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2019年11月13日

2つの仕事を持つ次男、次男のもう一つの仕事は?(フィクション)

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「ばばあ2」
次男と言えばどこの家でも落ち着きがなく、出て歩いているのが当たり前です。まして30歳の独身男、東京から帰っても殆ど合うことがありません。

どうして出歩いてばかりなのかをばばあに夢で次男がもう一つの役割を知らせてくれました。

1.美容室


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夢の中で、ばばあに「今まで話していなかったのだけど、役割があるから、今日は一緒に案内するから見ておいて!」と次男に連れて行かれるばばあなのです。

始めは美容室です。店主の男性が30代半ばで、元気がなさそうな方でした。若い女性スタッフが1人と若い男性スタッフが1人の小さなお店です。お客さんの姿はなく、スタッフが清掃をしていました。

次男と美容室の入り口で、待っていると店主の男性が次男の方に向かって来て、「○○さん、久しぶりです。最近、経営状態が悪く、転職を考えて店を閉めて人に貸そうと思うけど、どうかな?」

次男は「それもいいんじゃない、しかし何処も景気はよくないですよ。まー転職もいいかもね!」と笑顔で答えました。美容室の店主は先ほどとは違い少し元気の良い顔になり、次男に向かって「ありがとう、そうするよ!」と答えました。

美容室の店主が吹っ切れたかのような顔で、次男に向かい「○○さん、ブティックの知り合いは無いかな?」「洋服の販売をしてみたいんだけど!」と言いました。

次男が「心当たりがあるので、ご紹介をします。先方には連絡を入れますが、確実に雇ってもらえるかはわかりませんよ。」と答えました。

美容室の店主は笑顔で「解ってます!宜しくお願いします。」とはじめと違い元気よく挨拶をされました。そして次男とばばあは美容室を後にします。

ばばあは次男に「よく行くの?」「そんなには行かないよ。まー時々ね。」そしてその場を去りました。次の場所へと移動するのです。淡々と次の場所へ移動する次男にばばあは遅れまいと着いていくのです。

2.ブティック


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2軒目に案内されたのは、ブティックです。高級な店舗でスタッフも多く、上品できれいな女性や若いが紳士的な男性スタッフが2名ほどおりました。

女性客も多く、20代後半の娘さんとお母様など親子でいらっしゃる方やカップルなどが多く、ファミリー向けではないお店であることがわかりました。

洋服の品ぞろえも良くて、フロアも広くて、いかにもお値段が高そうな洋服がかかって、小物も多くありました。スタッフがテキパキと接客をしています。清潔で品の良いお店です。例えれば、雰囲気は高島屋の中の人気ブランドショップの様です。

店内で次男とばばあが小物を見ていたら、品の良い60代中頃の女性が次男の方へ向かって歩いてきました。笑顔で「○○さん、こんにちわ。」と次男に話しかけにいらっしゃいました。

そこでばばあは心の中で「え、次男の知り合い?しかし、歳が離れているけど?」人脈の幅が広いと思いました。だから美容室の方から、仕事の紹介を頼まれた理由もわかりました。

次男がばばあに対して、「こちらの方がお店のオーナーさんです。」ばばあは慌てて、「息子がお世話になります。」と、田舎っから出てきた候の母親が焦っているかの様な挨拶に、笑顔でお辞儀をされました。

その後、年配のオーナーの女性が次男に話かけました。「先ほどご連絡く頂いた、スタッフの男性の事ですが、美容室の彼は年齢が行き過ぎているから、うちのブティックではちょっと無理ね。もう少し若ければいいんだけれど。」

次男は「そうですか、残念ですが仕方ありませんね。また来ます。」と、ブティックを後にしました。
その後、次の場所へと移動する道中で、最初の美容室の店主が暗い顔をして現れました。

そして次男に向かって「○○さん、せっかくご紹介いただいたのですが、ダメでした。私位の年齢になると難しくなっるのですね。少し考えてみます。」と言い去っていかれました。

3.観覧車


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大きなビルとビルの間に公園のような場所があり、白い大きな観覧車が見えてきました。まるでシャボン玉が連なったような観覧車です。

外は晴天でいい天気なのに人が誰も歩いていないし、観覧車には誰も乗っていない様に見えました。観覧車の操作員が操作ボックスの窓から顔を出して、次男に声をかけて来ました。

「○○さん、こんにちは。」と笑顔で明るい表情の40代前半の男性の方です。作業服で穏やかな細身の方でした。とても温かな雰囲気の方だと思いました。

次男は操作員の方に「こんにちわ、お久しぶりです。僕がいつも出て歩いてばかりなので、母に僕の与えられた仕事を理解してもらうため、案内をしているんです。」と次男は照れながら話していました。

