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2016年11月08日
扉シリーズのキャスティングを勝手にしてみました
これは別ブログの、耳塚シリーズなどを連載していたサブカルチャーズマンションで以前掲載した記事なのですが、こちらでもすぐに見て頂けるように掲載させて頂きます。
以下はサブカルチャーズマンションに掲載したままの記事です。
皆さんご機嫌いかがでしょうから?
ゴリラは風邪気味です(笑)
さて、ここよりリンクできる『ゴリラと木林の心霊オカルト怪談研究部屋』にて連載しておりますホラー小説『扉シリーズ』について少し語らせて頂きたいと思います。
この作品は、ゴリラと木林が10年近く前から、ちょいちょい遊びで書いて、やり取りしていたモノがベースになっています。
主人公が冨田武市と木林博喜だと言うのは変わりませんが、当初はもっと短い話でした。
内容は、大学生の武市と木林、それにあの北尾やその仲間達で怪談大会を行います。そこで北尾が自己責任系のかなり嫌な怪談を語るのですが、それを発端として武市達はその怪談に秘められていた呪詛を受ける形となり、呪詛を解くために、その怪談に秘められた謎に挑む…というモノでした。
無論、泉州大学や耳塚南高校の面子も登場します。
それに様々な要素を盛り込んだものが現在連載中の『扉シリーズ』になっております。
どちらにせよ、ゴリラが主人公だと言う、今までになかったホラー物である事に変わりはありませんが…(笑)
物語は五章まで進み、登場人物も増えてきましたので、ここで、『もし扉シリーズが映画化されたら』と仮定したキャスティングをして遊んでみたいと思います。
しかし、年齢や身長等は無視して俳優、タレントさんの持つビジュアルイメージのみでキャスティングしています(笑)
冨田武市=ガレッジセールのゴリさん
木林博喜=中居正広さん
北尾公貴=ジョイマンの高木さん
三角綾=有村架純さん
斎藤あずさ=高畑充希さん
酒井霧子=栗山千明さん
伊田源二=団時朗さん
伊田美弓=満島ひかりさん
梳名翔子=黒木華さん
都古井静馬=松田翔太さん
月形ゼオン=草刈正雄さん
冬月カグヤ=小雪さん
志村さとし=甲本ヒロトさん
甲田福子=高畑淳子さん
土雲晴明=小栗旬さん
土雲澪=石原さとみさん
波多野雅人=神木隆之介さん
こんな感じですな!(笑)
あくまで近いかな〜というビジュアルイメージです。(笑)
月形ゼオンに関しては草刈正雄さんを譲りたくありませんが(笑)
読者の方々はこれに縛られずご自由にイメージして下さいね!
未読の方、興味が湧きましたら是非とも一読下さいませ!
それではまた、ウホウホ!
以下はサブカルチャーズマンションに掲載したままの記事です。
皆さんご機嫌いかがでしょうから?
ゴリラは風邪気味です(笑)
さて、ここよりリンクできる『ゴリラと木林の心霊オカルト怪談研究部屋』にて連載しておりますホラー小説『扉シリーズ』について少し語らせて頂きたいと思います。
この作品は、ゴリラと木林が10年近く前から、ちょいちょい遊びで書いて、やり取りしていたモノがベースになっています。
主人公が冨田武市と木林博喜だと言うのは変わりませんが、当初はもっと短い話でした。
内容は、大学生の武市と木林、それにあの北尾やその仲間達で怪談大会を行います。そこで北尾が自己責任系のかなり嫌な怪談を語るのですが、それを発端として武市達はその怪談に秘められていた呪詛を受ける形となり、呪詛を解くために、その怪談に秘められた謎に挑む…というモノでした。
無論、泉州大学や耳塚南高校の面子も登場します。
それに様々な要素を盛り込んだものが現在連載中の『扉シリーズ』になっております。
どちらにせよ、ゴリラが主人公だと言う、今までになかったホラー物である事に変わりはありませんが…(笑)
物語は五章まで進み、登場人物も増えてきましたので、ここで、『もし扉シリーズが映画化されたら』と仮定したキャスティングをして遊んでみたいと思います。
しかし、年齢や身長等は無視して俳優、タレントさんの持つビジュアルイメージのみでキャスティングしています(笑)
冨田武市=ガレッジセールのゴリさん
木林博喜=中居正広さん
北尾公貴=ジョイマンの高木さん
三角綾=有村架純さん
斎藤あずさ=高畑充希さん
酒井霧子=栗山千明さん
伊田源二=団時朗さん
伊田美弓=満島ひかりさん
梳名翔子=黒木華さん
都古井静馬=松田翔太さん
月形ゼオン=草刈正雄さん
冬月カグヤ=小雪さん
志村さとし=甲本ヒロトさん
甲田福子=高畑淳子さん
土雲晴明=小栗旬さん
土雲澪=石原さとみさん
波多野雅人=神木隆之介さん
こんな感じですな!(笑)
あくまで近いかな〜というビジュアルイメージです。(笑)
月形ゼオンに関しては草刈正雄さんを譲りたくありませんが(笑)
読者の方々はこれに縛られずご自由にイメージして下さいね!
