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posted by fanblog

2017年04月21日

映画「イースターナイトメア〜死のイースターバニー〜」の感想…ホラー映画で主人公が危機に瀕しないのはいかがなものか

今日は映画「イースターナイトメア〜死のイースターバニー〜」の感想です。

この映画は以前感想を書いた映画「ハロウィンナイトメア」などのナイトメアシリーズの第4弾の作品。

第1弾の映画「ハロウィンナイトメア」は最初ちょっと舐めてたのだけど凄い完成度が高くて良い映画だった。

そしてこれは期待のできるシリーズだと意気揚々と観た第2弾の映画「ハロウィンナイトメア2」がクソみたいな映画で、

前作の足をひっぱる続編ってなんやねん、ってとても腹立たしい思いをしました。

その次に映画「バレンタインナイトメア」というナイトメアシリーズ第3弾が出ているのですが、

自分が行くレンタルDVDショップには何故かこの第3弾が置いていない。

なのに第4弾である映画「イースターナイトメア〜死のイースターバニー〜」があったので、

ついつい借りてしまった…という感じです。

という事で、今回はレンタルDVDにて鑑賞です。



映画「イースターナイトメア〜死のイースターバニー〜」は2016年公開の平波亘監督作品。

平波亘監督の作品を他に観ていないのですが、多くの作品で助監督として活躍している方。

画の作りなどは丁寧に作っている感じはありました。

映画全体の出来は…また後ほど。


一応原案はフリーゲーム「The Rabbit House」という事で、

「ハロウィンナイトメア」や「DETHFOREST 恐怖の森」と同じ様な感じなのかな。

ただ、話は全然違う様で、映画のため「イースター」に強引に寄せている印象。

ナイトメアシリーズなので、「なんちゃらナイトメア」にしたかったのは分かるけど、

原案要素をもうちょっとうまく使えば良かったのになあと思います。


キャストですが主人公の鈴谷佳奈子を演じるのは都丸紗也華。

グラビアアイドルでもある彼女ですが、

ダンスもやっていただけあってダンスシーンは映画とは別に観ていたいなあと。

ボディラインの美しさは全く関係ないシーンでも伝わってきて、

こりゃ男どもが注目するのは仕方が無いって思ってしまいます。

佳奈子の友達めぐみ役はアイドル仮面女子のメンバー川村虹花が演じています。

まあ一応ファンのためにというか1シーンだけはしっかりアピールできたのではないでしょうか。

同じく佳奈子の友達のやよい役は春川芽生。

最初観たとき、にしし?って思ってしまったのですが…似てません?

最後の「私は絶対殺されない」って言って走り出すのって死亡フラグだなぁ…あ、ネタバレ。

謎の少女を演じるのは阿知波妃皇。

彼女が一番存在感を出していたのではないだろうか。

かわいいんだけど、何か不穏というか…まあそういう風に撮っているって訳だけど。


簡単に映画「イースターナイトメア〜死のイースターバニー〜」の話を書くと、

ダンスに打ち込む佳奈子だが、誰かに見られている感じがしていた。

どうもダンスの指導にあたっているコーチが怪しいのだが、確信はない。

そんな中、次々と謎のイースターバニーに襲われる人が出る。

いったいこのイースターバニーは何者なのか、そして佳奈子の前に現れる謎の少女は何者なのか。

…みたいな感じかなぁ…うまく書けないけど。


「ハロウィンナイトメア」シリーズと同じくだいたい1時間の尺。

観やすい時間になっているのはありがたいところ。

予算もそんなにかけられないんだろうなってのは分かりますが、

それでも「安物感」はそんなに出ていない。

それは先にも書いた様に画の作りは丁寧にしているのと、

音はしっかり違和感のないように収録している点。

当たり前と言えば当たり前なのですが、予算のない映画だとここら辺が疎かになりがち。

ストーリーやアイデアがよくても、そういう基本が出来てないと、

作品の出来が著しく落ちてしまうものです。

で、そこら辺をクリアしたこの映画「イースターナイトメア〜死のイースターバニー〜」は良い映画なのか、

というと…残念ながらそうではない…と。


まず、一番問題なのは「スジ」がよく分からない。

ネタバレになるので詳しく書きませんが、

みんなを殺していた「イースターバニー」を操っていたのはアイツでしたってのは良いんだけど、

結局どういう事?

