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2019年04月26日

仮想本屋の口コミ掲示板の続きです。引き続き色々な本を紹介していきたいと思います。

まにふぇすと そのR 工学部ヒラノ教授


工学部ヒラノ教授 新潮文庫/今野浩







大学教授とはどういったイキモノか?その実態は?

何かを研究する人の環境というものは、どういう感じなのか知りたくてこの本を読んでみました。

教授というからには地位が確立されて、社会的にも安定した職業だと思っていたんですが、教授の世界にも

色々あるんですね、出世争いとか派閥争いとか・・

自分が知りたかった内容とは少しズレているような気もしましたが、これはこれで非常に興味深かったです。

本書では、「ヒラノ教授」という(架空の人物か”ヒラノ”という偽名を使った実在の人物)教授の身にお

こる出来事を通して、大学という組織内のことを表していますので、もし将来大学で働こうとしている方な

ら、本書は参考資料として適していると思います。

そういう方にぜひご覧頂きたい一冊です。

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本書では、大学における教授などの出世の過程をスゴロクという言葉を使って表している。

それによると、スゴロクには「1回休み」「2回休み」「振り出しに戻る」などの罰則がある。

大学スゴロクでは、”40歳を超えても助手”が1回休み、”50歳を過ぎても助教授”が「2回休み」に相当し、

教授は上がりのポストになり、セクハラや論文盗作でもしないかぎり助教授に降格されるようなことはない。

また、大学スゴロクを兵隊の位で表すと、助手が「曹長」、専任講師が「大尉」、助教授が「大佐」、そし

て、教授が「中将」に相当する。

なおこの上には、「大将」に相当する学部長、「元帥」に相当する学長のポストがあるそうです。

こうした大学におけるスゴロクのことばかり書かれている本であれば、少し退屈な本になってしまいますが、

それだけじゃないところが本書のおもしろいところです。

例えば、ヒラノ教授が担当した学生の中で、スゴイ学生が何人かいたことを紹介しています。

どんな学生たちかというと、長くなるので割愛しますが、柔軟な発想を持ち豊かな想像力を持つ人たちが確か

に存在することが、この紹介の中で分かりました。

また本書の15章によると、大学教授の役割は、研究・教育・大学運営(雑務)・社会的貢献の4つだとされ

ています。

大学教授の仕事の相対的重要度は、全体を100として、研究50・教育20・雑務15・社会的貢献

15という数字で表されていて、現実的には研究35・教育20・雑務30・社会的貢献15というカタチで

現職教授の仕事量とのギャップが数字で分析がされていたりします。

大学教授の環境について色々な角度で、表現されているところが本書のおもしろいところですが、至る所にち

りばめられた少し毒の含まれた言い回しが味のある書き方になっていると思いますので、ぜひ読んでみて下さ

い。

まにふぇすと そのS 聴くだけで不調が消える水琴の音


聴くだけで不調が消える水琴の音CDブック/大橋智夫/西河潤







うつ、めまい、頭痛、不眠・・・体の異変に悩まされる方はたくさんいらっしゃると思います。

上記の症状は、機械のモーター音など人工音と呼ばれる、単調な低周波のリズムや騒音が原因のひとつと本書

では考えられています。

これらの症状を解消するには、川のせせらぎや鳥のさえずりなど自然音と呼ばれる、高周波なエネルギーが効

果を表すといわれていて、そのひとつに水琴の水の音色があります。

甕(かめ)の中に水滴が落ちると、「ポチャン・・」・・と音がして囲まれた空間の中で水の音が反響します。

この音色が人間の体に癒やしをもたらして、効果を発揮すると本書では書かれています。

では、どんな方の症状が改善されたのか興味があったので、この本を読んでみることにしました。

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この本にはCDがついていて、本書の作者の方が推奨する水琴の音が体験できます。

この水琴の音を聴いたある体験者の話によると、介護が原因で発症したうつが改善したとのことです。

長期間の介護生活で、心身が病んでしまい眠れず、睡眠薬に頼る生活だったそうです。

ところが、このCDを聴きながら眠ると、緊張がとけ深い呼吸ができるようになり、少しずつ眠れるようになっ

ていったとのことです。

またある方は、パニック発作が軽減したということです。

緊張したり、熱いものを食べたりすると、頭がクラクラして足元が不安定になり、それが不安となって胸のド

キドキに発展するといった症状が、水琴を聴くと心が穏やかになり、冷静さを取り戻せたとのことです。

私も試しに聴いてみましたが、私の場合は集中力が保てるように思いました。

このCDを聴いていると他の物音が気にならなくなり、その時にしている作業がはかどるように感じたのです。

人それぞれ効果が違うかもしれませんが、この本を見ると自分の体に良い影響を及ぼす方が多いようです。

これを読んでいる方が何かしらの不調でお悩みなら、一度読んでみる価値はあると思います。

まにふぇすと その㉑ アルジャーノンに花束を


アルジャーノンに花束を [ ダニエル・キイス ]







誰でも何かしらコンプレックスはお持ちだと思います。

太っているのを気にする方・背が低いのを気にする方・性別を気にする方など色々あると思います。

この物語の主人公もその内の一人で、名前をチャ−りー・ゴードンといいます。

彼の場合は、自分が他の人に比べて知能が劣っているのを気にする精神遅滞者の男性でした。

ある日、人間の知性を飛躍的に改善するという手術を大学の精神科医から薦められます。

幼児期から親に疎まれ、友達から蔑まれて生きてきた主人公にとって願ってもない話だったので、この手術を

快諾しますが、そんな彼に過酷な運命が待ち受けていました。

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彼の前にこの手術を施されたのが、ねずみの「アルジャーノン」です。

このねずみの知能は手術によって驚異的に優れ、他のねずみには脱出出来ない迷路も、難なく出口までた

どり着けたりしました。

同時にチャ−リーも目覚ましい進歩を遂げていきます。

まず話す言葉は難しい言葉が多くなり、複数の国の言葉も覚え、難しい数学の問題も解いてみせたりと、みる

みるうちに天才といわれるような知識や知能を身に着けていきました。

また、ガールフレンドが出来たり、社会的に地位のある知り合いが増えたりと、交友関係もどんどん変わって

いきました。

まさに成功を収めたかに見えるチャ−り−ですが、そんな時アルジャーノンに異常行動が見られるように

なり、チャ−リ−の未来に暗い影が・・・。

 物語はチャ−リ−から精神科医への報告書仕立てで構成されていて日記調になっており、刻々と変化してい

く主人公の様子が、文章を通して伝わってきます。

主人公の立場を自分にすり替えて読んでみると、本書はよりおもしろく感じるかもしれませんね。

まにふぇすと その㉒ 思考の整理学


思考の整理学 [ 外山滋比古 ]







