2015年06月16日
広告表示の場所をどう決めるのがよいか
前回の終りにまとめておいた、学習プログラム一覧の各項を、具体的に展開させてゆこう。
今回は、その1、サイト運営者は、広告表示の場所をどう決めるのがよいか、をテーマとする。
簡単とはいえないテーマ
これはしかし、実際上はなかなか難しいテーマである。
まず、サイト訪問者が、
ブログにどのように目を動かしてゆくのか、
をイメージすると、
それに応ずる広告の効果的な配置場所は、必ずしも一概にはいえないだろう。
視線の動かし方、飛ばし方、曲がり方、等々、
実際上は、個人差、また状況の差は意外に大きいように思われる。
したがって、広告 − クリック − 収益 という関連をそれに重ねて考えると、
要は、確率の世界の中のことを対象とするのだ、という認識は、
しっかりもっているほうが賢明だと思われる。
つまり、なにか広告配置の公式のようなものがあるとして、
その公式どおりいかないからといって、
おちこんだり、憤慨したり、また呪ったり、
すぐあきらめたりすることもないわけだ。
しょせんは確率の世界のことなんだ。
と、まあ、言ってみたうえで、
今回のテーマに対応する公式のようなものがないのかといえば、
確率の世界の中のこととはいえ、知っておくべきものはある。
効果的な広告配置を支える2つの法則
効果的な広告配置場所をつかむうえで、
どうしても理解しておくべき大事なことは、
ウェブサイトを見るときの、人間の目の一般的な動きである。
このあたりも、前回書名を挙げた「Google AdSense 成功の法則 57」には、わかりやすく、図版を用いて説明がなされている。
理解しておくべき大事なこと、
キーワードは、「Zの法則」 「Fの法則」。
これは、「人の目の動かし方には決まったパターンがある」ということの代表例で、
視線が「Z」や「F」の字のような動きをすることから名づけられた法則だ。
この2つの法則によってポイント・アウトされる最適な位置に、
広告を貼り付ければ効果的、ということなのだ。
なお言えば、広告だけでなく、
ブログ筆者の伝えたいコンテンツそのものの配置にも、
視線の効率的な誘導を及ぼすべきだとされる。
ウェブサイトに即して言えば、これら「Zの法則」 「Fの法則」は、視線の視標追跡という実験結果から、顕著な傾向として指摘されたものだ(とくにFの法則)。
上記の本では、Amazon のサイト構成が図版として用いられ、
「Z」の流れに沿って商品情報が、「F」の流れに沿って詳細情報が掲載されていることが、示される。
おもしろいし、また、とりわけインスピレーションが喚起されるのではないか。
コンテンツと広告には、コラボが予定されている
ただ、Amazon のこれらをルーペでじっとみつめてみると、
視線の誘導にはコンテンツの担う役割がそうとう大きいことに気づかされるのであって、
2つの法則は、広告の配置位置とだけ結びつけて考えすぎてはいけないだろうと、
気づかされる(コンテンツは、その量はあまり問題とはならない)。
こうしてコンテンツ(記事)や広告(これらはコラボレーションが予定されている!)を並べることで、
訪問者の目をとらえつづけてクリックの確率を高めるというゴールに向かう。
それが期待されている。
また逆に、こうした人間の特性が利用されて、
広告が配置され、コンテンツが配され、レイアウトが組み立てられる。
このようなことが考慮されるということは、
たしかに、クリックの確率を間違いなく高めるはずだ、
それが考慮もされないというよりは・・・
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