花は咲くべき時に咲き、鳥は最小限の力で飛びます。
人間にはエゴがあります。
エゴとは自分の社会的な仮面で
「所有」「所属」「役割」などで構成されていて、
他人の承認を求め、物事をコントロールしたがり、
外部のパワーで自分自身を保とうとし、
恐れの中にいることです。
人間が「所有」「所属」「役割」を保とうとすることは
当然のことです。
誰だって幸せな結婚をして、ささやかでいいから家庭を持ちたい
と考えるのは当然のことで自然なことです。
第五章の意図と願望とも重複するのですが、
愛に基づいた意図は自然なもので願望実現がパワフルになります。
しかし、性欲に任せて異性を追いかけたり、
無理にもてようと思って見栄を張ることは
逆効果になります。
エゴのためにお金やパワーを求めると、
今この瞬間の幸せを楽しむ代わりに
幸せの幻想を追い求めることにエネルギーを
費やすことになり、自分に流れ込むエネルギーの
流れをせき止めて、自然の知性である
「最小限の努力の法則」が働くのを妨害してしまうそうです。
今この瞬間を受け入れることが重要で
未来を変えることができるのは今この瞬間だけです。
D・カーネギーも「今日、一日の区切りで生きる習慣をつけよ」
としています。
明日、上司に怒られないだろうか?
リストラにあわないだろうか?
今日失敗してしまったけど明日どうしよう?
などの不安を一切すてて、
今日を精一杯生きたならそれで満足するようにと言っています。
受容すること
今のこの瞬間をありのままに受け入れることです。
そして責任を持ち誰も避難しない、自分も責めないことです。
あらゆる物の見方にオープンでいて
自分の意見だけに固執しないことです。
自己防衛せずに柔軟な態度でいることです。
成功者はやっている52のこと ナポレオン・ヒルより
柔軟性を身につけよ
柔軟性を身につければ、
あなたは人生のいいことも不幸なことも、
すべての経験を
自分が飛躍するために役立てることが出来る。
頑張り屋の日本人は最小限の努力の法則は
ムシがよすぎると感じるかもしれませんね。
仕事を責任を持って行うことは社会人として
当たり前のことです。
しかし、出世したいからといって、
人の顔色をうかがい言いなりになることとは違います。
イエスマンを高く評価する人はほとんどいません。
柔軟性は貧乏な生活の苦しみを和らげ、
裕福な生活に花を添える。
なぜなら、人間は柔軟性を身につけることによって、
不幸を恥じず、
幸福に感謝する姿勢を学ぶからである。