当たり前ではありますが、日本ではみんな学校に行って勉強します。

人が社会に出て生きていく上で、必要な知識や教養、考え方を学校で学んでいきますよね。

本書によると、必ずしもこの事は良いことだけではないのでは?と問題提起しています。

というのも、学校に通っていると自分で物事を考える力を育みにくいということを作者は述べています。

授業では生徒に対して一方的に知識を与えてはくれますが、それを活用して物事を考えることが苦手な人間を

多く作り出してしまうというのです。

そこで本書では、物事をどのように考えていけばよいか?その助けになる方法を紹介しているので見ていきま

しょう。


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本書によれば、物事を考える上で大事なことは思考を整理していくことにあるという。

すなわち、うまく”忘れる"ことにあるらしい。

"忘れる”ということは、頭の中にうかぶたくさんのアイディアをうまく整理して絞り込んでいくということが

カギになるということです。

そのためにはやはり、”書くこと”が重要とのことです。

何かアイディアが浮かんだら、そのアイディアをまず寝かせる。

寝かせるには、そのアイディアが浮かんだ時に手帳やノートにすぐに書いておく。

メモする時に必ずしておくことは、あとで見ても分かるように、日付や要約した題名・その時に調べた事柄な

どをそのアイディアと共に書き加えておく。

一定期間寝かせておいてから、そのアイディアを改めて吟味してみる。

すると、寝かせておいた期間にそのアイディアは熟成されて、新たにアイディアを付け加えるなどして、より

質の高いアイディアに育つ場合もあるという。

もちろん、育つアイディアばかりとは限らないが・・。

そうしておいてから、しゃべって見るのもいいとのことです。

声に出してみると、頭が違った働きをするかもしれないので、声で考えることも重要としています。

こうして見てみると、良い考えを生み出すには丁寧に物事を考え、ある程度の”時間”が必要みたいです。

かなりタメになることが書かれていると思いますので、みなさんもぜひ一度この本を手に取ってみて頂きたい

です。


まにふぇすと その㉓ 弓と禅


弓と禅 /中西政次







自分の体が右側に傾いているなぁ〜って、時々思うんですよね。

利き腕が右腕だからと思うんですが、これはいかんと思い、その時だけは姿勢を正すわけです。

なぜこんなことを言い出すのかといいますと、本書に出てくる”無影心月射義”という弓道の流派では、弓矢を

持って立った時、頭より脊梁骨を通り、地心に向かって太い竹が真直ぐに突立つように立つ、というふうに教

えるそうです。

日頃から姿勢が悪い私はこの本を読んで、これはぜひ参考にしなければいけないと思い、また心に留めておこ

うと思いました。

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本書によると、弓と禅は同じだとしています。

違いは立っているか座っているかということでだけで・・。

この本の作者は弓を始めて間もない頃、禅と同じように半眼にして的を見ていたそうです。

半眼にすると注意力は比較的、内側に向かって集中するとのことで、他の事に気が散らなくなるからです。

この事からも禅と通じるものがあるのではないでしょうか?

”人間が自己の全力を集中し、己れをつくした時、平常では見えない別の世界が見える。”

作者が弓道を通して、たどり着いた心境ですが、弓道というのは、的に弓矢をあてることがすべてと漠

然ととらえていた私は、この言葉で弓道の奥深さを知りました。

また、ある日作者が出先から帰宅した時、床の間の一輪挿しから山茶花の花びらがこぼれていたそうです。

その花びらを掌にのせてしばらく見ていると、花びらが輝いて見え、両足にずっしりと重みを感じ動こうとし

ても動けない体験をしたとのことでした。

この出来事も”平常では見えない別の世界”にあてはまると思います。

機会があれば自分もぜひ弓をひいてみたいものですが、そうそう立ち入れる世界ではないんでしょうね。

まにふぇすと その㉔ のぼうの城


のぼうの城 和田 竜







これまで私が読んだ本では、主人公はたいがいス−パ−マンでしたが、この作品は違っていました。

愚鈍でかっこわるい主人公ですが、それ故におもしろい物語になっていると思います。

時代設定は豊臣秀吉の時代、参謀の石田光成はある城攻めを命じられます。

北条家の支城である”忍城”、それが光成が城攻めを命じられた場所でした。

この城の当主である成田長親は、領民たちから”のぼう様”と呼ばれ、醜男で図体は大きいが何もできない

いわゆるでくの坊で、戦国時代にそぐわない気性のやさしい男でした。

城下の村の農地に頼まれもしないのに勝手に手伝いにいっては百姓に迷惑がられ、ヘマをしては

追い返される。

そんなうつけ者の”のぼう様”が、兵力二万人の石田光成軍と戦うことを強いられます。

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成田方は500人程度の兵力なので、勝ち目がなく最初は戦わずして降伏する方針に傾いていました。

誰もが降伏するかと思いきや、何を思ったか”のぼう様”こと成田長親は方針を一転、開戦に転じます。

秀吉の人を見下した、傲慢で横暴な姿勢が許せなかったのです。

果たして”のぼう様”は、忍城を守りきれることができるのでしょうか?

成田長親のおとぼけぶりや、主だった家臣たちのそれぞれの個性や活躍がよく表せていて、

爽快かつとてもおもしろい作品に仕上がっています。

さすが、2009年本屋大賞第2位の作品です。

おかげで、少しテイストの違う歴史小説を読むことができました。

まにふぇすと その㉕ 火車


火車 宮部みゆき








休職中の刑事「本間俊介」はある日、知り合いから人探しを頼まれます。

依頼された内容は、失踪した婚約者を探してほしいとのことでした。

事の発端は、依頼者が婚約者に結婚の為に、クレジットカードを作っておくように頼んだことから始まりま

す。

数日後、クレジットカード会社から依頼者に通知書が届き、内容を確認すると婚約者は破産宣告により、カ−

ドを作れないことが発覚します。

婚約者にこの事を問い詰めると、突然失踪してしまったということでした。

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彼女の名前は「関根彰子」。

彼女はカ−ド会社のブラックリストにのっていて、自己破産していた過去がありました。

さらに調べていくうちに、「関根彰子」に偽の「関根彰子」がすり替わって名乗っていたことが判明しまし

た。

「関根彰子」に成り代わっていた女は、本物の「関根彰子」が自己破産していた事を知らず、結婚相手からそ

の事を問い詰められると、自分の正体が分かることを恐れ、婚約者の前から姿を消したのです。

それでは、本物の「関根彰子」はどこに消えてしまったのか?

