自閉症、パニックなど複数の障害をもつ子育て＆私日記

昨日の続きを書き綴りたいと思います。

タカチャンの拘りは他にもあります。
ペットボトルの中身を空にする拘り。

2Lのペットボトルにジュースが入ってると
お腹を壊しても飲みきろうとします。

そしてコップを出してジュースを注ぐのですが
コップも1回使ったら2度と汚れたコップは使わない。

自閉症の子供の中には潔癖症のタカチャンのような子もいます。

親の私は大変です。一回使う度にキッチンがコップの山になって
洗い物がどんどん増えます。余計な仕事が増えます。

タカチャンはペットボトルの中身を空にしないと気が済まない
という拘りがあるのでジュースは一切買うのを止めました。

今では麦茶などお茶にしていますが
お茶でさえ飲みきろうとします。

味が美味しいとか、喉が渇いてるなどの理由ではなく
とにかくペットボトルの中を空にするという理由で
ペットボトルが空になるまで飲み続けます。

・そしてコップは一回飲む度に一つ使う。
・連続で飲む場合も 絶対に同じコップは二度は使わない。
・しかも並んでいるコップは全て無理してでも使う。

毎日、こんな状態が今ずっと続いています。

コップを隠せばパニックになり大声を出して泣き
お茶の量を減らして冷蔵庫に入れておけば
今度はもっと作れと私の手を引っ張りキッチンへ催促。

自分の思うように行動が出来ないと自傷行為で自分を殴る。
そしてTシャツを噛みボロボロにする。

このTシャツを見て下さい。これは3回ほど着用したTシャツですが
新品のTシャツでもすぐに噛んで穴をあけます。



Tシャツは穴があいても今は着せています。

噛んで穴をあけるのはTシャツとその下に着ているランニングを
同時に2枚とも新品でも初日に噛んで穴をあけてしまうので
毎日Tシャツとランニングを新品買うわけにもいきませんし

学校の先生にも理由を説明してるので体育用のTシャツも
いつも穴があいてるTシャツを着て体育の授業を受けています。

学校でもTシャツを噛むのは止めません。
服はいつもボロボロ。

私はいつも言います。「うちはウエス (Waste)製作所だね」
これが私の口癖です。

ウエスって知ってますか？
こういう仕事に携わらないと知らない人も多いと思います。

私は自営業で色んな仕事をしていたので
衣類の販売、中古機械の販売もしていました。

ウエス (Waste) とは、機械類の油を拭き取ったり
汚れ・不純物などを拭き取って綺麗にするために用いる布の事を言います。

ボロ布はウエスとして お金に多少なりともなります。

以前ここへ引っ越す前、もうすぐ2年経つので2年前の話ですが
家庭の事情で集落の方に住んでいました。

とにかく お金になる物は、生活のために何でも販売しました。
数年前の私の得意分野は 『 ゴミをお金に換える 』でした。

離婚して元夫に全部お金をとられ、自分の保険金の一部を解約して
ようやく手にした50万円で田舎に引っ越し部屋を借りてやり直した時でした。

タカチャンがTシャツをボロボロにしても
今でもボロ布は以前と変わらず とっておいて

換気扇の油汚れの掃除の時に 使い捨て用の
ボロ布が必要なので 今はそれに使ったりしています。

タカチャンはいつTシャツを噛むのを止めるのかな？

パニックを少しでも抑える為に本人が考えた事が
Tシャツを噛む、そしてグッと我慢する・・・・
そんな気がします。

タカチャンのお友達の中では自傷行為で
自分の腕を噛む お子さんがいます。

タカチャンは自分の腕は噛みませんが
グーで自分の腕や足を殴ります。

どうしても脳の中のパニックを抑えるには
自分を傷つけるか物を噛んで破いたり壊したりするしか
抑える方法がないんだと思います。

医者から処方されてる薬を毎日飲んでいても
パニックはあります。

ただ薬を飲んでる時の方がパニック時の
暴れ方が弱くなるので、やはり薬はあまり効かなくても

飲ませた方が大声を出す回数が減ったり
近隣トラブルを防ぐのに効果的だと私は思います。

私はタカチャンが中学生になってから
ほとんど毎日、睡眠不足状態で体がハッキリしない
毎日を送っています。

タカチャンも自閉症障害になりたくて
生まれてきたわけではないので

彼が成人するまでまだ年数はありますが
責任をもって途中で投げ出したりせず
私は頑張り続けないといけないなと思っています。

自閉症障害やパニック障害、自傷行為、多動症の
お子さんをもつ親御さんたちも

それぞれ、症状が違うと思いますが
人それぞれ個性がありますので

親も倒れそうになる時もあると思いますが
お子さんのためにも倒れず頑張り貫いて下さい。

こんな鈍感な私でさえ、続かないとか
倒れそうだとか弱音を吐く時が、やはりあります。

他にもタカチャンの自閉症の拘り行動はありますが
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。