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2017年08月16日
平均寿命よりも健康寿命を延ばしたい!
2017年7月に厚生労働省から発表された日本人の平均寿命は、女性(87.14歳)男性(80.98歳)で過去最高を更新したそうです。
このことは喜ばしいのですが、“健康上の問題で日常生活に支障がなく暮らせる「健康な期間」”という観点でみた時の「健康寿命」は、平均寿命よりも凡そ10年程の差がありました。
[補足]・・・高齢者の「健康状態」とは?
高齢者になると健康診断で悪い所は1つもないという訳にはいかないと思いますが、多少の慢性疾患があっても、自由に活動できて自立した生活が送れる状態を「健康」と考えています。
このように考えた場合、誰でも「健康寿命」を伸ばしたいと考えると思います。もちろん、不慮の事故や病気で、やむなく要介護生活になってしまう場合もありますが、今回の「平均寿命よりも健康寿命を延ばしたい!」というテーマは、現在健康な人の場合(希望)で考えています。
誰でも「不健康」な状態よりも、少しでも「健康な状態」で長く過ごしたいと考えていると思います。
幸いなことに、今回発表された(2013年度と2010年度の比較データ)では、「平均寿命」と「健康寿命」の差は、少しだけ短くなりました。健康寿命は(男性:0.77年、女性:0.59年)伸びたことになります。(平均寿命の延びと比較してもわずかながら伸びています)
しかし、「健康寿命:2013年度」の平均年齢は、女性:74.21歳、男性:71.19歳です。
今までは、平均寿命という指標で考えてきましたから、それと比較すると随分寿命が短くなったように感じてしまいます。
「健康な状態」の平均寿命は、そんなに短かったのかと、ため息が出てしまいそうですが「健康寿命」の発表を見て、本当に真剣に健康的な生活とは何なのかを考えるきっかけになりました。
余談ですが、都道府県別にみた時の「健康寿命」日本一は、男女ともに山梨県でした(女性:75.78歳、男性:72.52歳)。凄いですね。
山梨県が日本一になった医学的な要因分析はできていないようですが、山梨県の後藤知事は、次のような環境や社会交流の豊かさなどが、「健康寿命」を伸ばしているのかもしれないと感じているようです。
■自然環境が素晴らしい(富士山を中心に森林も多く、緑があって、おいしい空気や水に恵まれている)
■発酵食品(ワイン、ヨーグルト)や生産量の多い果物を多く摂っており、海なし県ですが、アサリやマグロも多く食べられていること、さらに、塩分摂取を控える地道な減塩運動を行っている。
■農業や製造業を中心にして65歳以上の就業割合が高いことから社会参画が活発。そして、無尽講という互助組織の集まりなどがあって、地域や職場などの仲間との交流の機会が多い。
尚、国立長寿医療センター副院長の荒井秀則博士が監修した「目指せ!センテナリアン(百寿者)」に記載されている内容は次のようなものです。(下記内容を目指して生活すれば良い方向ということです)
[身体]
*歩くスピードが速い(同年代と比較)
*筋肉があり、程よく脂肪がある(BMI:23〜24)
*豊かな表情と目力
*20本の歯が残っている(80歳時点)
*噛むことができる(例え入れ歯でも)
*しっかり話せる
[精神・心]
*認知症ではない
*前向きで、ストレスを溜め込まない
*相手の目をみて、話ができる
[社会性]
*社会的役割をもっている
*地域コミュニティーに参画している
*公共交通機関を使って、一人で外出する
*外出する頻度が昔と変わらない
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このことは喜ばしいのですが、“健康上の問題で日常生活に支障がなく暮らせる「健康な期間」”という観点でみた時の「健康寿命」は、平均寿命よりも凡そ10年程の差がありました。
[補足]・・・高齢者の「健康状態」とは?
