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2019年12月30日

昆布がヤバい、海苔もヤバい、非常事態!

年末もヤバい食材情報です。ネガティブばっかりではないですが、それなりに情報を蓄えておいて交渉していかないと、なかなか利益貢献は難しいものですよ。


ターゲットは「昆布(こんぶ)」。鍋物や贈答品に使うコンブの出荷が最盛期を迎えているわけですが、和食に欠かせない食材ですよね。


今年の生産量は過去最低となることがほぼ確定。小売価格も過去最高値圏で推移するとみています。新物の収穫が始まったノリも全国的に生育が遅く、値段も高め。近年ずっとですね。温暖化などの影響で、モズク、ワカメなど食卓になじみ深い海藻の多くが不作となってしまっています。


日本のコンブの9割以上を生産するのが北海道。今年の生産量は1万2710トン、、、前年より2割減、過去最低となる見通しなんです。現場の話を聞くと「悪天候で出漁回数が減ったほか、天然コンブがうまく育たなかった」という状況。


コンブは冷涼な海を好む海藻で、晩秋に水温が下がると親コンブが海中に胞子を放出します。胞子は岩に付着して2年かけて大きく育ちます。温暖化による水温上昇でこの自然の再生産がうまくいかなかった可能性が指摘されています。海水を冷やす方法があれば、回復させられるって事なんでしょうかね。


その他にも、コンブ漁は重労働なわけで、高齢化によってコンブ漁家は20年間で半減。生産能力の落ち込みもかなり効いています。ここでも後継ぎ問題があるわけです。



全国の生産量は10年前まで2万トンを超えていたが年々減少(今年は約1万2700トン)。北海道の平均卸値も昨年は1キロ1,557円と過去最高値圏に上昇しました。今年も良質なコンブが品薄で値段も高い!という意見が問屋の愚痴です。


塩昆布とか好きですか?なかんか万能ですよね。「何は無くても塩昆布」は自分だけかもしれませんが、食品大手のフジッコは今夏、主力のコンブ製品を4〜10%値上げしましたね。おせちに必要な昆布巻きは2割値上げ。お菓子なんかでシレッと使われる、「容量を減らして実質値上げ」をしたメーカーもあります。


原料価格は年々上がっているわけですが「これ以上の値上げは、消費者離れを招きかねない」そういう加工会社の苦悶の表情が目に浮かびます。


三陸や瀬戸内海、九州の有明海などでは、ノリの摘み取りが始まりましたが、生産量日本一の佐賀県で、今季初の入札会の結果は、出品枚数は約8千万枚と平成以降最も少なかったことは新聞記事にもありました。まぁ業界紙ですが。


水温が高く、生育が遅れた、、、そう話す漁協の方も12月中旬以降、収穫は増えているという事ですが、卸値は前年より高いそうです。18日の2回目の入札会での平均単価は1枚15円32銭と、前年同期を1円57銭上回っています。「1円」と言えば大したことなさそうですが、6%くらいですよ!今回の消費税アップの2%の3倍!ヤバいですね。


日本海藻協会(いろんな協会がありますね)によると「日本は北のコンブから、南の海ぶどうまで、多彩な種類が育つ海藻王国」だそうです。和食ブームは、海外でもまだ成長ジャンルと言う記事を書きましたが、海外でも需要は堅調です。しかし沖縄のモズクや三陸のワカメ、ところてんの原料になるテングサなど多くの国産海藻が不作となっているのが現状。海藻類の衰退は「それを餌やすみかとする魚の減少にもつながる」わけで、非常事態だと認識しているのがこの業界です。


品種改良で、環境に合わせた海藻を開発していくしかないのかもしれませんね。水温、肥料(栄養塩)、光の3つが海藻類に必須なもの。環境を変えることは、影響が大きいような気もしますので品種改良が個の状況打破の糸口かもしれないですね。
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