2020年10月10日

重要なリラクゼーション




私は病院勤務の理学療法士ですので、
自分で瞑想法を編み出して、直接人に教え、
それを商売にすることなどは絶対にしません。
理学療法士は医療従事者なので、
医療の中で、基礎医学に基づき医師の指示により、
理学療法業務を行います。
理学療法技術の習得、研修会を受講することは
生涯に渡り必要になります。
研修会で基本形を何回も叩き込まれ、
それを自分の職場で、臨床応用していきます。
病院内のチームアプローチの中の一つの役割を担い、
病院全体で患者さんを治療していきます。
理学療法技術の研修会は非常に厳しく、
息抜きも必要なので、自己啓発書、瞑想CDブックなどを読み、
ブログにすることを趣味にしています。
リハビリの重要な技術の一つに、患者さんをリラックスさせる
ことも重要な技術です。
精神科の患者さんは、リラックスできない人が非常に多いので、
運動療法が上手くいかない、モチベーションが低い人が、
ほとんどなのでリラクゼーションの技術が重要になります。
リラクゼーションは、リハビリ時だけでなく、
健常人の健康増進でも、重要な技術の一つです。
現代人はストレスが多いので、リラクゼーションがストレス解消法
として有効です。
リラクゼーション法の代表的な中に自律訓練法があります。
今日は、自律訓練法をご紹介いたします。
自律訓練法(じりつくんれんほう、autogenic training)とは、
1932年にドイツの精神科医ヨハネス・ハインリヒ・シュルツ(英語版)
によって創始された自己催眠法であり、リラクゼーション技法である。
ストレス緩和、心身症、神経症などに効果がある。
自律訓練法は厳密には複数の訓練からなる。
「標準訓練」、「黙想訓練」、「特殊訓練」などである。
この内、中心になるのは標準訓練で、これが自律訓練法の基本的かつ必須の部分である。
もとはドイツの大脳生理学者オスカー・フォクトの臨床的催眠研究に基づく。
フォクトの研究に刺激されたシュルツは1905年催眠と暗示の可能性について
改めて検討を始めた。
シュルツは人が催眠状態に入るとほとんどが共通とも言える
2つの主観的な感じを報告することがわかった。
一つは肢体がひどく「重たい」という感じであり、
もう一つは、だんだん広がっていく「温かい」感じであった。
彼はこの2つが覚醒状態から催眠状態への変化をもたらす
本質的要因だろうと推測した。(ウイキペディアより) とあります。
標準訓練は、6つの公式(暗示)からなります。
1、 重たい(手、足)
2、 暖かい(手、足)
3、 呼吸が楽だ
4、 心臓が静かに鳴っている
5、 お腹が暖かい
6、 額が涼しい
です。
自律訓練法は、精神療法として厳格に行われます。
精神療法では、自律訓練法を実施する前と後で
どのような精神療法的な効果があったかを記録していきます。
精神疾患の非薬物療法として、メジャーな方法です。
精神疾患患者さんだけでなく、健康増進法として、
ナレーションCDなども、発売されています。
You tubeで自律訓練法と検索すれば、沢山の動画を試すことができます。
指導者がいれば、非常に効果的ですが、
自分でナレーションを聞いてもマスターすることができます。
本には副作用があると記載されていて、医師に相談するように書いています。
中途半端にやると、かえって神経過敏になると強調しています。
私の経験だと、患者さんに「You tubeで動画があるから、
勝手にやってください」と自主トレーニング的に紹介すると
ほとんどの人がやらなくなります。
上手くポイントを明確にして誘導するとリハビリ前のリラクゼーションに
利用することが出来ます。
リハビリ前のリラクゼーションに用いる時は、厳密に自律訓練法は使えない
のですが、「手が温かくなる」という公式だけ上手く誘導するだけで
全身のリラクゼーションが得られます。
患者さんの精神疾患によっても左右されますが、
リハビリのモチベーションを上げるために有効な手段の一つです。
リラクゼーションが上手くいくと、運動療法の指示が入りやすくなります。
自律訓練法を臨床応用するためには、セラピストが自律訓練法を
熟知していなければ効果はありません。
自分ができなければ、個々の患者さんにあった誘導が出来ないからです。
重篤な基礎疾患がない健常人は、ナレーションを聞くだけで
リラクゼーション効果を味わえるでしょう。
まとめ
・リラクゼーションは、ストレス社会に生きる我々に必要な技術である
・リラクゼーション法の中に、精神療法の非薬物療法の一つである
自律訓練法がある
・自律訓練法を精神疾患者の治療として使う時には、精神科の医師の
監督下で行われる必要がある
・自律訓練法の一部を適切に使って、リハビリのリラクゼーションに
応用できる
・その場合、セラピスト自身が自律訓練法を熟達していることが前提となる
・リラクゼーションが上手くいけば、運動療法の指示が入りやすく、
運動機能を向上させることができる
・又、自律訓練法は健常人の健康増進にも有効である




こちらのホームページもどうぞ。
http://kaigo-trable.extrem.ne.jp/index.html
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