高齢者になると健康診断で悪い所は1つもないという訳にはいかないと思いますが、多少の慢性疾患があっても、自由に活動できて自立した生活が送れる状態を「健康」と考えています。
このように考えた場合、誰でも「健康寿命」を伸ばしたいと考えると思います。もちろん、不慮の事故や病気で、やむなく要介護生活になってしまう場合もありますが、今回の「平均寿命よりも健康寿命を延ばしたい!」というテーマは、現在健康な人の場合(希望)で考えています。
誰でも「不健康」な状態よりも、少しでも「健康な状態」で長く過ごしたいと考えていると思います。
幸いなことに、今回発表された(2013年度と2010年度の比較データ)では、「平均寿命」と「健康寿命」の差は、少しだけ短くなりました。健康寿命は(男性:0.77年、女性:0.59年)伸びたことになります。(平均寿命の延びと比較してもわずかながら伸びています)
しかし、「健康寿命:2013年度」の平均年齢は、女性:74.21歳、男性:71.19歳です。
今までは、平均寿命という指標で考えてきましたから、それと比較すると随分寿命が短くなったように感じてしまいます。
「健康な状態」の平均寿命は、そんなに短かったのかと、ため息が出てしまいそうですが「健康寿命」の発表を見て、本当に真剣に健康的な生活とは何なのかを考えるきっかけになりました。
余談ですが、都道府県別にみた時の「健康寿命」日本一は、男女ともに山梨県でした(女性:75.78歳、男性:72.52歳)。凄いですね。
山梨県が日本一になった医学的な要因分析はできていないようですが、山梨県の後藤知事は、次のような環境や社会交流の豊かさなどが、「健康寿命」を伸ばしているのかもしれないと感じているようです。
■自然環境が素晴らしい(富士山を中心に森林も多く、緑があって、おいしい空気や水に恵まれている)
■発酵食品(ワイン、ヨーグルト)や生産量の多い果物を多く摂っており、海なし県ですが、アサリやマグロも多く食べられていること、さらに、塩分摂取を控える地道な減塩運動を行っている。
■農業や製造業を中心にして65歳以上の就業割合が高いことから社会参画が活発。そして、無尽講という互助組織の集まりなどがあって、地域や職場などの仲間との交流の機会が多い。
尚、国立長寿医療センター副院長の荒井秀則博士が監修した「目指せ!センテナリアン(百寿者)」に記載されている内容は次のようなものです。(下記内容を目指して生活すれば良い方向ということです)
[身体]
*歩くスピードが速い(同年代と比較)
*筋肉があり、程よく脂肪がある(BMI:23〜24)
*豊かな表情と目力
*20本の歯が残っている(80歳時点)
*噛むことができる(例え入れ歯でも)
*しっかり話せる
[精神・心]
*認知症ではない
*前向きで、ストレスを溜め込まない
*相手の目をみて、話ができる
[社会性]
*社会的役割をもっている
*地域コミュニティーに参画している
*公共交通機関を使って、一人で外出する
*外出する頻度が昔と変わらない
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2017年08月05日
カフェインの摂り過ぎによる健康被害防止
私はコーヒーが大好きですが、夜眠れなくなってからは、カフェイン摂取量を気にするようになりました。以来、午後3時すぎたらコーヒーを飲まないようにしています。
最近の新聞で見た記事に、カフェインの摂取し過ぎによる健康被害が注目されているという内容が掲載されていました。コーヒー好きには気になる記事で、しかもコンパクトにまとめられた情報のため紹介しようと思います。
その新聞記事では、カフェインは神経を興奮させる作用があるため、一度に摂り過ぎるとめまいや動悸をおこすことや、けいれんや不整脈を生じることもあるということが記載されていました。
日本中毒学会が調べた結果、カフェイン中毒で病院に運ばれた人は、2011年〜2015年の5年間で、101人もいたそうです。
この101人の多くは、眠気防止薬を使っていたそうですが、食品の中には思っている以上にカフェインが含まれていますので注意が必要です。
上記は、およその目安です。具体的には各々のラベルなどで確認下さい。
■世界保健機関(WHO)は、妊婦に対して、低体重出産のリスクを下げるために300mgまでと勧告しています。
■欧州食品安全機関は、大人(400mg)まで、子供は体重1kg当たり3mg(つまり、30kgの場合は、30×3=90mg)までにするように助言しています。
■日本の場合は、食品としての基準は設定していません。但し、厚生労働省からは、清涼飲料水のエナジードリンクは「こども、妊婦、授乳中の方などは飲用を控えること」という呼びかけをだしています。
■カフェインを含む医薬品を飲む時は、カフェインを含んでいる飲料と一緒には飲まないことや医薬品の注意事項を記載した添付書類を熟読することが大切です。
