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2017年03月01日

映画「蒲田行進曲」の感想…いつ観ても良いおっぱい。

今日は映画「蒲田行進曲」の感想です。

この映画「蒲田行進曲」は大学の講義でも使われていた映画でして、

つまり某芸大で授業を受けた人は皆、 松坂慶子のおっぱいを観ているという話になる。

いつ観てもいいおっぱいである。

…そんな映画「蒲田行進曲」ですがdTVにあるのを見つけて、久々に観てみようかなと。

一昔前の映画と比べて最近の映画って、何かが変わってしまった気がする。

いや、多分、一昔前の映画でもダメな映画はいっぱいあったのだけど、

今の時代にも残ってる映画はやっぱりちゃんとそれ相応の魅力とかがあるって事なのだろう。

という事で、今回の映画「蒲田行進曲」はdTVにてChromecastを使ってテレビで視聴です。



映画「蒲田行進曲」は1982年公開の深作欣二監督作品。

そう言えば、このブログでは深作欣二監督作品って書いてないですね。

映画「仁義なき戦い」や映画「里見八犬伝」はまたいつか見直したいと思っています。

この映画「蒲田行進曲」を改めて観て思ったのが「今の映画」だなと。

以前、小津安二郎監督、木下惠介監督の昔の巨匠の作品を見直して、

今でも感動したし、映画としてのクオリティの高さ、「今の時代にも通用する」という事を感じたが、

それでも「昔の映画」という感覚はあった。

まあ小津安二郎監督の映画「晩春」は1949年なので実際に古いので「昔の映画」なのだけど、

面白いのが木下惠介監督の映画「この子を残して」は1983年公開、

つまり映画「蒲田行進曲」よりも1年後の公開。

それでも映画「この子を残して」に「昔の映画」感があった…、

いや、映画「蒲田行進曲」に「今の映画」感があったという方が正しいのかもしれない。

もちろん、それでも映画「蒲田行進曲」は今から35年も昔の映画なので古さ感じますが、

映画の作り方、特に音楽の使い方、画のサイズは今の映画やドラマに通じると思う。

音楽の使い方については好き嫌いは分かれるところかも知れませんが、いわゆるベタな使い方かなと。

しっとりさせたい時にしっとりした音楽、気分を上げたい時に気分の上がる曲が流れる。

そして画のサイズというか画角について、アップが適度にある。

もちろん邦画の伝統的な引き画の感じはありますし、ロングショットでの長尺の会話などもある。

それでもカット数の多さ、そして表情を映すためのアップがあるだけで、

なんとなく「今っぽさ」を感じる。

色んな映画を比べて観ると、なるほどなあって、より楽しさが広がりますね。


キャストですが、なんと言っても主演の松坂慶子。

小夏という役を演じてる訳ですが、まあ…おっぱいですよね。

映画でおっぱいが見えるってそういえば最近ないなあって思うけど、

あの小夏のおっぱいの完成度はいったいなんなのだろうか。

エロすぎず、かと言ってエロくない訳でもなく…理想的なおっぱいだ。

それとかスケスケの下着で床を拭くカットで、

あのスケスケの下着である必要はあったのかどうかは分からないのだけど、

今時の映画でもあれぐらいのスケスケ具合を出して欲しい。

…という偏った見方はおいておきまして、実際この映画の魅力は松坂慶子。

彼女の演技、そして存在の魅力がこの映画の魅力なんだと思う。

小夏の元彼であり銀幕スターの銀四郎を演じるのは風間杜夫。

松坂慶子の魅力もさることながら、風間杜夫の演じる無邪気な銀ちゃんも、

この映画にとって大事な要素の1つ。

あんなにダメな男なのに、なぜかほっとけない感じをさせるって凄いですよね。

映画って説得力だと思うんですけど、風間杜夫の演じる銀ちゃんには何か説得力があった。

そして、小夏の夫になるヤスを演じるのは平田満。

多くの映画で脇を支える立ち回りですが、この映画ではほぼ主演。

先に触れた2人と同じく、彼の演じるヤスの振れ幅が映画の幅を広げていると思う。

前半の下っ端感があってこそ、終盤の雰囲気のギャップが活きてくる。

こういう幅広い演技を観ると、俳優さんって凄いって改めて思います。


さて、久々に観た映画「蒲田行進曲」の感想ですが、

やっぱいつ観ても良いおっぱい…もとい、いつ観ても良い映画だなと。

まずは、笑える、泣ける、の基本ですが、その基本って結構難しいですよね。

免許持ってないって話からの「キャデラックに免許がいるか!」って楽しいやりとりから、

「誰が気に入らないんすか、俺がぶっ殺してきます!」っていう勢いのあるもの、

スタントでビルから落ちたあとの「もう一回いこう」などの笑えるところ。

そして、中盤から積み上げた終盤の泣けるシーン、良いですよね。

特にヤスの実家に挨拶に行った際のお母さんとのやりとりがあるかないかは大きいですよね。


あの「ヤスが帰ってきたぞー!」っていう故郷の出迎えの盛大さが、

「そんな訳ないだろ!」ってのを通りこしてもう面白いですよね。

そういうバランスって本当に難しいですよね。

「そんな訳ない」って映画としては熱を冷ます感情に繋がりますから。

ただ、それがあまりにも過剰だと笑ってしまう。

その後に、お母さんと小夏のやりとりがあるという展開。

まさに楽しいシーンと真面目なシーンが交互にくる構成。

お母さんとの目だけで分かる演技とか良いなって思う。

もちろん風呂場での清川虹子の息子を思う母の感じはグッときます。


で、やっぱり松坂慶子ですよね。

おっぱいは確かに良い。

だけど、彼女のあの独特の言い方がなんか凄く良いんですよね。

「じゃあってなによ」とか、

「銀さん一緒にいてくれないじゃない」とかの言い方。

なんなんだろうね、あれは、あのフックのある言い方。

「今夜帰ってきて欲しいのよね」って言われたら、

帰ってきますよね…間違いなく僕は帰ります。


そんな訳で良い映画だなと改めて。

で、なんでこの映画が大学の授業で使われてるのかと言えば、この映画の構成。

映画の中で「映画という作りもの」を描くことによって、

映画とは何なのか、という事を講義では言っていた…気がする。

もうかなり昔の話なので間違ってたら教授ごめんなさい。

改めて観て、冒頭から松坂慶子のナレーションで、

「映画は昼を夜にも変えれる」という様なことを言っていて、

これは「作りものを真実に思わせることができる」ってことなんだと思う。

まさにこの映画の構成そのものだったんだなあと。


まだ観てない人のために、最後の展開は書きませんが、

一番最初に観た時には「この終わり方ってなんかちょっと意地悪だな」って正直思った。

つまり当時は物語にハマっていたんだと思う。

だけど時間が経った今は映画作り、そしてそもそも映画とは何なのか、

物語だけじゃなくてそういう事も考えて観る様になって、なるほどなあって。


まだ観てない人は大学の講義で使われるぐらいの映画なので、

観ておいて損はないですよ。

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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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