偽の「関根彰子」は、そうまでして自分の過去を隠さなければいけなかった理由は何だったのか?

最初はあまり乗り気ではなかった本間刑事も、次第にこの事件に巻き込まれていくことになります。

”火車の、今日は我が門を、遣り過ぎて、哀れ何処へ、巡りゆくらむ”

『拾玉集』という古歌だそうです。

この物語に出てくる不気味な古歌ですが、少々気にいったので書きました。

この古歌は、この物語をよく表していると思います。

巡りくる火の車一一

それは運命の車だったのかもしれませんが、「関根彰子」はそこから降りようとしました。

そして、一度は降りることができた。

しかし、彼女に成り代わった女は、それと知らずにまたその車を呼び寄せたのです。

人の運命なんて分からないものですから・・・、まさに一寸先は闇ですね。

まにふぇすと その㉖ 白砂


白砂 【鏑木蓮】







散骨・・・人が死んだ時に火葬して粉末状にした後、骨をお墓に埋めずに海や山に撒いて、供養する方法をい

うそうです。

よほど故人の思い入れのある場所でないと、この埋葬方法は適切ではないと思われます。

個人的にいえば、故人が落ち着かないので、やはりお墓に埋めてあげたいと思うのですがみなさんはいかがで

しょうか?

というのはこの物語の中で、登場人物の骨を散骨するシ一ンが出てくるのでふとそう思いました。

本作のテーマのひとつに”骨”があげられると思うので、それに注目して読んで頂ければと思います。

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ところで、「浦島伝説」ってみなさんご存知ですよね?

そう、日本人なら誰でも知っている、子供の頃絵本などで読んだあの「うらしま太郎」です。

この物語の中で「浦島伝説」を比喩で例えた場面があり、面白い解釈で書かれていたので、その一部をちょっ

とご紹介したいと思います。

”浦島伝説は詰まるところ、この世に暮らす男とあの世に逝ってしまった女性との巡り合いがテーマになってい

るとのこと。

玉手箱は、たとえひとときでもその巡り合いを望むことが、いかに危険であるかを表現する道具になっている

とのことです。

人々は昔から死者との交流を切望していて、死者と出会う場所、つまり結界を山の民は山の頂上や滝に、海の

民は海底に求めた・・・。

常世、つまりあの世に住むシンボルとして、海の民は乙姫、山の民は鬼を生み出したのではないか・・”という

件です。

本作品ではこの「浦島伝説」が効果的に使われていて、重要なポイントになってくると思いますので、その点

も注目して読んで頂くのも面白いかと思います。

まにふぇすと その㉗ 小さなことから自分が変わる


小さなことから自分が変わる /シェリーカーター・スコット(著者),鈴木秀子(訳者)







ある古本市に出かけたところ、市場の片隅の方で売られていた本書を見つけ、タイトルに惹かれて思わず買っ

てしまいました。

いわゆる自己啓発本というのをたまに読みますが、小気味よく段落が区切られていて適度な間隔で文章が完結

しているので、一旦本を読むのをやめても再開しやすくて、非常に読みやすかったです。

ちょっと見落としている自分に欠けている事などが、数多く書かれていました。

本書によると、人生には大切にしなければならないルールが10個あると書かれています。

そのルールを守ることによって、人生が好転しやすいとのことです。

自分にもあてはまるものが数多くありましたが、その内のいくつかをご紹介したいと思います。

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例えば、”自尊心とは儚いもの”という言葉が、すごく自分の中で印象に残りました。

確かに、自尊心は一度手にしてしまえば終わりというわけではないですよね。

仕事でもある問題がおきて、うまく処理できたかと思えば他の問題は自分では解決できなくて、そこでまた挫

折を強いられる。

長い人生の中で、何度も作り変えていかなければいけない大切なものです。

また、”心を開けば、どんな経験にも意味を見出せる”という文章も興味深いと思いました。

過去を振り返ると、苦い経験というのは誰でもありますよね。

その時々にはやりきれなかった経験でも、現在から振り返ると、あの事を経験しておいてよかったと思えるこ

とがいくつも思い起こせたりします。

”自ら選択したことには重みがある”という言葉も、印象深かった言葉です。

他人から見れば他愛のないことでも、自分にしてみれば十分に意味があり価値がある出来事ってあると思うか

らです。

夢や変化というものは向こうからやってくるものではなくて、結局は自分の小さな努力によって叶えられたり

するものだと、改めて気づかせてくれる一冊でした。

まにふぇすと その㉘ 気候を人工的に操作する


気候を人工的に操作する 地球温暖化に挑むジオエンジニアリング







2019・9・24 16歳の少女、グレタ・トゥ一ンべりさんは、国連気候運動サミット(COP25)で,目

に涙をうかべ居並ぶ各国の大人たちに向かってこう言い放ちました。

「温暖化対策に今すぐに乗り出さなければ、あなたたちを許さない」と。

地球が温暖化しているにもかかわらず、対策に本気で乗り出さない今の大人たちがしていることのツケを払わ

されるのは自分たちや自分たちの子供たちだと。

上昇する海面、流れつかない流氷、減少する国土、頻発する台風、さまよう白熊・・・。

どう見ても異常なこの事態に、本気で取り組まない大人たちを見て、怒りを覚えるのはこの少女だけではない

と思います。

私なりに憂いているわけですよ、昨今の異常気象を。

”ジオ・エンジニアリング”ということばを、みなさん聞いたことがあるでしょうか?

気候を人工的に操作するという、途方もない手段のことをいうそうです。

果たして、そんなことが可能なのでしょうか?