未読の方、興味が湧きましたら是非とも一読下さいませ!
それではまた、ウホウホ!
扉シリーズ 第五章 『狂都』第十四話 「魔象2」
フゥオオオオオ〜!!
武市の口から、輝きと共に、低音ハスキーである武市のモノとは思えない甲高く神聖な雄叫びが周囲に響いた。
「な、何や!?」
空中を駆ける木林の耳にも、その声は響いた。
見下ろすと、おそらく武市であろう全身が輝く異形の男が、象に向かって吠えている…
『アレ武市やろ!?あ〜ん、霊感ゴリラから進化して、ゴリ神様と思ってけつかってんよ〜!!』
木林はそう心の中で叫びながら、込み上げる笑気を堪えきれず、吹き出しながら空を蹴って、また象に攻撃を再開する。
「アレは神通化…おい翔子!お前知ってたのか!?」
伊田が驚愕の表情で翔子に尋ねた。
「ええ…数日前、彼は梳名家の祖神と通じました…でも、更に神通化が進んでるみたい…」
翔子は事も無げに落ち着いた口調で答えた。
伊田は口を開いて絶句するしかない…
「でも…ありゃちっとヤベェ感じっすけどね…」
志村がその会話に割って入ったが、話を続けようとした時、
ブォォォォォォォン!!
という、象の威嚇の雄叫びが周囲に響いた。
身体がブルブルと振動するほどの轟音だ。
「うはっ!普通の人間ならこれだけで脳までぶっ壊れるぞ!」
伊田が両耳を塞ぎながら叫ぶ。
象が、神通化した武市のオーラに反応し、威嚇の鳴き声を発したのだ。
「普通の人間なら、その前に霊圧で御陀仏っすよ…てか源さん、ゴリラはともかく、あの黒いの何なんすか?」
志村が腕組みしながら余裕を感じさせる危機感のない声でそう尋ねた。
「あ、キバちゃんか…木林君って言ってな、冨ちゃんの親友だよ…正直、オレもビビってる…」
伊田の答えに、志村は、
「へぇ…しかし…どう見ても、ただ感化されただけじゃねえっすよね、あの力は…何かの神格の力を借りてるのはわかるけど…力の出処がオレ等とは違うように思うんすよね…よくわかんねっすけど…頑張ってんだけどなぁ…相性悪ぃよ…あいつに打撃は効かねぇみたいっすね…」
と、他人事のように余裕のある態度を崩さず、所見を述べた。
志村の所見通りの事を、木林も感じていた。
『ようわからんけど…何かビーチボールでサッカーしてる気分やな…手応えあるのに全然効いてないみたいや…前にも似たようなシチュエーションに遭遇したような気がする…その時は連発して何とかなったように思うけど、コイツ、デカ過ぎるんよ〜!!』
木林は疲労を覚え、一旦距離をとり、地上に降り立った。
「おい黒いの!頑張ってっけど打撃じゃ無理だ!斬れねぇのか、オメーの蹴りは!?」
志村が木林にアドバイスを送ってきた。
『斬る…?………あ、あ〜ん!そんな事、考えもつかんかった!目ぇから鱗ポロポロ落ちてくるこの気持ち!あの兄やん、外見はニワトリみたいな頭にもかかわらず、意外にも中身はソコソコ詰まってんよ〜!』
木林はそう心で思いながらも、
「ありがとう志村さん!やってみますわ!」
と、口角を上げた。
「お、おう…」
志村は思った。
何なんだコイツ…何笑ってんだ?
