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2016年01月15日
呆れて言葉が出ない
今週火曜日（１２日）から始めた「日替り」定食ですが、三日目にして挫折。
三日坊主にすらなっていません。
当店の「日替り定食」は
・ 店のメニューに無い料理
・ お得感、お値打ち感
が基本です。
どうやら、「店のメニューに無い料理」が面倒だったようです。
初日は 「チキンカツ」
二日目は 「天丼」
三日目は 「サンマかば焼き」を予定しておりましたが・・・
実は、二日前から風邪をひいてしまい、少々熱っぽく咽喉が痛い状態です。
それで、日本のお客様が増える夕方からに合わせ、１６時過ぎに出勤。
そして驚きました。
ディスプレーしている位置に「日替り定食」が無いのです。
「ウソ、完売？！」
当店のサンマは冷凍です。
かば焼きにするには、前日から予め解凍して三枚におろしておく必要があります。
つまり、下準備が必要な「日替り」は数量限定になります。
ディスプレーが片付けられているという事は「完売」を意味します。
喜び勇んで厨房に完売数を確認しに行くと
「今日は日替り作ってません！」
と申し訳無さそうな顔で答えたのです。
原因を確認すると
前日にサンマを冷凍庫から冷蔵庫に移すのを忘れ、三枚におろせなかったと言うのです。
「流水に３０分も浸ければ解凍するでしょ」
と言うと、
オーナーが作らなくて良いと指示したと答えたのです。
カチンときてオーナーに確認すると
「朝から厨房が日替わりの事で騒いでいたし・・・」
「面倒そうな状況だったし・・・」
「日替りが無くても売り上げに大きな影響は無いし・・・」
「一昨日から客数が増えて来てるし・・・」
何を訳の分からない事を言っているのやら。
呆れて言葉が出ませんでした。
厨房が「しまった！」と思って対応策を講じているところにオーナーが水を差してどうする！
確かに「日替り」の売上げに対する影響力は微々たるもの。
ですが、「一昨日から客数が急に増えた」のは日替りのディスプレイ効果かもしれない。
急激に気温が下がった事が要因の可能性も有るが、少なくとも「客寄せパンダ」は必要だと思う。
何れにせよ「急に客数が増えた原因」を検証しなければ、「日替り」の効果を判断できない。
それなのに・・・
「あなたバカですか？」
と言いそうになったが、そこはグッと堪えました。
取り敢えず私の考えている事を説明しましたが、分かってくれたかどうかは甚だ疑問です。
「客寄せパンダ効果」の検証はともかくとしても、決めた事を継続できないのは問題です。
やるべき事をちゃんとやる
決めた事は守る
難しい事を要求しているつもりは無いのですが、国民性なのでしょうか？
目先の利益を求め、安易な方へと進みたがる傾向が有るように思います。
さて、三日目にして中断した「日替り定食」ですが、本日は「豚の角煮」です。
※ 追記
本日の「豚の角煮」ですが、
出来上がりを見たところ、あまりに色が悪いのでディスプレーを取りやめました。
ご要望の方は店内の日本人オヤジまでお声をお掛け下さい。
味は悪く無いのですが、大根が真っ黒です。
それと肉が今一つ軟らかくありません。
肉をもう少し煮込み、大根を換えて明日新たに提供させて頂きます。
悪しからずご了承ください。
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