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2015年01月22日

執念

このころ私は、毎日暇さえあれば不倫慰謝料に関する法律や事例について書いてあるサイトを読み漁った。

MとO弁護士に負けないために、必死だった。

子供をお風呂に入れて、子供のご飯を作ってテーブルにおいたらまたパソコンに向かった。

子供を寝かしつけるときもタブレットを見ながらだった。そのためにガラケーをタブレットに変えたのだ。

食事もとらなくなり、一か月で5キロ痩せていた。

さすがに体力が落ちてきたのでなるべく食べるように心がけたが、次の月にはさらに3キロ減った。

こうなってくるともう、家庭を家庭を守りたいとか子供のためとか、そんな美しい気持ちではなくなってきて

いた。

ただ負けたくない、そんな執念に突き動かされていた。

空回り

私の母は、私が3歳の時に他界した。

父は地元ではある程度の地位のある立場にいたが、母の死後は育児放棄気味で家に帰って来ないことも多かった。

父から殴られることもしょっちゅうだった。

父が外出から帰って来ず、何も食べられないこともよくあった。

着るものもほとんど買ってはもらえず、毎日同じ物を着ていた。

靴がきつくなっても、靴の中で足の指を丸めて無理して履いていた。周囲の女の子たちのようにおしゃれを楽

しむなんて私には夢のまた夢だった。

だから結婚して子供が生まれて、幸せな家庭を築きたかった。

自分の子供には私と同じ思いを味あわせたくなかった。

幸い子供はすくすくと成長してくれた。

「今日はこれが食べたい」「ママ靴が小さくなってきたよ、新しいの買ってよ」

私が一度も口にしたことのない言葉を屈託なく言う息子に、やっと私も普通の家庭を手に入れられたんだと

思った。

夫は長期出張などで家にいないことも多く、親を頼ることもできない中での一人きりでの育児だったが、やっ

と手に入れた幸せな家庭を守るために頑張っていたつもりだった。

子供や自分が体調を崩した時など、誰かに助けてほしいと思うこともあった。

一人での外出など、長男を出産してから5年、ほとんどしたことがない。夜の外出に至っては一度もない。

でも夫も家族のために一生懸命働いてくれている。不満なんて言ってはいけない。

そう思っていた。

そんな、私が一人きりで家庭を守っている時、夫は他の女を抱いていた。

O弁護士とのやり取りA

<M>
夫との食事の際の料金をMが支払ったのは、仕事上でMは夫にとてもお世話になっていたため感謝を表すためであった。夫への好意からではない。
好意はあくまでも夫からの一方的なものでMは断り切れなかった受動的立場にすぎない。

写メについても最初に送るよう要求したのは夫であり、Mからも夫に写メの送信を要求したのは、自分だけが送るのを恥ずかしいと思ったからである。

よって慰謝料は30万円が妥当である。


<私>
夫との食事の料金を支払ったのが感謝の気持ちからというのなら、M氏は当時、仕事上の恩義に対し感謝を示し支払いをすませられるだけの良識があったということ。
行動の善悪の判断がつかないような酩酊状態にはなかったということの証明でもある。よって当時お酒に酔っていたというのは言い訳にならない。

