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2018年08月20日

「東大」へ行かせた伯母の子育てと意地!(40年前の出来事)

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「ばばあ2」
40年近く前に母の姉の息子は一浪し「東大」へ行きました。今は伯母も亡くなり、ばばあの「いとこのE」とは疎遠になってしまいましたが、当時の子育てとしては、珍しい教育でした。今では当たり前になっています。

先見の目があったのか、一人息子の為にと必死だったのか、伯母が亡くなった今ではわかりませんが、伯母の家は、伯父の親と同居で田舎の一般家庭以下の生活水準でした。



1.幼少期

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「Eちゃん」はとにかく負ける事が嫌いな子供でした。よくトランプで遊んだのですが、ばばあよりも2歳年上だったこともあり、ばばあに負けるととても悔しがって中々終わりません。

当時のトランプ遊びはもっぱら「神経衰弱」です。何度も対戦するのですが、「Eちゃん」にばばあが2回に1回は勝っていたので、それが許せなかったのでしょう。

ばばあも勝気なところがあったので、意地でも負けまいと必死でした。



2.小学生

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1,2年生の頃は祖母の家へも、顔を出していたのですが、3年生になるとパタリと来なくなりました。勉強時間が減るのが嫌と言う理由でした。

まだまだ、遊びたい時期に変な「Eちゃん」と思っていましたが、中学受験を狙っていたようで、6年生になると毎月、私立中学の模擬テストを受けていました。

当時は一般家庭の子供が私立中学に行く事などは考えもありませんでしたが、ひそかに狙っていたようです。「Eちゃん」は伯母が念仏の様に唱える「東大にいくんだよ!」の言葉に洗脳され、日々努力を重ねていたのです。



3.中学生
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残念ながら私立中学は滑り、地元の中学へ入るのですが当然学力は高かったので、中学の授業中に先生を困らせる質問をしたりして伯母が学校に呼び出されることが度々ありました。

当時はまだ、英語は学校で習うぐらいで、今の様に英語塾などはありませんし、伯母の家の経済状況では遠くの塾に行かせることなどは無理なので、英語を身近に感じさせるために英字新聞を毎日読ませては、英語の勉強をさせていたのでした。

当時の食事は自分の家で採れた野菜中心で伯母も働きながら息子の為にお金を工面していました。本人の欲しいと言う参考書は、休みの日に「丸善」まで購入しに出かけていました。



4.高校生
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「Eちゃん」は一生懸命勉強した甲斐があり、県でも1.2番の進学校へ入学しました。しかし彼の中では高校はあくまでも一つの通過点でしかなかったのです。

入学当時から「東大」しか目になかったようでした。学校までの通学時間はとても長かったのですが、高校3年生には有名塾に入塾し「東大」目指して頑張りぬいたのです。しかし、結果は不合格でした。


5.浪人時代
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経済的にも余裕が無かったのですが、彼は私立大学へ行くのではなくあくまでも「東大」にこだわっていたのでした。1年間は塾での勉強と模擬テストの連続で、自宅にいる時も自室から出る事もありませんでした。

当時の有名塾の値段は私立大学の1年間の授業料と同じで、全国模擬テストのお金、参考書、交通費などもろもろを考えると、当時では珍しいぐらい「Eちゃん」にお金をかけていたのです。

大学受験参考書・赤本、予備校テキスト買取サイト「学参プラザ」


6.東大合格

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晴れて「Eちゃん」は伯母の洗脳通りに「東大」へ合格したのです。その時の親子の喜びは半端ではありませんでした。その後、自宅にある参考書などをばばあにあげるから自由に持って行ってもいいと言われたのですが、ばばあには宝の持ち腐れにしかならない参考書でした。

今のばばあなら即、買取業者に持ち込んでいたのですが、当時はまだそような知恵が無く、伯母のかたずけを手伝うぐらいでした。

7.一流商社へ

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その後「Eちゃん」は一流商社に就職するのですが、本人の希望は愛知での就職と悩んでいたようでした。しかし、伯母の勧めもあり東京でそのまま就職をするのでした。

何度も伯母に東京へ来ることを勧めたのですが、伯母は亡くなる最後までほとんど行く事をしませんでした。

理由は伯母が子供の頃の怪我が元で、片目が見えなかった事と田舎者が行って息子の汚点になるのではと心配をしていたからです。

唯一進んで出かけたのは「Eちゃん」がニューヨーク勤務の時にビジネスクラスでアメリカへ呼んでくれた時だけでした。



まとめ

・幼少期から負けるのが嫌い
・小学生の時から「東大」へ行くものと洗脳されていた
・中学生の時から英語の勉強の為、英字新聞を読んでいた
・県でも有名な進学校へ通うが通学に時間がかかっても塾へ入り勉強づけの毎日
・浪人時代は塾と模擬テスト、自室から出る事はほとんどない
・東大へ合格後、母の勧めでそのまま東京の商社へ就職をする
息子の汚点にならないように、亡くなるまで、息子の所へは殆ど行く事は無かった

一人息子と言うこともあり、昔の嫁の立場が良くは無かったことの表れかもしれません。息子を立派に育てる事こそが、片目の不自由な伯母にはすべてだったのでしょう。

後に聞いた話ですが、仕送りも大変だったので、消費者金融にお金を借りてまで仕送りをしていたそうです。「Eちゃん」も経済状況は分かっていたので、就職後に出張で来るときや奥さんに内緒で仕送りをしていたそうです。

今の時代とは少々かけ離れてはいますが、「信じる事と実行する事」が彼の未来を切り開いたのでしょう。




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損ばかりしていた、金券ショップのばばあ達が損しない生活を目指し、「金券」「株主優待券の換金率」や「子育て終了母」なので、今まで言えなかった事など「そんなことあるの?」知りたくても聞けない内情を赤裸々に書いています。PCの出来ないおばさん三人組がお伝えします。登場人物には承諾を頂いております(笑)
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