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本書では、そのとんでもない方法をいくつか紹介しています。

そのうちのひとつで、宇宙に日よけを設置するというものがあります。

そうすれば、いくら温室効果ガスが増えても日よけによって、地球が温まるのを抑制できるという発想です。

その手段として、小惑星をどこかで捕獲してきて、砕いてから太陽と地球の間にばらまいて太陽光を遮る方法

や、単純に巨大な日傘を製造して、太陽と地球の間に設置し、太陽光を遮断するという方法が提案されていま

した。

また、台風が通過する場所に風力発電の設備を建設して、台風のエネルギーを吸い取ってしまう案や、人工の

森林を作って大気中の二酸化炭素を吸収するといった、多様な案が紹介されていました。

ただ、”生態系を壊してしまう可能性がある”や”仮に失敗して元に戻そうとしても戻せない”など、それぞれに

実現するには難しい理由があるようです。

やはり、自然の力を人工的に操作するのには、まだ時間がかかるかもしれません。

とりあえず自分でできる温暖化対策として、省エネ(エアコンなどをまめに消す等)から取り組もうと思いま

す。

2018年05月04日

本屋さんでは見かけなくなった本を中心に、様々な本をご紹介していきたいと思います。懐かしい本や、思いがけない本をご紹介できればと思っています。

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眠る前のひととき・ピクニックでくつろいでいる時、あるいは旅行のお供などに、あなたは携帯電話を見ます

か?それとも本を読みますか?

両手に本の重さを感じて、ときにはニヤニヤしながら、またときにはまわりにばれないように涙ぐみながら、

一枚一枚ペ−ジをめくってゆっくり時間を過ごすことが、私にとって至福のひとときです。

本というのは不思議ですよね。

携帯電話で見る文字に比べて、本の文字にふれるほうが心が安まるというか、豊かになるというか、何かこう

得した気持ちになるのは私だけでしょうか?

ここでは私が過去に読んだ本の中で、助けられたあるいは参考になったまたは、現実逃避させてもらった本

をご紹介していこうと思います。

またこのブログでは、本屋さんで見かけなくなった過去の本にもスポットをあてて、ご紹介していこうと思い

ます。

もちろん新しい本もご紹介していこうと思っていますが、今の本屋さんでは、次々と新しい本が発売される

為、過去の本がすぐに忘れられていくように感じます。

本屋さんの本棚で見かけなくなった過去の本でも、おもしろかったり役にたったりする本はたくさんありま

す。

ですので、情報が古いと感じる方がいるかもしれないですが、そこはご容赦下さい。

ここでご紹介した本が、これを読んだ方にとっても良い本であることを願っています。

まにふぇすと その@ 二−チェの言葉

   

超訳ニーチェの言葉 [ フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ ]






楽天ブックスは品揃え200万点以上!


誰でも何かにつまずいた時や壁にぶつかった時、自分の進むべき道を示してくれるような人生の参考になる本

があれば心強いですね。

そんな時に役にたってくれるであろうこの本をご紹介します。

以下、本書の一部を抜粋します。

いつも敏感で鋭くある必要はない。特に人との交わりにおいては、相手のなんらかの行為や考えの動機を

見抜いていても知らぬふうでいるような、一種の偽りの鈍さが必要だ。



人生や生活上の憂いに襲われたとき、慣れた職業に没頭することによって、現実問題がもたらす圧迫や心

配事からそっぽを向いて引きこもることができる。

苦しいなら、逃げても構わないのだ。戦い続けて苦しんだからといって、それに見合うように事情が好転

するとは限らない。自分の心をいじめすぎてはいけない。

自分に与えられた職業に没頭することで心配事から逃げているうちに、きっと何かが変わってくる。


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仕事をしている方なら、どこかしら共感できるところがあるのではないでしょうか?

上記では主に社会人向けの格言みたいなことばを抜き出していますが、そればかりではなく、自分への戒め

や、処世術・友達との関わり方など、老若男女または年齢に関係なく、いろんな立場の方が読んでも興味を持

つ本だと思います。

私は二−チェについて何も知りませんし、今も知りません。

ですが、この本を読んで偉大な方なんだと知ることができました。

それに、昔の人も現代人と同じように、悩んだり迷ったり追い詰められたりするところは変わりないんだなぁ

と思いました。









まにふぇすと そのA チ−ズはどこへ消えた?



チーズはどこへ消えた?







あなたは物事の変化にどのように向き合っていますか?

突然こんな質問を投げかけるのは、この本は読んだ人にそんな問いかけをしてくるような内容になっているか

らで、自己分析をおもしろおかしくできる、ちょっと特殊な本といえると思います。

進学、就職、結婚、引っ越し、転職または、クラス替え、恋人との別れ、新しい事への挑戦。

物事の変化というのは、小さいことであったり、大きいことであったりして、人それぞれちがいます。

状況が変化することは誰でもストレスを感じ、うまく対応できるかどうか分からないから不安に陥りがちで、

気持ちが滅入ったりしますよね。


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この物語には、二匹のネズミと二人の小人が登場します。

彼らは迷路の中にいる設定で、生きる為に必要な食べ物(チ−ズ)を常にさがしています。

ある日彼らは迷路の中で、自分たちの好みにあったチ−ズを見つけます。

しばらく幸せな時間を過ごすことができますが、やがてチ−ズはなくなってしまいます。

果たして、その時彼らがとった行動とは?

ギリシアのことわざに、「人は同じ川の流れで二度水浴をしない。」という言葉があります。

物事は川のながれと同じようにいつも変化しています。

あなたは変化を好みますか?それとも、困難をさけますか?

自分を彼らにあてはめるて読んでみると、今とるべき行動が見えてくるかもしれないですね。




あとがき その@
 


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今回は2つの本をご紹介させて頂きました。 

これまで自分が読んできた本の感想を勝手に述べてきました。

ですから、ここでご紹介した本をこのブログを見て頂いた方が、実際に読まれた時は感じ方や印象が違うかも

しれません。

ここでご紹介した本はもちろんですが、様々な本の感想をどこかでいいあえたらいいですね。







まにふぇすと そのB 株 投資信託 外貨預金 がわかる基礎の基礎講座



細野真宏の「株」「投資信託」「外貨預金」がわかる基礎の基礎講座 [ 細野真宏 ]






みなさんお金って大事ですよね、みなさんはお金をどのように使っていますか?

