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2015年09月19日
季節の便り −− サギソウ(鷺草)
東京西部の立川市、昭和記念公園の一隅で、
今年もサギソウが見られるという。
新聞でそれに目がとまったのは7月の終り頃だったか。
天候などに恵まれぬまま、9月になってやっと公園を訪れた。
「サギソウ花壇」とあって、なるほど数多くの株が栽培されていた。
2015/09/05 撮影 於、昭和記念公園
サギソウはラン科の多年草、別名サギラン、とも。
草丈は20〜50cm。
単立する茎の先端近くに1〜3輪の純白の花を咲かせる。
開花期は7月〜9月。
花の径は3cmほど。
花の香りはほとんどない。
1時間半ほど夢中で接写、
ひたすら白鷺の羽を広げたような姿を追う。
木枠の大きな長方形の浅い花壇で、足腰にはこたえる。
栽培者たちがしきりとホースで水やりをする。
サギソウは、平地や山麓の湿地に自生する野生ラン。
栽培ランでは水苔(みずごけ)を敷きつめて、水やりが命。
2015/09/05 撮影
サギソウ、
この原産地は、日本の本州・四国・中国、それと朝鮮半島の一部。
ただ、かつてはほぼ全国に分布していたけれども、
現在では自生のものはほとんど見られない、といわれる。
環境省のリストでは準絶滅危惧種に指定されている。
なんとか自生のものが見られないか、と願う気持は今も募る・・・
2015/09/05 撮影
飛翔する白鷺の姿とみえる部分は花冠、ラン科の花特有に3裂して、それぞれが唇弁(しんべん)と呼ばれる花びら。
この後方に、側花弁と呼ばれる花びらが2弁。
このサギソウ、しかし花もちはさほどよくなく、1つずつは開花して4〜5日で枯れてしまう、という。
さて、地中では、株の基部から太い根が少数つくが、根によく似た2〜3本の地下茎があって、その先端に1個ずつ新しい球根がつく。
秋には、地上部と古い球根が枯れ、新たにできた球根の状態で植物は冬を越す。
春から、芽が吹き出し、
夏に花が見られるまでも丹精をこめるのだと、
水やりの栽培者もつぶやくように言っていた。
サギソウの花言葉、それは「夢でもあなたを想う」と。
サギソウにまつわる日本の伝説や物語は多いという。
どこか和の世界に通じているものなのか。
2015年08月19日
季節の便り −− サルスベリ
このシリーズで、7月下旬に、日本の夏の花といえばムクゲ、というようなことを書きはしたけれども、
いや、サルスベリもあったな、夾竹桃も忘れるわけにいかない、
といった気持がその後かそけくも尾を引いていた。
夾竹桃のほうは、敗戦後も長く、宮城内濠(うちぼり)のほとりに、
大きなのが毎夏花をつけていたものだ。
今回はしかし、サルスベリを。
2015/08/12 撮影
このサルスベリは、わが家から5分も歩いたところの、
古い民家の門を飾る見事なもの。
7月に入るあたりから、何度か花の頃合いを探ってはいた。
サルスベリ、
漢名では百日紅(ひゃくじつこう)という。
開花期間が長いのでは、と思われるだろう。そのとおり、
花期は7月〜10月とされる。
花がつくのは、春に伸びた枝の先端に。
花色は、ピンク、白、紅紫などあるが、次に掲げるのは、
そう、紅。
近在では、これほどの紅はきわめて少ない。
挑(いど)むような紅だ。
植木屋さんの広い土地のかどに繁茂している。
2015/08/12 撮影
この写真からもなんとか見て取れようが、
花は、かたまって咲いて、円錐花序をなす。
近接写真を次に掲げて、説明を加えておこう。
2015/08/12 撮影
ひとつひとつの花は小さく、花弁は6枚、フチは縮(ちぢ)れている。
花後に、球形の小さな花実をつけて、
これらは熟すとはじけてタネが散る。
写真ではまだまだ熟してはいない。
2015/08/12 撮影
これはいちばん上の写真の木の、
幹の肌をみせようとして撮ったもの。
樹皮は褐色でところどころはがれ、
白っぽい肌があらわれ、そこはつるつるとしている。
