康面の不安も減るということもあるでしょう。
しかし、パートなどの非常勤で就ける仕事は
キャリアアップ・スキルアップにつながらない仕事が多いです。
これからナースとしてステップアップしていきたいと考えている人には不適切かもしれません。
派遣看護師としての働き方
正社員となると夜勤を避けるのは難しいため、結婚後は派遣として働くのも一つの方法です。
派遣などは夜勤なしの求人も多く、転職が比較的容易です。
派遣ならば結婚・出産を機に一度現場を離れていたとしても、正社員と比較して復帰しやすいというメリットもあります。
結婚後に家庭と仕事の両立を目指す人には、派遣はオススメの働き方と言えるでしょう。
看護師が結婚を機に退職する
看護師としてのキャリアに未練がない場合や金銭的な不安がない場合は、結婚を機に退職するという選択肢もアリです。
もちろん、結婚と同時に退職して、一定期間過ぎてから復職するナースも少なくありません。
それぞれのライフプランに合わせて選択することができるでしょう。
退職後の生活
家事や育児に時間を取ることができますので、保育園を探したり、仕事と家事の両立に悩むこともありません。
ですが、一定期間後に復職しようと考えている場合
なかなか正規での仕事が見つからなかったり
知識やスキル・勘を取り戻すのに時間がかかってしまったりするかもしれないというデメリットがあります。
キャリアが中断するのではなくキャリアが後退してしまう可能性が高いということを、しっかりと念頭に置いてから退職の決定をして欲しいと思います。
結婚しても就労状況を変化させない
約半数の方は、結婚しても転職や退職せずに今の仕事を続けます。
今まで築いてきたライフスタイルというものがありますので
結婚したからと言って急に生活を変える必要はないと考える人も少なくないです。
ですが、子どもが生まれたときや旦那様が転勤する場合
近い将来、何らかの事情で仕事や働き方を変えなくてはならない状況になる可能性も高いと思います。
看護師として働き続けるためには職場やご家族の理解が不可欠です。
旦那様や子どもたちが看護師としての仕事を理解し、尊重してくれているのが理想ですが…
「もっと家庭を重視してほしい」と言われることも。
話し合いで解決が難しい場合、働きやすい職場探しが必要です。
病院によっては結婚後の働き方をサポートしてくれる所があります。
現在働いている職場にそういったシステムがあれば問題ありませんが、
現状ではまだまだサポートシステムを導入している病院は少ないのが現状です。
そのため、より良い環境の職場で働くために転職を選ぶ方も多いです。
しかし、適当に転職してしまって非常に後悔したという声が多いのも事実。
そのときになってから慌てなくても済むよう
どのような選択をすることができるか
・パートや派遣で働くことを希望するのか
・専業主婦になるのか
・保育園に預けるのか
等を考えておくようにしておきましょう。
いかがでしたか?
看護師の働き方には非常に多くの選択肢があります。
あなたの目の前の状況だけに目を向けず、
少し後ろに下がって、広い視野であなたの働き方を考えてみてはいかがでしょう。
また、パートナーとも相談して、納得のできる選択肢を見つけてもらえればと思います。
近いうちに予定のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
厚生労働省の調査では、結婚を機に仕事を辞める女性が32.1%、現状と同じ職場・就労形態で働く女性は49.8%、転職する女性は12.7%となっています。
また、転職する場合、非正規の仕事に転職する人は3分の2にも上ることも明らかになっています。
このことからも、ほぼ半数の人が、結婚を機に働き方を変えることが分かります。
では、看護師としては、結婚後の働き方をどう考えていくことができるでしょうか。
結婚を機に見つめ直したい「看護師」としての働き方
医療の現場は多忙なもの。看護師も例外ではありません。
そのため、結婚して家庭を持ったことで看護師としての仕事を諦めざるをえない場合も少なくないでしょう。
そんな中でも仕事を続けていきたいと考える看護師も多くいますが、家庭と仕事を疎かにしないためには結婚後の働き方は慎重に選択しなければなりません。
転職と退職、現状維持のそれぞれの場合のメリットとデメリット、選び方のポイントについて説明します。