■カフェインの作用は個人差が大きいため、摂取量の上限に注意するのと合わせて、異常を感じた場合は控えて下さい(国立医薬品衛生研究所の登田美桜室長)。
■高齢者は、カフェインを代謝する力が弱まり、長く体に残りやすくので夕方以降は、カフェインを含んでいない飲み物を選んでほしい(産業精神保健の田中克俊教授)。
カフェインは、私にとっては元気の源のようなものですが、摂り過ぎると、身体への負担はでてくるようです。
また、人への影響もまちまちで、摂取量の上限を決めれば安心という訳ではなさそうです。そのため、カフェインの摂り方は難しいのですが、摂り過ぎると弊害が出るということを理解して、自分に合った量を意識しながら摂る(カフェインコントロール)ことが必要のようです。
母乳で育てたいママの味方!!【ママナチュレ たんぽぽ茶】
カフェインレスコーヒー(ノンカフェインコーヒー)とオーガニックコーヒー専門店 コトハ:コーヒー公式ONLINE SHOP
最近の新聞で見た記事に、カフェインの摂取し過ぎによる健康被害が注目されているという内容が掲載されていました。コーヒー好きには気になる記事で、しかもコンパクトにまとめられた情報のため紹介しようと思います。
その新聞記事では、カフェインは神経を興奮させる作用があるため、一度に摂り過ぎるとめまいや動悸をおこすことや、けいれんや不整脈を生じることもあるということが記載されていました。
日本中毒学会が調べた結果、カフェイン中毒で病院に運ばれた人は、2011年〜2015年の5年間で、101人もいたそうです。
この101人の多くは、眠気防止薬を使っていたそうですが、食品の中には思っている以上にカフェインが含まれていますので注意が必要です。
飲み物等に含まれるカフェイン含有量
コーヒー :60mg
紅茶 :30mg
煎茶 :20mg
眠気防止薬 :100mg等(1錠)
眠気覚ましドリンク:150mg等(50ml)
エナジードリンク :142mg等(355ml)
上記は、およその目安です。具体的には各々のラベルなどで確認下さい。
カフェイン摂取量の上限(1日の目安)
■世界保健機関(WHO)は、妊婦に対して、低体重出産のリスクを下げるために300mgまでと勧告しています。
■欧州食品安全機関は、大人(400mg)まで、子供は体重1kg当たり3mg(つまり、30kgの場合は、30×3=90mg)までにするように助言しています。
■日本の場合は、食品としての基準は設定していません。但し、厚生労働省からは、清涼飲料水のエナジードリンクは「こども、妊婦、授乳中の方などは飲用を控えること」という呼びかけをだしています。
カフェイン摂取時の注意点
■カフェインを含む医薬品を飲む時は、カフェインを含んでいる飲料と一緒には飲まないことや医薬品の注意事項を記載した添付書類を熟読することが大切です。
■カフェインの作用は個人差が大きいため、摂取量の上限に注意するのと合わせて、異常を感じた場合は控えて下さい(国立医薬品衛生研究所の登田美桜室長)。
■高齢者は、カフェインを代謝する力が弱まり、長く体に残りやすくので夕方以降は、カフェインを含んでいない飲み物を選んでほしい(産業精神保健の田中克俊教授)。
カフェインは、私にとっては元気の源のようなものですが、摂り過ぎると、身体への負担はでてくるようです。
また、人への影響もまちまちで、摂取量の上限を決めれば安心という訳ではなさそうです。そのため、カフェインの摂り方は難しいのですが、摂り過ぎると弊害が出るということを理解して、自分に合った量を意識しながら摂る(カフェインコントロール)ことが必要のようです。
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2017年07月28日
コレステロールの役割と値の見方
コレステロールには、善玉コレステロールと悪玉コレステロールというように名前がついているため、身体に良いものと悪いものがあるように誤解してしまう人がいます。
私も、検診の結果で悪玉が少なくて、善玉コレステロールが多いことから、身体にとって良いと考えてしまいましたが、実は間違った見方をしていました。
善玉コレステロール(HDL)は、余ったコレステロールを回収する役目を担っているもので、言わば「掃除屋」です。
これに対して、悪玉コレステロール(LDL)は、コレステロールを全身の組織に届ける役目の「運び屋」です。
コレステロールを全身の組織に運んでしまうので「悪玉」と呼ばれるのかもしれません。しかし、コレステロールは、体には無くてはならないものなのです。
コレステロールは脂質の一種ですが、たんぱく質と炭水化物とともに身体の3大栄養素の中の一つです。そして、コレステロールは次のような重要な役割を担っています。
これらの、コレステロールの働きは、生きていく上で必要不可欠のものばかりです。
それなのに、コレステロールは良くないものという印象がつきまとっているのは何故でしょうか?
