アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2016年06月29日

映画「バイトハザードX リトリビューション」を観た感想…ある意味凄いシリーズ。

今日は久々の休み…という事でだらけた1日を送ってしまった。

まさか半日近く、スマフォのパワプロをしてたなんて言えない。

これが30も半ばの休日の過ごし方かと思うと切ない。

…そんな私情はさておき、せっかくの休み。

何か映画の1本でも観ようと、いつもの「dTV」を起動。

今日はあんまりシリアスだったり、長い映画はダメだな…と思い、

これだ、と選んだのが映画「バイトハザードX リトリビューション」です。




言わずと知れた(?)、映画バイオハザードシリーズの5つめの作品である、

映画「バイトハザードX リトリビューション」です。

監督は1作目の映画「バイオハザード」の監督であり、

シリーズ通して脚本や制作にかかわっている「ポール・W・S・アンダーソン」。

もう「ポール・W・S・アンダーソン」と言ったら映画版の「バイオハザード」の人って印象ですよね。

基本的にはゲーム原作とか、そんな感じの色物映画監督。

不思議な事に映画としてどうなんだって作品ばかりなのに、

なんか許せる(もしくは諦め)という監督です。


今回の映画「バイトハザードX リトリビューション」も、そんな「ポール・W・S・アンダーソン」な作品。

映画としては、どうなのこれ、ってのが正直な感想だけど、

まあ映画「バイオハザード」ってこんなんだし…いっか、みたいな。


とりあえずですが、今回の視聴環境は「dTV」を「Chormecast」を使ってテレビで。

英語音声の字幕スーパーです。


映画「バイオハザード」については、

1作目、2作目は映画館で観たかな…確か。

1作目の映画「バイオハザード」についてはDVDまで持っている。

3作目の映画「バイオハザードIII」あたりから映画館には行かずレンタルDVDでの視聴に。

4作目の映画「バイオハザードIV アフターライフ」に関してはテレビでやってたので観るという。

まあ…そんな感じですよね。

もちろん「バイオハザード」と言ったらカプコンが作ったゲームで、

映画「バイオハザード」シリーズはその「バイオハザード」をモチーフにしたアクション映画シリーズ。

1作目映画「バイトハザード」は完全に映画オリジナルの話で、

シリーズ通しての主人公、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスが記憶喪失の状態で目覚めるところから始まる。

色々ありまして、地下施設を脱出したが謎の組織に捕まって…というところで終了。

これは続編でるなあ…と思ったら案の定、続編の映画「バイオハザードII アポカリプス」が作られる。

映画「バイオハザードII アポカリプス」ではラクーンシティを舞台にすったもんだがありまして、

最後に街を脱出して、さてどうするか…という感じで、これは続編でるな…と思ったら、

案の定、映画「バイオハザードIII」が作られまして。

基本的に、毎回、毎回、そんな感じなんですよね。

特に酷いのがその映画「バイオハザードV」の最後。

観てない人がいたらネタバレなので、ここで止めておいて欲しいですが、

映画のラストで大量の主人公アリスのクローンを引き連れて、

アンブレラ社に対抗するぞって感じで終わるのですが、

その続編である映画「バイオハザードIV アフターライフ」の冒頭で、

その仲間にしたクローンアリスが一網打尽にされるという展開。

…あれ、絶対あの終わり方に困ったんだろうな…って。

しかも主人公アリスが超人的な力を手に入れてしまったため、

これではパワーバランスが保てないと思ったのだろうが、

これも冒頭で都合よくクスリを打たれて失うという。

なんてご都合的なのだろう。

しかもそんなご都合主義を通りこした呆れた展開だが、

なぜか許せてしまうというのがこのシリーズなんですよね…ほんと何故か。

普通だったら、この展開は糞だな…となるはずなのだが、

もう映画「バイオハザード」って言ったら、ミラ・ジョヴォヴィッチが派手なアクションして、

ゾンビを倒して、何かが爆発すればいいんだろうな…という暗黙の了解。

ほんと…凄い。


で、ですね。

今回のこの映画「バイトハザードX リトリビューション」は、

前作映画「バイオハザードIV アフターライフ」の最後に船の上で謎の組織に襲撃をされたラストから始まる。

唯一、と言って良いと思うんだけど、

この映画「バイトハザードX リトリビューション」の一番良かったのは始まってそうそうのオープニング。

その襲撃されたシーンがしばらくスローモーションの逆再生でみせるのだが、

結構見入ってしまった。

ストーリーは糞であっても、映像はお金をかければ魅力的になる、と。

そう、本当に映画「バイオハザード」シリーズはストーリーなんてどうでも良くて、

いかにミラ・ジョヴォヴィッチが戦うか、だけの映画ですよね。

だから、なんか色々書くのも違う気がしてきたけど、

とりあえずは気になったことは書かなくてはいけないか…と。


アリスが目を覚ますと結婚して娘もいるという普段の生活をしていた。

平穏な生活…そこへいきなりゾンビが襲ってくる。

なんとか娘を連れて家を脱出するも、外はすでにゾンビだらけ。

遂にはゾンビ化した旦那にやれた…ってところで目を覚ます。

…今のは夢?

みたいな感じで目を覚まし、このシーンが後につながっている訳だが、

基本的につっこみどころしかない。


ちょっと今回はネタバレしていきますので、

何も知らない方が良いって方は映画を観てからこの先を読んでくださいね。


で、このシーンは実はアリス本人ではなく、

ゾンビ兵器の実験で使われる仮想の街の実験体のクローンアリスの出来事。

アンブレラ社が色んな国へ兵器を売る際に、

実験として使うための街であり、クローンであるそうなのだが、

金儲けのためにアンブレラ社が兵器を作っているなら、

実験でこんなけ車が壊れたりクローンがやられたりしてたら、

間違いなく赤字でしょう…いや、クローンが激安で作れるなら利益あるのかもしれないが。

てか毎回街直すのかな…非効率な実験だよね。


さて、本物のアリスが目を覚ますと、

操られた元仲間のジルに拷問をされるのだが、

誰に言われて裏切った、とか、今更どうでも良い質問。

なに、聞いてどうするの…もう人類がほぼ全滅なんですけど。


まあ良いや。

で、ウェスカーのハッキングによりその拷問部屋から脱出するのだが、

なぜ拷問部屋に戦闘服みたいなものが!?

そもそも、拷問部屋にいたときの裸エプロンみたいなのは何!?

ファンサービスなのか、自分の妻だぞポール・W・S・アンダーソンよ。


とりあえず着替えて外に出ると、行き成り赤いレーザーが襲い掛かる!!

ダッシュで逃げる先は壁が…これは絶対絶命!!

…と思ったら何故か扉が開く。

開くんかい!!

そのプログラムは「レッド・クイーン」っていうんだけど、

彼女(?)というか、そのプログラムはアリスを出来れば捕獲、無理なら抹殺って言うんだけど、

殺す気がないならレーザー出すなよ!!

