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2019年03月22日

ヘルパーのプロ意識







矮小なヘルパーの思考


「○○君はプロ意識が高い!」
青天の霹靂よろしくなんの脈絡もなくその言葉を利用者から聞いた。
私の脳裏には当然疑問符が浮かんだが伏せ字にした○○と言う名字は私を指した訳ではないので、話を深く掘り下げようか悩んだ。
他人の高評価を聞かされるのはあまり得意じゃない。
それは私という人間の器の狭小さにも起因しているだろうがそれだけではない。
利用者が他のヘルパーを話題に出して賛否するということは、私に対して「こうなりなさい」「こういうことはしないで下さい」と釘を刺されているような気分になるからだ。
例えば「○○さんはとても仕事が丁寧」と言われると暗にあなたも丁寧な仕事を心掛けて下さい、と言われている様に思える。
逆に「○○さんは仕事が雑だ」と言われると、あなたも気をつけて下さい、と言われている様な気がする。
もちろん、どちらも素直に受け取って咀嚼すればいいだけの話なのだが、一度咀嚼してしまうと飲み込むことを余儀なくされる場合が多い。
飲み込むと今度は吐き出せない。
身体に吸収されるものなら良いのだが、必ずしもそれは自身に良いようになるとも限らないし、吸収されずに体内に蓄積されると次第に身体に害を成すかも知れない。
即ち、飲み込まない方がいいのだ。

今回の話は薬になる話だろうか、毒になる話だろうか。
要するに、悩んだ末に話を掘り下げてみることにしたのだ。

先ずは○○君に何が起こったのかを尋ねた。





事件の概要


ある日、介護保険制度での在宅訪問介護で認知症高齢者の男性を訪ねたらしい。
仕事上の面識はあり、○○君と利用者の関係は概ね良好だが、2人間には面識という言葉が一方通行的な言葉になる。
要するに利用者の男性は○○君をはっきりと認識して識別する能力が欠如気味なのだ。
これは別に珍しいことではない。
何せ、認知症が進むと、程度は異なれど、家族すら誰なのか分からなくなることもあるのは既に周知の事実である。
ヘルパーが介護しに訪問する目的は様々だが、身体的な介助が必要な人も居れば、身体は動かせるが、認知症や躁鬱などで家事などができない状態になっている人への家事援助なども含まれる。
○○君に限った話では無いのだが認知症の利用者宅へ訪問すると、利用者が誰が来たのか認識できない事が多い。
家族が帰ってきたのか、友達が遊びに来たのか、セールスの人か、行政の人か、ヘルパーなのか。
なので、時には門前払いの様な状況でなかなか家にすら入れないこともあるほどだ。
○○君は訪問後利用者の男性からジュースを出されたそうだ。
もちろん、害意ではなく好意からくるものだろう。
ただ、それは本来水などで希釈して飲むべきもので原液では飲まないものである。
それを○○君はこの男性に好意を無下に出来ないと飲んだ。
と言うのが今回プロ意識が高いと評された理由だった。


事の顛末を聞いた私は嘲笑を堪える羽目になった。




矮小ヘルパーの考察


なんだこの馬鹿げた話は。
いや、そこまでは言うまい。
○○君が自慢気にこのことを話したと言うなら兎角本人に注意しておきたいところだが、真意はわからない。

だが、私にこの話をした利用者には少し話をせねばならないと思った。
ヘルパーの至高の姿がこんな、好意を無下に出来ないという理由で自己を危険に晒すような誰も得をしない自己満足だと思われたのではたまったものじゃ無い。
○○君から聞いた話では無いので○○君の考えはわからないので、必ずしも彼を否定していると言う立場じゃ無いことを先に申し上げておこう。
あくまで、この自己満足の馬鹿げた行為をするヘルパーが居たならば、と言う話だ。
まず、本来は飲食物や金品その他の授受はヘルパーとして褒められない。
ただ、以前にも書いたかも知れないが、時と場合によってヘルパーと利用者の人間関係はサービスを実施する上でとても重要なファクターになる。
なので、なんでもかんでも断れば良い、とも言えない。
少なくとも私個人の考えの上ではと言う意味だが。
ただ、信頼関係を築くことを考えるなら、自分が我慢してわけのわからないものを飲むのは正解とは言えない。
相手に間違いを気付かせてあげるべきだろう。
しかし、今度の場合は相手が認知症高齢者である。
話によれば過去にも同じ事があり、間違えを指摘したが、その間違えを認識し続ける事が出来ずに同じ過ちを繰り返したそうだ。
それならば余計に話が早い。
毎度毎度筋書きのあるコントの様に同じやり取りを加えるか、自分の立場を盾に飲む事が許されていないとハッキリと断るのが良い。
なにせ、相手は飲み方の認識も覚束ないのだ。
少々冷静に断ったところで断られたことも覚えては置けない。
それに、たまたま飲もうと思えば飲めるものが差し出されたから良かったものの、それが醤油だったらどうするのだ。
まさか、断っては悪いと言ってコップ一杯の醤油を飲み干すわけにはいくまい。
それでは体調に害を成すどころか下手すれば救急車のお世話になり兼ねない。
どうせ飲めないものなら断るのだから飲めるものを断っても相手は良かれと思ってやっていることを断られたという印象には変わりないのに何故に飲むのか。
それはただの偽善であり、自己満足だろう。
醤油だろうが洗剤だろうが出されたものは飲み干して相手の笑顔を見て死ねるなら本望!と言うならばもはやそいつはただの阿呆だ。
マザーテレサが聞いてもガンジーが聞いても心の中で憐れむくらいのことしかしてはくれまい。

そこまでの話はもちろんしなかったが、○○君の行為は必ずしも褒められたことではないこと、そして、場合によっては健康状態も含めてトラブルの引き金になり得る行為だったことを私は利用者に告げた。

はてさて、願わくば○○君に私の考えが伝わらないことを祈るばかりだ。


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