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2014年10月22日

映画「るろうに剣心 伝説の最期編」を観たのだが…みんなこれで良いの?

ちょっと前に大友啓史監督の映画「るろうに剣心 伝説の最期編」109シネマズ名古屋で観た。

上映が終わり、劇場が明るくなった瞬間に出た言葉は「これはヒドイ」だった。





映画の良かった、悪かった、好き、嫌いとか、どう感じるかは人それぞれなので、

あくまで「自分はこう思った」、と言うのが映画の感想。


この映画が好きっていう人がいても良いと思う。


まず、「るろうに剣心」という原作について、

自分は中学生ぐらいの時に「志々雄の話」だったかな。

友達の家にある、週間少年ジャンプで一応リアルタイムで読んでいた。

「るろうに剣心」の話の中でも志々雄の話は一番盛り上がっていたと思う。

原作を知っているからこそ、志々雄の話を映画化するって聞いた時は、

例え前後編の2部作にしても、「映画にまとめるのは無理だろうな」って思った。


まず、「るろうに剣心」の映画化に関して、

第1作目の感想は、「邦画でこんなけカッコイイアクションできるんだ」って関心した。

特に剣心の「早さ」を感じさせるアクションは良いと思った。

ぶっちゃけ、観る前は「どうせショボイ実写化だろ」と思っていたのを、

良い意味で裏切ってくれたし、

「時代劇」と言って良いのか分からないけど、

新しい時代劇の見せ方として、この作品はありだなと。

なので1作目は、ダメなところもいっぱいあるけど好意的です。


ここまで書いておいてですが、

実は「るろうに剣心 京都大火編」はまだ観てません。

本当は「るろうに剣心 伝説の最期編」も劇場で観る気はありませんでした。


何故かというと、先ほど書いたみたいに、

「この話の映画化は無理だ」と思っていたから、

きっと観たら残念な気持ちになる…と思ったから。


ただ、「るろうに剣心 京都大火編」を観た周りの反応はわりと良く、

「るろうに剣心 伝説の最期編」に期待してるという感想を割と聞きました。


ひょんな事から「るろうに剣心 伝説の最期編」を観れるタイミングがあり、

「るろうに剣心 京都大火編」のだいたいの話は聞いたので、

どんな感じになってるかなと「るろうに剣心 伝説の最期編」を観た訳です。

なので、「るろうに剣心 京都大火編」を観ていたら、もしくは観たら、

「るろうに剣心 伝説の最期編」の感想は変わるかもしれません。

…変わる事は無いと思いますが。



こんな状態の自分の感想ですが、最初に書いたみたいに「これはヒドイ」です。


良いところが無かったとは思いません。

まずアクションシーンは第1作目と同じく、「カッコよく」みせてくれるところもあります。

まあ1作目を観た時の目新しさがない分、それだけで評価はできないですが、

カッコイイ戦いをみせてくれるのは好感が持てます。

なるほど、思ったのは福山雅治演じる「比古清十郎」の戦い方。

「飛天御剣流」は実戦本位の殺人剣なので、

蹴りもすることもあれば剣だけで戦う事はないはず。

原作では比古清十郎は「九頭龍閃」しかしないが、

実写化で「九頭龍閃」は不可能だと思うし、

実際戦ったらああいうワイルドな戦い方なんだろうなと思った。

ただ「飛天御剣流」は「早さ」が重要なものなので、

そこは師匠も剣心みたいに早い、という描写が無いのは…映画ではそんな事言ってないからまあ、いっか。

その他、伊勢谷友介は物語とか関係なく画になるなとか、

やっぱり江口洋介はカッコイイなとか、見所がないわけではない。



けどね…という事で、ここから悪いと思ったところを書いていきます。

自分はこう思ったという個人的な感想なのであしからず…。


十本刀の扱いがヒドイとか言っている人もいるみたいですが、

それは映画化で尺の事を考えたら仕方がないと思うし、

引き画だけであってもビジュアル化してくれたのは、ある意味ファンサービスかなと。


だけど、「左之助と安慈」の戦いのシーンは本当にヒドイ。

このシーンで「るろうに剣心 伝説の最期編」は駄作だと確信した。


ずっと「戦いはカッコイイ、カッコよくみせてくれていた」この映画。

なぜ「九頭龍閃」をはじめ、「飛天御剣流」の技を出してないかと言ったら、

「現実味が無くなる」からだと思うわけです。

9つの攻撃が同時にでるという技を実写化したら、リアリティがない。

そういう映像化は避けて、普通の人では無理なんだけど、

剣心だったらこんな感じで動けるかもしれないという、

ギリギリリアリティが保てる程度のアクションをこの映画は見せてたはず。


なのに、「左之助と安慈」の戦いでは、金的攻撃の時に「ゴーン」という効果音…引くわぁ。

それに戦い中に「こちょこちょ」しはじめるし、それで笑う相手…あの…リアリティはどこいったの?

