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生後間もない長男に暴行し意識不明の重体にさせたとして、
大阪府警高槻署は、父親で無職の中井和人容疑者31歳を傷害の疑いで逮捕した。

今年1月23日以降、自宅の府営住宅の一室などで長男に暴行し、頭部にけがをさせたとされる。
2月15日夜、風呂から出た母親19歳が長男に心臓マッサージする中井容疑者に気付き、
２人で高槻市内の病院に運んだ。
転院先の病院が急性硬膜下血腫などと診断、虐待を疑って高槻署に通報した。

高槻市は昨年12月〜今年2月までの計6回、
子育て支援の一環として自宅訪問や電話で母親と接触していた。
2月12日、母親は自宅を訪ねた保健師に「中井容疑者が長男の頭をはたいた」と話したが、
中井容疑者が家事や育児に協力的との説明もあったため、問題はないと判断したという。

長男は現在も意識が戻っていない。

児童虐待によって子どもが死亡した件数は、高い水準で推移している。
Ｈ15年には25人だったがＨ23年度99人と増加する一方です。