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posted by fanblog

2018年03月28日

映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」の感想…別れってのはとても悲しいものだけど、それでも…って映画。

今日は映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」の感想です。

今月中に109シネマズのポイントカードを使わないとせっかく貯めたポイントが失効。

何かやってないかなと作品も時間も確認せずに映画館に来てみたら、

なかなか自分が観たいなって思う作品と時間が合わない状況でした。

そんな中、どんな話なのかも分らないまま、アニメもたまには良いかな、

ぐらいの気持ちで選んだのがこの作品でした。

という訳で、珍しく映画館109シネマズ名古屋で11時15分の回で観てきました。



映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」は2018年2月24日公開の岡田麿里監督作品。

岡田麿里と言えばアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の人ってイメージだが、

「あの花」以外で携わった作品ではアニメ「キズナイーバー」は何故か全話観たかな。

姉はアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」が好きなのですが自分は観ていません。


岡田麿里監督にとって初監督作品であり、脚本も自ら担当。

今回の映画は公式サイトによると、

「岡田さんの100%をさらけだした作品を、いつか見てみたい」と言われたのがキッカケとか。

つまりこの映画を観た印象は岡田麿里監督そのものって事なんだろうなと。


物語の簡単なあらすじですが、

長寿の一族である「イオルフ」の人々は人間とは関わらずに、

ひっそりと暮らしていた。

しかし、突如空を飛ぶ生き物に乗った軍勢に攻められ村は侵略された。

イオルフの少女マキアは暴走したレナトのお陰で偶然逃げる事が出来た。

森を彷徨うマキアだったが辿り着いた先は既に滅ぼされた集落であった。

しかし、そこで赤ん坊の泣き声を聴き駆けつける。

自分の指をつかむその子を育てる決意をするのだが、

マキアは歳をとらず、エリアルと名づけた人間はどんどん成長していくのだった…みたいな感じかな。


声優さんについては割愛。

とりあえず主人公マキアは石見舞菜香。

エリアルは入野自由です。


さて、映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」の感想ですが、

事前情報なくたまたま観た映画でしたが観て良かったと思いました。

先にも書いたみたいに、この映画の観た印象は岡田麿里監督そのものなんだろうなと。

それについてはまた後ほどにして、

アニメーションとしても十分クオリティ高いと思う。

クオリティってのは画の綺麗さとか、

CGでのダイナミックさとかの見た目だけじゃなくて、

死後硬直の硬そうな感じとか良かったなあ。

あの手を離していくシーンは良い。

映像というか画面の動かし方もイマドキな気がするし、

画の見せ方でも影の使い方とか良いと思った。

そして基本的に優しい感じの画なんだけど、

戦争の悲惨さとかも伝わるタッチで良かった。

クライマックスのあるシーンとあるシーンの交互の見せ方も、

盛り上がる感じで好きでした。


ただこの映画はアニメーションが良いだけでなく、

なんと言っても物語が深い。

深いと言っても難しい話では全くなくて、

とてもシンプルで分かりやすい話。


あ、全然関係ないけど、映画を観ている間、

ずっと「イオルフ」が「ヨルハ」って脳内変換されていて、

PS4「ニーアオートマタ」の影響かなとか思っていた。


「他との違い」がこの映画の1つのテーマであり、

その「イオルフ」って種族が人間から見たらほぼ不老不死的存在なのにも関わらず、

「別れの一族」と呼ばれるって情報が映画は始まってすぐに言われる。

もちろん、なんで別れの一族なのかってのは、

自分は長生きするけれど、人間などの種族は寿命が短く先に死んでしまうから。

…なんだけど、映画序盤にこれは「人事ではないぞ!」と言うシーンがある。

まあ序盤だからネタバレにならないかと思うから書いてしまいますが、

エリアルが育つ家で飼われていた犬のオノラについて。

もちろん、犬は人間より寿命が短い生き物。

子供の頃から一緒に育ったオノラだが、ついに別れがきてしまう。

あのオノラの墓を掘るシーンは涙が止まらなかった。

子供のそんなに深く掘ったらもし生き返ったら…みたいな発想が悲しい。

主人公マキアは特別に寿命が長いのだが、

実は人間も犬とか他の生き物とは寿命が違う存在だと知らされる。


自分も犬を飼っている家で育ち、

何度か別れを経験しているけどなかなか言葉にするのは難しい感情です。

とりあえず、映画序盤から良い歳のおっさんが泣かされる。

実は映画のクライマックスよりもここが一番泣けたんだけどね。


まだネタバレはしない方が良い作品だと思うので、

物語の結末などには触れないようにしたいのですが、

どうしても展開について触れてしまうところが出てしまいそう。


とりあえず、この映画では様々な「別れ」が描かれていて、

もちろん先ほど書いた「生き別れ」は大きな要素なのですが、

単純に引っ越して会えなくなるなどの別れがあり、

「こないだごめんね」の一言を言おうとしたら言えなかったり、

会えなくなる前になんでその一言が言えなかったのだろう、

なんて事は多くの人に共感が得られるのではないでしょうか。


あと、母として子供を育てるストレスとか、

子供として助けたいのに無力な自分に苛立ちを覚えたり、

本当に扱ってる要素ってのは普遍的なものばかり。

人生ってうまくいかない事ばかりですよね。

で、その普遍的なものの中でも一番としては「愛」なわけで。

「愛すれば本当の独り」とは劇中の言葉。

例えば、全く知らない他人が死んでしまうのと、

情が芽生えた人が死んでしまうのでは比べ物にならないほど違う。

そんな中、主人公マキアが様々な出会いと別れを経て、

物語の最後には何を思うのか。

書いてしまいそうになるけども、これは実際に観てもらいたいなと思います。


まあ、本当にこの映画だけじゃなくて、

多くの作品でも語られる事ではあるのだけど、

映画のラストで彼女から、その言葉を聞いた方が良い。


あとは、やっぱ回想シーンってのは泣けるなあって。

映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」でも、

やっぱ回想シーンは泣けたなあ。


あと文句じゃないんだけど、

映画終盤にある人物が自分の子どもの目の前で、

自ら命を絶とうとするってシーンがあるんだけど、

てめーふざけんなよって思った。

まあ、今の環境というか状況から飛び立つって意味もあるから、

分からなくはない演出なんだけどさ。

序盤の飛べないマキアってシーンが活きてると言えばそうでもあるが、

結局なんとかなったから良いものの、

お前、それで死んでたら子供は普通にトラウマだろうが!って。


後はレナトの赤目病がちょっと都合良過ぎる気がする。

そしてレナトにつかまってるマキアって絶対落ちるよな、とか。

まあ、そんなに気にするレベルではないんだけど。


まあ色々書いたけども、

この映画とアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を見た感じでは、

つまり岡田麿里監督って人は、

出会う事で、また愛する事で、

それ故に悲しい別れが起こってしまうのだが、

それでも出会って良かった、愛して良かったと言える。

という感じの信念みたいなものがあるんだろうなって。

ちょっと書いちゃった…しまった。

まあ、でも本当にそんな気持ちが詰まった映画でした。

映画の最初と最後がヒビオルが織られているのがまた良いですね。

そのヒビオルは出会わなければ織れないものだった訳だし。


その他、「君に大切なものが守れるのか」ってのと

「忘れないから」って台詞は普段から使っていこうかと思いました。

…誰にかは分からないですが。


あ、そう言えば劇場で映画観た時はパンフレットを基本的に買ってるのですが、

まさかの売り切れだった…なんか悔しい。

さよならの朝に約束の花をかざろう 公式設定資料集




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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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