コレステロールは、1785年に胆石の中から発見されました。(コレステロールは胆石症で人を苦しめる原因、と考えられてしまったと思います)
さらに、兎にコレステロールを多く含んだ餌を与え続けると動脈硬化を引き起こすという実験結果も出てきて、コレステロールの悪い印象は人々に植え付けられてしまいました。
そして、健康に悪いのは肥満=脂質過剰という、近年になってからの考え方も大きく影響しているものと思われます。
最近の健康番組では、行き過ぎ感があったコレステロール排除の動きが大分修正されてきました。コレステロールは体に悪いわけではなくて、とても必要なものなのです。
重要なことは、「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールが丁度よくバランスしていて、回収しきれないコレステロールが存在しないようにすることです。
回収しきれないコレステロールが、血管壁に溜まってしまうと命に関わる重篤なことになってしまうからです。
そして、「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールのバランスには、野菜中心の食事や定期的な運動が大切です。もちろん、喫煙はもっての他ということです。
尚、先日TV番組に出演していた医学者は、60歳以上(?)の人にとっては、現在、定められているコレステロール値の基準値は低すぎるため、国に基準値の変更を申請している最中と言っていました。(数10年間に亘る、実際のモニター結果から言えるようです)
コレステロールは、身体に必要なものです。「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールのバランスが取れるように生活習慣の改善をすることが大切ということが判りました(私の場合は、コレステロール値そのものについては、あまり気にならなくなりました)。
尚、コレステロール値については、人(年齢、他)等によって見方は変わると思いますので、専門医の意見に従うことが良いと思います。
10種のスーパーフードを凝縮した【からだあいかんのスーパーフードスムージー】
私も、検診の結果で悪玉が少なくて、善玉コレステロールが多いことから、身体にとって良いと考えてしまいましたが、実は間違った見方をしていました。
善玉コレステロールと悪玉コレステロールの働き
善玉コレステロール(HDL)は、余ったコレステロールを回収する役目を担っているもので、言わば「掃除屋」です。
これに対して、悪玉コレステロール(LDL)は、コレステロールを全身の組織に届ける役目の「運び屋」です。
コレステロールを全身の組織に運んでしまうので「悪玉」と呼ばれるのかもしれません。しかし、コレステロールは、体には無くてはならないものなのです。
体のために担っているコレステロールの役割
コレステロールは脂質の一種ですが、たんぱく質と炭水化物とともに身体の3大栄養素の中の一つです。そして、コレステロールは次のような重要な役割を担っています。
■人の体を作っている細胞を保護している細胞膜の構成成分の一つとして働いています。
細胞膜は細胞を保護するだけでなく、必要な物質やエネルギーを出入りさせる機能も
担っていて、とても大切な働きをしています。
■コレステロールは、脳の中にある神経細胞を包み込んで、電気信号が漏れ出さないように
絶縁する役目を担っています。このため脳には大量のコレステロールが必要で、身体全体
の1/4も脳に存在しています。
■そして、もう一つコレステロールには重要な役割として、ホルモンの原料になっている
ことです。
これらの、コレステロールの働きは、生きていく上で必要不可欠のものばかりです。
それなのに、コレステロールは良くないものという印象がつきまとっているのは何故でしょうか?