また今回私は二人の不貞行為について慰謝料を要求しているのである。写メを送り合うことのみについては特に違法でもなんでもなく、どちらが先に要求したのでも構わない。

議論すべきは不貞行為自体の積極性であり、M氏が写メを送ることを恥ずかしいと思っていたかどうかもここでは関係ない。


書類を受け取る時

外出から帰ると、郵便局から不在中に配達があったことを知らせる通知が届いている。

差出人にはMの代理人であるO弁護士の事務所の名前が書いてある。

O弁護士からの書類は、最初の一通のみ内容証明郵便でそれ以降は書留となった。

どちらにしても受け取るには印鑑が必要で、配達時に不在であれば不在通知が入れられている。

友人とのランチや、子供とのお出かけや、楽しい外出からの帰宅でも、郵便受けにその赤い紙が見えると気分が一気に沈む。

封筒を開けるときには心臓が早くなり、手のひらや背中にじっとりとした汗をかく。

O弁護士とは何度も書類のやり取りをしたが、最後まで慣れることはなかった。

2015年01月20日

不倫慰謝料豆知識

男女の不貞行為は、男女が共犯という考え方になります。

今回の夫とMは私やMの夫への共同不貞行為者であり、つまり共犯者なのです。

慰謝料の額を考えるときは、一度全体の額を決め、それを夫とMがいくらづつ負担し支払うかという争点になっていきます。

全体の慰謝料の額は、夫とMの交際期間、不貞行為の回数、行為自体の悪質性(一度はばれたのにまた隠れて続けていたとか)で計算されます。

それを、どちらが積極的であったかとか経済状況なんかでそれぞれの負担額を決めるのです。

さらに、それぞれの婚姻期間(長ければ長いほど慰謝料は高くなる)、離婚に至るかどうか、妻が妊娠中であったなど様々な要素も組み込まれて計算されます。

M側が私に離婚をしてほしくないのは、請求される慰謝料が高くなるからです。
また、積極的に誘ってきたのは夫の方だとしたいのは、主導権を握っていた方が多く慰謝料を負担しなければならないからなのです。

経済状況は、夫もMも同じ職業なので収入も同じ、なので今回はイーブンです。

これが会社の社長と若い学生なんかの不倫だと負担額は社長が多くなります。

また、不倫というのはたいがいは男性の方が年上だったり、ホテルに誘ったりすることが多いので、慰謝料の負担額は男性側が多くなりがちなんだとか。




O弁護士とのやり取り@

<M> 夫の方から一方的にMに対して好意を寄せており、Mは断り切れずに応じていた。
    また不貞行為当日Mは相当に酔っていた。
    また、不貞行為後すぐに反省し不貞行為は一度きりである。

    よって今回の案件の主導的立場にあるのは夫であり、Mの負担する慰謝料は30万円が相当である。



<私> Mの方からも会いたい、電話したいなどの夫への好意を示すメールが送られている。また写メもおく    られてきているし夫にも送るよう要求している。
    これは夫が一方的にMに対し好意を寄せていたというそちらの主張に矛盾している。

    また不貞行為に及んだ日の食事代や酒代はMが支払っており、Mが断り切れずに夫と連絡をとり嫌々    夫と会ったとは考えられない。
    さらにMはその日、夫の職場近くまで隣の県から電車で来ている。小さな子供のいる女性が夜間電車    で隣とはいえ他県まで来ることは容易ではない。これはMの積極性を表している。