原作で語られてた安慈のバックストーリーとか、映画に盛り込むのは時間的に無理でも、

こんな感じにするぐらいなら他の十本刀同様にサクッとやられててくれた方がよっぽどマシ。

それに金的攻撃で相手を倒すのをよしとするなら、「勝てば何やっても良い」って事じゃん。

主人公ではないけど、味方のキャラがそんなんで良いのか?

そもそも、この「左之助がとにかくウザい」…1つ言えば俳優さんは悪くない。

原作ではそんな事もないのに、そういうキャラに勝手に変えてるんだから監督か脚本の責任でしょ。

志々雄1人に4人で次々と襲いかかるという場面がありますが、

左之助の攻撃は当たってるけど効いてない、みたいな描写。

「何だおまえは」ってギャグなんだろうけど…いるのこれ?

ついでだけど、敵1人に対して同時に4人で囲んで攻撃って恥ずかしくないのか。

見るからに強大な敵にみんなで協力して戦うという映画なら成り立つだろうけど、

相手も同じ人間なので、こんなけ囲むとリンチか何かかなと言う画に見えるし、

どっちかというと志々雄頑張ってって思う…数分しか戦えないってハンデを背負ってる訳だし。

志々雄に感情移入させることは良いと思うよ、時代というか政府の犠牲者の1人という事で。

でも「戦い」で「志々雄頑張って」って思わせるのは違うでしょ。


その他、薫が病院みたいなところで寝てる訳だけど、

流されてたはずなのに着物綺麗だなとか、

目覚ましたばかりの人が勝手に抜け出して周りに迷惑かけといて一言、「帰ろう」って。

だれかこのバカ怒った方が良いと思う。


剣心が神谷道場に戻ると恵がこっちに着替えてと赤い着物を渡すんだけど、

剣心が着替えると何故か恵も着替えている…ってなんでや!

なに?二人で風呂にでも入ったの?


そう言えばあの修行でどうやって奥義を身につけたの?とかね…。



その他、いろいろツッコミたいところはありますが、トドメのシーンはこれ。


志々雄真実を倒しました、でも政府の砲撃は止まらなくて船から命からがら脱出しました。

本当、みんなヨレヨレになりながらの脱出。

なんとか小舟で陸地にいくと、「名前はなんと言う」とかどうでも良いやりとりがあって、

(本当はそこで伝説の人斬り抜刀斎は終わったということで伝説の最期なんだろうけど)

もろもろ最後に伊藤博文とか政府の人達が「侍達に敬礼」とか言って敬礼をしはじめる。

剣心達が船で志々雄と戦ってる事を知っていながら、

しかも名前もでない警察の人とか味方の人もいっぱいいると知りながら、

船ごと沈めようとしていた奴が、なんか敬礼とかする訳ですよ。

そりゃ、剣心達は「ハァ?」って思うだろうし、実際剣心達はそういう顔をしていた様に見えた。

心にも無いこと言いやがってこのやろう、ここはそういうシーンのはず。


なのに突如、感動的な曲が流れ始める!!

えっ、ここって感動的なシーンなの?

マジなのかよ!マジで君らは侍達に敬意を払ってたんか!!


このシーンまで伊藤博文は悪い奴、みたいにするんだったら、最後まで狡猾な奴で良かったじゃん。

何最後にちょっと良い話みたいにしてんのさ。

一番の悪者が何も罰されず、俺は分かってるから、俺もそっち側だから、みたいなの。

みんなそれ納得するの?



こんな感じです。

映画が好きで色んなものを観ますが、自分の中のヒドイランク上位の作品でした。

それでも興業は結構当たってるみたいだし、映画レビューサイトを見ると割と上々の感想が多い。

多くの人がこんな映画で良いんだなってガッカリした。


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posted by マツゥオコアトル at 12:30| 映画
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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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