コレステロールの印象が悪い理由
コレステロールは、1785年に胆石の中から発見されました。(コレステロールは胆石症で人を苦しめる原因、と考えられてしまったと思います)
さらに、兎にコレステロールを多く含んだ餌を与え続けると動脈硬化を引き起こすという実験結果も出てきて、コレステロールの悪い印象は人々に植え付けられてしまいました。
そして、健康に悪いのは肥満=脂質過剰という、近年になってからの考え方も大きく影響しているものと思われます。
コレステロール値はバランスをとることが重要
最近の健康番組では、行き過ぎ感があったコレステロール排除の動きが大分修正されてきました。コレステロールは体に悪いわけではなくて、とても必要なものなのです。
重要なことは、「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールが丁度よくバランスしていて、回収しきれないコレステロールが存在しないようにすることです。
回収しきれないコレステロールが、血管壁に溜まってしまうと命に関わる重篤なことになってしまうからです。
そして、「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールのバランスには、野菜中心の食事や定期的な運動が大切です。もちろん、喫煙はもっての他ということです。
尚、先日TV番組に出演していた医学者は、60歳以上(?)の人にとっては、現在、定められているコレステロール値の基準値は低すぎるため、国に基準値の変更を申請している最中と言っていました。(数10年間に亘る、実際のモニター結果から言えるようです)
コレステロールは、身体に必要なものです。「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールのバランスが取れるように生活習慣の改善をすることが大切ということが判りました(私の場合は、コレステロール値そのものについては、あまり気にならなくなりました)。
尚、コレステロール値については、人(年齢、他)等によって見方は変わると思いますので、専門医の意見に従うことが良いと思います。
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2017年07月26日
アンチエイジングに驚きのビタミンCの威力
ビタミンCはポピュラーで誰でも知っているビタミンですが、その抗酸化作用は抜群だということを知りました。TV番組で放送したものですが、ビタミンCの効果を改めて知りましたので紹介します。
ネズミを使った実験ですが、ビタミンC欠乏を起こしたグループのネズミは、ビタミンCを十分に与えたグループのネズミに比べて寿命が、1/4になってしまったそうです。
しかもビタミンC欠乏で死んだネズミの死因は、老衰が原因でした。
ネズミ(マウス)は体内でビタミンCを作ってしまうため、遺伝子操作でビタミンCを作れないようにしたマウスで実験しています。
実験では、食物にビタミンCを入れて、それを食べさせることで、ビタミンCの摂取量を決めています。
Aグループには、十分なビタミンCを食べさせ、Bグループには、ビタミンC欠乏をするように食べさせたところ、6ヶ月後にBグループのマウスは次々に老衰で死んでしまいました。
Aグループのマウスは24ヶ月程生存したため、ビタミンC欠乏のマウスの寿命は、1/4になってしまったことになります。
酸素は、生物が活動する上でなくてはならないものですが、酸素を体内に取り込むと、必ず活性酸素が生まれてしまいます。
活性酸素は、体内に異物が侵入すると攻撃してくれますが、活性酸素が増えすぎると身体に害を及ぼすようになります。
活性酸素は、免疫の働きをするだけでなく、体内の細胞も攻撃して酸化(さび)させてしまうからです。
ビタミンCには、この活性酸素から体を守る優れた抗酸化作用がありますが、実験のマウスは、遺伝子操作によって体内でビタミンCを作ることができないため、ビタミンCが足りなくなり、活性酸素の攻撃で、老いが著しく進行して、寿命が1/4になってしまったのです。
厚生労働省が定めている、ビタミンCの摂取量は、100mg/dayですが、番組に出演していた先生方(4名)は、何れも1000mg/dayを推奨していました。