ちょっと驚かせてみました、みたいな事なのか。

で、東京のように作られた街で中島美嘉とかと戦うんだけど、

そう、きっとこの映画「バイオハザード」はこんなシーンがあればいいんだよ。

派手なアクションの時はスローにしてみたりしてさ。

はい、ミラ・ジョヴォヴィッチかっこいいでしょ〜って。

東京のシーンでパトカーのダッシュボードから銃を取り出すんだけど、

パトカーに乗ったことがないので知らないんだけど、

日本のパトカーのダッシュボードって銃入ってるんですね…知らなかった。


そんなこんなで、ゲームにも登場するエイダ・ウォンが登場。

ちょっとクオリティ高い。

でも、普通に考えてあんな服装でこんな任務しないよね。

実写でみると更に違和感。

動きづらいし、防御力無いし…まあファンサービスだね。


そして別働隊で地上から救援舞台がやってくるのだが、

まさか…あの微妙な顔をしてるのがレオン!?

物語の終盤で名前を呼ばれるのだがやっぱりレオンらしい。

女性キャラはクオリティ高いのに、男キャラの微妙な感じと言ったら…。

さすが、ポール・W・S・アンダーソン…抑えるところは抑えるって事ですね!!


その別働隊がモスクワ風に作られたところで、

アーミー的なゾンビと交戦するんだけど、ゾンビって銃とか使えるの!?

まあ銃ぐらいはいいや…結構バイクとかガンガンに運転してるんだけど何??

ジルみたいに操られているなら全然違和感無いんだけど、

見るからにゾンビな彼らは一体なんなのか。

そもそも今回ゾンビって走ったりするんだけど、そういえば1作目の映画「バイオハザード」では、

いわゆるゾンビっぽくゆっくり歩いていたような。

時間が経つとゾンビも進化する…という事だろうか。


で、色々あって後はエレベーターで脱出…ってところで、

レッド・クイーンによって電源が切られてエレベーターが動かない。

あげくにクローンの娘がさらわれてどうしたものかという状況に。

…そこで、ジルの率いる操られた組織に追い詰められるんだけど、

レオン達が反撃していると…捕虜を出せ…と捕まえたエイダ・ウォンを出す。

それを観てバリー・バートンが諦めて反撃をやめ…そして射殺される…。

やっぱり人質がいると手を出せないよね。

…なんて思っていると、次のシーンではエレベーターにのってるレオン達が銃で応戦。

え…エイダさん、人質でいるんですけど。

撃ってて大丈夫なんでしょうか。

見えてないって事かな…きっとそうなんでしょう。


という事で、色々あって脱出。

地上に出たのも束の間、潜水艦が現れて、

操られたジルとクローンのレイン、そして人質のエイダが登場。

2人でも余裕だと言うけど、そうそうに人質エイダを気絶させる。

人質として使わんのかい!!

そいつを何しに連れてきた!!

その後、ジルとアリス、

プラーガを自身に打ち込んだレインとレオン、ルーサーがそれぞれ戦う。

肉弾戦ですよ。

今までは銃でバンバンだったのにクライマックスは肉弾戦。

思うんだけど、銃で撃って死なないと言うかダメージを与えられない存在の敵に、

どんなけ殴っても効かないような気がするのだが…まあいっか。


アリスはジルと戦っていて追い詰められたときに、

胸部にくっついていた機会を外してジルを倒す。

倒すというか…それで正気に戻るんだけど、もっと早くに気づこうぜ…それ。

結構目立つじゃん…あからさまにこれが操ってますって。


まあいいや、でレインの方は、氷の下にゾンビがいることを気づいたアリスが、

銃で穴を開けて海に沈める。

落ちたレインにゾンビ達が次々と襲い掛かるんだけど、

あれ…ゾンビってレッド・クイーンが操ってるんじゃないの??

誰でも襲うんだったらモスクワのアーミー達ってなんだったのかな。

きっと、あのゾンビが海中で群がってる感じの画がやりたかったんだろうなあ。

深く考えたらだめだよね、このシリーズ。


そして、今回もラストは次回に続くためのシーン。

まさかのウェスカーに薬を打たれて、なんと超能力が戻る!!

前作で奪った能力をまた戻すというこのやりとり。

なんだかなあ…。

そういえば、ウェスカーって前作で思いっきり人間じゃない描写があったけど、

それはそれで良いのかな。

そして、残っている人間はこんなけって…少なすぎじゃない?

これでなんとかしたとしても復興無理でしょう。


…まあ、これは次回作でラストという事なので、監督のポール・W・S・アンダーソンの手腕に期待ですかね。

映画としてどうなのかというよりも、今度はどんなトンデモストーリーなのかって気になる。

6作目になる映画「バイオハザードY ザ・ファイナル」はもちろん監督はポール・W・S・アンダーソン。

なんとあのローラも主演するとかなんとか。

公開は2016年12月23日…天皇誕生日ですよ。

これは期待。

きっと、なんじゃそりゃーって感じにさせてくれること間違いない。


ウルトラバリュー バイオハザード ブルーレイセット [Blu-ray]






2016年06月25日

「EDSIUS 8」のプロジェクトファイルを「EDIUS 6」で開くことはできるのか?

「EDIUS 8 体験版」を使ってみた、という記事を書きましたが、

もちろん体験版なので使用期限があります。





現状は「EDIUS 6」を使っている自分が実際に使ってみて、

「EDIUS 8」も問題なく使えそう…という事は感じた。

特にインターフェイスは大幅には変わっていなかったし、

ショートカットも主に使ってるものは変わってない感じだし。

まあ、ショートカットは自分で変えればいいだけだけど。


ただ、今のところ「EDIUS 6」で問題がある訳ではないので、

今すぐ「EDSIUS 8」にしなきゃ!!…という感じでは正直ない。


Windows10には「EDIUS 6」が対応していないので、

パソコンを買い換えたら一緒にEDIUSも変えようかな。



ただ、今流行り(?)の「XAVC」とか、4Kなどは「EDIUS 6」では開く事もできないので、

そこら辺のデータを扱う事が多くなったら「EDIUS 8」にしなくてはいけないか。



もちろん、前にも書いた「プライマリーカラーコレクション」は便利そうだし、

これからのアップグレードでますます便利になっていくので「EDIUS 8」が魅力的なのは間違いない。


あとはタイミング。



ただ、体験版がそのうち期限をすぎて使えなくなるのだが、

「EDIUS 8」で作ったプロジェクトファイルは「EDIUS 6」で開くのだろうか?

もちろん、「EDSIUS 6」で作ったプロジェクトファイルは「EDIUS 8」で開いたのだが、

昔のバージョンで最新版が開く…なんて素敵な事があるはずない…よね?


…という事で実際に試してみると、

なんと「EDIUS 8」で作ったプロジェクトファイルを「EDIUS 6」でも開けました!!

