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マフィン
活字中毒。 ホラー、ミステリー、サスペンスの傑作小説や映画、テレビドラマをご紹介します。好きな作家はスティーヴン・キング、クライヴ・バーカー、トマス・ハリスなど。ご紹介するのは同性愛を扱ったものが多いです。腐女子。
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posted by fanblog

2020年04月25日

『ステップフォードの妻たち』アイラ・レヴィンが書いたノンストップサスペンス小説の感想

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今回は読ませる力が抜群に強いアイラ・レヴィンの

『ステップフォードの妻たち』
をご紹介します。

このサスペンス小説は、とにかく一旦読み始めたら止まらない!

最初のページを開いてから一気に最後まで読んでしまいました!



あらすじ


ジェイミーはコネチカット州ステップフォードに

夫と子供達と共に引っ越してきた。

ステップフォードは居心地のよい町のようだった。

しかし、ジェイミーは近所の妻たちに物足りなさを感じるようになる。

近所の奥さま連中は皆、家事に夢中で夫に従順。

個性がなく、まるで生きている感じがしないのだった。


夫と妻の仁義なき闘い


女性の主人公がトラブルに巻き込まれ被害者となるストーリーで、

表面上は男性が勝者の立ち位置にいます。

でも、全然勝っている感じはしません。というか、

アイラ・レヴィンって、奥さんで苦労してるのかな?

かわいそうにって思ってしまう(笑)。

『ローズマリーの赤ちゃん』の場合は妊婦の情緒不安定さ、

『ステップフォードの妻たち』の場合は、ウーマンリブにかぶれた女性の

鼻息の荒さに振り回されて疲れ果てた夫(男性)の悲哀を感じます(笑)

アイラ・レヴィンに「お疲れ様」と言いたいw


怒濤の展開と衝撃の結末


この小説の、うっかり迷路に踏み込んでしまって、

どんどん深みにはまり袋小路に陥ってしまう感じは

パトリシア・ハイスミスの「太陽がいっぱい」を思い出します。

最初の内、主人公はほとんど違和感を感じません。

でも、その違和感が次第に大きくなり、

加速度的にどんどん危機感が強まっていって、

最後は錯乱状態に陥ってしまいます。

そのストーリーの流れ、心理的変化の過程が実に巧みで驚きます。


ラストのオチはちょっと納得できないと感じる方もいるかもしれません。

1972年初出の作品なので、

1972年当時は読者に受け入れられるオチだったのかな?

それでも、スリルが楽しめる優れた作品であることに変わりはありません。


2004年ブライアン・フォーブス監督映画「ステップフォード・ワイフ」
美しいファッションに注目!


ステップフォード・ワイフ [ ニコール・キッドマン ]


感想(0件)




映画は、原作とはほぼ全くの別物といっていいかと思います。

原作はサスペンスだけど、映画はおとぎ話のようなコメディ作品になっています。

ニコール・キッドマン、グレン・クローズ、

クリストファー・ウォーケン、ベッド・ミドラー、


マシュー・ブロデリックなどそうそうたる実力派揃いのキャスティングです。

1972年発表の原作には登場しなかったゲイのカップルも新たに登場。

この辺りは時代を反映してますね。

加えて、ラスボスを女性にすることで、

原作のように「男性対女性」という構図を避けています。

原作にあったディズニーに関するの部分はすっぱり削除されてましたね。

商業的な意味で、大人の事情でしょうね。

原作のような扱いでは、ディズニーにとって良いイメージにならないと思うので(^o^;)。


小説にはない映画の魅力としてはファッションがあります。

ニコール・キッドマンのバービー人形みたいな美しさに、

花柄やふんわりした風合いのドレス、

かわいいハイヒール、お花がふんだんに飾られた豪邸、カラフルなスウィーツ。

完璧な夢の世界を堪能できます。


ま と め


『ステップフォードの妻たち』は、ノンストップで読ませるサスペンス小説の名作です。

次第に追い詰められるスリルを堪能してください!


※最後まで読んでいただいて、ありがとうございました(*^▽^*)


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