人の体は60%が水分で、ビタミンCは水溶性ですので相性は良く、ビタミンCを摂ると直ぐに効果を発揮してくれます。しかし、ビタミンCは体に重要なところから優先的に作用して使われるため、その目的によって必要な摂取量には大きな幅があります。
臨床結果や研究機関などから出された数値から、総合的に判断した目安量は次のようなものと言われています。
■健康維持に必要な摂取量:800mg以上
■美容や若さを保つための摂取量:1000mg(内容にもよりますが、3000〜5000mg)
■病気治療のための摂取量:症状によって摂取量は異なります。
ビタミンCの多くは、2〜3時間で汗や尿で排出されてしまうため、摂取上限の規定はありません。但し、数1000mg以上を取り続けた場合に、人によっては、軟便になることもあるようです。
ビタミンCは、一度に大量に摂っても、直ぐに体外に出てしまうため、少しずつ数回に分けて摂取するのが良いと言われています。また、ビタミンCの吸収率は、空腹時に摂るよりも食後に摂取した方が良いデータが出ています。
ビタミンCは、抗酸化作用があるため、病気から身体を守ってくれますが、ストレス・睡眠不足、飲酒などによって、より多くのビタミンCは必要になります。
又、健康に良いとされる運動をしても発汗とともに身体から多くのビタミンCが失われてしまいます。
そのため、若々しさを保つためには、国が定めている最低限の100mg/dayでは足りません。意識して野菜などから多くのビタミンCを摂るだけでなく、サプリメント等の活用も合わせるのが良さそうです。
【アサイートリプルベリー】
ネズミを使った実験ですが、ビタミンC欠乏を起こしたグループのネズミは、ビタミンCを十分に与えたグループのネズミに比べて寿命が、1/4になってしまったそうです。
しかもビタミンC欠乏で死んだネズミの死因は、老衰が原因でした。
ネズミによるビタミンC欠乏の実験
ネズミ(マウス)は体内でビタミンCを作ってしまうため、遺伝子操作でビタミンCを作れないようにしたマウスで実験しています。
実験では、食物にビタミンCを入れて、それを食べさせることで、ビタミンCの摂取量を決めています。
Aグループには、十分なビタミンCを食べさせ、Bグループには、ビタミンC欠乏をするように食べさせたところ、6ヶ月後にBグループのマウスは次々に老衰で死んでしまいました。
Aグループのマウスは24ヶ月程生存したため、ビタミンC欠乏のマウスの寿命は、1/4になってしまったことになります。
ビタミンC欠乏で寿命が1/4になった原因
酸素は、生物が活動する上でなくてはならないものですが、酸素を体内に取り込むと、必ず活性酸素が生まれてしまいます。
活性酸素は、体内に異物が侵入すると攻撃してくれますが、活性酸素が増えすぎると身体に害を及ぼすようになります。
活性酸素は、免疫の働きをするだけでなく、体内の細胞も攻撃して酸化(さび)させてしまうからです。
ビタミンCには、この活性酸素から体を守る優れた抗酸化作用がありますが、実験のマウスは、遺伝子操作によって体内でビタミンCを作ることができないため、ビタミンCが足りなくなり、活性酸素の攻撃で、老いが著しく進行して、寿命が1/4になってしまったのです。
1日に必要なビタミンCの摂取量
厚生労働省が定めている、ビタミンCの摂取量は、100mg/dayですが、番組に出演していた先生方(4名)は、何れも1000mg/dayを推奨していました。
人の体は60%が水分で、ビタミンCは水溶性ですので相性は良く、ビタミンCを摂ると直ぐに効果を発揮してくれます。しかし、ビタミンCは体に重要なところから優先的に作用して使われるため、その目的によって必要な摂取量には大きな幅があります。
臨床結果や研究機関などから出された数値から、総合的に判断した目安量は次のようなものと言われています。
■健康維持に必要な摂取量:800mg以上
■美容や若さを保つための摂取量:1000mg(内容にもよりますが、3000〜5000mg)
■病気治療のための摂取量:症状によって摂取量は異なります。
ビタミンCの摂り過ぎにおる副作用
ビタミンCの多くは、2〜3時間で汗や尿で排出されてしまうため、摂取上限の規定はありません。但し、数1000mg以上を取り続けた場合に、人によっては、軟便になることもあるようです。