…しかし!!

開けることは出来たのですが、何故かタイムラインが表示されませんでした。

赤と黒の縞々画面。

タイムラインとかはちゃんと編集されたものが配置されているのですが、

どうもエラーで開かないようです。

音はちゃんと流れてるんですけどね…謎です。

何か「EDSIUS 8」にしかない項目を設定したのかな、とも思ったのですが、

特殊なフィルタがかかってるようでもなく。

何をやっても画面は赤と黒の縞々でした。

他のシーケンスを作成してクリップを新たに配置した場合は問題なく表示されるので、

プロジェクトそのものが壊れているわけではなさそうですが、

やっぱり昔のバージョンで最新を開くってのは無理があるようです。


…困ったな…今までの「EDIUS 8」で作ってしまったプロジェクトファイル、全部使えなくなってしまう。

タイムラインもそのまま開くんだから、なんとかしたら復元できないものかなあ。


グラスバレー EDIUS Pro 8 通常版 EPR8-STR-JP







2016年06月24日

映画「魂のリアリズム 画家 野田弘志」をついに観た感想…「生と死」、そして在り続けるという抵抗。

やっとですが、映画「魂のリアリズム 画家 野田弘志」を観ました。




以前、「映画「魂のリアリズム 画家 野田弘志」のDVDが出る!?」という記事を書きました。

あの記事が2015年4月28日。

当時はホキ美術館のみの先行発売でしたが、やっと今月一般発売になりました。

待つこと1年以上…長かったです。

今ではAmazonで販売もされていて自分もAmazonで購入。


映画「魂のリアリズム 画家 野田弘志」は、

画家の野田弘志の作品「聖なるもの THE W 鳥の巣」の製作過程と平行しながら、

公演や塾での指導、普段の生活の姿を交え、

野田弘志はどんな考え、視点を持っているのか、

そして画を描くこととはどんなことなのか、など野田弘志という人間に迫るドキュメンタリー作品。


監督は映画「火垂るの墓」や映画「爆心 長崎の空」の日向寺太郎作品。

日向寺太郎監督作品を全て観ているわけではないですが、

この2つの映画が戦争…というか命の話なので、

画家のドキュメンタリー映画で日向寺太郎監督とは、一体どんな映画なのかなと。

で、実際に映画を観てみたら、確かに戦争とは違うのだけど、

「命」というか「生と死」というメッセージのある作品だった。


そんなテーマも深い訳ですが、ドキュメンタリー映画として、言い換えると「事実」として、

画を描く作業がこんなに大変なんだ単純に思った。

「物を作るのは大変」とはもちろん思っていたのですが、

その精神的な大変というのもそうですが、肉体的にも相当なものだなと。

芸大で授業を受けていたけども画は描いてなかったので、

どんな作業で、そしてどんなけ時間がかかっているのか全く知らなかったのですが、

これは「凄い」というか、誤解を恐れず書くなら「呆れる」作業だと思った。

これは自分には出来ない。


そんな表面上でも凄まじいドキュメンタリー映画「魂のリアリズム 画家 野田弘志」だったと思うけど、

やはりもっと大事なのは「画家 野田弘志」という人間が、

画を描くことで何をしようとしているのか、という事。


始まってそうそう、強いメッセージがある。

人間は、生命は、いつか無くなる。

その中で今存在していることがその事が美しい、と。


そして何点か「画家 野田弘志」の作品が紹介されるのですが、

鳥や人、植物、そして骨…人工的なものではなく、

どれも「命」とか「生と死」みたいなものを感じる。

…しかし、こうやって映画にしてもらってるからそう見えるのであって、

いざ、何も知らない状態でこの作品たちを観ていたら、

そこまで感じることが出来ただろうか、と思うと、

まだまだ自分は「読み取る力」がないなあと思う。



野田弘志が今度出す画集についての打ち合わせをしているシーン。

そこで野田弘志自身が「どこへ持っていってもこれは野田だと言える作品だけにしたい」、

その結果半分はダメなんだ、と。

画家として野田弘志が何点も残してきた作品、

その中でも「これが野田」と言えるものが半分しかないと自己判断。

恥ずかしい作品もいっぱい作ってきたと言っていましたが、

どの画が「恥ずかしい」と言っていたのかは分からない。

しかし、多分その画を自分がみても「凄い」とか「良い画だな」、って思うんだろうと思った。


そして、その次シーンでこの映画のメインの軸である「聖なるもの THE W 鳥の巣」の制作前の話になる。

鳥の巣の話をしていて、最初は1つだった卵が2つになり5つになり、やがて雛鳥が生まれていた。

しかし、ある時巣ごとなくなった…イタチかたぬきか蛇とかにやられたんだと思う、と。

そんな出来事、身近にある「生と死」を観て作品にしたいと思ったが作品制作のきっかけだと。

「どこまで深く見つめて描けるか、そういったことが美」

しかし、なかなか描けないと言います。

描く対象が決まり、その写真があれば画が描けると思ったら、そういう訳じゃない。

画家はただ絵の具を重ねているだけはないと知らされます。


そして実際の制作シーンに入るのですが、

先にも書きましたがこれが圧巻。

こんな細かいことをどれだけの作業、どれだけの時間がかかるんだと。

これを観てしまったら、1枚の画に対して感じることも多くなったと思います。

今まで気安く見ていた画がどれだけの「重さ」なのかと。


塾での指導の言葉も奥が深いなと思います。

細かいものがやがて大きな1つのものになる。

そんな指導をしたあとでの自分の画を描く作業の細かさ。

これがやがて大きな1つの作品になるのか。

途方も無いぐらいの作業量です…。


画商の人との話の中で、

「消えてしまったけどこれを画にすることによって永遠に残る」と。

何かを作るってのは、何かを残すことなんだと。

言葉だけを捕らえると、まあそうなんだけど、これは大変な仕事ですよね。


その後、塾生の若い女の子に製作途中の画を見せて話をしているのですが、

その女の子に「画が好きだよね、上手だし」と言ったあとに、

「でも、真剣に深く考えたことないでしょ?」という鋭い言葉。

こんな事を巨匠に言われたら何も言えないっす…。

なんか自分がグサッってきました。

「画なんてのは楽しいもんじゃない、逆に苦しいぐらい」

これは本当にそうなんだと思った。

そんな画に対して命をかけることは出来るのか、

画に対しての「画家 野田弘志」の考え、若い子は怯みますよね。

自分は若くもないけど怯みました。


そして終盤、写実の画は完成がない、と。

実在するものにどれだけ近づけるかが写実なんだけど、

追求していけば終わりがない。

あとは「どこで諦めるか」なんだと。


そして遂に画の完成。

完成とは言わず「ひとまずですね」と一言。


もう観てる方はため息ですよね。



本当にこの映画「魂のリアリズム 画家 野田弘志」を観て、