    また関係を終わらせることを提案したのは夫である。
    Mは関係を絶とうとする夫に再び会うことも要求している。
    
    以上のことより夫とMの関係においてMの方が積極的であり、そちらの主張は事実に反している。
    このような虚偽の上での謝罪を受け入れることは到底できない。


こんな感じのやりとりをMの弁護士と書面で行った。


内容証明郵便とは

私は弁護士のアドバイスどおり、Mの主張と、夫の携帯に残されたメール内容との矛盾点を紙に書いた。

弁護士は手書きでもいいなんて言っていたが、なんだかなめられそうな気がしてワードで作成した書類をプリントアウトした。

Mの弁護士から届いた内容証明の書類の書式を真似して、「前略」とか普段使ったことのない言葉を入れてみたり、最後の部分には日付を入れてみたりした。

なめられないように、精一杯格式ばった言葉で書いたつもりだが後で読み返してみると感情的で知性に富んだとは言えない文章だった。

内容証明郵便も、送り方がわからないので普通の郵便で送った。

後で調べたが、内容証明郵便は普通に郵便局で送れるらしい。
封筒の中に入れる書類に書かれた内容を、どんなことが書かれているのか印刷して証拠に残すのだそうだ。

裁判などになった時に証拠能力が高いらしい。

つまりどんな内容が書類に書かれているか郵便局の人に知られるということだ。

それにはかなり抵抗がある。

次からも普通郵便で送ることにした。

みじめ

私は夫を試した。
夫はMを庇った。いや、ことを大きくしたくない自分を庇ったのか。

どちらにしろ、私に嘘をついてでも慰謝料請求をやめさせようとした。


嘘をつくなら、最初からついてよ。

一度はMとの体の関係まで認めておいて、慰謝料請求されるなら嘘をつくなんて。

みじめだった。

2015年01月19日

夫の嘘

夫に、Mに慰謝料を請求しようと思うと伝えた。

実際にはすでに請求していたが、夫がどんな反応をするか知りたかったのでそこは黙っていた。

夫は、とても驚き、狼狽していた。

Mとの不倫がばれてからすでに一年近く、表面上は以前通りの、いや、以前以上のラブラブ夫婦のような関係になっていた。

夫の中ではすっかり許されたこと、終わったこととなっていたのだろう。

あろうことか夫は、
「Mとは体の関係などない。
どうせ信じてくれないだろうから、関係を持ったと嘘を言った。
メールはふざけて送り合っていただけ。付き合ってなどいない。」
と今更ながらの苦しすぎる言い訳にでた。

夫がMに別れを告げた時、Mに最後にもう一度会いたいとすがられきちんと別れるには会うべきかなと悩んでいたのに。ふざけてメールを送り合っていただけの関係でそんな別れ方で悩むものか。

何よりM自身が弁護士を通じ、書類で不貞行為を認めているのに。

ありえないほど低次元な夫のじたばたぶりに、まるで潮が引くように夫への気持ちが引いて行くのを感じた。

同時に、意地悪で残酷な気持ちも芽生えた。

私はゆっくりと言った。
「私のことを思うなら正直にすべて言ってほしい。Mと付き合っていたのか、体の関係はあったのか。
いまさら嘘をつかれることは、Mを庇っているということで私はさらに傷つく。
本当に私を愛しているのなら、正直に事実を話し、私がMに慰謝料を請求することに協力してほしい。」と。

しかし夫はMとの関係はないと言った。

夫は私に嘘をつくことを選んだ。

Mを庇うことを選んだのだ。

弁護士からのアドバイス

女性弁護士はうんうんと私の話を聞きながら、私の持ってきた日記と経緯を記した紙に目を通していた。

私は、Mの弁護士からの書類に書かれていることは事実と異なり、これでは反省しているとは到底思えないと担当弁護士に訴えた。

担当弁護士は、
「私があなたの代理人となり今のあなたの気持ちを書類にしてMの弁護士に対して送ることはもちろん可能です。しかし、Mはこうして不貞行為自体を認めています。
争う部分がMの主張が事実と食い違っていることだけなら、あなたが自分で今の思いを書いて送ることで十分戦えると思いますよ。」
と言った。

同時に弁護士に代理人になってもらった際の料金を説明され私はあまりの高額さに絶句してしまった。
Mから慰謝料をとれたとしても、それがそのままなくなってしまうような額だった。

そこで弁護士を代理人に立てることは半ばあきらめ、自分でできることや注意点を聞いた。

まず、Mの弁護士に送る書類は手書きでも構わないということ。
なんならMの弁護士から届いた書類の違うと思う部分を蛍光ペンなどで線引きし、そこに書き込んで送り返してもいいと言われた。
それは弁護士とやり取りする書類は特別格式ばったものだろうと想像していた私にはかなり意外だった。

また私には気になっていたことがあった。Mの夫に私がこのことを知らせたとしたら、名誉棄損や脅迫になり逆に私が訴えられることになるのかということだ。

しかし名誉棄損とは、相手の名誉を傷つける目的をもって不特定多数にあることないこと言いふらすことで、脅迫とは、こうしろ!さもなくばこうなるぞ!などと相手に選択肢を与えず物事を強要することである。
なのでこれには該当しないと教えてくれた。

また、もしもこれは脅迫になるのかなと判断に迷うようなことを相手に言う時は、書類やメールなど記録に残るものでなく、電話など記録に残らないものでにおわせる程度にしておくといいそうだ。

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普通の主婦が夫の不倫相手とその弁護士を相手に慰謝料をめぐる戦いをすることになりました。 現在不倫に苦しんでいる人の参考に少しでもなれればとこのブログを立ち上げました。
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