サルスベリの魅力の一つは、
明らかに、この木肌の色と風合にある。
はるか昔、わが父が、あれは猿もすべって渡れない、
それでサルスベリという、とおごそかに言われた。
実際は猿がすべるということはないらしい。
2015年07月26日
季節の便り −− ムクゲ
ここ3,4日の東京の炎天もそうとうなものだ。
日本のこの炎天下にふさわしい花木といえば、ぼくの気持の中ではムクゲだ。
ほぼ日本全国に植栽され、花期は7月から10月というが、
その花は盛夏にこそふさわしい。
2015/07/24 撮影
例の芭蕉の「野ざらし紀行」に、
のちに蕉風の確立に道を開いた句とまでに賞揚されたのが、つぎの一句。
道のべの木槿は馬にくはれけり
(みちのべの むくげはうまに くはれけり)
この句を教えられたのは、たしか高校時代の古文の時間だったと思う。
むくげって、なんなんだ。
むくげというものの得体(えたい)が知れない。
ともかくずっと後年ムクゲを知るまで、
気になる記憶としてこの句は生きつづけた。
2015/07/25 撮影
ムクゲ。
ムクゲという花木は、すらっと直立した樹形をなす。
とくに剪定もいらないほどという。
樹高3〜4メートルの低木。
花色は、紅紫色、白色、濃紅色、濃紫色、青紫色、ピンク色、などと多彩。
花の大きさは、10〜10数センチほど。
そして一重咲き、八重咲きもある。
ぼくは一重の淡い青紫色に好みが向かう。
地味でありながら、風趣に富む。
花は短命で、朝咲いたらその日の夕方にはしぼんでしまう一日花、とよく記されている。
芭蕉が上掲の句を詠(よ)んだのは東海道の、大井川を越えてほどなくの途上。
馬上吟とあるから、このあたり道行きは馬にまかせていたようす。
ムクゲという花木を知ってみれば、馬がさして首を上下もせずに喰らってしまったかの、丈の高さに、花があるのがしっくりいった。
2015/07/25 撮影
ところで、あちこちにみられる「一日花」ということばは、朝咲いて夕べにはしぼんでしまうのをさしているというかぎりでは、誤解というべきだと、気づいたので記しておこう。
花は朝開き、夕べには花びらをたたむが、しおれるという表現は似つかわしくはない。
朝に足を運んで確かめると、思ったよりはたしかに多めに、雌しべ・雄しべをつつんだまま花は細長い貝殻のような形で落ちてはいるが、前日のすべてが落花となっているわけではない。
つまり、芭蕉の句の解釈にも、芭蕉の内に「一日花」などの認識をあまりもちこみすぎないほうがいいだろうということ。
2015/07/25 撮影
さて、このムクゲ、
中国・東南アジア原産とされるが、
日本には朝鮮半島経由でかなり古い時代に渡来、
のみならず栽培の歴史の古さから、数多くの園芸品種も生まれ、
近年では海外で育成された品種も多く流入している。
ムクゲと同じアオイ科の植物では、
フヨウ(芙蓉)、アメリカフヨウ、ハイビスカスなどがよく知られたものだ。
ムクゲと花期も花の姿も花色も似通っているのでよく間違われるのがフヨウ。
すぐ上の写真の花木がそれ。
フヨウはよく枝分れして横にも伸び、全体こんもりと茂る。
すらっと直立した樹形ではない。花も大きい。
また、葉の形は両者相似形といってもいいが、フヨウのほうが明らかに大きい。
それぞれに美しい花なので、炎天下に、また同じ花がと目を引き寄せられるが、
要所を押さえておけばまず見間違えることはないだろう。
2015年07月10日
季節の便り −− ノウゼンカズラ
2015/07/10 撮影
ノウゼンカズラ、
ひときわ目を引く赫黄色の花、
花冠は広い漏斗(ろうと)型で、5裂平開。
東京西郊のこのノウゼンカズラ、
今年は10日ほど前のとくに暑い日に、いつも通りかかる家の庭に、
例年になく美しい花が見られ息をのんだが、
以来は少雨つづきの日々、花は開かない、足を向ける気さえ起らなかった。
きょうは、久々の晴れ。台風9号は日本の西南を荒らして去ったか。
ノウゼンカズラの花期は夏から盛夏、とは知っている。
撮影に焦ることもないのだが、雨の日つづき、