操作員の方が「そうだったの、理解しがたいからね。見てもらうと解るんだよ。自分の親には知らせてないけど、○○さんはお母さんが理解できるんと思ったから、一緒に来たんでしょ。」

次男は照れながら「まー」と満面の笑みで答えました。

観覧車の操作員の方がにこやかに「一回、観覧車に乗せてあげようか?」

次男は驚いた様子で、観覧車の操作員の顔を見ながら「母も一緒に乗って、いいんですか?遠巻きに見るだけのつもり出来ました。」と答えたのです。ばばあはすかさず「観覧車に乗りたい!」と言いました。

ばばあと次男は一緒に観覧車へ向かいます。扉を開けるのが次男で、ばばあは飛び乗る形で、観覧車に乗り込みました。ゆっくりと上がる観覧車、少しずつ上がって行くのですが、見慣れた観覧車とは回転が逆に進んでいるんです。

観覧車は時計回りじゃなかったかな?とばばあは考えていました。次男は静かに観覧車から外を眺めていました。その時です、強風が吹き次男とばばあの乗っている、観覧車の乗っている部分が飛ばされました

ばばあは驚きと恐怖で「わーーー!!」と、叫んでしまいました。次男が「大丈夫だよ。」と私に声をかけてくれました。そのまま観覧車はシャボン玉のように弾け、二人は地上にいます

ばばあは何が起こったのかわかりませんでした。観覧車の操作員の方が「ごめん、ごめん、ちょっと風が強かったのでびっくりしたよね。」

「もう少し風を弱くしなくちゃいけなかったね。本当に申し訳ない。」としきりに謝ってくださりました。でも何故か顔は笑顔のままなのです。

ばばあは驚きで腰が抜けそうでした。しかし次男は何も無かったかのように、観覧車の操作員の方へ「大丈夫です。ありがとうございます。」と言ってその場から離れました。

4.地下鉄


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次は観覧車のあった横に地下鉄の入り口がありました。次男は地下鉄の階段を一緒に降りるようにばばあを促しました。ばばあはまだ先ほどの驚きから立ち直ってはいませんが、次男について地下鉄の乗り場へ向かいます。

地下鉄の入り口には改札機も何もありません。そのまま入ると地下には電車がいました。その電車にはサラリーマン風の人や子供、老人と電車がいっぱいになっていました。しかし、表情は無表情で会話をしている人が無いのです。

電車の車掌らしき人が窓から半身をだして「やー○○さん!」と次男に声をかけて来ました。電車の車掌さんらしき人は30代の後半の男性です。この方も優しそうな笑顔の持ち主です。

次男が電車の車掌さんらしき人に「今日は多いですね。」と声をかけるのです。

電車の車掌さんらしき人は「この時期だからね。しかたないよ。」と言いながら慌てて出発の合図をし電車はは出発をしていきました。

次男にばばあは「変わった駅だね!」と言うと次男は「まー」とにこやかに答えました。そして次男は「次の場所へ行くよ。」とばばあと先ほどの観覧車のあった公園に戻るのです。

5.観覧車の公園


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地下鉄の階段を上がり、元の観覧車の公園に戻りました。そこには先ほどと違いバスが何台も来ていました。人が多くて、先ほどの静けさとは全く違います。天気は相変わらずの晴天です。

気候も穏やかで、公園全体が温かな雰囲気に包まれていました。そしてバスに乗る為に人々が列を作っていました。

老若男女、子供から大人まで、沢山の人々がまっすぐに並んでいます。可愛い女の子供達の列には皆、白い器を持っています。ばばあは何だろうと不思議に思いました。

小学生高学年ぐらいの女の子の前に低学年の女の子、前には幼稚園位の子供が何人もいたのです。しかし両親の姿はありません。子供達は親が居なくても不安げな表情はしていないので、ばばあはつい声をかけてしまいました。

「ねえ何処に行くの?」と尋ねると、不思議そうな顔をされました。

ばばあが「リンゴ狩りかな?」と尋ねると、少女は「うーん」と首をかしげて「いちご狩りだったと思う」と言いました。しかし彼女には何なのかわからない様子でした。そして順番にバスへ乗り込んでいきました。

ばばあは小さな子供達なのに親が一緒でない事が不思議でなりませんでした。次男は子供達に声をかけるのでもなく、黙ったままその列を眺めていました。

次男がばばあに「次が最後の場所だよ。」と言いました。

6.エステショップ


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次男に連れられて、エステショップへ向かうのです。しかし先ほどとは違い明るさはありません。もう周りは暗くなっていました。都会のビルの間にある入り口がオシャレなエステサロンです。

次男が扉をあけると「○○さんこんにちは。今日は忙しいですよ。」とエステショップの女性が次男に話しかけました。次男はエステショップの女性に「その様ですね。」と声をかけました。しかしお互い笑顔です。