画と画を描くという事に対して考え方が変わりました。

ドキュメンタリー映画において、観る人の価値観や視点が変わるって大事だと思うんですよ。

観ても「いや、知ってたし」とか「そりゃそうだ」みたいなドキュメンタリーだったら、

観た後に残念な気持ちになってしまいますが、

この映画はそういう意味で自分にとって良いドキュメンタリー映画でした。


ドキュメンタリー映画という性質だと思うのですが、極力テロップは入れていない。

それが四季の映像で時間の流れを感じたり良い点でもあるのですが、

話している言葉が音量が違ったり収録方法が異なったりで聞き取れないところがあったり、

そこら辺はちょっと気になりました。

まあ話している言葉をそのままテロップにしちゃうと急にテレビ番組感になっちゃうし…。

できるなら収録時になんとか出来たらもっと良かったのかなあ…とも思いました。



で、以前の記事にも書きましたが、「絵を描くことは残酷だ。」のキャッチコピー。

パッケージ裏をみたら「残酷」ではなくて「過酷」でした。

残酷と過酷ではちょっとニュアンス違いましたね。

ただ自分はこの言葉に惹かれて、この映画「魂のリアリズム 画家 野田弘志」が気になっていたのですが、

一見、映画を通してもこの「絵を描くことは過酷だ。」というところが大々的にフォーカスされている感じではありません。


もちろん「絵を描くこと」、そしてそれで生きていくことは「絵を描くことは辛い」と言っていたので、

その辛い日々を送ることなんだ。

絵のために、他の全てを捨てる覚悟がなくては到達できない。

それぐらい過酷なことなんだ…ただ、そういう事だけではなくて、

先にも書きましたが、絵を描くことは単に絵を描くだけではないんだ、と。

下書きして、絵の具を塗って…そういう行為だけが絵を描くのではない。

どこまで深く見つめて描けるか、そういうことも含め過酷なんだ。

…という。



で、ここからは自分の勝手な解釈なのですが、

「絵を描くことによって永遠化」する、という話を聞いて、

ふと頭に過ぎったのが「幽霊」の話でした。

この映画では、その何者かに食べられてしまったであろう雛たち、

その存在を残すための絵…なのですが、

昔、「幽霊は死んだ時で時間が止まっている」という話を聞きました。

例えば中学生の時に無くなった幽霊はずっと中学生のまま…時が止まっているんだと。


その存在を残すための絵、永遠化するための絵。


なんで幽霊がいるのか、いや自分は見えないのでいるのかどうか分からないですが、

幽霊ってものはいわゆる「成仏できない存在」、つまりは無になりたくない存在だと。

絵を残すってのはつまりは、いつかは無になってしまう存在を、

無くさせないための行為…なんて事を言ったら画家の方たちに怒られてしまいますが、

なんとなく、「生と死」という中での、在り続けたい、または在り続けさせたいと願う思いなのかと。


…話が大きく脱線してきたしかなりの長文になってしまったので、この辺にしますが、

まさか画家のドキュメンタリーの映画を観て、そんな「生と死」について考えるとは思わなかったなあ。



魂のリアリズム 画家 野田弘志 [DVD]








2016年06月22日

「EDIUS OFX Brige」をかませて「LUT Plugin for Sony Vegas」は動くのか!?

前回は「Blackmagic pocket cinema camera」の「ProRes Film」素材を、

「EDIUS」でカラーグレーディングしてみた記事と、

「Vegas pro」でカラーグレーディングしてみたって記事を書いたのだけど、

ふと気づいたのです。


「EDIUS 8.2」は今のバージョンでは「LUT」の読み込みに対応してないけど「プライマリーカラーコレクション」は便利。

「Vegas pro」は「カラー曲線」は良いがこっちも「LUT」の読み込みは対応していない、

しかし「VisionColor」のプラグイン「LUT Plugin for Sony Vegas」を使えば「LUT」の読み込みに対応する。

…という事は「EDIUS」でもプラグインとか入れれば「LUT」の読み込みに対応できるのでは!?


そんな訳でちょっと調べてみたら、「EDIUS」には「OFXプラグイン」をEDIUSで利用する事ができるプラグイン、

「EDIUS OFX Bridge」という無償のプラグインがあったのです!!




この機能を使えば「Magic Bullet Looks」なども使えるという…これでいいじゃん!!

…という気もするが、「Magic Bullet Looks3」は現在50970円…ちょっと予算オーバー。

なんか「LUT Plugin for Sony Vegas」みたいな無料で「LUT」の読み込みができるプラグインないかなあ。

…と、その時気づきました!!

そう言えば「LUT Plugin for Sony Vegas」ってOFXのプラグインじゃん!!

もしかしたら「EDIUS」で「EDIUS OFX Bridge」を使って「LUT Plugin for Sony Vegas」が使えるのでは!?


お金をかけたくない!

…そんな気持ちが自分を突き動かす!!


まずは「EDIUS OFX Bridge」をインストール。

無償だけどNewBlueFX社にユーザー登録はしなくてはいけません。

ちなみにダウンロードは「EDIUS ID」にログインするとダウンロードリンクがあります。

その後、前回ダウンロードしていた「LUT Plugin for Sony Vegas」をインストール。


「EDIUS」を立ち上げて確認。

ビデオフィルタの「NewBlue Essentials」の中に「OFX Bride」というエフェクトが出来てました。

そのエフェクトをタイムラインの動画にかけてみると…「LUT Plugin」がちゃんとありました!!

「VisonColor」の中に「VisionColor LUT Plugin」という項目。

なんだ〜、できるじゃん!!

さすがだね…と喜んだのも束の間。


あれ、「LUT」を参照する「Filename」の横に「参照」のボタンがない!?

なんとか名前を指定しようとしてもうまく動かない。

…ここまできてダメなのか〜。



…という訳で、確かに「EDIUS OFX Brige」をかませて「LUT Plugin for Sony Vegas」は動いたのですが、

ファイルを参照できないため使えない…という事が判明。

おとなしく「EDIUS」がバージョンアップして「LUT」の読み込みに対応するのを待った方が早そう。

もしくは「Vegas pro」で編集を頑張る…出来なくないけど慣れだからなあ。


そんな検証結果。


「DaVinci Resolve」を使えるスペックのPCを買うというのも手段だな。


週刊プレイボーイ 2016年 7/4 号 [雑誌]