この花をのがしたくない、気のせく理由らしきものがあった。
2015/07/10 撮影
20年ほど前に亡くなった師ともいえる人物が、
それに先立つ10余年ほどもの間、毎年夏の盛りに決まって、
多忙をきわめていた身を、2,3日東京を出奔するのだ。
のちに、その理由の、推測の糸がつながった(と思っている)。
毎年、京都の古寺のノウゼンカズラの老樹を見に訪れているのが、
ある一書に記されている。
東京のお宅の庭にも、苗をいただいて植えてみた、ともある。
あれだ、と思った、
1メートルほどに蔓(つる)を伸ばして、淡黄色の花もいくつかついていた。
その一文、何ごとにも淡白なその人物にして、
ノウゼンカズラには思い入れが深すぎる。
その古寺への因縁の深さを別にしてすべてが成り立ちようがない。
ノウゼンカズラは以来、毎夏、さらに見過ごせない花になった。
2015/07/10 撮影
ノウゼンカズラ、蔓性の落葉樹。
枝や蔓から他のものに吸着する気根を出して、上方へと這いのぼる。
幹は藤の樹と同じように太くなる。樹高は数メートルにも達する。
原産地は中国。漢名は「りょうしょう」。平安時代の和書に「乃宇世宇(のうせう)」の名がみられることを根拠に、
わが国へは古くに渡来したとされる。
のうせうかずら → のうぜんかずら と転訛した、というのが名の由来、と。
ひとつひとつの花は短命だが(1〜3日で落ちる)、絶え間なく新しい花が開く。
東京西郊で、故人を偲ぶ初夏。
2015年06月28日
季節の便り −− クチナシ
2015/06/25 撮影
クチナシ、梔子(くちなし)、
白い花びら、それに強い芳香が、感覚をとらえてくる。
クチナシ、この樹木は、
原産地の東アジアに広く分布するアカネ科クチナシ属の常緑樹。
樹高2〜3メートルほどの、低木。
葉は長楕円形で濃緑色、みられるように表面につやがある。
この濃緑色と花の白さは、しばしば絶妙のコントラストを生む、
とくに陽光が弱まりをみせているときに。
2015/06/26 撮影
花期は、梅雨の中頃から終り頃で、
純白の花が開く、径5,6センチほどか。
花びらは厚く・・・ だがしかし、ものの数時間で黄色っぽく変わっていってしまう。
このクチナシ、
学名にもヤスミノイデス jasminoides と、ジャスミンを指示する語がつくとおり、
花は、強いジャスミンのような芳香を放つ。
みていると実にさまざまな、いつもは目にしない昆虫が飛んできて、
花に、いや香りに、吸い寄せられてゆく。
この写真のものは、八重咲きだが、
基本種は一重咲きで、花弁6枚が放射状に開く。
花後に果実をつけるのはこの基本種のほうだけ。
八重咲きは雄しべがなく(花びらになるので)、果実はつかない。
果実は10〜11月頃に熟してオレンジ色になり、
これを煮出した汁が栗きんとんなどの黄色の着色料になるのだ。
2015/06/26 撮影
クチナシの名の由来、
これには諸説があるけれど、有力と思われるのはつぎのものか。
果実が熟してもはじけたりせず口が開かない、口無し、と。
今年はとてもよく咲いてくれている。
まだもうすこしは、とも思えるが、すぐ夏が来る。
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2015年06月21日
季節の便り −− ネムノキ
2015/06/20 撮影
この繊細で美しい花々、
これが、つい近所の民家の庭に咲いている。
ネムの木、別名ネブの木。
樹高は10メートルほど、枝を横に長く張る傾向。
この木の南側に、野川が流れている。
河原など水のある場所に自生するのだとか。
もっとも、移植の難しさ、また花をつけるまで年数のかかることなどから、
庭木としてはさほど利用されてはいないよう。
あまりみかけることの少ない樹木のひとつといえるだろう。
2015/06/20 撮影
その昔、例の芭蕉は、「奥の細道」に詠(よ)んでいる。
象潟や雨に西施がねぶの花
(きさかたや あめにせいしが ねぶのはな)
西施は、紀元前5世紀生まれと伝えられる、