エステショップには店主らしき女性の他に数名のスタッフ女性が居ました。エステ待ちをしている若い女性の一人がばばあに近づいてきて、話しかけてくれました。初めての事です。

笑顔でエステを待っている女性は「今、日本語の勉強をしているの。早く日本を上手になりたいです。」と嬉しそうに話してくれました。ばばあは話しかけてきた彼女に「外国の方?」尋ねると彼女は「そうです。」

ばばあは「頑張ってね!」と声をかけました。すると彼女は嬉しそうにうなずきました。

次男はエステルームへ案内をしてくれました。エステルームの扉を開けると、何台ものベットがあり、あまり華美な部屋ではありません。男性も横になり、女性もおなじ部屋でエステを受けていました。

とても不思議に思いました。男女同じ部屋なんだ?何故かな?扉を背に部屋の中を見渡していました。すると高齢のスーツ姿の男性が困った顔をして、「書類にサインが無いじゃないか。困ったな。どうしたらいいんだろう。」と独り言の様に言っていまいた。

そして扉の前に立っているばばあの方に気づき、近寄って来ました。そして高齢の男性が「すまないけど、代りに書いてくれないかな?」

ばばあはすかさず「だめですよ、本人じゃないから!」「絶対ダメです。」とお断りをするのですが、高齢の男性が強引に「大丈夫だから△△美代△と書いてくれないかね。」と、言います。ばばあは何度もお断りをしました。

次男がばばあの横で声をかけて来ました。「大丈夫だよ。」でも不安で躊躇していると「僕たちの字はダメだけど、母ならいいんだよ。」と言います。不思議に思っていると、高齢の男性が、ばばあに「彼女は動けないから、書けないんだよ。」と言いました。

ばばあは驚きつつも次男に促され女性の代りにサインをしました。すぐさまばばあは次男に「さっきの外国人の女性も亡くなっているの?」と聞きました。

次男は静かに「そうだよ、エステを待っている人はみな亡くなった方達ばかりだよ。」

7.次男の仕事


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次男がばばあに向かい「途中からは何となく気づいたと思うけど、僕は亡くなる前にその方の近くに寄り添い、死の恐怖を取り除き、死を受け入れてもらう仕事をしているんだ。」

「始めの美容室の男性は死期がまじかの方です。美容室は彼の頭の中で彼の本当の仕事は知らない、あの男性の夢の中に入り、彼が穏やかに死を受け入れてくれるように友達になるんだよ。」

「彼はもうすぐ電車に乗るよ!」「ブティックの女性も彼女の夢の中だよ。彼女もお迎えが近くなってきているが、中々受け入れてくれてないと言うか必死にまだ生きようとしているんだ。」

「亡くなったら、電車に乗り、観覧車の公園着き、バスに乗りエステのお店に来て承認を得たら、希望の身支度をして、観覧車に乗り天に上るんだよ。」

「亡くなった方は途中で、天に上るから観覧車から人は消える。だから、無人に見えるんだけど途中で消えているんだ。しかし、まだ天に行けない人が観覧車に乗ると飛ばされて弾けてしまうんだよ。」

「いつも、出て歩く理由は亡くなる前に、何度もコミュニケーションを取りに行く事から始め、本人が納得するまで付き合い、死を受け入れてもらったら、電車に乗るように促すんだ。」

「僕がうまく電車まで案内出来ないと彼らは中々、観覧車に乗ることが出来ないんだ。早く観覧車に乗せるために出歩いていると思って欲しい。それが、亡くなった方が天に行ける方法なんだよ。」

次男はばばあに説明をしてくれました。そして次男は小さな白いカットフルーツの入った器を両手で大事そうに持って、一言「彼女へのお土産なんだ。」と笑顔をみせて、立ち去りました。

「あ、○○!」ばばあはそこで目が覚めました。


まとめ

・美容室の男性
・ブティックの高齢女性
・観覧車
・地下鉄
・観覧車のある公園
・エステサロン
・次男の仕事



ばばあに、次男が夢で案内をしてくれた経験は本当のような嘘のような話ですが、知らない部分でそんな役目を天から与えられている人がいるのかもと感じました。

本当は地に足のついてない30歳の次男が浮ついている様にしか見えなく、自分を納得させる材料が欲しかったのでこのような夢を見たのかもしれません。

実はばばあの父が昨年末、次男が病院へ見舞いに来た日に、父の首元に触れたのです。触れたと同時に静かに息を引き取りました。













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損ばかりしていた、金券ショップのばばあ達が損しない生活を目指し、「金券」「株主優待券の換金率」や「子育て終了母」なので、今まで言えなかった事など「そんなことあるの?」知りたくても聞けない内情を赤裸々に書いています。PCの出来ないおばさん三人組がお伝えします。登場人物には承諾を頂いております(笑)
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