私の場合貯金だけを熱心にしていましたが、金利があまりにも少ない為、貯金以外のことにもお金を有効に使

いたいと思い始めました。

それで少しでもお金が増えればと思い、株など投資というものに興味を持ち始めた次第であります。

株というと損をしてしまうちょっと危ない印象がありませんか?少なくとも私はそういう印象でした。

でも、この本を読んで「ちょっと投資というものに挑戦してみようかな。」と気の小さい私でも思うようになり

ました。

ダマされたと思って一読してみて下さい、きっと新たな世界が見えてきますよ!

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全体的にコアラとパンダなどの動物のイラストを使って、専門用語や金融商品の運用の仕方等をかみくだいて

説明しています。

例えば株を買う際には、適正価格というものを自分で判断しなければいけません。

代表的なものでいえば、PERとPBRという数字が適正価格をつかむために必要な情報ですが、その数字が具体

的に記載されていたりします。

私が株を買うときも、PER・PBRはもちろんこの本に書いてある四季報や新聞の株式面の見方などおおいに参

考にさせて頂きました。

また、タイプ別性格診断というチャ−トが用意されていて、自分がどの金融商品に向いているかを教えてくれ

たり、なぜ向いているかを詳しく解説しています。

本の題名の通り、本当に基礎的なことを丁寧に説明している本なので、金融商品に対して距離をおいている方

でもおもしろく、興味を持って読める本だと思います。





まにふぇすと そのC これで差がつくオ−トキャンプのワザ110



これで差がつくオートキャンプのワザ110 準備から道具のメンテナンスまで/ライフプランニング






突然ですが旅行っていいですよね?非日常であればあるほど旅行気分を満喫できます。

でも、旅ばっかり行っているといくらお金があっても足りません。

そこで目が行くのがなんと言ってもキャンプです。

テントを設営し、食事も自分で作らなければいけない手間はありますが、キャンプに一度でも行かれた方はわ

かると思いますが、テントなど自分たちの空間を作り出した時の達成感といい、食事を多人数で一緒に作る時

の楽しさは、一度味わうとやみつきになるものがあります。

道具をそろえるまではお金はかかってしまいますが、そろえてしまえばかなり安価で寝泊まりができちゃった

りします。

それに大自然を間近で感じることができますし、子供の頃に林間学校とかでよくやったキャンプファイヤ−と

かって誰でも経験があると思いますが、覚えていませんか?妙に楽しかったですよね?

規模は小さいかもしれないですが、たき火を炊いてぷちキャンプファイヤ−も楽しめたりします。

どうです?キャンプに行きたくなってきたでしょ?

キャンプ場の予約をするなら【J-outdoor】


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そこでこの本をご紹介したいと思います。

テントの設営方法に、キャンプ場の選び方からたき火の手順・道具の手入れ・野外料理のレシピ。

キャンプに必要な知識が広い範囲で書かれていて、読んでいるだけでもキャンプ気分に浸れます。

私もこの本でキャンプのイロハを勉強しました。

例えば、キャンプに絶対に必要な道具・あれば便利な道具が紹介されていて、自分にとって本当に使用する道

具で、なおかつ家に収納できる道具を選び買いそろえました。

また、キャンプに行った時に誰でもバーベキュ−をよくやられると思います。

その時に火をおこしますよね?この作業がおもしろくもあり、大変だったりしますが、火おこしの手順も丁寧

に解説されていて大いに参考になります。

それに豆知識的なものも多く書かれていて、ロ−プの結び方も数種類書いてありますし、夜間に全員がテント

を離れる時に、テントの内部で明かりをつけて入り口に靴を並べておけば、防犯に役立つなど知っていれば非

常に役に立つ情報が多く書かれています。

ご紹介しましたように、キャンプにこの一冊を持っていけば失敗せずにキャンプが楽しめると思いますので、

みなさんも参考にしてみてはいかがでしょうか?






まにふぇすと そのD からだにおいしい野菜の便利帳



からだにおいしい野菜の便利帳 [ 板木利隆 ]






料理好きな人や管理栄養士、一人暮らしで栄養の偏った食事をされている方にぜひ読んで頂きたい本をご紹介

します。

この本は野菜はもちろんのこと、穀物・山菜・果物まで、100種類以上の食べ物を解説しています。

まず野菜とか果物の写真が、おいしそうに写っているんですよ、これが!

おもわずサラダや野菜炒めがとにかく食べたいと思わずにいられません。

生協の宅配「コープデリ」・「おうちコープ」


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野菜の便利帳という題名だけあって、”にんじん”や”じゃがいも”といったメジャ−な野菜から、ちょっと聞き慣

れない野菜も紹介されています、例えば”ヤ−コン”に”タアサイ”。ご存知でしたか?

他にも様々な聞き慣れない野菜がたくさん登場します、見ててあきないですよ。

野菜の名前だけではなくて、栄養成分・カロリー・おいしい時期・保存方法・おすすめの調理方法などくわし

く書かれています。

例をあげると”ねぎ”には、アリシンという成分が含まれ、ビタミンB1の吸収を助け血行を促進します。

また、”トマト”にはリコピンという成分が含まれていて強い抗酸化作用があり、ガン予防にもつながるそうで

す。

このように、それぞれの野菜がどのように体に良いのか調べたい時に大いに役立ちます。

あるいは、栄養士さんや糖尿病を煩っている方など、食事の時カロリーの計算が必要な方にも参考になる本だ

と思います。

野菜が苦手な方も、この本を見ると考えが変わり、苦手な野菜が食べられるようになるかもしれませんよ。





まにふぇすと そのE 天才



天才 [ 石原慎太郎 ]






「政治家」というとみなさんは誰を思い浮かべますか?

伊藤博文?安倍晋三?小泉進次郎?それとも田中角栄?