中国古代四大美人の一人と・・・
松尾芭蕉もその花の風情に心を移したのであろう。
象潟は秋田県日本海沿いの地名、
昔は海に浮ぶ島々の、風光明媚な地だった、と。
2015/06/20 撮影
ネムノキは、マメ科の植物。
この淡紅色の花、
この頭状花序の花とみえるものは、
実は、長く美しい糸状のオシベが集まって形成しているもの。
花の時期は梅雨時から夏にかけて。
(日本では本州以南に自生する。)
葉は長さ20〜30センチ、みられるように対をなす小葉からなる。
夜になると、左右の小葉が合わさって垂れ、
木が眠っているようにみえることから、
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2015年06月11日
季節の便り −− ヤマボウシ
2015/05/29 撮影
日常の買物に行く道、
いつもの道、
ぼくは自転車、右手に広い畑。
そこに雪をかぶったように、みごとな樹木が並んでいるのに気づく。
いつの間にこんなに花が・・・
ヤマボウシの樹だ。
樹高は7,8メートルになっているだろう。
幹は細身、枝は多く張り出している。
2015/05/29 撮影
ヤマボウシ、
ミズキ科の樹木で、
近縁種に広く普及しているハナミズキがある。
庭木としてよく利用されるこのハナミズキのほうは、
花びらの先端は丸みを帯びて、穏やかな感じをうける。
ヤマボウシのほうは、先端はみられるように尖っていて、
あくまでも端正で、凛とした印象。
葉の緑とのコントラストからは、巧まざる単純化が生み出され、
余計なものはそこでは排除されているかのよう。
白い十字架型の花と表現されるのも、よく目にするところだ。
2015/06/11 撮影
このヤマボウシ、
原産地は、日本、朝鮮半島、中国。
日本では、北海道、沖縄を除く、本州・四国・九州の山野に生育する。
樹高は10メートルを超す。
ところで、このヤマボウシ、
東京西郊のわが家のあたりでは5〜6月に、
真っ白い花びらを4枚もつ花を枝いっぱいに咲かせるのだが、
実はこの花びら部分は、葉に近いもの(総苞[そうほう]と呼ばれる)なので、
花の本体は中心の黄緑色の部分なのだ。
このすぐ上の写真左上の小球形のものは、
白い花びら様のものが落ちた黄緑色の部分、未成熟な花実で、
秋になると赤く熟して甘みをもち(直径1〜3センチ)、食用になる。
また、その頃には葉は紅葉し、これもみごとなものになる。
ヤマボウシの名の由来は、
4枚の白い花びらとみえるものを、
頭巾をかぶった法師と見立てたものとは、
随所で目にするところだが、
あるいはそうかもしれない。
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2015年05月31日
季節の便り −− ニオイバンマツリ
ニオイバンマツリ、この花木のことは知らなかった。
それが、隣市の、通りすがりのお宅の庭に咲き盛るこの花、その香りに、魅せられた妻が、苗を入手して鉢植えにした。
平成24年のことだ。
翌年、5、6月頃の開花期、それはよく咲いて、目を楽しませてくれた。
その平成24年頃には、一般にこの花木の名はあまり知られていなかったようだ。
詳しくは略すが、手元の、当時の新聞切抜きから、それと察せられる。
ところでわが家のもの、それが去年、植え替えをミスして、葉は落ち、だめかとあきらめていたのだったが、
それがなんとかもちこたえて、花をつけた姿がこれ。
剪定もしていない。まことに哀れな姿形だが、どこか健気にみえる。
2015/05/18 撮影
このニオイバンマツリ、
たぶん学名からだろう、通常、別名とされているブルンフェルシアという見出し語で、世界大百科事典(全33巻)には載っている。
熱帯アメリカ産のナス科の小低木で、日本には明治の中頃に渡来した、とされている。
それにしても、このニオイバンマツリ、あれこれ調べるにつけても、育てるにたいして難しい花木とはされていない。
明治期に渡来し、なんで近年まで知られることが少なかったのか。
