アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2019年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
マフィンさんの画像
マフィン
活字中毒。 ホラー、ミステリー、サスペンスの傑作小説や映画、テレビドラマをご紹介します。好きな作家はスティーヴン・キング、クライヴ・バーカー、トマス・ハリスなど。ご紹介するのは同性愛を扱ったものが多いです。腐女子。
プロフィール
日別アーカイブ

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2019年11月09日

グラナダTV「シャーロック・ホームズの冒険」歴代一位!ジェレミー・ブレットによる原作通りのホームズ





1984年からイギリスのグラナダTVで放送開始された

「シャーロック・ホームズの冒険」
をご紹介します。

映像化された無数のホームズものの中でもまさに金字塔的名作です。

ストーリーもキャラクターも原作に忠実に製作された

TVシリーズで全41話が放送されました。

その魅力は何でしょうか?



ヴィクトリア朝後期のロンドンを忠実に再現


グラナダTV版のように、

原作通りの19世紀末ヴィクトリア朝後期の時代設定も面白いです。

当時のロンドンの様子が忠実に再現されていて

例えば、番組の中でホームズが使用している家具等も

わざわざ当時の時代の家具を探してきて使用しているのだそう。

部屋の壁紙やカーテンなどのテキスタイルも見ていて楽しいし

登場人物のまとう裾の長いふんわりしたスカートのドレスや

様々なデザインの帽子、当時のヘアスタイル、

シルクハット、ステッキ、馬車、



オイルランプ、壮麗な貴族の豪邸などなど

ヴィクトリア時代の生活の様子がうかがわれて、とても楽しいです。

特に秀逸なのは、電灯のない当時のロンドンの夜の暗闇。

薄暗いぼんやりした明かりを投げ掛けるガス灯、

自分の手さえ見えない深い濃霧、

そこにうごめく怪しい人影、

不気味に反響する石畳を徘徊する正体不明の靴音……

電灯の明るさに慣れた現代人が忘れた

恐怖を誘う夜の闇が描かれています。

同時に、

産業革命の負の部分である貧困層やストリートチルドレンなど

犯罪が横行する当時のロンドンの影の部分も背景として描かれ、

ホームズの扱う事件の

バックグラウンドを効果的に演出しています。

また、番組のエンディングでは

小説が出版された当時の

シドニー・パジットの挿し絵が紹介されているんですが

番組中でのショットと同じ構図になっていて、

番組の原作を大切にする姿勢が伺われます。

シャーロック・ホームズの冒険[完全版]DVD SET1 [ ジェレミー・ブレット ]


(2019/11/9 13:36時点)
感想(12件)




原作に忠実なホームズのキャラクター





ホームズは、天才的頭脳の持ち主でありながら孤独で神経質

コカイン中毒で、精神的に不安定な部分もあり、

法律も結構平気で破る(^^;

戯れに、自分の部屋の中で発砲して壁に穴を開け

当時のヴィクトリア女王のイニシャルを弾痕で描いて遊ぶ…

そんな原作通りのキャラクターになっています。

ホームズ役のジェレミー・ブレットが本当に素晴らしいです。

神経質で近寄り難い、

でも時に子供みたいでとてもチャーミングなホームズを

実に魅力的に演じています。

BBCのテレビドラマ「シャーロック」で

ホームズを演じたカンヴァーバッチも

ジェレミー・ブレットのホームズを演技の参考にしたそうです。


私は今まで沢山の俳優が演じるホームズを見てきましたが

ジェレミー・ブレット以上のホームズを知りません。

彼が演じるホームズは、1993年には

英国郵政省発行の記念切手シリーズにも採用されています。



穏和で頼りになる英国紳士ワトソン




ワトソンについてはシーズン1では、快活で陽気、

好奇心旺盛なキャラクターとなっていますが

シーズン2からは、俳優も変わると同時に性格も変更され、

シーズン1のワトソンよりは

落ち着いていて穏やか、思慮深いキャラ設定になっています。

精神的に不安定な所のあるホームズを支える心強い癒しの存在です。


謎解きとストーリーの魅力


「シャーロック・ホームズの冒険」の魅力には、

謎解きとストーリーの面白さもあります。

謎解きについては、近年、

原作のホームズの推理の誤りなども指摘されていますが

その分を差し引いても物語としての抜群の面白さがあります。

人間の本質に対する深い洞察があるからこそ、

こうして長く愛されているんだと思います。



まとめ:キャラクターもストーリーも背景も秀逸!!!


