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2018年11月10日
初めてイベントへ
「な、なんだこの威圧感のある団体は!」
そう思ったのは私が介護の仕事を始めてまだ一月も経たない頃のことでした。
地域の障害者が参加するイベントにヘルパーとして同行した時です。
訪問介護という職業の性格上殆どの場合が利用者とヘルパーの1対1の付き合いになる場面が多い。
そうでない場面でもせいぜい、御家族が一緒にいる場合だ。
でも、その日は違った。
障害者が50名ほど公園に集まっていました。
50名のうち、40名くらいが車椅子に乗っています。
障害者が50名いると、それとほぼ同数のヘルパーが同行しています。
車椅子に乗った人がそれだけ一同に会した姿を見るのはもちろん始めてでした。
普段生活していて街で車椅子に乗った人を見かけても、その多くは1人(ヘルパー入れて2人)です。
だから、ぶっちゃけ。。。
こんなに障害者っているんだな。
と、トンチンカンな感想を持ってしまいました(笑)
今となっては本当に沢山の障害者と関わってきましたから、その様な団体を見かけても「おぉ、団体で何かのイベントかな?」と思う程度のことでしょうけど、始めてみた時はびっくりしたことを覚えています。
恐らく、福祉に携わったことの無い人は避けて通ると思いますよ(笑)
変な意味じゃなく威圧感ありますから。
キューピー
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2018年11月01日
初めての研修2
せっかく書いたのに消えちゃった(笑)
文字打つの遅いから結構大変だったのに。
最初に行った利用者はヘルパーが朝に行くと、ベッド上で朝食を摂るのが日常だった。
ヘルパーがキッチンで朝食を準備して寝室へと運ぶ。
介護用ベッドで臥床しているので、上半身を起こすのはベッドの機能として可能だった。
嚥下能力に不安はないので、そのまま朝食を介助する。
上肢、下肢共に全廃なので介助と言う介助は全介助だった。
脳性麻痺で、身体の拘縮が強く、自分で動かせるのは首から上だけだ。
食事が終わるとトイレに行く。
もちろん、歩けないのでトイレまではヘルパーが移乗する。
先輩が布団を捲る。
情報としては四肢全廃とは聞いていたが、布団を捲ると言葉以上に説得力があった。
右手は肘関節が屈曲したまま動かず、左手は逆に伸展したまま動かない。
両下肢共に股関節屈曲、膝関節屈曲で固まっている。
仕事として初めて意識した。
どうやって、脱衣、着衣するのか。
引っ張っても大丈夫なのか。
一目見て簡単ではないと思った。
しかし、そんな予想に反して、先輩はいとも簡単に脱衣を終え、オムツも外し、着衣をし、トイレへと移乗を終える。
私の想像を遥かに超えた短時間での作業だった。
トイレに移乗し終えると、利用者が転倒しないようにして、外したオムツを処理し、ベッドメイクを済ませた。
トイレが済むと、次は下肢の着衣を済ませて車椅子に座る。
日中は車椅子に座って過ごすのだそうだ。
車椅子に座って、ダイニングテーブルにヘルパーと並んで座る。
そこで、改めて自己紹介をして、コミュニケーションをとった。
言語障害はあるものの、そこまで聞き取りも難しくはなかった。
人柄もサッパリした感じで、話すうちに緊張もほぐれてきた。
その後、せっかく人手が2人いるので(普段はヘルパーが2人いるのは入浴の時だけ)部屋の模様替えをしたいとのことで、模様替えをすることになった。
その当時は知らなかったことだし、今でもハッキリとしないことなのだが、ヘルパーの仕事にはしてはいけないことがある。
医療行為はもちろんできない。
(たまにやって問題になっているニュースを見る)
宗教に関することも基本タッチできないハズだ。
そして、日常的には行わない行為。
要するに大掃除だったり、模様替えのことである。
他にも営利に関係のある行為など。
実は禁止事項は多いのだ。
しかし、禁止されていることを全て完全にヘルパーが断るのは無理がある。
その辺の矛盾点も割り切らないとやってられない。
それを感じるようになったのはヘルパーを始めて1年以上経ってからだったと思う。
とにかく初めてだらけで戸惑いながら初日の研修は終わった。
時間にして10時間を超えていた。
この長時間に渡る介護は重度訪問介護独特の制度だろう。
