2020年05月25日

体に負荷をかけない「自然な歩き方」を身につける方法をプロのヨガインストラクターが語る

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人間は小さな頃から親や周囲を観察して歩き方を学び、成長するにつれて見よう見まねで歩き方を身につけます。しかし、文化的な理由や習慣などから、無意識のうちに骨盤や腕の動きが本来の歩き方と違っている可能性があると、ベルリンでヨガ指導者を育成する学校を運営するヨガインストラクターのタチアナ・メサール氏が主張しています。

メサール氏は人間の動きを科学的な側面から研究し、さまざまなトレーニング方法を考案する人物。解剖学や物理学など、人間の動きの研究から得られた経験的・科学的知見を集めた参照システム、Axis Syllabus(アクシスシラバス)を活用する中で、メサール氏は多くの人々が「自然な歩き方」を実行できていないという結論に至りました。

「私たちの歩き方に関する重要な要素の1つは、右手と左足、左手と右足をそれぞれ同時に動かすことです。しかし、文化の影響を大きく受けた歩き方はバランスが悪く、体に必要以上の負荷がかかってしまう可能性があります」とメサール氏は述べ、自然な歩き方を身につけるための3つのトレーニングを提案しています。

◆1:正しい動きのパターンを探る
まず立った状態で、腕を前後に振って骨盤を左右に揺らします。膝が弾むような感覚を感じられたら、右手と左足、左手と右足をそれぞれ同時に前に振るようにして歩きます。全身をリラックスさせ、腕を振ることを意識するのがポイント。「違和感があっても気にしないでください。古い動きのパターンを忘れて新しいパターンを学ぶのは、最初はいつもぎこちないものです。練習を繰り返すうちに、歩き方が自然になっていきます」とメサール氏は述べています。

実際にメサール氏が「自然な歩行」で歩いている様子は以下のムービーで確認できます。

https://www.instagram.com/p/BuerRuxhYMB/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=embed_video_watch_again

◆2:頭の位置を正す
歩き方の問題で多くを占めるのが、頭の位置です。歩きながらスマートフォンを見る人が増えたことから、頭を前に傾け下を向きながら歩く人が多くなっているとメサール氏は指摘。「頭はおよそ6〜8キロの重さですが、頭を前に傾けることで20キロ近い負荷が肩や首にかかります。頭を肩の真上に置いて、あごが地面と平行になるようにすれば、その重さは足と地面に分散されます。頭を真っ直ぐにして、下ではなく前を見ましょう。また、下あごの力を抜いて、口を少し開けて、舌の付け根をリラックスさせてください」とメサール氏は述べています。

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◆3:足の置き方を意識する
歩くときの足の置き方も重要なポイント。メサール氏によると、正しい足の運び方は「足を転がすようにして歩くこと」だそうです。最初にかかとの中心を地面につけ、次に外側の端を転がすようにしてから足の小指を地面につけます。そして最後に親指を置く、というのがメサール氏が述べる正しい歩き方です。

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なお、すでに身についている歩き方を短時間で無理に変えようとするのは逆効果で、無理なく時間をかけて自然な歩き方を模索することが大切だとメサール氏は述べています。

2020年05月24日

一刻も早いワクチン完成のため、世界中から2万人以上の人々が新型コロナウイルスを感染させる治験に志願

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自らコロナウイルスの感染試験を志願した世界中のボランティア

世界中の科学者たちが新型コロナウイルスに効くワクチンの開発を急ピッチで進めている。こうした動きを支援するために、今大勢の人たちが自らウイルスに感染する治験に志願しているそうだ。

 「1 Day Sooner」というキャンペーンでは、ワクチン開発を迅速に行うため、健康で比較的リスクの低い成人に「ヒト感染試験(human challenge trial)」への参加を呼びかけた。

 その結果、5月24日現在、102の国から25104人のボランティア志願者が集まっている。

意図的にコロナウイルスを感染させる治験

 一般に治験では、開発中のワクチンを数千人に接種して、その結果を非接種グループと比較し、安全性と効果が確かめられる。

 だがこの場合、ワクチンを接種された人たちがウイルスに接触するかどうか確実ではないという問題がある。ウイルスが接触しなければ、ワクチンが効果を発揮するのかどうか判断することはできない。

 1 Day Soonerのサイトには次のように説明されている。

こうした従来の治験では、ワクチンが接種された後、参加者は帰宅し、普段の生活を送りながら実社会において予防効果があるのかどうか確かめられます。

しかし参加者のうち、病気に接触するのは一握りであるために、ワクチン接種グループとプラセボグループとの違いを明らかにするには、それだけ大勢の参加者とかなりの時間が必要になります


しかしヒト感染試験では、自らの意思でウイルスに感染してくれる人が100人いればいい。それだけの参加者がいれば、ワクチンの効果と安全性をすぐに確かめることができるのだ。