登場人物もストーリーも時代考証も抜群な素晴らしい作品です。

まずはレンタルか、アマゾン・プライムやゲオの無料配信サービスとかで、

とにかく一度ご覧いただけたらきっと喜んでいただけると思います。



【送料無料】シャーロック・ホームズの冒険 全巻ブルーレイBOX/ジェレミー・ブレット[Blu-ray]【返品種別A】


(2019/11/9 13:48時点)
感想(0件)





■動画配信サービスの口コミ記事はこちら


※最後まで読んでいただきましてありがとうございました(*^▽^*)








※当サイトは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

2019年11月03日

スティーヴン・キング『シャイニング』、続編『ドクター・ スリープ』の感想


幽霊屋敷を描いた小説は世に沢山ありますが

スティーヴン・キングの有名な幽霊屋敷ものは、

『ブラックハウス』と『シャイニング』。

『ブラックハウス』はピーター・ストラウブとの共著なので

キング節を純粋に楽しめるのは、『シャイニング』です。

今回は、スティーヴン・キングの初期の作品『シャイニング』をご紹介します。


シャイニング(上)【電子書籍】[ スティーヴン・キング ]


感想(0件)





『シャイニング』のストーリーは


主人公ジャック・トランスの息子ダニーは、

シャイニング(=輝き)を持っています。

小説中で言う「輝き」とは、幽霊が見える力のこと。

ジャックは息子ダニーと妻と共に

冬季閉鎖中のホテルに滞在することになりますが、

そこで彼らを待ち受けていたのは、

強大な力を持つ邪悪な幽霊たちでした……。




主人公ジャックのアルコール依存症


スティーヴン・キングは、若い頃アルコール依存症だったそうです。

この作品はそんな彼の経験が生かされた作品です。

別の本の中でキングは「アルコール依存症の人間に酒を飲むなと言うのは

酷い下痢に苦しんでいる人間に『出すな』と言うようなものだ」

と言ってますが、

何と素晴らしい表現でしょう!(笑)

アルコール依存症から抜け出すことの難しさがよく分かりますよね!

人生長く生きてると本当に自分でもどうしようもなく、

なす術もなく墜ちていく時期ってあるよなあ〜と思います。

経済的に行き詰まり自分を信じることもできず、

でも、家族は養わなければならず…

強いストレスに苦しんでついついアルコールに救いを求めてしまう…

アカンやろとは思いますが、

辛いときに救いを求めたくなる気持ちはよくわかりますよね。

『シャイニング』は人間の弱さに対する

キングの優しさが感じられる小説です。


スタンリー・キューブリック監督、
ジャック・ニコルソン主演の映画「シャイニング」





小説『シャイニング』は何度も映画化されています。

1980年のスタンリー・キューブリック監督

ジャック・ニコルソン主演の映画『シャイニング』はとにもかくにも、

お父さん役のジャック・ニコルソンが強烈でした。怖すぎます(笑)

お母さん役の女優さんも顔が怖い(^^;

そして、大量の血糊の奔流。視覚に訴える不気味さがてんこ盛り。

双子の女の子のシーンもゾッとします。

(この双子のシーンは

ヒグチユウコさんが描いた絵画でも有名ですよね。)


237号室の幽霊のシーンは本当に背筋が凍りました。

小説とは登場人物のキャラクターが違いますが、見た目のグロテスクさ

独特の映像センスが光る名作ホラーです。


1997年製作TVドラマ「シャイニング」


スティーブン・キング シャイニング 特別版 [ レベッカ・デモーネイ ]


(2019/11/3 11:56時点)
感想(2件)




1997年にリメイクされたTVドラマは、

絵的にもキャスティング的にも前作映画より綺麗目です。

映像的な気持ち悪さは半減し、

その分悲しさと優しさがプラスされています。

原作に近いリメイク版です。

スティーヴン・キングにも好評でした。


そして続編『ドクター スリープ』へ


『シャイニング』から36年後の主人公を描いた続編です。

『シャイニング』時点で5歳だったダニーは

『ドクター・スリープ』では41歳。

ダニーは、ホスピスで働き、

死を目前にした人々を支える仕事をしています。


『ドクター・スリープ』をいきなり読むよりは、

まず『シャイニング』を読むのがオススメです!

キングの若い頃の作品って、本当に力強さと勢いがあるんですよね。

最近の作品も良いけど、若い頃の作品は格別です。


因みに『ドクター・スリープ』も映画化されました。

日本でも2019年11月29日に公開されるそうです。




ドクター・スリープ 上 (文春文庫) [ スティーヴン・キング ]


感想(1件)




ドクター・スリープ 下 (文春文庫) [ スティーヴン・キング ]


感想(0件)




シャイニング(上)【電子書籍】[ スティーヴン・キング ]


感想(0件)




シャイニング(下)【電子書籍】[ スティーヴン・キング ]


感想(0件)





■動画配信サービスの口コミ記事はこちら


■アマゾン・プライムの特典とメリット、デメリットはこちら


※最後まで読んでいただきましてありがとうございました(*^▽^*)








※当サイトは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。