アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2016年04月04日

地元怪談シリーズ1『地下へ・・・』冨田武市

これは、ゴリラが職場の先輩S氏より聞いたS氏の友人の体験談である。
仮にA氏とする。
A氏は大阪府岸和田市のマンションで独り暮らしをしていた。
その日は友人と食事をし、夜中まで遊んで車で自宅のマンションに帰ってきた。
駐車場に車を停め、鼻歌交じりでエレベーターに向かう。
彼の自宅は三階であった。
エレベーターはA氏の待つ一階で停まった。
チンと音を立ててエレベーターの扉が開く。
仲には中年の賛成と女性、小学低学年くらいの女の子が乗っている。
どう見ても家族連れである。
しかし、こんな夜中に小学校の子を連れてるんやなぁとA氏は思った。
家族連れは何故か皆うつむいていて、暗い雰囲気である。
何か気の毒な状況なんかな?
とA氏は感じたという。
A氏はエレベーターに乗り込もうと思うが、何故か立ち入りにくい雰囲気である。
A氏が躊躇していると、父親らしき男性が、うつむいたまま人差し指で下を指さす。
ああ、下に降りるんやな。
何か立ち入りにくいし、先に行ってもらおうと
「あ、僕三階なんで、気にせんと先に行って下さい」
と言って先に行くように促した。
すると父親は、ああ、そうですかと言うようにペコッと頭を下げる。
母親らしき女性も続いて頭を下げる。
女の子はうつむいたままだった。
エレベーターの扉が閉まり、下に降りていく。
その様子を見ながら、A氏は違和感を感じた。

ここ・・・一階やよな・・・

A氏の背筋が一瞬で凍りついた。
このマンションンに地下はないのだ。

A氏は全力で外まで駆け出すと、携帯電話でS氏にその事をまくしたてたらしい。
ありえない事である。
しかし、エレベーターはあまりに自然に地下へ降りて行ったそうだ。
A氏はそれからエレベーターを使う事ができなくなり、階段でしか階を移動する事ができなくなった。
何か曰くがあるのか調べてみたらしいが、有力な情報は得られなかったらしい。
ちなみに、A氏はアルコール類は一滴も口にしていなかったという。
ゴリラ思うに、この家族が生きている者でない事は明らか。
ゴリラの私観であるが、うつむいている霊はこの世に対する未練が大きい。
しかも、その未練は何らかの公開であると思われる。
更に、この家族はこのマンションで何かの不幸に遭ったわけでもないと感じる。
あくまでも私観だが、マンションに原因があるわけでなく、当時のA氏とこの家族の波長が合致し、そのような形でA氏の前に起こった現象に過ぎない。
事実、A氏と同じ体験をした人もいないというし、このマンションで一家心中があったという話も無いのだ。
A氏はほんの短い時間だけ、非日常の世界に身を置いてしまった。
この家族はA氏に何を伝えたかったのか?
また、家族を乗せたエレベーターはどこに向かったのか?
それを知る術はないが、ただ一つ、A氏はその後数年そのマンションに暮らしたが
怪異に出くわすことも無く、引っ越した先でもそのような経験をする事もなく元気に生活している。
終わり





posted by kaidann at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元怪談

2016年04月16日

私的怪談シリーズ11 武市宅にて・・・  木林博喜

これは私達がまだ社会人になり数年経過したころの話です。
当時は私やこのブログを一緒に運営している冨田武市先生は
他の仲間数人とウイニングポストという競馬のオーナーブリーダーに
なり牧場を経営するゲームにはまりにはまっていました。
そして、当時はそのウイニングポストで自分達が生産した馬同士を
ブリーダーズカップで争わせ、独自にGTからGVまでレースを設定し
ポイントを設定し定期的に大会を開催し、武市先生は独自で新聞まで
発刊するというはまりっぷりでした。
そんな中週末にその何回目かのブリーダーズカップを控えていたある日
私は最大のライバルである武市氏の出来具合を偵察に行くべく彼の自宅に
お邪魔していました。
そして2階にある武市ルームにて【馬談義】を買ってきたポテトチップスに
私はコーラに武市氏はコーヒーを飲みながらしていると、コーラを勢いよく
飲み過ぎて熱い馬談義の最中ではありますが不覚にも尿意には勝てずお手洗いに
席を外しました。
2階にある武市ルームから階段を下り武市ファーザーと武市マザーがいらっしゃる
居間を横切りお手洗いに行くのですが、丁度不在であった武市氏のご両親のいつも
いらっしゃる居間を横着る時に私は、誰も居ないのは来た時から知っていたはずですが
視線を感じたので居間を見ました。
すると、子供?いや・・・やっぱり子供やよな?
と思うが白い・・・いや銀色?とも取れるおそらく全裸?
の子供がベッドに三角座りをしていてこちらを見ているのです。
私は目が合いましたが何やこいつと思い、しかし何か色変やん・・・
てか宇宙人?幽霊?お前生きてるんか?と思い三角座りの恐らく4歳?5歳?くらいの
銀色っぽい白い子供に興味はあったがここに来た時点で既に尿意に打ちのめされそうに
なっていた私は後ろ髪引かれまくる思いで、まずはお手洗いで尿を足しました。
そして、再度居間の前を通ると、子供の姿は何処にも在りませんでした。
なんやったんや・・・あの子供・・・
と思い武市ルームに戻り今のいきさつを話すと、その後帰宅した武市マザーに
武市氏が私が話した内容を話したみたいで、再度お手洗いに行くと(私はコーラを
飲むと尿道が短いのか立て続けにお手洗いが近くなる性質)武市マザーが「ひーちゃん(博喜
故に昔から皆にそう呼ばれていて)変なもん見たな〜うん、何かおるわ・・でも変なもんちゃうから
気にせんでええよ」
とおっしゃられ、えっ武市マザーが感じるという事は霊的なもんか?
俺は宇宙人かとも思ったよ〜と思いながら結構色々なものを【見て】はる
武市氏のお母さんが言うのならそうだろうと納得し霊感が張飛の知力並にしか
ない私にもたまにはそういう事もあるんやなあと思いながらその日はウイニングポストの
前哨戦を武市氏としてから帰宅しました。
あの後、もう何十回と武市ハウスにはお邪魔していますがあの白とも言える銀とも言える
全裸小僧とは会っていません。
しかしあの日だけ何で張飛の知力並の霊感しか持たない私の目に映ったのか?
それにはどういう意味があったのか?
あの全裸小僧は私に何かを訴えたかったのか?


