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2016年03月31日

映画「僕だけがいない街」を観た感想…イマイチ。

なかなかブログが更新できない。

もっとうまく時間を使わないといけないですね。


さてさて。

そんな中、3月31日映画「僕だけがいない街」を109シネマズ名古屋で観てきました。

春休みという事もあり、高校生ぐらいのお客さんが多かったです。

そんな中、30代の男がポツンと1人…まあそれはおいておきまして、

映画「僕だけがいない街」の感想です。




まず、この「僕だけがいない街」ですが、原作は漫画「僕だけがいない街」です。

雑誌の連載が終わったタイミングでの映画化。

実写映画以外にもアニメ化もされていました。


実は自分はアニメ版「僕だけがいない街」が「僕だけがいない街」への入り口でした。

たまたま夜にテレビをつけていたらアニメ版「僕だけがいない街」の4話が放送中。

最初は「なんだろう、どんなアニメなんだろう」と見ていただけなのに、

たったこの1話で「やばい!続きが気になる!!」という感じでした。

しかも実は姉が毎週録画をしていたという…さすが、気が合う。


しばらくして、アニメの週に1回の更新が待ちきれず、

Kindleにて漫画版の「僕だけがいない街」に手を出してしまった。

まんまと大きな力に動かされた感ですが、いっきに最新刊の7巻までいきました。

良かった、この漫画が30巻とか続いていたらどうしようかと。


で、漫画版は7巻まで、アニメ版は最終回まで見たという自分が、

この映画「僕だけがいない街」を観た感想です。

たぶん、この作品はそれぞれ、漫画版、アニメ版を見てるかどうかで、

映画版の評価も少なからず変わるんじゃないかなと思ったので、

自分の状況を書いておきました。


さて、そんな自分の映画「僕だけがいない街」の感想ですが…一言で「イマイチ」です。


主演の藤原竜也は観る前は「イメージと違うなぁ」と思ったけど、

観てみたら、これはこれで「また別の藤沼悟」として良いのかなという気もした。

有村架純の愛梨は全然違うんだけど、かわいいからいっか…みたいな。

この映画版の「僕だけがいない街」では愛梨そんなに重要な役回りじゃないし…。

あとミッチーは期待していたが、ストーリーの変更のせいでなんかがっかり。

これは演技がどうのじゃなくてストーリーのせい。

子役は良かったよ。

賢也だけはなんか普通な子になっちゃった感はあったが。

ただ、さすがに金髪にする訳にもいかなかっただろう。


まあ、おおむね俳優陣は良かったのではないでしょうか。

漫画やアニメを見たあとでは基本的にイメージと違うんだけど、

まあ「映画版」、ということで納得できなくもない範囲、かなと。


じゃあ、何がダメだっていうと、さっきも書いたけど「ストーリー」が全くダメ。

まだ観てない人は、今回は思いっきりネタばれするので、

観る前に結末しりたくない、って人は先に映画を見てもらえれば…と思います。


で、以下は「ネタばれも含む」ですので要注意。




基本的に映画の中盤までは原作にそって進むんですよ。

そこまでは悪くないと思うんです。

ただ、犯人がミッチー演じる八代だと悟が気づく辺りから、

映画オリジナルの展開になるのですが、ここからがヒドイ。



加代を殺人鬼から守った。

そのあと、隣町で殺人事件が起きたと澤田から聞かされる。

まず漫画かアニメを見ていた人は「えっ!?」という展開。

連続殺人を止めるために…少なくとも加代を含む白鳥が犯人にされた事件を止めるため、

原作やアニメでは悟は頑張っているのだが、

映画は尺の問題か、「加代を助けても他は殺される」らしい。

それで良いのか!?

この場合も白鳥が犯人にされるのだろうか??

