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posted by fanblog

2017年01月07日

映画「ヒロイン失格」の感想…監督失格、早く貞子に呪われてほしい。

今日は映画「ヒロイン失格」の感想です。

この映画が好きな人は、これから先は読まないでください!

ハッキリ言って今回は「わざと」観た映画です。


何度も書いていますが、映画の好き嫌いは人それぞれの感覚。

自分は好きな映画監督、嫌いな映画監督、両方います。

さらにコイツには「もう映画監督してほしくないわ〜」って監督もいます。

今回はその「もう映画監督してほしくないわ〜」って思っている英勉監督の作品。

まあ、新年そうそう「最初から英勉監督をバカにするつもり」で観てますから。


…でもね。

どうせまたゴミみたいな映画作ってんだろって思っても「観てる」わけですから。

その思いを「裏切ってみせろよ」って思う。

本当に相変わらず酷い映画作りやがって…って、今までと同じ感想をさせてどうすんだ。

残念です。

今回はレンタルDVDではなく、久々に「dTV」をChromecast使用で鑑賞です。



映画「ヒロイン失格」は2015年公開の先ほど話題にしました英勉監督作品。

もちろん英勉監督と言えば、映画「貞子3D」シリーズの監督です。


映画「貞子3D」と映画「貞子3D2」の感想を他のサイトに書いていたのですが、

そこがサイトごと消えてしまいました。

怒りのあまり、感想がすっごい長いものになったのですが、結論は「酷い」でした。

映画としてのスジも最悪ながら、演出が下手ってレベルじゃない、汚い言葉でゴメンだけどクソ。

明らかに間に合わないだろってタイミングを間に合わせる石原さとみとか、

ホラー映画なのにジョークでやってるのか恐くもなく笑えもしないシーンの数々。

この監督はダメだ、能力がないのは仕方が無い…ただ、良い映画を作る情熱がないなら手を出さないで欲しい。

そんな印象を英勉監督には持ちました。

まあ、貞子3Dシリーズは以前書いた感想が消えてしまったので、

また気が向いたときに見直して感想を書くのも良いかなと思っています。

こんな酷い映画がある、というのも歴史の1つ。


…という事で、嫌いな監督というよりは「実力がなく映画監督に向いてないと思う英勉監督」の現状の最新作。

日本映画界の七不思議だと勝手に思っていますが、なんで彼に監督をさせるのか分からない。


しかし、実はこの映画「ヒロイン失格」は世間的な評価はそんなに悪くないようなのです。

自分の周りにもこの映画を観たって人もいましたが、「悪い映画では無かった」と言ってました。

それもあって、ホラー映画というか、リングって題材を使う手腕は無かったけど、

普通の映画なら作れる監督なのかなって、一応は期待もありました。


さて、映画「ヒロイン失格」ですがまずはキャスト。

主演は松崎はとり役の桐谷美玲。

友達に桐谷美鈴好きがいまして、劇場に映画「荒川 アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」を観に行ったのが懐かしい。

