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2017年01月26日

外国産業財産権制度セミナー

かえるくんです

先日、1月25日、外国産業財産権セミナーに行ってきました。

会場は「ベルサール神田」という東京都千代田区にある貸会議

室です。

テーマは「インド知的財産制度のポイントと侵害対策」

以前、中国、インドネシア、マレーシア編を受講したことが

あります。

今回のインドについてはとても興味があり楽しみにしていました。

インドといえば、米国のスーパー301条の優先監視国にも指定

されている知財後進国の代表です。

講師の先生も前半は日本に長く住んでいて流ちょうな日本語で

話してくれましたのでとても分かりやすいものでした。

インドの特許法は、ちょっと特殊な部分もありますので非常に

興味深いものでした。特に原子力関連発明には特許を付与しない

とした第65条とその背景にある原子力法の存在は特許制度を

考えるうえで勉強になる話でした。

詳細は後日お話ししたいと思います。

KIMG0761.JPG





2017年01月20日

超初心者向け知的財産のお話し その70

かえるくんです

前回、米国のスーパー301条に触れましたので

今回も続きです。

JETROの報告書に2016年のスーパー301条の概略

があります。

優先監視国(The Priority Watch List)

中国、インド、アルジェリア、アルゼンチン、チリ、インドネシア
クエート、ロシア、タイ、ウクライナ、ベネズエラ

監視国(The Watch List)

バルバドス、ボリビア、ブラジル、ブルガリア、カナダ
コロンビア、コスタリカ、ドミニカ、エクアドル、エジプト、ギリシア
ガテマラ、ジャマイカ、レバノン、メキシコ、パキスタン、ペルー
ルーマニア、スイス、トルコ、トルクメニスタン、ウズベキスタン
ベトナム

