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「江崎グリコ」の江崎勝久社長73歳宛てに脅迫文書を郵送、
現金を脅し取ろうとしたとして、住所や氏名不詳、40歳前後の男を恐喝未遂の疑いで逮捕。


逮捕容疑は今年10月29日から11月25日までの計6回、
「怪人28号」を名乗り、
「あれから30年。いよいよお金も尽きてきた。毒入り危険と騒がれたくなければまたお願いするよ」
などの内容の脅迫文書を江崎社長に送り付け、現金を脅しとろうとした。

男は脅迫文書の中で、この日夕方に東京ディズニーランドの入場ゲートでの現金の受け渡しを指示。
捜査員約150人態勢で警戒にあたり、付近で不審な男を確保した。
男は黙秘している。

4通目の脅迫文で11月23日午後5時にＪＲ東京駅改札口で現金3000万円を受け渡すよう指示された。
が不振な人物は現れなかった。
5通目で「不穏な動きを察知した」と書かれ要求額を5000万円に変更
6通目で逮捕に至った。



思い出されるのがグリコ森永事件・・・
阪神を舞台として食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件

1984年3月18日、江崎社長が誘拐され、現金10億円と金塊100キロが要求された。
身代金を持って来るよう要求したが、結局犯人は現れなかった。
事件3日後の3月21日14時30分ごろ、国鉄職員から110番通報を受けた大阪府警茨木警察署によって江崎が保護された。

が社長が保護された後も、脅迫状が幾度となく送りつけられた。

1984年4月2日江崎宅に差出人不明の脅迫状が届く。6000万円を要求。＋脅迫状には塩酸入りの目薬の容器が同封されていた
1984年4月23日江崎グリコに1億2000万円を要求する脅迫状が届く。
※マスコミ宛の2回目の挑戦状が送られ、これ以後、犯人グループは「かい人21面相」を自称するようになる
1984年5月31日江崎グリコに3億円を要求する脅迫状が届く。

1984年5月10日毎日新聞、読売新聞、サンケイ新聞、朝日新聞の4社にかい人21面相から
「グリコの せい品に せいさんソーダ いれた」と挑戦状が届いた。
その事態を受けて大手スーパーはグリコ製品の撤去を始めた


その他にも約1年半に渡り事件が続いた・・・
江崎グリコ本社放火事件
寝屋川アベック襲撃事件
丸大食品脅迫事件
森永製菓脅迫事件
二府二県青酸入り菓子ばら撒き事件
ハウス食品脅迫事件
不二家脅迫事件
東京・愛知青酸入り菓子ばら撒き事件
駿河屋脅迫事件

1985年8月12日、犯人側から「くいもんの 会社 いびるの もお やめや」との終息宣言が送りつけられ、
終息宣言の後、完全に犯人の動きがなくなった。