看護師が結婚を機に転職する
結婚を機に転職する人のうち、約3分の2の人は非正規雇用を選び、労働時間を短縮しています。
看護師は夜勤もありますので、他の職種に比べて時間拘束が長いケースが多いです。
このことからも結婚を機に転職を考える人が、他の職種よりも多いのではと思います。
結婚後は夜勤が辛い
看護師としての仕事と結婚後の生活を両立させるのに、最も大きな障害が夜勤です。
主婦として働きながら常勤で夜勤を完璧にこなすのは至難の業。
さらに妊娠や出産によって育児が加わり、家庭の比重は大きくなっていくもの。
夜勤で働きながら主婦業を行うのは非常に体力と時間が必要です。
看護師は生活リズムが特殊であるため、結婚後に旦那様とのコミュニケーションがとれず
家庭内不和が生まれる可能性も否定できません。
非正規の仕事へ転職を選択
非正規の仕事に転職すると、労働時間が短縮されますので
その分、家事や育児に多くの時間を割けるようになります。
また、時間的に余裕ができますので、体力や健康面の不安も減るということもあるでしょう。
しかし、パートなどの非常勤で就ける仕事は
キャリアアップ・スキルアップにつながらない仕事が多いです。
これからナースとしてステップアップしていきたいと考えている人には不適切かもしれません。
派遣看護師としての働き方
正社員となると夜勤を避けるのは難しいため、結婚後は派遣として働くのも一つの方法です。
派遣などは夜勤なしの求人も多く、転職が比較的容易です。
派遣ならば結婚・出産を機に一度現場を離れていたとしても、正社員と比較して復帰しやすいというメリットもあります。
結婚後に家庭と仕事の両立を目指す人には、派遣はオススメの働き方と言えるでしょう。
看護師が結婚を機に退職する
看護師としてのキャリアに未練がない場合や金銭的な不安がない場合は、結婚を機に退職するという選択肢もアリです。
もちろん、結婚と同時に退職して、一定期間過ぎてから復職するナースも少なくありません。
それぞれのライフプランに合わせて選択することができるでしょう。
退職後の生活
家事や育児に時間を取ることができますので、保育園を探したり、仕事と家事の両立に悩むこともありません。
ですが、一定期間後に復職しようと考えている場合
なかなか正規での仕事が見つからなかったり
知識やスキル・勘を取り戻すのに時間がかかってしまったりするかもしれないというデメリットがあります。
キャリアが中断するのではなくキャリアが後退してしまう可能性が高いということを、しっかりと念頭に置いてから退職の決定をして欲しいと思います。
結婚しても就労状況を変化させない
約半数の方は、結婚しても転職や退職せずに今の仕事を続けます。
今まで築いてきたライフスタイルというものがありますので
結婚したからと言って急に生活を変える必要はないと考える人も少なくないです。
ですが、子どもが生まれたときや旦那様が転勤する場合
近い将来、何らかの事情で仕事や働き方を変えなくてはならない状況になる可能性も高いと思います。
看護師として働き続けるためには職場やご家族の理解が不可欠です。
旦那様や子どもたちが看護師としての仕事を理解し、尊重してくれているのが理想ですが…
「もっと家庭を重視してほしい」と言われることも。
話し合いで解決が難しい場合、働きやすい職場探しが必要です。
病院によっては結婚後の働き方をサポートしてくれる所があります。
現在働いている職場にそういったシステムがあれば問題ありませんが、
現状ではまだまだサポートシステムを導入している病院は少ないのが現状です。
そのため、より良い環境の職場で働くために転職を選ぶ方も多いです。
しかし、適当に転職してしまって非常に後悔したという声が多いのも事実。
そのときになってから慌てなくても済むよう
どのような選択をすることができるか
・パートや派遣で働くことを希望するのか
・専業主婦になるのか
・保育園に預けるのか
等を考えておくようにしておきましょう。
いかがでしたか?
看護師の働き方には非常に多くの選択肢があります。
あなたの目の前の状況だけに目を向けず、
少し後ろに下がって、広い視野であなたの働き方を考えてみてはいかがでしょう。
また、パートナーとも相談して、納得のできる選択肢を見つけてもらえればと思います。
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