知財保護にもっとも問題がある国に中国、インドという大国が

あるというのが知財権保護が抱える問題を象徴していると

いえます。まして中国の知財局は”世界5大特許庁”の一つ

にもなっています。近年は国際基準に近づけるような法改正

が頻繁に行われているのも事実ですがトレードシークレット

(営業秘密)やネットでの海賊版配布などで懸念も高まって

おり、また外国企業の市場進出に対して知的財産の現地化

を求める行為も認められるなど、同国への市場進出には

慎重に進める必要があるようです。

また、インドでは政府の知的財産保護の具体的成果が

みられないとの指摘がされています。


「2016年スーパー301条 報告書」が発表されたのが

2016年4月・・・・つまり、トランプ大統領を想定していない

状況なので【TPPの批准】が大きな前提となっており、

報告書の中にも【TPP】という単語が45回出てきます。

ですので「2017年スーパー301条 報告書」の記述が

どのように変わるのか気になります。





2017年01月17日

超初心者向け知的財産のお話し その69

かえるくんです

今回はフィリピンの知財保護環境についてお話します。

超初心者向けで。

こういった話は弁理士試験にも知財検定にも出てきませんが

弁理士としては必要な知識ですし、知財部社員として

備えたほうが良いものだと思います。

さて、【スペシャル301条】ってのがあります。

アメリカで制定された、『包括通商・競争力法』条項の一つ

で知的財産権を侵害しているとして国を特定し、是正を

求めるルールです。

金融関係では「スーパー401k」とかもありますし、

ネーミングがいかにもアメリカ的ですね。

2014年の【スペシャル301条】ではフィリピンは監視国から

外されましたが「通常時の対象」として監視される分野が

あります。

1. 知的財産権行使に実効性がない

2. 摘発や押収といった対策を強化しているが、蔓延して

  いる海賊版や模倣品の撲滅は不十分

という位置づけです。

率直に言えば、まだまだフィリピンをはじめ東南アジアの

国々は知財途上国といえます。

フィリピンの知的財産保護の種類は

1.著作権および著作隣接権

2.商標およびサービスマーク

3.地理的表示

4.意匠

5.特許

6.集積回路の回路配置

7.非公開情報の保護

フィリピンは上記の法整備は有しているので

事業展開する場合は知的財産の権利化が常に

望ましいです。




超初心者向け知的財産のお話し その68

かえるくんです

IoT関連特許について調べてゆくとFRANDというキーワード

に行き当たりました。

これって何かと調べてみると、あの超有名な訴訟が・・・

Apple vs samsung

この訴訟が話題になっているときは、勉強してなくて

わかりませんでした。

ただ、漠然と、特許権侵害の訴訟だと・・・

FRAND宣言とは

Fair & Reasonable & Non-Discriminatory な条件で

ライセンスをする旨の宣言。

FRAND宣言は業界団体にされるものです。

特許権を持つ企業がFRAND宣言をする理由は

1自分たちの持つ特許技術を標準技術にしてもらい

市場を拡大して儲けたい

2とはいえ、特許をただで使わせるのは嫌だ。

開発費もかかっているんだから。

という時に、高額ではない一定の特許使用料をもらいつつ、

団体として標準技術として認めてもらうためにする宣言です。

ただし、そこにはFRANDの”F”公正さ)が欠かせません。

この裁判では"samsun"に誠意ある対応があったのかが争点です。

判決では

「アップルが使用許可を求めたのに、サムスンは誠実に

交渉すべき信義則上の義務を尽くさなかった」として、

アップルに対する損害賠償請求は「権利の乱用に当たる」

として、過剰な損害賠償を認めず、適切なライセンス料の

支払いのみをすることとなりました。

こうしたFRAND宣言にかかわる争いでは大きな指針が

できたことになりました。















タグ:facet FRAND IoT

2017年01月13日

超初心者向け知的財産のお話し その67

かえるくんです

商標についてのお話です。

以前、マレーシアについての知財セミナーに参加した時

に聞いた話、というか訴訟になりましたので事件です。

この事件はJETROの報告書に詳細が書かれていますが

超初心者向けの」ブログですのでザックリとお話しします。

日本では、パンにつけるジャムなどで有名な

MEIDI-YA

はご存知だと思います。明治屋です。

当然、日本では商標権は取得れてていますが、全世界

となるとそうではありません。

マレーシアに 「Meidi-ya」という名前の

パン屋さんがあり、日本の明治屋が訴えたんです。

当然、歴史は日本の明治屋のほうが古いんですが

マレーシアで「Meidi-ya」を使ったのは現地のパン屋さん

です。

2つの商標の違いはこんな感じです。

index_tx01.gif

image15-300x224.jpg

両社の違いは大文字と小文字、そして三角形を合わせたロゴ

背景の絵(麦の穂)の有無などです。

争点は「マレーシアで最初に使った者が、マレーシア国外で

十分に確立されている長期使用の権利者に優先されるか。」

というところだそうです。

裁判では和解することになったようですが

控訴審で、その商標の最初の使用者である者に、悪意

の証拠がなかったこと、日本の明治屋がマレーシアで

”のれん”(営業権)も名声も持っていなかったこと、

および詐欺通用に依拠できないことを理由として現地企業

に有利な判断がされました。

確かに商標からは悪意とか騙してやろうという感じは

受けません。

また、現地ではおいしいパン屋さんとして評価が良い

見たいです。

これは2008年の訴訟です。

特許でも”世界公知”がスタンダードになっているように、

商標でもインターネットで世界中の商標やロゴをパクる

ことが簡単になっています。

東京オリンピックのロゴ問題でも、その点はクローズアップ

されましたが、今後は「自分の国では俺が最初!

というのが通じなくなっています。












2017年01月12日

超初心者向け知的財産のお話し その66

かえるくんです

最近の特許出願はPCTを使った国際出願が主流です。

国内出願もPCTで出願し、指定国を日本するケースも

多くなりました。

隣国の中国では実用新案権が簡単に取得できる上、強い

権利が与えられるために大変重宝されています。

中国における出願件数が爆発的に増加しているのは、

実用新案権の増加が大きく寄与しています。

今日はマレーシアについて、以前参加したゼミナーの

資料を基に話をしてみます。

マレーシアでも実用新案権が重宝されます。

理由は

・保護期間が特許同様で20年もある
 原則は10年だが請求により5年の延長が
 2回可能

・進歩性が要求されない

逆にクレームが一つしか認められないというマイナス

要素もあります。

出願人がPCTで特許出願し、進歩性を満たさないとして

国内移行段階で拒絶理由通知を受けた場合でも、

一定期間(6か月以内)に実用新案として出願変更すれば

権利化されることがあります。








2017年01月10日

グローバル知財戦略フォーラム2017

かえるくんです

年が明けても気が重いだけの年齢になってきました。

ブログ開設当初のように毎日の更新とはいきませんが

ある程度の頻度で更新を続けてゆきたいと思います。

特許情報のまとめサイトである

「特許業界・知的財産業界情報トップス」様からも

相互リンクの依頼がありましたので、励みになります。

今年の一回目のセミナー参加は

【グローバル知財戦略フォーラム2017】です。

2月13、14日の2日間、東京ドームホテルで開催されます。

昨年は渋谷での開催で少々交通の便が悪くなりましたが

大変興味深い話が聞ける場なので今年も参加します。




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