そういえば、映画では途中に白鳥が犯人なのかっていう思わせぶりなカットがあるけど、

結局原作にある、加代もひとりぼっちだったから白鳥が声をかけていたという説明がないから、

ただただ不気味なカットが挟まっただけの印象なんだが。

…この監督、組み立て方うまくねぇなぁと思ったら、

映画「ROOKIES〜卒業〜」の平川雄一朗監督じゃないですか。

相変わらず見せ方、音楽の使い方、ヘタですよね。


「監督がショボイのは仕方がない」けど、それ以上に脚本がダメだと思うのね。

澤田から聞いた言葉で悟は八代がもしかしたら犯人なのか…と気づくのだが、

映画オリジナルの展開である「信じたい」という気持ちから、自分から八代に近寄っていくという。

少なくとも母親殺されてるんだから、怪しいと思う人物にはもうちょっと注意しなよ…と。

ちなみこの展開だったら、

その前の愛梨とのやり取りの中の「自分のために信じたい」って言葉のせいで悟が感化されたせいで殺されそうだった。

お前、なに余計なこと吹き込んでんだよ…ってなっちゃうじゃん。



まあ、いいや…もっと酷いところがあるから。

映画「僕だけがいない街」では、悟は自ら八代に向かっていき、あえなく裏切られるんだけど、

ここも原作やアニメとは違って「橋から落とされる」という展開。

まあ、橋から落とされる自体はいいんだけど、

次の瞬間目が覚めると、普通に大人の悟にもどっている。

あれ…植物状態とかの展開はないの!?

目が覚めた隣には大人になった加代がいるんだが、何故お前がいる!?

どう未来が変わったらこんな展開になった??

そもそも八代はそれまで悟をどうしてたのさ。

橋から落として植物状態になってなかったら、

さすがに口止めというか殺しにいくだろうし、悟も八代が犯人だって動いていないとおかしいだろ。

この脚本を書いた人は「リバイバルの意味」が分かってないのではないか?

過去で悟が奮闘して、加代が殺された日が1日変わった。

「リバイバルでの行動で過去、未来は変えられる」んだ。

そういう描写を入れておきながら、

最後のリバイバルに関しては橋から落とされた過去は無かったことになったのか!?

なにその都合の良い展開。

「犯人だけ知って未来に戻ってきました」って事?

ちゃっかり加代もいます、みたいな。

これは納得いかないでしょ…特に原作を知ってる人は納得しないでしょ。

記憶喪失がどうやって戻るか、何が「僕だけがいない街」なのか。


で、パンフレットを読んでいたら、

意図的に映画版は展開を変え、さらには「僕だけがいない街」の意味を変えたそうな。

…いやぁ…ダメだろ…。

原作を知らない人なら、もしかしたら、ふーんってなるのかも知れないけど、

意味を「浅くして」どうする!?

最大のネタばれですが、クライマックスで悟が八代が自殺するのを止めようとして、

自分の首にナイフがささる訳です。

「正義の味方は死なない」…と言って悟は死んでしまう。

つまりは「悟は死んでしまったけど、みんなの心の中に正義の味方(の心)は生き続ける」、

ということを言いたかったんだろうけど…浅い…浅すぎる。

すげーよくある意味合いじゃん、それ。

悟が死んで「僕だけがいない街」って、それどうなの。

ちなみに、隣町の子も死んでるから「僕と数人がいない街」ってのが正しい。


…っていうね。

原作と同じにしなくてはいけないわけではない。

映画「僕だけがいない街」オリジナルの展開でもかまわない。

ただ、改悪はよくない。

ストーリー展開も納得いかないし、話の意味も浅いものになってしまった。

残念ですね。

映画だと終盤で悟と愛梨が出会うシーンが、不審者が女の子をくどいてる様にしか見えない…残念ですね。



ただ!

ここまで書いたけど、子供時代にもどった時の、

ただ母親が作ったハンバーグに涙するシーンとか、加代の朝ごはんに涙とか、

何気ない日常がどれだけ大切だったかというところはちゃんと押さえてあってよかった。



2度見たいかと言われれば、もういいや、だけど。

というか、原作が一番だよね。

原作は何度も読み返したい。

アニメの第4話はどうも神回だったらしい。

あの回はすごかった、続きが本当に気になった。

アニメの声、意外に合ってるよね。



あ、あと。

パンフレットの「僕だけがいない街」っていうタイトルのフォント。

あの明朝体からゴシック体に変わっていく不気味さというか、

あの感じが「僕だけがいない街」なのに…。

分かってないなぁ…ったく。


パンフレットには三部けい作…いや、藤沼悟作のワンダーガイが入ってます。




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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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