在宅の介護においては高齢者介護では一回に10時間の介護なんてものはほぼあり得ない。
では、ホームヘルパーとして働くには高齢者介護より障害者介護の方が儲かるのか。
と、聞かれればなんとも言い難い。
何故ならば、恐らくではあるが、殆どの事業所において、高齢者介護と障害者介護ではヘルパーに支払う1時間当たりの給与が違うところが多いからだ。
なぜそうなるのかと言われると、国から支給されている事業所への介護報酬の単価が全然違うからである。
その辺の話も追い追い書いていこうと思う。
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2018年10月31日
初めての研修
重度訪問介護従業者養成講習が終了後、3日と空かずに仕事の予定が入った。
もちろん最初は先輩ヘルパーに同行しての研修期間だ。
会社から事前に仕事先の相手の情報をもらった。
氏名、年齢、性別、住所、障害の状態、簡単な人柄の説明、1日の生活のリズム、注意事項、介助の方法も端的に説明を受けたが口頭ではイメージが難しいので研修中に説明するとのことだった。
当日の持ち物に関しては会社説明の際に聞いていた。
持ち物意外にも服装や身なりへの配慮も説明を受けた。
いざ、当日、同行してくれる先輩ヘルパーは幸運にも年齢的には同級に当たる人だった。
気さくな明るい人、そんな印象を受けた。
利用者のお宅にお邪魔する前に
「礼儀には厳しい人だから挨拶はちゃんとした方がいいよ。」
とアドバイスを受けた。
いざ、インターホンを押す。
応答は無い。
それも、そのはずで、利用者は脳性麻痺で自分では動くことが出来ない人だ。
朝一で訪問すれば、それ以前に入っているヘルパーがいない限り自分たちで鍵を開けて入るしか無いのだ。
元より聞いていた鍵の場所から鍵を取り出して、解錠する。
ドアを開けるのとほぼ同時に声を出す。
「おはようございます。◯◯から来ました△△です。」
玄関を開けるとすぐに見えるのは廊下なので、どこに向かって挨拶しているのか一瞬戸惑いを受けた。
先輩に同行して廊下を進み、部屋のドアを開ける。
そこにはベッドで仰向けに寝ている女性の姿があった。
「お、おはようございます。△△です。今日はよろしくお願いします。」
緊張で少々辿々しい挨拶になった。
「はい、よろしくお願いします。」
当たり前だが、研修生が来ることは聞いていたらしく、ごくあっさりと受け入れられたことに多少の安堵を感じた。
先輩に促され、手洗い場を借りて、手洗いとうがいをし、各部屋を回ってカーテンを開けることから私のヘルパーの仕事は始まった。
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会社から事前に仕事先の相手の情報をもらった。
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当日の持ち物に関しては会社説明の際に聞いていた。
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気さくな明るい人、そんな印象を受けた。
利用者のお宅にお邪魔する前に
「礼儀には厳しい人だから挨拶はちゃんとした方がいいよ。」
とアドバイスを受けた。
いざ、インターホンを押す。
応答は無い。
それも、そのはずで、利用者は脳性麻痺で自分では動くことが出来ない人だ。
朝一で訪問すれば、それ以前に入っているヘルパーがいない限り自分たちで鍵を開けて入るしか無いのだ。
元より聞いていた鍵の場所から鍵を取り出して、解錠する。
ドアを開けるのとほぼ同時に声を出す。
「おはようございます。◯◯から来ました△△です。」
玄関を開けるとすぐに見えるのは廊下なので、どこに向かって挨拶しているのか一瞬戸惑いを受けた。
先輩に同行して廊下を進み、部屋のドアを開ける。
そこにはベッドで仰向けに寝ている女性の姿があった。
「お、おはようございます。△△です。今日はよろしくお願いします。」
緊張で少々辿々しい挨拶になった。
「はい、よろしくお願いします。」
当たり前だが、研修生が来ることは聞いていたらしく、ごくあっさりと受け入れられたことに多少の安堵を感じた。
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