見た目より喧嘩慣れしてんのか?
はたまた、コイツも好き者か?
志村はそう思いながら、口の端から笑気が漏れるのを止める事が出来なかった…
フゥオオオオオ〜ン!
象の雄叫びに応えるように、また武市の雄叫びがコダマした。
それと同時に、武市がゆっくりと一歩を踏み出した。
ミシィッ!
ミシィッ!
武市が一歩踏みしめる度に、武市の体重とはかけ離れた、何か巨大なモノが歩くような霊圧が空間を震わせる…
ゆっくり、ゆっくりと、武市は象に近づいていく…
また、武市の身体から溢れる輝きがその光度を増し、武市の姿はその体格も相まって、輝く二足歩行のゴリラと呼ぶに相応しいシルエットを形作っていた…
ブォォォォォォォン!
象は威嚇しながらも一歩後ずさる。
象は完全に気圧されていた。
バキィッ!
という、何かが壊れたような音が響いた後、武市は一瞬で象の頭部に移動していた。
そのあまりの速さに、一同、そして象も身動き一つ出来なかった。
『ミミィ〜!!!』
武市の口から、また武市のモノとは思えぬ甲高い声が響いたと思うと、武市は片手で象の巨大な右耳をつかみ、それを自分の方に引き寄せた。
ブチンという音が響いた後、
ブォォォォォォォン!
という悲鳴を上げながら、象が二歩、三歩後ずさる。
武市の手には、象の右耳がしっかりと握られている…
「ひ、引きちぎりやがった…」
志村が、初めて声に汗をかいている…
木林は、
『あ、あ〜ん…普段はオレに引っ張れる立場にありながら、あのデカブツの耳を容易に引きちぎるとは…武市、オレのお耳は引っ張らないでおくれよ…しかし、打撃、斬撃…引き千切りという手段もあるのか…攻撃のバリエーションも考えなアカンなあ…』
と、心の中でつぶやいていた。
武市が引き千切った象の耳と、その傷跡からは、血液の代わりに黒いぼんやりした影のようなモノが溢れ始めた。
「あの影、この霊圧…あの象の中には無数の霊体が…いや、霊体の集合体なのね…」
翔子が呟いた。
それを知覚しているのか、武市は今度は両手で象の鼻を掴んでいた…
続く
武市の口から、輝きと共に、低音ハスキーである武市のモノとは思えない甲高く神聖な雄叫びが周囲に響いた。
「な、何や!?」
空中を駆ける木林の耳にも、その声は響いた。
見下ろすと、おそらく武市であろう全身が輝く異形の男が、象に向かって吠えている…
『アレ武市やろ!?あ〜ん、霊感ゴリラから進化して、ゴリ神様と思ってけつかってんよ〜!!』
木林はそう心の中で叫びながら、込み上げる笑気を堪えきれず、吹き出しながら空を蹴って、また象に攻撃を再開する。
「アレは神通化…おい翔子!お前知ってたのか!?」
伊田が驚愕の表情で翔子に尋ねた。
「ええ…数日前、彼は梳名家の祖神と通じました…でも、更に神通化が進んでるみたい…」
翔子は事も無げに落ち着いた口調で答えた。
伊田は口を開いて絶句するしかない…
「でも…ありゃちっとヤベェ感じっすけどね…」
志村がその会話に割って入ったが、話を続けようとした時、
ブォォォォォォォン!!
