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2017年06月08日

映画「劇場版 零〜ゼロ〜」の感想…「恋、別名呪い」という物語。

今日は映画「劇場版 零〜ゼロ〜」の感想です。

久々に「dTV」を起動、何か面白そうな映画が無いかなと物色してたところ、

この映画を見つけました。

もちろん、決め手は安里麻里監督作品であるという事。

アニメ「氷菓」を観てからますます気になっちゃってますね。

そんな訳で、今回は「dTV」をChromecastを使ってテレビで鑑賞です。



映画「劇場版 零〜ゼロ〜」は2014年公開の先ほども触れました安里麻里監督の作品。

安里麻里監督作品では映画「ゴメンナサイ」、脚本では映画「×ゲーム」の感想を書きました。

映画「ゴメンナサイ」は貞子的なものに襲われて恐いって映画ではなく、

もっと心理的な恐怖を与える映画でした。

映画として面白いってよりも、観終わった後に嫌な気になる(褒め言葉)作品。

その点はうまくいっていたと思うので、今回の映画もホラーというジャンルにはあったけど、

残酷描写があったり貞子的な何かに追われるものではなく、

もっと心理的な物語なので安里麻里監督が選ればれたのかな。

かつ、女性監督ということかもしれないですが。


さてキャストは主人公の月守アヤを演じるのは中条あやみ。

他を圧倒するほどの綺麗な容姿があってこそ成り立つ役。

あと独特の雰囲気が出せていたのも大きいかなと。

もう1人の主人公風戸ミチを演じるのは森川葵。

ショートカットが可愛い彼女ですが、

アヤと並んで劣ってしまう人では成り立たない訳で、

そういう意味でもしっかり負けていなかったかなと。

ちょっと身長差は気になりましたが。

同級生の鈴森リサを演じるのは小島藤子。

彼女はなんと映画「氷菓」では伊原摩耶花の役を演じます。

アニメのイメージだとちょっと違う気はしますが、

そもそもアニメの雰囲気のまま実写化したら失敗するタイプの映画なので、

実写ならではの伊原摩耶花を期待したいところです。

その他、美山加恋や山谷花純など女の子がいっぱい出てきます。

…と、雑な紹介。


映画「劇場版 零〜ゼロ〜」の導入部分の話を簡単に書くと、

ある全寮制女学園にて学園一の美貌を持つアヤが突如部屋にひきこもりになった。

そのアヤに特別な思いを持つ生徒は多くカスミもその1人だった。

カスミはアヤへの想いのため、学園につたわるおまじない、

「午前0時ちょうどに好きな女の子の写真にキスをする」を試してしまう。

その後、ミチの目の前にいたカスミは姿を消してしまうのであった。

そして、その事件を皮切りに次々と失踪する生徒が出てしまう。

ミチもまたアヤの夢にうなされるのであったが…という感じ。


で、映画「劇場版 零〜ゼロ〜」の感想ですが、

これも映画「劇場霊」に通じるのですが、

ホラーを期待して観たらたぶんガッカリしちゃったんだろうな…と。

今回、この映画がどんな話なのか全く知らずに安里麻里監督だからと観たので良かったかな。

オフィシャルの作品ページとか観ると結構恐そうなテイストで作ってあって、

劇場公開時にこのページを観て「ホラーを期待して」観に行ったなら、たぶん怒ったかも知れないなあ。

例えるなら「落ちるという恐さ」を期待して乗ったジェットコースターなのに、

全く落ちない乗り物だった…落ちないのかよ!って思うよね。

実は乗ったのは観覧車で綺麗な景色を見せられたら「はぁ…なんか違うなあ」って。

でも、映画として、1つの物語として観ればそんなに悪い作品ではない。

売り込み方が制作側とマッチしてないんだろうな…。

まあ売り込む方は嘘でもなんでも客を劇場に呼び込めれば良いってのは、

映画「ミケランジェロ・プロジェクト」なでの邦題問題からも分かりますけどね。


映画冒頭で「女の子だけかかる呪い」という今回の映画の大事なポイントでもあるワードが出てくる。

始まって早々ですが、この時点てホラーとしての恐さは無い作品なんだなってのは分かる。

だって「女の子だけ」なんだもん…俺、もういいおっさんだから。

あ、俺には関係ない呪いなんだな、じゃあ恐くないやって、思っちゃいますよね。

実はこの部分、監督なりの優しさだと思うんですよ。

これは「恐がる映画じゃないんですよ」って事前に心構えを作らせてくれる訳で。


ネタバレはしない様に書きますが、

簡単に言うと「呪いとは恋」であり、「恋とは呪い」なんだ、と。

「夢、別名呪い」とは仮面ライダー555の時に話題にしましたが、

この映画では「女の子同士の恋」なんですね。

実は同じものでも、恋というと綺麗な印象を受けるし、呪いというと不気味に感じます。

この映画を観て「恋、別名呪い」という味わいを感じたなら、

そこまで悪い映画じゃないと思うんですよね。

そして少女達は初恋を経験して大人になっていくのであった…、

それに、初恋だけでなく「過去にあった悲劇」を乗り越えるという成長物語ですし。

基本的に主人公が何かを乗り越えて成長する物語は好きではある。


ただ文句を言うとしたら黒幕のアイツ!

アイツは「私はずっと苦しんだ」みたいな事言ってたけど、

なんか視覚的にアイツが苦しむ映像がないとスッキリしないなあ。

アイツが本来死ねば良かっただけじゃん…とか言ったらそこまでか。


という訳で、ホラーと期待せずに少女の成長物語として観れば悪い映画ではない。

あと質感が凄く良い…多分映画「劇場霊」と同じくフィルムで撮影してるんだと思う。

ホラーとフィルムは相性が良いのだけど、心理描写のある映像もフィルムは雰囲気があう。


ただ、物語とは別に演出として強引な印象を受ける部分はある。

突如登場するメリーさんという説明役はまさに説明役だった。

もうちょっとなんかスムーズに話に登場できなかったかな…と。

みみずがグジャって音を立てるんだけど、そんな音はみみずからしないから、とか。

暗闇の中で何故か写真だけ浮かび上がるのですが、若干の違和感がある。

そもそもあの写真、あの子供が撮ったみたいなんだけど、

あの距離でそんなアップで撮れるってどんなレンズなんだよ!なんてね。


あのイタコ達が車で走ってる時に、

ヘッドライトがあんなけしか照らせないのは問題だろ。

そもそもあのイタコ、登場してからなんか急に映画が軽くというか安くなったんだが…。

エンドロールで大塚英志原作のコミック「黒鷺死体宅配便」のキャラだと分かり、

そりゃ別の話のキャラが突然出てきたら雰囲気も変わるわなぁと思ったが。


アヤとミチをつなぐ紐がピーンとなってないのに引っ張られる不思議とか、

頭を全力で殴ったら死ぬだろ!いや、殺すつもりだったのかもしれないけど、

死ななくても少なくても血は出るだろ!と思ったり。


あと、アヤを水から助ける時の手が濡れてる感じがヌルっといきそう…、

これは言いがかりか。

でもラストの展開は、子供の前で何しようとしてんだお前ら!!って思った。


まあそんな感じの細かいところは気になったかな。

でも、基本的には良い映画だと思います。

何度も言うようにホラーという感覚で観てしまうと、

「違う」って感じると思うので要注意ですが。


あ、あと少年のカメラのファインダー視点の映像を観てたら、

以前観てた「バイオハザード7」を思い出した。

そう言えばこの「零」もゲームのシリーズだそうです。

機会があったらゲーム実況でも観てみようかな。

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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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