ビタミンCの効率的な摂り方
ビタミンCは、一度に大量に摂っても、直ぐに体外に出てしまうため、少しずつ数回に分けて摂取するのが良いと言われています。また、ビタミンCの吸収率は、空腹時に摂るよりも食後に摂取した方が良いデータが出ています。
ビタミンCは、抗酸化作用があるため、病気から身体を守ってくれますが、ストレス・睡眠不足、飲酒などによって、より多くのビタミンCは必要になります。
又、健康に良いとされる運動をしても発汗とともに身体から多くのビタミンCが失われてしまいます。
そのため、若々しさを保つためには、国が定めている最低限の100mg/dayでは足りません。意識して野菜などから多くのビタミンCを摂るだけでなく、サプリメント等の活用も合わせるのが良さそうです。
【アサイートリプルベリー】
2017年07月13日
これで判った熱中症になる原因と対処方法
毎日、蒸し暑い日が続くと、夜もぐっすり眠れなくなって、体の疲れもたまり、熱中症にかかり易くなります。
熱中症は、日が照りつける屋外だけではなくて、室内にいる場合にも発症します。
熱中症という言葉は知っていても、熱中症について、どのようなメカニズムで発症するかなどを考える人は少ないと思います。
熱中症について簡潔明瞭にまとめた新聞記事がありましたので、その内容をベースにして分りやすく紹介しようと思います。
人間は体温を一定に保つ恒温動物です。そのため、凡そ36〜37℃に体温を調節するように働きます。
暑い日や運動をして体温が高くなると皮膚(体の表面)に血液を集めて体温を下げることや、汗をかくことで体温を下げようとします。
そのため、常に体内には適度な水分が必要になります。
つまり、熱中症は、血液の循環が上手くできなくなることや、汗をかくことが出来なくなった、或いは、湿度が高くて汗を蒸発することができない(気化熱で体温を奪うことができない)等の時に、体温上昇を止めることができなくなり、身体に熱がたまってしまった状態のことです。
体内の水分不足
・・・ドロドロの血液による血液循環の妨げや、汗不足で体温上昇
高湿度の雰囲気
・・・汗が蒸発しないため、体温が下がらない(気化熱を利用できない)
無風状態
・・・汗が蒸発しないため、体温が下がらない(気化熱を利用できない)
もちろん暑い日は、それだけで体温が高くなってしまいます。出来るだけ涼しい環境の所に移動して体温上昇を抑えることが求められます。
熱中症になると、その頭痛や吐き気、めまい、こむら返りなどの症状がでますが、熱中症の重さや人によって様々です。重症化すると、体温が40℃以上になって、意識障害やけいれんなどの症状がでることもあります。
環境省の熱中症予防情報サイト(http://www.wbgt.env.go.jp)では気温や湿度などから計算した「暑さ指数(WBGT)」を公開しています。
それによると、31℃以上の時は、運動は原則禁止、31℃〜28℃では、厳重警戒・激しい運動は中止、と定めています。
つまり、28℃以上は熱中症の危険温度ということです。エアコンの冷房温度は、28℃が推奨されていますが、多分、熱中症予防と省エネの観点から決められたのだと思います。
めまい・立ちくらみ・吐き気・頭痛・こむら返りなどは、熱中症の軽症や中等症で見られます。このような時は、運動を止めて、涼しいところで休息し、経口補水液を飲むことが求められています。
重症になると、体温は40℃以上になり、意識障害や全身けいれんなども起こります。大変危険な状態です。直ちに救急車を呼んでください。
また、身体を冷やすことも必要です。頭部や脇の下、足の付け根を氷水や冷たいタオルで冷やして下さい。
熱中症予防には、こまめな水分補給が良いとされていますが、真水は駄目で、塩水が良いと言われています。
その理由は、次のようなものです。
人は1日に食事や飲み水で、2.5リットルの水分を摂っています。そして、尿や便で1.6リットル排泄し、残りは、汗や呼吸で0.9リットル消費しています。
夏などの暑い季節では、体温を下げるために、通常よりも多くの汗をかきますので、脱水状態を避けるために水分補給が必要になります。(体重の3%の水分がなくなると脱水症になってしまいます)
