2007年09月27日
葉タバコ 日照不足で品質に影響
買い入れ、今期は総額3億2000万円
20日から日本たばこ産業(JT)石垣取扱所で行われていた2007年産葉タバコの買い入れが26日午前、終了した。販売実績は、総重量が前年産を22トン(13%)上回る189.6トン。総販売額も前年産を2721万円(9%)上回る3億2331万円となった。前年産と比べ、10アール当たりの単位収量(以後単収)が増えたものの、4、5月の低温と日照不足、葉の成熟不足などで品質面は悪化した。
石垣葉たばこ生産振興会によると、本年産葉タバコは、43農家が前年より3ヘクタール少ない109ヘクタールで栽培。単収は、目標としていた224キロには及ばなかったものの174キロと前年産を24キロ(16%)上回った。単収増で総重量も189.6トンと前年産を22トン上回った。
一方、品質面は、4、5月の低温と日照不足、葉の成熟不足などが影響し、1キロ当たりの単価が1705円と前年産を38円(2.2%)下回る厳しい結果となった。
同振興会の砂川会長は「数字的には、品質、量とも目標を達成できず満足できない。今後は、畑の確保と適期作業に力を入れたい。サトウキビとの輪作を含め、取り組んでいきたい」と、来年産に向け、決意を示した。
投稿者:石垣アイランド|13:29