2016年06月21日

「Vegas pro」を使って「Blackmagic pocket cinema camera」の「ProRes Film」素材をカラーグレーディングしてみた。

昨日は「Blackmagic pocket cinema camera」の素材を「EDIUS 8」を使って編集してみた記事でした。

編集というかカラーグレーディング。

「EDIUS」は「EDIUS 8.2」よりエフェクトに「プライマリーカラーコレクション」というものが追加され、

「Log」などで撮影した素材はこれを使ってカラーグレーディングをします。

また、今後のアップグレードでLUTのファイルの読み込みなどにも対応するそうです。


そして書ききれなかったこととして「Vegas pro」でも試してみました。

「Vegas pro」は以前も書いたのですが、ソニーの動画編集ソフト。

しかし今はソースネクストが販売をしているのですが、ソースネクストに販売が変わってから、

「マジか!」というぐらいに安売りをしています。

今月はの30日までは「Vegas pro 13 Suite」が88%OFFの9980円だとか。

個人的には「DVD Architect Pro」のためにも買っておいて損はないと思うんですよね。

わりと編集を「EDIUS」で使うことが多いのですが、オーサリング機能は無いに等しいし、

体験版だけど「EDIUS 8」を使ってみてもこの機能を強化させるつもりもないみたいだし。

「EDIUS」ユーザーのオーサリング手段としたら、「Adobe Creative Cloud」に加入しているなら、

「Encore」で良いと思うんだけど、それ以外でちょっとこだわったメニュー画面を作るなら、

断然オススメなのは「DVD Architect Pro」だと思う。

以前「EDIUS」と「DVD Architect Pro」の組み合わせで使う時の記事も書きましたので参考に。


そんな訳で「Vegas」です。

実際「EDIUS」の編集になれてしまったので長いものは自分は「EDIUS」を使っていますが、

処理も早いし結構エフェクト関係は「EDIUS」よりも気に入っているので、

短いものとかなら割と使っていたりします。

「Vegas」にはシーケンスという概念がないので、ここら辺が好みの分かれるところですよね。


で、「Blackmagic pocket cinema camera」の素材を編集してみたのですが、

もちろん読み込みは問題ありません。

動作も軽快です…なんか「DaVinci Recolve」が異常に重過ぎる気もするが、

「Vegas」や「EDIUS」とは仕組みが全く違うことを考えると仕方が無いのかなとも思います。


「Vegas」も「EDIUS」同様にソフトの基本機能には「LUT」を読み込んで適応させるものはありません。

なので通常「ビデオFX」から適切なエフェクトを選んでカラーグレーディングしていきます。

やり方は人それぞれだと思うのですが、

まず自分は「Sony HSL 調整」にて彩度(鮮やかさ)を上げます。

その後、「Sony 明るさコントラスト」でコントラストの調整をすることもありますが、

やっぱりここは「カラー曲線」が微妙な調整もできるのでオススメです。

「カラー曲線」は「Photoshop」の「トーンカーブ」みたいなものです。

これが結構便利なエフェクトなのですが、「EDIUS」にも「YUVカーブ」という似たものはあるのですが、

やっぱり「Photoshop」を使っていると「RGB」で操作ができる「Vegas pro」の「カラー曲線」が好きだなぁ。

その他「Sony ホワイトバランス」や「Sony 色補正」を使って色味を調整します。

確かに「EDIUS 8.2」の「プライマリーカラーコレクション」は便利ですが、

「Vegas pro」でも「DaVinci Resolve」まではいかなくても、ある程度ならカラーグレーディングできました。


という訳ですが、Googleで調べていたら「Vegas pro」にはプラグインで「Lut」の読み込みができるものがあるそうです。

「VisionColor」の「LUT Plugin for Sony Vegas」
です。

まさかの「Free Download」!!

ショッピングカート的なものが立ち上がるのですが、そのまま進んでいくと、

住所とかは記入しますがカード番号とかは入力しなくても購入(ダウンロード)ができます。

ダウンロードが完了したらインストーラーでインストール。

シリアルナンバーもちゃんとくれます。


インストール後は「ビデオFX」に「Vision Color」というフォルダができていて、

その中に「Vison Color LUT Plugin」があります。

これをタイムラインに配置した動画に適応させて「Filename」の「参照」というところをクリックし、

使いたいLUTデータを開いてあげれば完了です!

これが「EDIUS」で出来たら良いんだけどなあ。

「LUT」は色んな会社や人が有料、無料で配布しているので、

色々試してみるのが一番です。

「Blackmagic pocket cinema camera」ではやっぱり「Hooks LUTs」は良い感じになりますね。

「Vegas pro」捨てがたい…いや、捨てないけど。




「Vegas」ファイルを読み込めるから「シーケンス」という概念は必要ないってのはそうかもしれないけど、

やっぱり使い慣れた機能がないのはやりづらいんだよねぇ。

これだけ安くしてる「Vegas」が少しでもユーザーが増えたらいいなとは思う。

…自分が使ってるのは「EDIUS」だったとしても。


VEGAS MOVIE STUDIO HD PLATINUM 11 Starter Manua










2016年06月20日

「EDIUS 8 体験版」で「Blackmagic pocket cinema camera」の「ProRes Film」素材をカラーグレーディングしてみた。

昨日の記事でも書いたように、自分のパソコンでは「Davinci Resolve」で「RAW」が扱えませんでした。

普通の動画ファイル(log撮影などでも)なら問題なく動くのですが。

ただ、それも動くとは言っても「EDIUS」や「Vegas」みたいなサクサク感はありません。

やっぱりグラフィックボード買うかなあ…。


そんなわけで、しっかり「カラーグレーディング」するなら「Davinci Resolve」を使っていきたいのですが、

まずは編集作業を終わらせなくてはいけないので、

今編集で使っている「EDIUS」もしくは「Vegas」である程度「logで撮影した動画」のカラーグレーディングできれば、

とりあえずは良いかな…という途中経過。

「RAW」で撮影からしたらどんなけできるんだろうっていうワクワク感は確かにあるのですが、

データ容量とか処理、作業時間を考えると、自分にはまだまだ手の届かないところ。

…という訳で「Blackmagic pocket cinema camera」でいう「ProRes」の「Film」モードで撮影したものの編集について。


やっぱり「LUT」に対応していると楽だったりするのだけど「EDIUS」は自分の使っているバージョンの「6」では、

「LUT」に対応していないため、自分で「エフェクト」の「カラーコレクション」から適切なものを選んで処理しなくてはいけない。

まあ何にしてもカラーグレーディングは自分で微調整しないといけないのだが、

基本的には「カラーバランス」で彩度を上げて、「YUVカーブ」でコントラスト調整、

「3-way カラーコレクション」で色味を調整…というのが主な処理かな。

「Film」モードで撮影した素材は彩度の薄いうっすらしたものですが、

こういった処理を加えれば普通のビデオカメラで撮影したものより質感のある映像に仕上がります。


ただ、やっぱり「LUT」を読み込んだりしたいなぁ…という気持ちがありまして、

Googleで検索すると、どうも最新版の「8」では「LUT」を読み込んだりできるとか。


「EDIUS」は動作が軽いので、あの軽さでいけるならありかなぁ…と迷った結果、

体験版を入れて確認することにしました。



この動画を観る限りは「LUT」を読み込んだりしてる訳じゃなくて、自分で作ってるようなのだが…。


そんなこんなで「EDIUS 8 体験版」をインストール。

体験版を使うためには「EDIUS ID」なるものを登録しなくてはいけなかったり、やや面倒であった。


基本的なインターフェイスも「6」と「8」でほとんど変わってないし、

パソコンの性能的にも処理が重くなってる感じもしないので問題はなさそうです。

Windows10になったら「EDIUS 6」が対応してないので未だにWindows7を使っていますが、

「EDIUS 8」をちゃんと購入したらWindows10にしようかな。


さて、さっそく「Blackmagic pocket cinema camera」で「Film」モードで撮影したものを、

「カラーグレーディング」してみるかなと。


どこで「LUT」とか読み込むのかな??

