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2020年09月20日

「共食い」防止システム開発で期待感

決してハンニバルの話ではありません。


仕事柄水産関連の新聞など読んでいるのですが、マダコの研究についてご紹介します。


近年マダコは原料状況が悪く、相場が高止まりしている感じです。ビュンビュン動き回る魚と違って養殖も簡単そうな気がするのですが、上手くいっていなかったのが現状。


そこに期待感をあおる成果が出てきたのです。


マダコの養殖については、簡単に説明するとして大きく二つに分けられます。


@ふ化させてから稚ダコ(赤ちゃん)に育てる

A稚ダコから出荷可能なサイズに育てる


こんな感じでしょうか。


156個体の稚ダコから10カ月で73個体が生き残り、そのうち65個体は出荷サイズの500gに達したのです。


生存率は46.8%。しかも、そのうちの25個体は1kgオーバーにまで成長しました。


そもそも、飼育していく過程で「共食い」をしてしまうマダコ達なんですが、これが今までの洋食のネックになっていました。


今回の成果を発表した研究所は、マダコ浮遊幼生の飼育技術や給餌技術で、ふ化から着底まで最高96・1%と非常に高い生残率で人工稚ダコの生産を可能にしていました。


その先が課題となっていたところ、今回新たに開発した「共食いを防ぐ隔離飼育技術」によって上記の成果を上げたのです。


「タコ」は日本人にとってなじみの深い食材ですよね。海外では、食べるなんて信じられない!という国もありますが、近年は国内でも海外でもマダコの漁獲量の減少が問題となっていました。


世界的な和食ブームやシーフードの消費拡大も相まって需要は高いレベルで維持されており、安定供給を目指した養殖技術の開発に国内外から期待が高まっているのです。


さて、マダコの特徴ですが、

@成長が早く約1年で出荷サイズに達する

A餌料転換効率が高く食べた餌の約50%が成長に使われる
(ブリは約35%、クロマ グロは約15%)

B魚のように泳ぎまわらないため狭いスペースで飼育できる


こういった点が挙げられます。昔から有望な養殖対象種として着目されてきていたものの、人工的に稚ダコを作る種苗生産が困難なため、養殖技術の確立が長年実現していませんでした。


それもね、乗り越えて養殖するにあたってのふたつの難関をクリアしたわけですから、今後は体制を整えていけば安定供給のできる素材として市場に出てくるでしょうね。


いかがしんどいだけに、たこに期待でもしてみましょうかね。
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