わけがわかりにくい。その美しい花のようすからしても。
現在では、しかし、それ相応に知られてきて、静かな人気もあるようで、
楽天市場も、アマゾンも、苗の販売をしているくらい。
ぼくとしては、ただ身近にひょろりとそれがあるだけという立場から、
2、3を述べておくにとどめよう。
花は筒状で、先が5裂平開、
咲きはじめは濃い紫色で、それがだんだん淡くなり、やがて白になる。
ただこれは1つの花に着目した表現で、
写真にみられるように、花の盛期には、それらの状態の花が仲よくそろって咲いている。
さらには、その芳香。
ジャスミンの香りといわれることが多いが、
その芳香は、とくに夜に入って強くなる。
妖しくも、感覚を浄化させてゆくような。
育ててみたいと思う人に、要点だけ記しておくと、
この花木は、鉢植えでも、庭植えでもいいけれど、
気候との関係から、鉢植えのほうが便利。
挿木で増やすことも容易。
鉢植えの場合は、植え替えに若干の注意を。
そして、剪定に若干の注意を。
これらのやり方は、およそ関係の何にでもに書いてあります。
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2015年05月26日
季節の便り −− マロニエ
もちろんマロニエの名は少年期から知っていたはずだが、
実際にみたのはフランスにはじめて渡ったときで、
パリの宿舎に近いリュクサンブール公園の、
整然と並ぶ大樹であったという印象が強い。
パリでは、マロニエの花は、5月に入るかの時期に咲きはじめ、
1週間ほどで終わってしまう。
花は白いのがほとんど。
赤のマロニエの花は少ない。
その赤のマロニエの花に、今年はじめて向き合ったのは、
東京西郊の、自宅のつい近くだった。
2015/05/11 撮影
数年前、これはマロニエの樹ではないかと、葉のようすから気づいてはいたのだが、
短い花の時期に通りかからなかったのだ。
花は、20〜50個の小花からなる円錐形の花序をなす。
マロニエは、もともとギリシアを南端とするバルカン半島に自生していたものが、
ヨーロッパ各地に、並木、また公園樹木として利用されるようになったという。
その後、温帯地域では、世界中で栽培されてはいるようだ。
2015/05/11 撮影
この写真の樹は、広い土地をもつ地元の植木屋さんのもの。
念のため、声をかけてみた。
おばあさんとその息子の植木職人さんに、折よく会えた。
あそこの2本の樹、あれマロニエですよね。
おばあさんが答えてくれた、
ええ、マロニエです。あれは西洋のものです。
息子さん、困ったように笑っていた。
マロニエ、和名はセイヨウトチノキ、トチノキ科。
ちょっとのあいだに、とても大きくなっていた。
成長して30メートルを超すものになるという。
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2015年05月20日
季節の便り −− ジャガイモの花
郵便局へと歩く途中に、
ジャガイモの畑があって、葉が繁り、点々と花が咲いている。
ジャガイモはナス科の植物。
その花はナスの花に似て、心を惹きつける。
2015/05/08 撮影
ジャガイモは、春に種いもを2つに切って植えつけると、
表面のくぼみから芽を出し、
芽の根もとから根を生やす。
芽は種いもから養分をもらって成長し、葉をつけ花を咲かせるのだ。
2015/05/11 撮影
土中の茎の先端には、新しいいもが育っていて、
葉でつくられたでんぷん(養分)をたくわえて、
夏から秋に収穫される。
(東京あたりでは、長崎産などの新じゃがいもは、
4月半ばには、お店で見かけられるけれど。)
ジャガイモの花は、五弁。5枚の花びら。
これらはもとの部分はくっついている。
そして、寄り合って咲いている。(上の写真)
撮影のものは、淡いむらさき色だが、
うすいピンク色、白色のものもある。
見れば、どこか捨てがたい。
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