映画「女子ーズ」も観たんですけど、そう言えば感想書いてなかったかな。

気の強そうな顔で目が特徴、今回も彼女の目は良い味を出してます。

凄く頑張っていたし彼女は良かったと思います。

友達にファンがいるってのは別として、彼女は評価できる映画だと思います。

はとりの幼馴染で片思いの対象の寺坂利太を演じるのは山ア賢人。

彼が実写版のジョジョ第4部で東方仗助を演じるというのが今でも信じられないですが、

悪い俳優ではなく、独特のオーラは持っている良い役者だと思っています。

ハッキリ言って今回の役の山ア賢人は可愛そう。

主人公が「ベラベラ心情をナレーションする」のとは対照的に、気持ちを仕草で表現するのだけど、

その演出が安っぽすぎて、そんなの誰がやってもわざとらしくなってしまう。

この映画だけでは彼は安っぽい演技の印象しか残らない。

しかもストーリー的にも最低な男の役なので、こんな役やらされて可愛そうだなって。

ライバルキャラにあたる、はとりに想いを寄せる弘光廣祐を演じるのは坂口健太郎。

以前、感想を書いた映画「海街diary」でも女をたぶらかす役ではありましたが、

モテメンなんですかね…劇中で「とんでもないイケメン」といわれてましたが、

どうも個人的にはそうは思えない…が、この映画では唯一凄い良い奴だったため、

最終的には彼が一番株を上げたのではないでしょうか。

メインはこの3人で、他にも高橋メアリージュンとか竹内力とか出てますが、まあ良いかなと。


原作は同名の幸田もも子のコミックですが未読です。

映画のスジは原作に沿っているのかも知れませんが、まずマンガの映画化に関しては、

「映画にするために、どう脚本を練ったり演出をするか」ってことが監督の1つの手腕だと思うのです。


この内容で112分は長すぎる。

もっと端折れるところはあったし、前半のどうでもいい演出が邪魔でしかない。

演出については後ほど書きたいと思うのですが、

この映画の一番の問題としては、「主人公に感情移入できない」。

そして「主人公が惚れる相手が最低の男」であること。

つまり、ラブストーリーの映画なのに「主人公の恋を応援できない」という事。

恋愛映画で一番ダメな状況をこうも見事にやってくれると、

英勉、お前はホラー映画だけでなく恋愛映画も作れねーんだな、と確信させてくれる。


映画「貞子3D」の時も思ったんですが、結局英勉監督は映画を通して何が伝えたいんですかね。

映画のテーマとかはまた別として、

単純にホラー映画だったら「恐いという感情」だったり、恋愛映画だったら「ときめく感情」とか、

観てる人が「何かしらの感情を動かす」…つまりは観てる人を「感動」させたいって思いはないのだろうか。

もう、映画全てがやすっぽい。

こんなことしてみましたのオンパレードで何一つ心が動かない。

唯一動くとしたら作品にではなく監督に対して、「お前が呪われろ」って思いだけ。



さて映画「ヒロイン失格」ですが、もうちょっと細かいところに言及してみます。

映画が始まると桐谷美鈴のナレーションというか心の声で始まる。

嫌な予感がしますよね…感情を言葉で、しかもナレーションすんのかと。

まあその手法自体が悪い訳ではないが、しばらくすると画面に向かって語り始める。

ダサ!

それが映画の構成として「必要な演出であれば」上手いってなる手法だけど、

ただただ、この演出面白いでしょって程度の必要性。

しかもこの演出が前半だけで後半はもう無くなる…作品通しての統一感ねーなって思わせる。

それ以上に最初に人の頭の上に文字で「ヒロイン」とか「エキストラ」とか出すんだけど、

この演出も最初だけ…気まぐれか!!

主人公が今回の経験を経て精神的に成長し、

他の人をランク付けするのを止めた、とかなら演出を変えるのは納得できるが、

最後に「みんなヒロイン」みたいなことを言うんだから…それなら出せばいいのに。

いや、そもそもダサいから最初から出さなきゃ良いんだけど。


そして、その映画序盤で「出てくる文字をつかむ」演出とかこれっぽっちも面白くない。

はとりの頭の中を映像としてみせているなら、本来友達がつかむのはおかしい。

くずれた文字に埋もれるとか、

「マンガだったら成立することでも映画でやったら違和感がある」ことぐらい分からないのか。

もしくは本気でそれが面白いって思っているのか。

まあ、文字だけなら良いのだけど、突然竹内力が壁を走るとか意味がないし。

ほんと「こういうの面白いっしょ」みたいな乗りで前半はくだらない演出が立て続けにある。

バラエティ番組の中の1つのコーナーで流れるVTRレベルじゃん。

擁護するとしたら、映画の前半は興味を引くために笑わせたいって気持ちは分かる。

しかし、実力がない…技術がない。

映画全体のバランスなんて全く考えてなくて、ほんと思いついたの入れちゃったって。

スロー演出もウザイし、やっぱり「感情をすべて言葉でいう映画ってなんなの」ってイライラしてくる。

演出がそんな中学生でも自粛するレベルで恥を知れと思うのだけど、実は物語としても酷い。


「もう諦めた」と悟りを開いたって言った直後に、

刺されて倒れこむところを彼に駆けつけてもらう妄想とかどうなのか…本当に勝手な主人公。

夏休みにギャップ大作戦だか知らないけど、彼女の努力って踊ることなん。

彼から「連絡が来るまでじっと耐える」のが彼女の努力なんでしょ?

