あまり公にされていないと思っていた代表監督の年俸について、記事を見つけましたので紹介します。
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3人に絞られたポスト岡田の発表が秒読み段階に入った。リミットとされる今月15日を前に、日本サッカー協会がピリピリムードになっている。3日、協会広報部から報道陣に対し、「協会幹部への自宅取材などは行わないでほしい」と異例の取材規制を設ける通達があった。
発表までは、そっと見守ってほしい−ということだが、そこにはリストアップした人物への配慮がある。「今はインターネットで情報がすぐ世界でも見ることができる。年俸や他国との契約情報が漏れると話がつぶれる可能性もあるんです」と協会関係者はいう。早い話が、取材攻勢で候補者の名や年俸が事前に漏れると、まとまるものもまとまらないというワケだ。
小倉純二会長(71)は「予算の範囲内で選定してほしいと思うし、前回まではコーチ陣は多すぎたと思う」と話す。新生日本代表はスリム化になることは必至。日本協会が新監督に出せる年俸の上限は2億円だ。これは世界的な相場から見ても低額。この条件でよりいい人物と契約しようというのだから、なおさら情報漏洩(ろうえい)に気をつかうのも分かる。
ビックネームになると5億円が今や世界の相場。2006年W杯を指揮したジーコ監督は当時、歴代日本代表監督では最高の1億8000万円で契約したが、今や「2億の年俸では無理でしょう」と関係者はいう。またJ1鹿島でプレーした元ブラジル代表で昨季までイタリアACミランを指揮し、現在フリーのレオナルド氏(40)でも「2億じゃ、まず日本には来てもらえませんね」と同じ関係者は続けた。
世界のビックネームの監督は代表チームではなく欧州の強豪クラブとの契約をまず優先する。今季からスペインのレアルマドリードを指揮することになったモウリーニョ監督(47)は年俸11億円での4年契約を結んだばかり。またイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド一筋25季目をむかえるファーガソン監督(68)も10億円以上の年俸が保証されている。
一方、オフト監督以降の歴代日本代表監督の年俸は別表の通り。日本協会としては代表チームの人気を高めるためにもビッグネームを招へいしたいところだが、出せる年俸の上限が2億となるとどうしても超一流の監督が来てくれるとは思えない。
新生日本代表の初戦は9月4日のパラグアイ戦。3人に絞られたポスト岡田の候補者とは「年俸や条件面は問題ない」と小倉会長は話しているが、万が一この3人ともにフラれた場合は「最後の一手」として現在Jリーグを指揮している外国人監督に頭を下げることになる。
いずれにせよ、今回誕生するサッカー日本代表監督は、史上最高の年俸2億円で落ち着きそう。限られた予算で、最高の人物を招へいできるか。窓口となる日本協会・原博実強化担当技術委員長(51)の交渉能力が問われるところだ。(夕刊フジ編集委員・久保武司)
【日本代表監督の年俸】
名 前 在籍年 年俸
オフト (1992−1993) 3000万円
ファルカン(1994) 8000万円
加茂周 (1994−1997) 1億円
岡田武史 (1997−1998) 5000万円
トルシエ (1998−2002) 1億2000万円
ジーコ (2002−2006) 1億8000万円
オシム (2006−2007) 1億5000万円
岡田武史 (2007−2010) 8000万円
※金額は推定。すべて年俸のみで勝利ボーナスなどオプションは含んでいない
(引用元)
http://news.livedoor.com/article/detail/4926461/こうやってみると、岡田監督は足元見られていますね。
監督としての能力はともかくとして、
サッカー協会の窮地を2度も救った人なのに、
この処遇はひどいですね。
後に更迭されることになる、加茂監督に1億で、
当時コーチからの緊急抜擢だったとはいえ、
半額の5,000万円って言うのはね。
そして2度目も、オシム監督の約半分。。。
この部分ではかわいそうな気がします。
更迭によって残った期間分は支払わなかったでしょうか?
もらってたとしたら、余計にかわいそうです。
そして、たいした実績ももたない外国人監督に
支払う金額とは大きく離れているように思います。
もちろん「後進国日本」に来てもらうには、
金を積まないと難しいのはわかりますが。
ともあれ、次は誰になるのか?
また日本の戦略が変わり、
日本サッカーのスタイルが迷子にならないことを祈ります。