色々触ってみるもそれらしき項目が見つからない。


もう1度、Googleで検索してみたところ、「EDIUS 8」のバージョンアップに、

「LUT」の読み込みなどに対応するプランがある、という事のようで、

現状はまだそういった機能がないような感じ…あらら。


ただ、今年の4月にアップグレードされたバージョンの「EDIUS 8.2」から「プライマリーカラーコレクション」というエフェクトが追加され、

これを使って「Log」の動画をカラーグレーディングしてください、って事だった。

実際、「Blackmagic pocket cinema camra」の「ProRes」の「Film」モードの素材に「プライマリーカラーコレクション」を使ってみましたが、

処理も軽く「Davinci Resolve」を使わなくても今までのEDIUSよりも便利にカラーグレーディングできました。

ちなみに現状では読み込んだり追加はできないのですが、

Canon、Panasonic、SonyのLogは「色空間」の「ソース」、「出力」で選べました。

ここにどんどん追加できるようにしてくれたら問題なさそうなんだけど…次のバージョンアップに期待。


自分が不慣れってだけなんだけど、「Blackmagic pocket cinema camera」でホワイトバランスをちょこっと間違ったまま撮影していると、

今までの「EDIUS 6」だと「3-way カラーコレクション」で直してたんだけど、

他のエフェクトをかけながら調整ってのがいちいち切り替えるのが面倒だったのが、

この「プライマリーカラーコレクション」1つでほぼ完結できるのは良いね。



「Vegas」についても試してみたのですが、ちょっと長くなってしまったのでまた次回。

カラーグレーディングは奥が深いなあ。


カラーコレクションハンドブック第2版 -映像の魅力を100%引き出すテクニック-







2016年06月19日

「Blackmagic pocket cinema camera」を使ってみた…「シグマ 55-200mm F4-5.6 DC」望遠レンズの手持ちは無理。

今まで使っていたビデオカメラとは1クセも2クセも違うカメラの「Blackmagic pocket cinema camera」です。

少しずつ慣れて使えるようにならなくては。

以前書いた「SDカード反応しない問題」とか、「カードリーダーSDXC未対応問題」など、

当たり前のことなんだけどやってみて初めて実感する気をつけなくてはいけない事もいっぱいありますね。


今回は新たに望遠レンズ「シグマ 55-200mm F4-5.6 DC デジタル専用 フォーサーズ用」を試してみました。

こちらのレンズも「マイクロフォーサーズ」ではなく「フォーサーズ」レンズです。


「LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-3.5 ASPH. L-ES014050」同様に「FOTGA AFフォーサーズM43レンズマイクロ4/3アダプタ」で接続問題ありませんでした。

ただ、「Blackmagic pocket cinema camera」との接続に問題はなくても、撮影はちょっと問題アリ。

「LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-3.5 ASPH. L-ES014050」と同じ様な使い方では「手ブレ」がヒドイ。

もちろん、望遠レンズなので手持ちで撮影をする方が間違っているのだけど、

「LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-3.5 ASPH. L-ES014050」でテレ端50mmで撮影した時と、

「シグマ 55-200mm F4-5.6 DC」のワイド端で撮影した時ではそこまで焦点距離は変わらないのだが、手ブレの感じは全く別物。

これは「LEICA D VARIO-ELMARIT」の「MEGA O.I.S.」が結構効果が出ている気がする。

今まで気にしてなかったけど、他のレンズを使って分かる効果でした。


結論から言うと「シグマ 55-200mm F4-5.6 DC」みたいな手ブレ補正のないレンズの場合、

手ぶれ補正のあるレンズとは使い方に注意しなくてはいけない。

まあ、ちゃんと望遠レンズは三脚にのせて使わなきゃいけないのは当然なんですが。


あと「シグマ 55-200mm F4-5.6 DC」ではテレ端で撮影した場合、

もちろんピントがシビアというのもあるのですが、全体的に独特の画になるので、

使い方だとは思いますが、あんまり人とかの撮影には向いてない印象。



また前回30Pで撮影していたので、今回は24Pで撮影。

「Blackmagic pocket cinema camera」は質感もしっかり出せるので、

フィルム映画っぽい感じで撮れていました。

明るいところよりも暗いところの方が味があるというか質感がありました。

ただ30Pも24Pも60Pに比べるとカウカク感はパッと見で分かる。

それが良いところでもあるけど、動きのある映像が長くあると気になってしまう。


しかし、Youtubeなどに上がっている動画を観るとなんだか滑らかなんだよなあ。



何か設定があるのか、後処理でこんなけ滑らかにできているのか。

まだまだ色々試さないといけないですね。

とりあえず24Pか30Pかはそこまで違いは分からなかったのですが、

どちらにしても動きのある画のカクカク感はなんとかしたいんだけどなあ。


あと始めて「RAW」で試し撮りをしてみたのですが、

自分のパソコンでは「DaVinci Resolve」で読み込もうとするとフリーズします。

「i7-3770 3.40GHz」でメモリは16GBのパソコンでもダメってことは、グラフィックボードが必須かな。

イマイチ公式ページを観ても動作環境のことが見つけられない。



Blackmagic Design シネマカメラ Blackmagic Pocket Cinema Camera マイクロフォーサーズマウント フルHD対応 3.5インチ 001938






2016年06月18日

いつかは揃えたい「Blackmagic pocket cinema camera」のためのアイテム。

まだまだ「Blackmagic pocket cinema camera」については勉強しなくてはいけない。

そして勉強と同じぐらいにしなくてはいけないのが周辺機器を集めること。

まずはレンズ…ですよね。

もともと写真撮影をしていた人はレンズを持っているので羨ましい。

特にレンズ交換の必要な状況もない動画しかしてこなかったので、0からのスタートです。

いや、0ではなく、前も書きましたが、Panasonicの一眼カメラ「DMC-L1」を買っていたので、

フォーサーズレンズ「LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-3.5 ASPH. L-ES014050」はあります。

これについても以前の記事にて。


で、色々集めていきたい訳ですがお金もないことなので、絞らなくてはいけないと。

まず気になっているレンズは「単焦点レンズ NOKTON 17.5mm F0.95」です。

やっぱり単焦点のボケみとかあったら良いですよね、それにF0.95ってどんなんだ!