尚、消失した汗には塩分などの電解質(イオン)が含まれています。そのため、汗の代わりの水分を水で補うと、体の中のイオン濃度が薄くなってしまいます。
そうすると、イオン濃度を保つために、脳は、尿をだすように指令して、さらに脱水に向かってしまいます。
このような理由から、水分補給は、真水ではなくて、塩水や経口補水液が良いとされています。
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熱中症は、日が照りつける屋外だけではなくて、室内にいる場合にも発症します。
熱中症という言葉は知っていても、熱中症について、どのようなメカニズムで発症するかなどを考える人は少ないと思います。
熱中症について簡潔明瞭にまとめた新聞記事がありましたので、その内容をベースにして分りやすく紹介しようと思います。
熱中症の原因
人間は体温を一定に保つ恒温動物です。そのため、凡そ36〜37℃に体温を調節するように働きます。
暑い日や運動をして体温が高くなると皮膚(体の表面)に血液を集めて体温を下げることや、汗をかくことで体温を下げようとします。
そのため、常に体内には適度な水分が必要になります。
つまり、熱中症は、血液の循環が上手くできなくなることや、汗をかくことが出来なくなった、或いは、湿度が高くて汗を蒸発することができない(気化熱で体温を奪うことができない)等の時に、体温上昇を止めることができなくなり、身体に熱がたまってしまった状態のことです。
体内の水分不足
・・・ドロドロの血液による血液循環の妨げや、汗不足で体温上昇
高湿度の雰囲気
・・・汗が蒸発しないため、体温が下がらない(気化熱を利用できない)
無風状態
・・・汗が蒸発しないため、体温が下がらない(気化熱を利用できない)
もちろん暑い日は、それだけで体温が高くなってしまいます。出来るだけ涼しい環境の所に移動して体温上昇を抑えることが求められます。
熱中症の症状
熱中症になると、その頭痛や吐き気、めまい、こむら返りなどの症状がでますが、熱中症の重さや人によって様々です。重症化すると、体温が40℃以上になって、意識障害やけいれんなどの症状がでることもあります。
気温と運動の目安
環境省の熱中症予防情報サイト(http://www.wbgt.env.go.jp)では気温や湿度などから計算した「暑さ指数(WBGT)」を公開しています。
それによると、31℃以上の時は、運動は原則禁止、31℃〜28℃では、厳重警戒・激しい運動は中止、と定めています。
つまり、28℃以上は熱中症の危険温度ということです。エアコンの冷房温度は、28℃が推奨されていますが、多分、熱中症予防と省エネの観点から決められたのだと思います。
熱中症の症状別、対処策
めまい・立ちくらみ・吐き気・頭痛・こむら返りなどは、熱中症の軽症や中等症で見られます。このような時は、運動を止めて、涼しいところで休息し、経口補水液を飲むことが求められています。
重症になると、体温は40℃以上になり、意識障害や全身けいれんなども起こります。大変危険な状態です。直ちに救急車を呼んでください。
また、身体を冷やすことも必要です。頭部や脇の下、足の付け根を氷水や冷たいタオルで冷やして下さい。
熱中症予防には、真水よりも塩水などが良い訳
熱中症予防には、こまめな水分補給が良いとされていますが、真水は駄目で、塩水が良いと言われています。
その理由は、次のようなものです。
人は1日に食事や飲み水で、2.5リットルの水分を摂っています。そして、尿や便で1.6リットル排泄し、残りは、汗や呼吸で0.9リットル消費しています。
夏などの暑い季節では、体温を下げるために、通常よりも多くの汗をかきますので、脱水状態を避けるために水分補給が必要になります。(体重の3%の水分がなくなると脱水症になってしまいます)
尚、消失した汗には塩分などの電解質(イオン)が含まれています。そのため、汗の代わりの水分を水で補うと、体の中のイオン濃度が薄くなってしまいます。
そうすると、イオン濃度を保つために、脳は、尿をだすように指令して、さらに脱水に向かってしまいます。
このような理由から、水分補給は、真水ではなくて、塩水や経口補水液が良いとされています。
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