佳奈子の不利益になる存在を消すってのは良いとして、

「別に不利益じゃなくね」って人まで殺してるんですが…イースターパーティーに来た人は流れ玉が当たったか。

映画の冒頭に「イースターバニーは裁判官」って言うんだったら、

良い人は襲わない、悪い人は襲うという審判がある設定じゃないと活きてこないような。


あと映画「ハロウィンナイトメア2」の時も書いたのだけど、

映画「ハロウィンナイトメア」の良かった点は「ハロウィンの日」というタイムリミットがあって、

その日までに事件の真相、そして「どうすれば生き残れるのか」という情報をつかむため頑張る。

映画「リング」とか、そこら辺がうまく作られてるけど、迫りくるタイムリミットにハラハラするのであって、

「ハロウィンと関係ない日」にも殺人が始まったらタイムリミット感がない。

今回もイースターナイトメアなら、毎年イースターパーティーの時に殺戮が起きるで良いのに、

関係ない時から次々と殺されていく…というか行方不明になっていくので、

あと何日とか表示されても、それってなんか関係あるんだっけって思ってしまう。

…と、なんか「イースター」という設定が活かせてないのが勿体無い。

なんかそういうところの物語というか「スジ」が微妙だったなあ。

そして結局、兄の描写がなんだったのか分からない…自分の理解力がないのだろうか。

という訳で安っぽさが出ないように丁寧に撮影している感じはするものの、

「スジ」がスッキリしないしうまい展開でもないので、映画全体としては微妙かな。

アイドル映画として観るなら都丸紗也華の綺麗さとか美しさは伝わったので成功なのかもしれないが。


さて、細かいところを書いていくと、

まず映画がはじまって兎が死んでいるのを主人公の佳奈子が発見。

そこで「かわいそう」と言うのだけど、1人の時にかわいそうとは言わないよなぁって。

そういう演出は違和感があるので控えた方が良いと思います。

そして、その後に兎を埋めるのだけど、埋めるというよりはそこら辺の葉っぱをかぶせる行為。

なんだかなあ…もうちょっとちゃんと埋めてよって。


そしてイースターパーティーまでに殺されるヤツはみんな、

森みたいなところに行くんだけど、あそこは何?

きっと意味は無いと思うんだけど、毎回殺される時にあの場所に行くと思うとちょっと笑えてしまう。

殺されてもその後騒ぎにならないので、みんな行方不明みたいな扱いに。

「連絡してもつながらないんだよね〜」ぐらいの周りのリアクション。

さすがに友達が音信不通だったらもっと心配するだろう。


で、この映画の「スジ」が微妙ってのが一番の問題なんだけど、

さらに致命的な事があって「イースターバニーが恐くない」という事。

ホラー映画の面白さって映画を「観てる人が恐いって感じる」という要素は大事だと思う。

この映画「イースターナイトメア〜死のイースターバニー〜」は、その要素がほんとうに薄い。

その理由として、「主人公の危機がない」という事。

ネタバレはしないように書きますが、映画を観ている人は基本的に主人公に感情移入をするもの。

どれだけ周りの人が危機に遭遇しても、そんなにショックは受けない。

設定の問題なんだけど、もうちょっと脚本を頑張ればそこら辺はなんとか出来そうな気がするんだけどなあ。

さらに人を殺すイースターバニーの動きが基本的に遅い。

攻撃は基本的に「噛む」の1つ。

イースターバニーから逃げる時に確かに後ろにいたはずなのに逃げた先の階段の下にいたり、

不気味な感じは演出しているけど、基本的に「遅い」ってのは恐さが半減する。

ゴキブリって早いから嫌ってあると思うんですよ。

カブトムシがめっちゃ早くて家の中をかけまわってたら多分嫌ですもん。

…っていうね。



まだ先にも書いた様に第3弾の映画「バレンタインナイトメア」は観てないのですが、

この感じだと第1弾の映画「ハロウィンナイトメア」が一番良さそうだなあ。

なんでシリーズって参考にできる良作があるのに、ダメになっていく傾向があるのだろうか。


おまけのどうても良いところとして、家の電話を「もしもし」って出るなよ!とか、

せっかく屋上で都丸紗也華に抱きついたあの男!

あれ、ちょっとセクシーな展開になるのかって思ったら、なに簡単に投げ飛ばされとるんだ!とか、

あんなに露骨につけられるって逆に凄いとかね。


と、ここまで書いておいてなんですが、

このシリーズは60分程度で毎回観られる手軽さは結構好きです。

なにより第1弾の映画「ハロウィンナイトメア」は本当に良い映画だったので、

続くシリーズも期待したいんだけどなあ。


そうそう、レンタルDVDの予告が今回もやっぱり謎の韓国ドラマ予告の連発。

1つや2つなら何も言わないけどどんなけ韓国ドラマの予告やるねん!

って、映画が始まる前にツッコまさせてくれる安定の予告が観られます。

イースターナイトメア ~死のイースターバニー~ [DVD]






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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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