色んな人のレビューを見ていても評価が高い。

夜にキレイに撮れるって聞いただけで魅力的だなぁ…と狙っていますが現状は予算オーバー。

いつかはきっと。


あとマイクロフォーサーズの単焦点といったら「Kowa 単焦点レンズ PROMINAR 8.5mm F2.8 BK」も気になるところ。

なるべく広角の画が撮りたいってときにあったらいいな…と。

ただ、単焦点のレンズって人気がおとろえないので中古でも高いんですよね…。



カラーグレーディングについては「Davinchi Resolve」をもっと使えるようにしたいのだが、

パソコンのスペックが耐えられない…どれぐらの性能だったらサクサク動くのかな。

もうちょっと詳しくなったら「Vison Color」のLUTとかも試してみたいところです。


で、もっともっと先の話になるのですが、

「Blackmagic pocket cinema camera」を使っている人のほとんどが気になってるであろう、

「Metabones Speed Booster」はいつか試してみたい。

基本的に広角撮影が苦手な「Blackmagic pocket cinema camera」ですが、

この「Metabones Speed Booster」を使うと元のレンズよりも広角に、さらに明るく撮れる!

というなんじゃそりゃっていうアイテム。

今までEOSで動画撮影している人達の広角な画像を観る度に、

「こっちはレンズも軽いし望遠が得意なんだぜ!」っと強がってみたりしていますが、

やっぱり広角は広角で魅力ですよね。

さらに明るく撮れるならなんの問題もないじゃないか!

そんな「Metabones Speed Booster」です。


どんなけお金があっても足りないよなあ。



こんな感じの映像早く撮りたい!


マイクロフォーサーズレンズパーフェクトブック (CAMERA magazine特別編集)