という、象の威嚇の雄叫びが周囲に響いた。
身体がブルブルと振動するほどの轟音だ。
「うはっ!普通の人間ならこれだけで脳までぶっ壊れるぞ!」
伊田が両耳を塞ぎながら叫ぶ。
象が、神通化した武市のオーラに反応し、威嚇の鳴き声を発したのだ。
「普通の人間なら、その前に霊圧で御陀仏っすよ…てか源さん、ゴリラはともかく、あの黒いの何なんすか?」
志村が腕組みしながら余裕を感じさせる危機感のない声でそう尋ねた。
「あ、キバちゃんか…木林君って言ってな、冨ちゃんの親友だよ…正直、オレもビビってる…」
伊田の答えに、志村は、
「へぇ…しかし…どう見ても、ただ感化されただけじゃねえっすよね、あの力は…何かの神格の力を借りてるのはわかるけど…力の出処がオレ等とは違うように思うんすよね…よくわかんねっすけど…頑張ってんだけどなぁ…相性悪ぃよ…あいつに打撃は効かねぇみたいっすね…」
と、他人事のように余裕のある態度を崩さず、所見を述べた。
志村の所見通りの事を、木林も感じていた。
『ようわからんけど…何かビーチボールでサッカーしてる気分やな…手応えあるのに全然効いてないみたいや…前にも似たようなシチュエーションに遭遇したような気がする…その時は連発して何とかなったように思うけど、コイツ、デカ過ぎるんよ〜!!』
木林は疲労を覚え、一旦距離をとり、地上に降り立った。
「おい黒いの!頑張ってっけど打撃じゃ無理だ!斬れねぇのか、オメーの蹴りは!?」
志村が木林にアドバイスを送ってきた。
『斬る…?………あ、あ〜ん!そんな事、考えもつかんかった!目ぇから鱗ポロポロ落ちてくるこの気持ち!あの兄やん、外見はニワトリみたいな頭にもかかわらず、意外にも中身はソコソコ詰まってんよ〜!』
木林はそう心で思いながらも、
「ありがとう志村さん!やってみますわ!」
と、口角を上げた。
「お、おう…」
志村は思った。
何なんだコイツ…何笑ってんだ?
見た目より喧嘩慣れしてんのか?
はたまた、コイツも好き者か?
志村はそう思いながら、口の端から笑気が漏れるのを止める事が出来なかった…
フゥオオオオオ〜ン!
象の雄叫びに応えるように、また武市の雄叫びがコダマした。
それと同時に、武市がゆっくりと一歩を踏み出した。
ミシィッ!
ミシィッ!
武市が一歩踏みしめる度に、武市の体重とはかけ離れた、何か巨大なモノが歩くような霊圧が空間を震わせる…
ゆっくり、ゆっくりと、武市は象に近づいていく…
また、武市の身体から溢れる輝きがその光度を増し、武市の姿はその体格も相まって、輝く二足歩行のゴリラと呼ぶに相応しいシルエットを形作っていた…
ブォォォォォォォン!
象は威嚇しながらも一歩後ずさる。
象は完全に気圧されていた。
バキィッ!
という、何かが壊れたような音が響いた後、武市は一瞬で象の頭部に移動していた。
そのあまりの速さに、一同、そして象も身動き一つ出来なかった。
『ミミィ〜!!!』
武市の口から、また武市のモノとは思えぬ甲高い声が響いたと思うと、武市は片手で象の巨大な右耳をつかみ、それを自分の方に引き寄せた。
ブチンという音が響いた後、
ブォォォォォォォン!
という悲鳴を上げながら、象が二歩、三歩後ずさる。
武市の手には、象の右耳がしっかりと握られている…
「ひ、引きちぎりやがった…」
志村が、初めて声に汗をかいている…
木林は、
『あ、あ〜ん…普段はオレに引っ張れる立場にありながら、あのデカブツの耳を容易に引きちぎるとは…武市、オレのお耳は引っ張らないでおくれよ…しかし、打撃、斬撃…引き千切りという手段もあるのか…攻撃のバリエーションも考えなアカンなあ…』
と、心の中でつぶやいていた。
武市が引き千切った象の耳と、その傷跡からは、血液の代わりに黒いぼんやりした影のようなモノが溢れ始めた。
「あの影、この霊圧…あの象の中には無数の霊体が…いや、霊体の集合体なのね…」
翔子が呟いた。
それを知覚しているのか、武市は今度は両手で象の鼻を掴んでいた…
続く