ひと時のブログ

　私には、いつも将来に対する漠然とした不安が、どこかにあったようです。しかし、『一日一生（いちにちいっしょう）』という言葉に出会えてからは、そんな不安が軽くなったような気がしています。

『一日一生（いちにちいっしょう）』の意味

　一日一生という言葉は以前から知っていましたが、自分のこととして考えたことがありませんでした。ところが、先日テレビドラマを観て、良い言葉だと思い始めました。

意味を調べてみると、
�@ 一日は一生を短縮したものであり、一生は、その一日の積み重ねできている。だから、一日を大切に生きることが一生を大切に生きることにつながる。
�A 今日と、明日は違う日であるように、決して同じ日はないのだから一日を一生のように大切に行きなさい。
�B 一日は貴い一生である。だから、これを空費してはならない。

など、様々なものがありましたが、私には字体をそのままの意味で解釈した方がしっくりきました。

つまり、「一日を一生のつもりで一生懸命生きる」という意味に捉えています。
このように考えるようになってからは、以前と同じように過ごしていても、その日がとてもいとおしい一日だった。

と、感じることができるようになりました。

若い頃の私が『一日一生』の意味を解釈した場合（これは想像です）

　現在の私は、普通の生活でも『一日一生』という言葉を思い浮かべて、愛おしい一日だったと感じられますが、

私が若い頃にこの言葉と出会っても、多分同じように「一日を一生懸命生きる」と考えたと思います。

但し、若い頃の私なら、今以上に努力しないと「一日を一生懸命生きる」とは考えられなかったと思います。

恐らく、相当無理をして、日々一生懸命過ごさなければならないと考えたと思います。

若い頃の私は、「休憩=罪悪感」という気持ちがあったからです。

最近になってやっと、一日の過ごし方や一生懸命生きるとはどういう事なのかが判ってきたように感じています。

そう考えると、例え同じ言葉を聞いて解釈の仕方が同じだったとしても、その言葉を受け取る側の尺度によって、

言葉を受け取ってからの行動には違いが出てきてしまいます。

本当に、言葉の意味の解釈や行動する考え方というものは、育ってきた環境や経験などによって様々だと思います。

世界中で考え方の違い等から紛争が起きているのは、仕方のないことかもしれません。

但し、人によって受け取り方や考えには様々なものがあって当然だ！

と、考えられれば良いのだと思います。

自分の考えがどんなに正しいと思っても、それを押し付けないということが重要なポイントです。

今年の私は、このような考え方ができるようになりましたが、まだ現実には、考え方の押し付けをしなくなった訳ではありません。

奥方から見ると、私が部屋にいるだけで、何かを言われそうで、空気が重くなるそうです！　（まだまだのようです）

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