それともただの気まぐれなのか?
それは永遠に解らないままです。

posted by kaidann at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元怪談

2016年04月20日

地元怪談シリーズ4 岬町のだるま亭 木林博喜

これは私の仕事仲間から聞いた話です。
彼の名を仮にTさんとします。
Tさん自身は霊感も何もない人なのですが
若かりし頃は良く心霊スポットなどに行くのが
好きで良く行っていたそうです。
そんな今から10年くらいまえの話で、その時の
心霊スポットめぐりがきっかけで、それ以降は
一切行くのをやめたとのことで、私もその
心霊スポットへ行くのをやめたきっかけを知りたくて
中々話したがらないTさんに少ししつこく聞くとやっと
教えてくれました。
以下はTさんから聞いた話です。
Tさんは当時、中の良い友人5人と心霊スポットめぐりを
しようという事で週末の夜、地元の心霊スポットに次々友人達と
足を踏み入れていたそうです。
その友人の中の1人にTさん曰く【霊感が異常に強いオカマ】の友人が居て
仮にその人をHさんとします。
Tさん達が次々心霊スポットに行くが結局、何も起こらず
面白くないなぁと言いながら最後のダルマ亭という元々料理屋であった
が当時から数年前に閉店し廃料理屋と化した料理屋が出るとの噂だったらしく
そのダルマ亭に忍び込んだとの事です。
中は汚く寂れた座敷や厨房があり全体的に外から入る明かりはのみで
暗く不気味ではあるが、結局何もないようなので料亭内の探索を皆で
開始したそうです。
すると友人の1人が地下へ行ける階段をみつけ皆で地下に行くことにし
地下に行くと殆ど明かりは無く隙間明かりはあるものの数十センチ先くらいしか
見えない明るさで地下に入り物色を繰り返していると友人の1人が
キャー!!と突然悲鳴を上げ皆がその悲鳴もとに集まると悲鳴を上げた友人が
何かいてる〜!
と言い前を指差しました。
元々肝の据わっているTさんがその何かに近づき良く見ると
ダルマの置物だったそうです。。
ダルマ亭にダルマがあるのは当然やろ?と皆で笑いながら
Tさんがさらに奥に進んで行くと他の友人たちは中々ついてこなかった
みたいですがTさんがそのまままだ奥に進もうとすると霊感が異常に強い
HさんがTさんに
それ以上行ったらあかん!あかんで〜!!やめとき!!
と凄い勢いで止められたそうです。
Tさんはいけるいけるとそれでも進もうとするとHさんは
お願いやからやめて〜!行かんどいて〜!と見たこともないくらい
本気で言うのでTさんは仕方なくそこで立ち止まり結局皆でダルマ亭を
出る事にしました。
そしてまだ若い男女+おかま1人の6人組は夜はこれからと
何も無かった心霊スポットめぐりの打ち上げなのか友人宅で
集まりしゃべったり飲み食いしたりしていました。
するとTさんは急に体調が悪くなりその夜40℃の高熱が出たそうです。
その時にHさんは青ざめた顔でTさんに
アンタそれで済んで儲けもんやで・・
アンタあの時私が止めな死んでたかもしれんよ
だってアンタの手から肩まで掴まれまくってたんやから
自分の意思で奥に進もうとしてたんちゃうんやから・・・
とHさんに真顔で言われたそうで
Tさんはそれ以来二度と怪談話に参加したり心霊スポットに足を
運ぶ事はしなくなったとの事です。




posted by kaidann at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元怪談
ファン
検索
最新コメント
<< 2016年12月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
タグクラウド
ホラー小説
プロフィール
さんの画像

私木林と冨田武市で当ブログを運営していきます。 2人とも大のホラー好きですのでホラー好きの方々仲良くして下さい。記事に関するコメントも遠慮なく頂ければ幸いです。
ブログ
プロフィール
写真ギャラリー

オカルト・ホラー小説 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ ホラー・怪奇小説へ
にほんブログ村
カテゴリーアーカイブ
関連サイト
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。