2016年06月17日

EDIUSでどうしても「H.264/AVC」の書き出し途中に止まる。

EDIUSのバージョンは「6」を使っているのですが、

たま〜に、データを書き出す時にフリーズします。

そろそろ「LUT」の件もあるし最新版にアップグレードしようかな。




今回のトラブルですが、

AVCHDのフルハイビジョンの動画で編集を終えたものを「ブルーレイ」にしたいと思っていました。


前にも書いていますが、EDIUSのオーサリング機能とかメニュー画面はオマケ程度なので、

自分は「DVD Architect Pro」を使っています。

このオーサリングソフト、SONY製のソフトですが今はソースネクストで取り扱っていて、

時たまめちゃめちゃ安い価格で販売されたりするので、

EDIUS使っていてオーサリングに困ってるけど、何か良いソフト無いかなって人にはオススメです。


で、いつもの様に「DVD Studio Pro」で使うには、

「ファイルへ出力」→「H.264/AVC」→「Blu-ray」

を選ぶのが良いと思うのですが、

どうしても19%ほどレンダリングが進んだところで止まってしまう。

そこら辺で使用しているデータがエラーなのかとも思ったが、再生しても特に問題はなさそう。

以前、エラーがでる時に特定のフィルタをかけていたものを外したらうまく出来た、

なんて事もありましたが、今回はそんなフィルタもかけてない…。


仕方が無く、

「ファイルへ出力」→「MPEG」→「MPEG2 Program Stream」

で、書き出しました。

DVDにするのであれば「MPEG2 Elementary Stream」で書き出せば、

その後のレンダリング処理はしなくても良いのですが、

ブルーレイの場合は何故かレンダリング処理が必要になるため、

どうせならファイル数の少ない「MPEG2 Program Stream」にしました。

これだと問題なくレンダリング、書き出しできるんだよなあ…謎。


「DVD Architect Pro」で別途レンダリングが必要になりますが、原因を探るのも時間がかかるので、

とりあえず今回はこのような対応です。

ほんと「EDIUS」のメニュー画面が「DVD Architect Pro」までとは言わないけど、

もう少ししっかりした作りだったらこんなことしないのに。

残念無念。


グラスバレー EDIUS Pro 8 通常版 EPR8-STR-JP






2016年06月15日

映画「時をかける少女(1997年版)」を観た感想…吾朗の可愛そう感ハンパない。

以前、大林宣彦監督作品の映画「時をかける少女(1983年版)」を観た感想を書いたので、

とりあえず1997年版(角川春樹監督)の「時をかける少女」も書いておこうと。




という事で、映画「時をかける少女(1997年版)」の感想です。

通称、角川春樹監督版。

もちろん、大林宣彦監督作品の映画「時をかける少女(1983年版)」にも、

角川春樹は制作でかかわっているのですが監督してる1997年版が角川春樹監督版。


14年の月日が流れてのリメイクである映画「時をかける少女(1997年版)」ですが、

どうしてもリメイクという作品なので映画「時をかける少女(1983年版)」と比べられるのは仕方がない。


以前にも書いたのですが、「時をかける少女」の映画バージョンは現在4つありまして、

1983年の大林宣彦監督作、1997年の角川春樹作、2006年の細田守監督のアニメ版、

そして、2010年の谷口正晃監督作です。

アニメ版、2010年版はタイトルは同じ「時をかける少女」ですが、それぞれ違う話。

1983年版と1997年版は同じ芳山和子と深町一夫の話です。


ただ、同じ話と言ってもディテールは結構変えてありまして、

角川春樹監督がどんな感じで映画「時をかける少女」を作りたかったかが分かる作品かなと。



はっきり言ってこの1997年版の「時をかける少女」はほとんど記憶がありませんでした。

やはり映画「時をかける少女」と言ったら大林宣彦監督の1983年版のイメージが強すぎるし、

話としても「時をかける少女」と言ったら1983年版のものが「時をかける少女の話」として自分に残ってました。

改めて1997年版を観て、「あーこんな感じだったっけ」って。


今回も前回と同じく「dTV」を「Chromecast」で家のテレビで鑑賞しました。

月500円だったら安いと思うんですよね。

ただ、「今観たい」という映画があるかは別ですが…。


さて、それでは映画「時をかける少女(1997年版)」の感想です。

さっきも書いたのですがやっぱり比べられるのがリメイク作品。

で、大林宣彦監督の映画「時をかける少女(1983年版)」はツッコミどころがない訳じゃないどころか、

映画として、演出としておかしいんですよね。

なのに「なんかわかんないけど説得力がある」っていう、まさに大林宣彦監督の作品。

あれと比べられるのは可愛そうって気もするが…。

そんな事は100も承知で角川春樹監督はリメイクしてるのでしょう。


不勉強なもので、原作を読んでいないのですが、

原作に近いのは1983年版の方との事なので、そこから変更されている点はどこかのか、

「どんな内容に変わっているのかという事を考えると角川春樹監督の伝えたかったことが分かる」のかなと。


まず話とは関係ないところからなのですが、この映画「時をかける少女(1997年版)」はモノクロ映画です。

14年も前の大林宣彦監督版が効果的にというか映像効果でモノクロからカラーにしていたので、

今回もそんな感じでカラーになるのかと思ったら違っていました。

97年当時からしても昔の出来事なのでモノクロの雰囲気が合わない訳ではないけども…。

制作費とかもろもろ都合があったのかもしれないが、1983年版が印象的にモノクロ・カラーを使っているので、

全編モノクロはなんか物足りない印象が強くなってしまった気がしました。


主演は中本奈奈。

1997年という事もありモノクロではあるが、1983年版の原田知世の芳山和子と比べると、

今の女子高生な感じに近いかなと思う。

綺麗ですよね。

ただ、彼女の演技が悪いわけではないですが、

ストーリーが「和子と深町と吾朗」の話から「和子と深町」の話になっているため、

吾朗に対しての行動や言動が酷いし、終盤の展開のオメーのせいじゃん!ってのもあって、

なんとなく応援できない感じになっているような。

主人公に共感できないってのは結構マイナス要素だと思う。


深町を演じるのは中村俊介。

映画よりもドラマ俳優なイメージですがイケメンですよね。

1997年版では和子の幼馴染ではなく、20歳の転校生という設定に。

なんでそんな設定にしちゃったのかなとも思いますが、

大人な魅力はあるような気がします。

早見城演じる吾朗がメインキャラから明らかに脇役になってしまい、

そのためにも和子からの扱いが本当に酷いので観ていて切ない。

まあ好きな女性の持ち物を盗んでおいて、お守りだと思ってるとか、

そんな事したら嫌われても仕方がないんだけどさ…こんな役になって吾朗可愛そう。

あと俳優では、渡瀬恒彦が20年前の映画でも渡瀬恒彦だったのがビックリ。



ストーリーですが、大筋としては変わってません。

前回同様なるべくネタバレはしないように書いていきますが、

1983年版との比較のために書かなくてはいかないことも出てくるので…ご容赦ください。



まず映画冒頭、高校生ではなく大人の和子が登場。

「誰かを思い出せない」と。

1997年版を観る人で1983年版を観ていない人はいない様な気もしますが、

この映画単体で観ると「こういう導入方法」もありなのかなと。

ただ、さきほども書きましたが深町君が和子の幼馴染ではなく、

同じクラスに転校してきた20歳の帰国子女。

1983年版の和子と深町と吾朗の幼馴染関係は良い設定だと思うのだが、

この1997年版は突然転校してきた男にゾッコンで、幼馴染が言い寄ってきて困ってるみたいな話に。

吾朗の家の近くが火事になった時の「私を助けて!」みたいなの、酷いよね。

やっぱり1983年版と比較すると話がどうこうよりも吾朗が可愛そうだよなあ。

吾朗は同級生だが別のクラスという設定なので、ほとんど出てこないし、

出てきたら和子の事が好きってだけの迷惑キャラだし…角川監督の吾朗に対しての気持ちが伝わりますわ。


基本的な作りとしては、丁寧だと思うんですよね。

なので比較をしなかったら、まあSF要素もある単純なラブストーリーって見方もできる。

そもそも大林宣彦監督のものが異常なんだとも思いますが、

「分かりやすいラブストーリー」…それを作りたかったのかなあ。


それにしても深町を追ってくる謎の男たち。

見るからに怪しすぎるだろ!

ちゃんとした職業ならもうちょっとまともな格好しなさいよ。

しかも、記憶を消す行為は2度すると脳みそが破壊されるそうなのだが、

最初にあれを使ったときって、まだ何も知られてないのに使ってるんだけど!!

なんで使ったのそれ!?

あいつらが悪人だったら別に気にしないが…ちょっとさ…2度目は脳が破壊されるほどのものは慎重に使ってよ。


そして、些細な事が未来に与える影響は大きいって事で和子が過去に戻って、

とあることをやり直しにいくんだけど、「時計を受け取ることだけ」が問題な訳じゃないような…。

些細な事で未来が変わるから過去を変えちゃいけないんだったら、逃げ出すとこまでしないといけないような。

いや、そもそも過去を変えるなって言うなら深町君…。

…。


映画終盤にこのままいけばうまくいく…って状況で和子がたまらず行動を起こすのだが、

あの感じだとただダメな奴じゃないか。

例えばあの男達が深町のことをこのあと酷い目に合わせる趣旨のことをわざと和子に聴かせて、

深町のことを思ってたまらず行動を起こす、だったら分かるんだけど。

ただ連れてかれるだけで行動するんだったら、取調べの時にせっかく騙せてたのに〜って。

まあ、それぐらい深町君の事が好きだったのね、いざ連れてかれる時に耐えられなかったと。


ちょっとネタバレになるけども、

1983年版は深町が未来を変えないために自分で和子の記憶を消すのに対し、

1997年版は深町は和子への想いを消せず他社が記憶を消す。

この差は大きいですよね、自分は消したくなかった…想いを断ち切れなかった。

あんなに些細なことでも未来が変わるからダメといっていたにその行動という事は、

深町は未来よりも和子を選んだ…という事なのかな。

まあ…単純なラブストーリーですよね。


そこで止めとけばいいのに、ラストの衝撃の展開。

いやいや…記憶はどうしたのさ。

ここまですると「都合のいいラブストーリー」に成り下がっちゃいますよね。


うーん。

やっぱり1983年版の方がストーリーとしても良いし映画としても力強い。

ずっと2人なんだねっておじいちゃん、おばあちゃんの良い味とかもそうだけど、

ちょっと比べると1997年版は全体的に軽いんですよね。



大幅に変更された点の「ハッピーエンドのラブストーリー」ですが、

この結末を観ると角川春樹監督は1983年版ではうまくいかなかった2人を、

自分で作るんだったらなんとかくっつけたいんだ、っていう思いのこもった映画なんじゃないかな。


まあ凄いことですよね、それはそれで。

角川春樹のための映画「時をかける少女」であるのだなと。

それに対して1983年版のほうが良いとか、色々言うのも何か違うのかなという気もします。


前も書きましたが今年の7月にドラマが始まるそうなので、

それをきっかけに「時をかける少女」というものに興味が出た人には、

こんな「時をかける少女」もあったんだよってぐらいのところで。



それにしても好きじゃない人が時計を盗んだら返して!って言うのに、

好きな人がオルゴールを盗んだら良いよって言う差は切ないですね。


あと、最初に会ったときに「生まれる前から会ってる気がする」ってセリフはどういう事なんだろうか。

すでに深町君は和子が生まれるもっと前の過去にもタイムリープしているのかな。

それにしても和子がなんで深町に惹かれるのか、深町がなんで和子に惹かれるのか、

あんまり分からないよなあ…。


まあ、当時の角川春樹監督は自分の力で話を変えられるほどの力があった、という歴史の作品。


時をかける少女(1997年版)






プロフィール
マツゥオコアトルさんの画像
マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
プロフィール
<< 2016年06月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
カテゴリアーカイブ
映画(295)
BMPCC(36)
このココ(13)
夢メモ(32)
日別アーカイブ
最新記事
検索
最新コメント
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。