2017年11月15日
もしかして過多月経?経血量が多いならチェックしてみよう
生理のときの経血量が多いけど、これくらい普通なのかも…と思っていませんか。
でももしかしたら過多月経の可能性もありますよ。
もしそのままの状態で放置していると、貧血でふらつきやめまいが起きるかも。
女性の貧血の約6割は過多月経が原因と言われているんです。
また過多月経には子宮の病気が隠れている可能性もあります。
下記を読んで過多月経ではないかチェックしてみて下さい。
過多月経とは
月経血の量が多いことを過多月経と言います。
といわれたって、どれくらいが普通かなんてわからないですよね。
花王の調査によると、1回の月経期間の経血量は平均82.5gとされています。
多い日で1日に大さじ2杯、つまり30g程度。
1回の周期全部合わせて50〜100g程度とのこと。
基礎体温計測推進研究会によると、正常な経血量は20〜140gとのこと。
(http://kisotaion.org/ktap/index.htm)
ですのでその範囲内であれば通常量といえるでしょう。
過多月経チェック
以下のチェックに当てはまるようだと過多月経の可能性があります。
✓生理用品を1時間毎に変える必要がある
✓昼でも夜用ナプキンを3日以上使用する
✓経血に大きな血の塊(2〜3cm)が混じっていることがある
(レバーのような塊)
✓昔よりも経血量が増え日数も伸びた
過多月経の原因
過多月経は「機能性過多月経」と「器質性過多月経」に分かれます。
「機能性過多月経」
子宮に以上がなく病気もない過多月経。
女性ホルモンのバランスが崩れることでなる場合があります。
また原因がはっきりわからない場合もあります。
この場合、症状が重ければ薬物療法を行うことになります。
低容量ピルを用いることが多いです。
症状が軽い場合はホルモンバランスを崩す原因を取り除くことで
改善できる可能性があります。
ストレス・睡眠不足・食生活の乱れなど、
思い当たることがある場合はそれらを改善することから始めましょう。
「器質性過多月経」
子宮の異常や病気がある場合に起こる過多月経。
・子宮筋腫
・子宮腺筋症
・子宮内膜ポリープ
・子宮内膜増殖症
などの可能性が考えられます。
この場合原因となる病を治療することで過多月経も改善されます。
機能性、器質性、どちらの場合でも対処療法として
鉄剤とビタミン剤を処方されることがあります。
✻ ✻ ✻ ✻
もしチェックに当てはまるようであれば一度婦人科を受診することをおすすめします。
過多月経であることによって、もれないか心配で外出できなかったり、
何も手に付かなかったり、貧血で体調まで崩れたりしてしまうからです。
また過多月経に病気が隠れている可能性がありますので、
放置してしまうと悪化してしまうかもしれません。
その場合不妊の原因になることだってあるんです。
もしかしたら過多月経かも、と思ったら早めに受診するようにしましょう。
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