政治というと難しいイメージありますよね、自分には関係のないというかちょっと異次元の世界。

私もそのうちの一人ですが、それと同時にどういう人物が政治というものを動かしているのか・・

本屋さんに立ち寄ったある日、この本がふと目にとまりました。

田中角栄・・・名前は知っているもののどういう人物なのか・・全くイメージできませんでした。

政治家の方の人生が、一体どういうものなのか。ちょっと垣間見て見たくなりこの本を手にとりました。

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”俺は人から借金を申し込まれたら、出来ないと思った時はきっぱりと断る、貸す時は渡す金は返ってこなくて

もいいという気持ちで何もいわずに渡すことにしてきた。その流儀は今でも変わりはしない。手元を離れた金

はもう一切俺には関わりがないということだ。”


田中角栄という人物の豪快な性格の一面がうかがえます。

また、「お金は貸したけれども何かのかたちで自分にかえってくるかもしれない・・。」

お金は天下のまわりものとよくいいますが、人物の器の大きさが感じられますね。

三十歳の時、代議士になりたての俺は第二次吉田内閣の法務政務次官に抜擢され就任した。これは周りが羨む人

事だった。あの吉田がよくもまあ俺のような者に目をつけたと思う者も多かったろうが、俺は俺の勘で彼が俺み

たいな人間に興味を抱いているのが分かっていた。彼みたいに生え抜きのエリートには俺のような人間は異端と

いうよりも、むしろ物珍しい存在に映っていたに違いない。


まず、田中角栄は政治家になる前は、建設業を営んでいたということをご存知でしたか?

そういう彼が、政治の世界で自分の経歴をコンプレックスに感じることなく、むしろ武器にしていったところ

がうかがえます。それに、人の心の奥底を見る洞察力にすぐれた人に私には思えました。

感銘をうけた部分は他にも色々ありましたが、このへんでやめときます。

田中角栄という大政治家の人生を少し垣間見ることができて、少し得した気分になりました。





まにふぇすと そのF 数学放浪記



数学放浪記 /ピーターフランクル【著】






「数学」・・この言葉だけで、敬遠される方は多いかもしれません、何をかくそう私もその一人です。

しかし、この本を読むにあたっては、「数学」の難しい方程式やら証明やらは関係なく、読んでいるうちに眠

たくなるとか、頭が痛くなるとかのご心配には及びません。

何故ならこの本は、一人の数学者の自伝の本だからです。

ですが、この方ただの学者さんではありません。大道芸人というもうひとつの顔をもつちょっと変わった学者

さんなのです。この経歴を知っただけで、この本に興味がわくのは私だけでしょうか?

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昔から読む本は偏っていましたが、この本を読んで他人の自伝の本もおもしろいと思うようになりました。

また、数学をもっと興味を持って勉強すればよかったと今では後悔しています。

本の中に出てくるエピソードの中で、「収束」という数学用語が出てきます。

それによると、三分の一は0.333・・・と表せますよね?

三分の一に三をかけると一になりますが、0.333・・・に三をかけると0.999・・・となります。

何が言いたいかというと、一と0.999・・・は同じものだということです。

つまり、同じものが二つの表現をもつことがあるということです。

彼はこのことを、小学5年生の段階で自分で気付いたそうです。う〜ん、私には到底無理な発想です。

彼にとって数学は誠実な友達で、人生や社会はあいまいなものだが、数学は真実か真実でないかどちらかはっ

きりと分かれるからいいとのことです。

こうして言い表してみると、共感できるところがありますよね。

数学の学者さんが書いているので、難しいことが書かれているかも・・と、ちょっとかまえて読み始めました

が、けっこうなスピードで読んでしまいました。





まにふぇすと そのG 赤めだか


赤めだか [ 立川談春 ]







蓮(はす)の花ことばの一つに、「雄弁」という言葉があるそうです。

では、この人もその花ことばにあてはまるのではないでしょうか?

落語家 "立川談春” その人です。

実は私、この人は俳優だと最近まで思いこんでいました。

ドラマ「ルーズヴェルト・ゲ−ム」で見事に悪役を演じていたからです。

人に勧められて、ある本を読んでいた時にこの立川談春の「赤めだか」という本が紹介されていました。

落語は私にとって縁遠いものでしたが、ドラマを見ていたこともあり、ふと興味を覚えて読んでみることにし

ました。


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私にとっての笑いの分類って、バラエティー番組だったり漫才だったりコントのことで、ぼんやりと落語みた

いな感じでした。

でもこの本を読んで、落語ってちょっと違う枠組みでだったりするのかなと思うようになりました。

笑いという目的で落語を見るのではなくて、噺家の口調やしぐさ・話すスピ−ドなどを総合的に見て芸の出来

を堪能する・・うまく言い表せていないかもしれないですが、落語のイメ−ジがそんな風に変わりました。

本の中で、立川談春が師匠の立川談志に稽古をつけてもらう場面があります。

落語のお話の一つ「狸」というお話を、立川談志の前で談春が披露するくだりで、「お前は狸を演じようとし

て芝居をしている。君はメロディで語ることができていない。」と指摘されます。

これって、何かを説明するとか紹介するとか人前で何かを言う立場の人には通じるものがありますよね?

また、修行時代には演ってはいけないネタがあるとか、芸人として認めてもらうにはネタを五十席覚えなけれ

ばいけないとか、落語家の厳しい世界が感じとれて、読んでいて熱くなるものがあります。

この本を読んだ後、ユ−チュ−ブで色んな方の落語を時々見るようになりました。

「今、最もチケットの取れない落語家」 立川談春の落語をいつか見に行きたいと思います。





まにふぇすと その➈ ロートレック荘事件


ロートレック荘事件改版 (新潮文庫) [ 筒井康隆 ]







無性〜に推理小説を読みたくなる時、ありませんか・・・?

それも登場人物が多くて、おもしろいトリックが盛りこまれているような・・読んだ後にスカッとする気分爽

快な本があったら・・って時々私は思ったりします。

そんなミステリ―な気分の時にご紹介したい本がこの本です。

さて、あなたは犯人を見つけることができるでしょうか?

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舞台は洋館、有名な画家の絵に多くの登場人物。

推理小説が好きな方にとっては、この上なく読みたくなる条件が整った作品だと思います。

冒頭、二人の男の子のある出来事から物語は始まります。

二人は成長してからも親交を続けますが、28歳になったある日知り合いの別荘に招かれます。

そこで巻き込まれる惨劇も知らずに・・

この本は登場人物の一人が名探偵で、事件が起こるたびに推理をして解決していくというタイプのものではあ

りません。

ですから、物語の途中で登場人物の誰かが事件を解決するヒントを与えてくれるわけでもなく、読み手に純粋

に事件を推理させるというシンプルな構成になっています。

また、本の中で登場するロートレックの絵が、自分も物語の洋館にいるような臨場感を味わわせてくれる材料

にもなっていると思います。

私もこの本の影響で、ロートレックの絵に興味をもつようになりました。

読み返すたびに登場人物のちょっとした会話や、物語の状況の意味が分かってきて、まさに何度も楽しめるそ

んな作品になっていると思います。



まにふぇすと そのI できる大人のモノの言い方大全


できる大人のモノの言い方大全 [ 話題の達人倶楽部 ]







「あの時こういえばよかった・・。」と、ふとした瞬間に思うことありませんか?