なんで歌って踊ってるイメージ動画が流れるのかな…バカなのかな。


前半はそんな笑わせるつもりが笑われる映画に仕上がっていて、

後半からはちゃんとした恋愛映画に…したかったんだろうけど、本当に主人公が勝手でむかつくだけ。

反省はしてたけど弘光と子供からリア充爆発しろとか水鉄砲撃たれている訳だし、

スケジュール帳にどれだけ書いてあっても、実際のお前の行動違うからなって。

そもそもリア充爆発しろって子供にやらせるあたりがセンスの無さだと思うが。

色々あって、利太とすれ違う訳ですが、泣いた後に雨とか演出おかしくね。

泣きたい気持ちを雨が表現するべきじゃないの。

だから利太はあくまで後ろ姿だけで立ち止まって雨が降り始めて、そのまま表情は映さずに去ってくのが良いんじゃない?

これだったら「ただ雨が降っただけ、ただ雨が降ってびしょ濡れの映像が作りたかっただけ」になっちゃじゃん。

その後、弘光に電話かけるとか最低な女だなって思うし、どうやって弘光はその場所を探したんだって思うし。

そして、あんなにびしょ濡れなのに足元は濡れてないとかね、乾いたのかな…そうだね、乾いたんだね。


そんな拷問みたいなクソ演出が最後まで続くんだけど、

偶然ホテルのエレベーターで利太と一緒になる訳ですが、

エレベーターは何故5階で止まるのね…嫌がらせかなにかかって思う。

その時の空が「ある時の空」に似てたとか何とかでちょっと話があるんだけど、

その間、誰もいないエレベーターがずっと扉開いてるのね。

エレベーター開いたままかよ!!

誰かが中から「開」ボタン押してないと不可能じゃん。

その後、利太が携帯に撮った写真とか観はじめて感動的な音楽が流れるけど女々しくてかよ!!

自分が勝手に彼女つくって、しかも不本意ながらも自分ではとりを振ってしまったのに、

はとりが弘光とくっつきそうになると動揺する。

ほんと弘光も言っていたけど弘光よりもタチが悪い。

しかもそのタチが悪いのが最後まで直らないというね…なんだそれ。


修学旅行で自由に男子が女子の部屋にいけるのは問題だろって思うが、

その程度はこの映画では小さい話。

「俺のせいだ」とか言いやがって、そうだよ!お前のせいだよ!!

最初から最後までお前のせいだよ、ふざけやがって。

高感度が駄々下がりの主人公2人と違って、

弘光の「好きだったなぁ」は、言葉にするのはどうかとも思うけど、あのキャラだったら成立するかな。

高感度上げるなあ…坂口健太郎は。


最終的には結局利太とはとりがくっつく訳だけど、雪の演出が何を意味してるのか不明。

雨は悲しい気持ちで使ったなら、雪は祝福とか幸せな気持ちの表現なのか?

いっておくが観てる人は「お前らを祝福してない」。


そもそも結局何がヒーローなのか分からない。

最終的に「弘光に指摘された部分を乗り越えてる様に見えない」んだけど。

この2人は一体何が成長したというのだろうか。

もともと両想いだったけど、気持ちが言えなかった2人が言えるようになったってこと?

「どんな子もみんなヒロイン」とか良いことげな事を言おうとしてるんだけど、

思いっきり「映画通して良い待遇だったお前が何を言っても皮肉にしか聞こえない」んだけど。

…みたいなね。



まあ、まとめると英勉監督はホラーを作るのも無理だし恋愛映画を作るのも無理。

もちろんコメディも無理…つまりは映画監督に向いてない。

監督失格。

もういい加減諦めて欲しいわぁ。

ご飯食べながらとか、適当に観るテレビ番組のちょっとした映像とかだったら丁度良いんじゃないって思う。


唯一褒めるとしたら、最初に弘光とキスした後の下くちびるぷるんは良かった。


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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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