 こうした取り組みは、過去にも腸チフス、コレラ、天然痘、デング熱、ジカ熱などでも行われてきたという。

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治験のリスクを最小限に

 もちろん新型コロナにあえて感染してもらおうというのだから、リスクがあるのは明らかだ。そこで、1 Day Soonerではそれを最小限に抑える対策が講じられている。

 まず参加できるのは、基礎疾患のない20〜45歳のボランティアだけだ。さらに、実際に参加するボランティアは、仮に治験に参加しなかったとしても感染リスクが高い人たちになるだろうという。

 治験が始まれば、参加者は隔離され、コントロールされた環境で常時健康がモニターされる。そしてワクチンが功を奏さず感染が確認されれば、高度な治療が行われる。治験開始までに治療薬が手に入れば、それも提供されることになる。



世界各国から25000人以上が参加申し込み

 1 Day Soonerに参加を申し込んだからといって、法的な義務が生じるわけではない。それでも現時点(5月24日現在)で、102か国から25104人のボランティア志願者たちが登録している。

 ちなみに1 Day Soonerとは、「1日でも早く」という意味だ。統計モデルによれば、ワクチンの完成が1日早まっただけで、7120人の命が救われるという。3ヶ月早めることができれば、60万人の人たちが助かることになる。

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参加希望者は25000人を超える(1 Day Soonerのページスクリーンショット)

アメリカとイギリスで実施された2種の新型コロナワクチンに関する予備調査では、深刻な副作用なく人体に抗体反応が生じることを示す有望な結果が得られているという。

 これに加えてヒト感染試験が行われれば、ワクチン開発だけでなく、効果のないワクチン候補の除外もスピードアップできると専門家は考えている。

なぜ中国人は単なる「お湯」を好んで飲むのか?

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中国人はお茶だけでなく、何も入っていない単なるお湯である「白湯(さゆ)」を好んで飲む習慣を持っています。

白湯を飲むという行為がどのようにして定着して文化となったのか、中国文化に関するYouTubeチャンネルGoldthreadがムービーで解説しています。



中国のレストランでほぼ必ず見かけるのが、「白湯を飲む」という光景。
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中国人は白湯が大好きで、空港には魔法瓶用の給湯器も設置されています。
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西洋人は冷たい水を好みますが、中国人は白湯を好みます。「白湯を飲む」というのはもはや中国人のステレオタイプともいえます。
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中国文化を専門とするZhang Guowei教授によると、白湯を飲む習慣は、複数の理由から長い年月の中で次第に中国に定着した文化とのこと。
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理由の1つは、「寒さ」です。「暖气」と呼ばれるセントラルヒーティング文化と綿衣類が普及する以前、冬の寒さは中国人にとって辛く厳しいものでした。白湯を飲む習慣は、体を暖めるために定着したというわけです。
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別の理由は、「殺菌」です。古代の中国人は河川などから水を得ていましたが、そのような水は雑菌の温床で、そのまま飲むと病気になります。中国人にとって最も手軽な殺菌手段が「お湯を沸かす」ことだっため、白湯を飲む習慣が普及していきました。
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しかし、白湯を飲む習慣を定着させた最大の理由は、中国に伝わる「伝統医療」です。中国には、「健康は体温に関係している」という根強い信仰があります。
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中国人医師のCinci Leung氏によると、中国最古の医学書とされる黄帝内経には、「冷たい水を飲むと、内臓の正常な機能が妨げられる」と記載されているとのこと。
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また、中国思想の1つである陰陽では、「お湯を飲むと体内の脾臓や胃などの陽に属する臓器に力が満ち、食べ物の消化・吸収能力が高まる」と解釈されます。
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中国人は「内臓が適切に機能していれば、健康面の心配は要らない」と考えるため、内臓を健康にする「白湯を飲む」という習慣が重要視されるようになりました。中国では伝統医療が一般的であるため、白湯を飲む習慣は揺るぎない信仰のようなもので、健康にとって大事なことだと教わります。
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しかし、薪(まき)などの燃料が高価だった時代には、白湯は誰もが飲めるものではなく、金銭的な余裕がない場合は、病人や老人、妊婦だけが白湯を飲んでいました。
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19世紀になると、白湯専門の喫茶店が登場。ほとんどの人が白湯を飲めるという時代が訪れます。
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1930年代には当時の中国政府が「新生活運動」という政策を実施。国民に衛生に注意するよう促し、白湯を飲むことを奨励しました。その結果、白湯文化は中国に完全に定着します。
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毛沢東もエナメル製のマグカップで白湯を愛飲していたことが知られています。
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1952年には共産党政府が公衆衛生推進運動を実施。白湯を飲むことを奨励しました。
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この運動では、白湯を飲むことを奨励するポスターが学校に配布され、視覚的に白湯を飲むことが推奨されたとのこと。
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現代の中国では全ての企業にラウンジや休憩室があるわけではありませんが、熱湯を注いでくれるウォーターディスペンサーは至る所に存在します。
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そういうわけで、汗ばむような暑さの中でも魔法瓶からお湯を飲んでいる中国人を見かけるというわけです。
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posted by kazu at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国文化
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