うまく他人を持ち上げたい時や上手な断り方、さまざまなシチュエーションに適した言葉ってありますよね。

私もこの本を読んで、自分のまわりにいる人が言っていた”うまい一言”をいくつも思い出したり、自分があま

り経験しない状況でどういう言葉が有効な言葉なのかものすごく勉強になりました。

これを見ている方も必ず自分にあったいい言葉をいくつも見つけることができると思います。

下記にそんな便利な言葉を、いくつかご紹介したいと思います。

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「日頃の好意に甘えまして。」

通常言わない言葉ですよね。ですが、知っていると役に立つ言葉だと思いませんか?

日頃から懇意にしている相手に対して、何かさらにお願いをする時にこの言葉を使うと、スムーズに物事がは

こぶようなそんな気がします。

「お話は承りました。」

非常にうまい話の切り上げ方ですよね。このように言われた相手は、自分がした提案やお願い事をあきらめ

ざるをえない・・そんな心理に誘導するような便利な言葉です。

「意外な一面をお持ちなんですね。」

相手に褒められた時に、褒められたけれども不快に思うことありませんか?

歯のうくような褒め言葉を使っても、かえって逆効果ですよね。

この言葉を知っていると、相手を本当にさりげなく褒めることができると思います。

「もったいないお言葉です。」

相手に褒められた時って、意外と言葉につまりませんか?

何と言って返したらよいか、目上の人に褒められた時なんかは特にですよね。

そんな時にこの言葉を使うと、言われた相手も悪い気はしなしだろうし、知的な感じがする言葉だと思いま

す。

いかがでしょうか?知っておくと得をする言葉って山ほどありますよね。

他にもお祝い事の時に使う言葉や、お見舞いの時に使うことばなど、生きていく上で知っておかなければいけ

ない言葉が数多く紹介されている便利な本です。

まさに、一見の価値がある本です。





まにふぇすと そのJ サバイバル登山家


サバイバル登山家 [ 服部文祥 ]







子供の頃に冒険家に憧れた時期がありまして、世界中を旅して生きていけたら・・と思っていたころがありま

した。

そんな私の夢みていた生き方を、実際にやってのけている方の本に出会いました。

それがこの服部文祥の「サバイバル登山家」です。

食料や燃料やテントも持たずに一人で山に登り、魚を釣り山菜をとって飢えをしのいで、焚き火をして暖を

取り、大自然の中で鹿などのケモノの声を聞きながら静かに眠る。

「何事もフェアにやりたい、自分の力でやりたい。」がこの方のモットーみたいで大いに感銘を受けました。

キタキツネに食料を盗まれたことが、サバイバル登山をしていくキッカケになったとのことで、そこから彼の

サバイバル登山人生が始まっていきます。

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朝明るくなったら目をさまして、太陽の高さで時間を知り、雲の流れで天気を予想する。

また、落ちている木で箸を作り、毒ヘビやカエルでお腹を満たすこともあれば、ヒグマに怯えながら登山

を続ける。

自然の恵みを全身で感じて、力一杯生きている感じが伝わってきます。

現代に生きる我々からみれば、野蛮であり危険であり滑稽にさえ見えますが、大昔の人々にとってはこれが当

たり前の生き方であって不思議でもなんでもない。

「能力が出来高に直結する」・・この自然の法則に従うことは、生命体としてすがすがしいことだ。

われわれは生物としての身体感覚を失おうとしている。


本書の一部を引用してみましたが、何かハッと感じるものがあるのは私だけでしょうか?

自分が絶対に出来ない生き方だから、強く興味がひかれて魅力がある一冊でした。





まにふぇすと そのK 青の炎


青の炎 (角川文庫) [ 貴志祐介 ]







映画化もされて知名度が高い作品だとは思いますが、あえてご紹介させて頂きます。

みなさんは、自分が持っている知識や能力をどう使っていますか?

自分が好きなことや仕事に役立てているのであれば、それは幸せなことだと思います。

この物語の主人公は、人より秀でた才能を持ちながら、その能力を犯罪に生かさなければいけなかった、そん

な悲しい運命を背負った少年の物語です。

自分の家族などかけがえのないものを奪われようとしている時、あなたは平気でいられるでしょうか?

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主人公の櫛森秀一は、青春まっさかりの17歳の高校生。

成績も学校でトップクラスの秀才で、家族がいて友人やガールフレンドがいて高校生活を満喫しているごく普

通の高校生です。

ただ一つ大きな悩みを除いては・・

主人公の家族構成はというと、まず母親がいて妹が一人の三人家族。

それにもう一人、櫛森家には母親の別れた夫であり再婚相手だった曾根隆司という男が居座っています。

仕事もせずギャンブル中毒な上に酒浸りの毎日で、絵に描いたようなごく潰しであるのに、酒乱であり暴力を

ふるう為、家から追い出せずにいました。

主人公の秀一は幼いころよりこの男から虐待にあっていて、曾根隆司は秀一にとって恐怖そのものといった感

じです。

曾根隆司の家族への相次ぐ悪行に、業を煮やした主人公は家族を守るため完全犯罪を企てますが・・

貴志祐介といえば、「黒い家」や「悪の教典」などちょっと怖い作品を思い浮かべがちですが、この作品は少

し違うように思いますので、ぜひ読んでみて下さい。





まにふぇすと そのL その時までサヨナラ


その時までサヨナラ [ 山田悠介 ]







仕事と家庭あなたはどちらを優先させますか?

この物語に登場する主人公の森悟は家庭をかえりみず、仕事のことばかりを優先させる少し身勝手な男です。

家族は妻と息子の3人家族で、家庭の中は冷え切っていて、妻とはケンカが絶えず、息子とはろくに口もきか

ない・・。

主人公の仕事は本の編集者で、担当の作家に本を書いてもらうため、作家の機嫌をとり接待もしなくてはなら

ず、夜遅く家に帰るたびにまたケンカ・・といった感じです。

夫の仕事に理解を示さない妻に対しての愛情は冷めきっていて、いつ離婚してもおかしくない状況でした。

そんなある日福島で大地震が起こり、妻が電車の脱線事故に巻き込まれて死んだことを知ります。

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妻が死んだことによって、息子と二人きりで暮らしていくことを余儀なくされた主人公はそれでも仕事のこと

が頭から離れず、妻の両親に息子を引き取ってもらうことも考えます。

そこで宮前春子という女が登場してきます。

彼女が物語に登場することによって、話がグっとしまってきます。

妻の仕事の元同僚を名乗る彼女は、主人公の家に上がり込み、図々しくも家事の教育を主人公にしていきま

すが果たして、彼女の目的と正体とは?

物語の全体的に登場人物の会話が散りばめられていて読みやすく、思わず自分を主人公に重ね合わせて感情移

入してしまう魅力をもった作品だと思います。

あなたは仕事を選びますか?それとも家庭を選びますか?



まにふぇすと そのM 深夜特急1 〜香港・マカオ〜


深夜特急 1/沢木耕太郎






深夜特急という題名なので、列車での旅の本というイメージで本を読み始めましたがそうでもなく、ひとつの

場所にある程度滞在し、実際に作者が経験した出来事をもとに本が書かれている感じです。

描写が生々しくて、作者の心情がダイレクトに伝わってきて、読んでいてとても興奮しました。

これまで、海外旅行といえばアメリカやヨーロッパを勝手にイメージしていましたが、この本を読んでアジア

も行ってみたいと強く思いました。

今回は香港とマカオでの旅の記録になっているので、それぞれの場所での出来事の一部をご紹介していきたい

と思います。

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まず、作者が香港で滞在する時に選んだ宿がとてもユニ−クで、建物のロビーみたいなところに入ると、お

客さんが麻雀をしているようなところで、しかもそこは男女が秘め事をする宿でもあったのです。

まがまがしくいかがわしげな宿の窓からは、香港の人々の日常を眺めることができそうだったのが、この宿を

選んだ理由とのことです。

また、香港には色々な露店があるらしく、あらゆる種類の食品が商われていて、肉、魚、野菜、肉の中には牛

や豚、蛇に鶏と多種多様。

鶏は生きたものが売られていて、その場で絞めて売られる。

生のものや焼いたもの、いぶしたもの、茹でたものと料理に必要な肉は何でも揃っているそうです。

他には、古着屋、雑貨屋、印刷屋、古本屋・・・と、あらゆるところに店があり、品物があって人がいる。

そのとてつもない氾濫が、見ているだけの者も興奮させてしまうほどのエネルギーで満ち溢れているとのこと

です。

今度はマカオでの出来事に話を移していきましょう。

日本人にとってマカオは博打の街であるらしく、作者もマカオでカジノに訪れます。

おもしろかったのが、港につながれている船の中にカジノがあり、中に入るといかにも場末の博打場といった

雰囲気で、客層も観光客ばかりではなく、仕事帰りの客や買い物の途中の主婦が気軽に立ち寄れるような、庶

民の娯楽のために営業しているカジノもあることがわかりました。

ちょうど、日本でいえばパチンコ屋みたいな感覚で、客が店に訪れる感じなのが伝わってきました。

少しのお金で博打を楽しみ、負けるとすぐに店を立ち去るという具合で、日頃の憂さをみんな晴らして帰るん

でしょうね。

深夜特急は、他の国の話もシリーズで本が出版されているようなので、旅好きの私としては今後も読んでいき

たいと思います。

他の国の深夜特急も、読んだ後はご紹介していきますね。





まにふぇすと そのN 星の陣 <上・下>


星の陣(上) (祥伝社文庫) [ 森村誠一 ]







星の陣(下) (祥伝社文庫) [ 森村誠一 ]







「復讐」の物語として思いうかべるとすれば、「忠臣蔵」や「さるかに合戦」、最近の物語でいえば湊かなえ

の「告白」などをみなさんは連想されると思いますが、私はこの物語を思いうかべます。

といいますのは、読んでいて爽快感がありますよね、復讐の物語って。感動しますし・・

私はこの物語を知り合いから勧められた時、老人が主人公なので最初は読む気になれず、読まないで返そうか

と思ったぐらいでした。上・下あわせて2冊もあるし・・

ところが、読み始めると時間が過ぎるのも忘れてひたすら一気読みでした。

ちょっとドロドロして、スカッと気分よく読めるこの物語を、みなさんにもぜひ味わって頂きたいです。


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一人の孤独な老人が、過去に死んでしまった自分の娘に似ている女性と出会うことから物語は始まります。

心優しいその女性は、赤の他人である主人公の老人を自分の父親のように慕い、世話をするようになります。

その女性がある日、街を仕切る暴力団に拉致され乱暴されて殺されてしまい、老人が復讐を誓って立ち上がる

といったストーリーです。

復讐に燃えた老人は、過去に戦争で使用し隠しておいた武器・弾薬を準備して、昔戦争で命を懸けて共に戦っ

た戦友を探しだし、仲間に加えて協力してもらおうと計画しますが、勇猛だった戦友たちはみんな年をとり、

生きる気力をなくしている者、家族から虐待を受けている者、生き甲斐をなくしている者と、みんなそれぞれ

に自分の境遇に悩み絶望していました。

そんな彼らを主人公は何とかなだめ、励まし、説得して一人また一人と仲間を増やしていき、誰もいない無人

島で戦闘の訓練を積んで、それが終わるころには一つの殺人集団にまとめあげていきます。

やがて暴力団相手に復讐を挑んでいくんですが、その戦いが痛快なことこの上ないです。

高齢化社会の今の世の中、老人は疎まれる存在になりがちですよね。

この作品はそんな老人のイメージを見事に払拭していました。

勇敢でかっこいい老人たちの活躍を、みなさんもぜひご覧ください。





まにふぇすと そのO 手紙


手紙 東野圭吾







「手紙」って普段書かないですよね、書くとすれば専ら電子メールが現代でいう「手紙」にあたると思いま

す。

私なんかでいうとまず便箋を持っていないし、書き方がわからないし書く相手がいない・・

ちょっと寂しい気もしますが、強いていえば年賀状ぐらいですね、文字を書いて相手に郵便で送るのは・・

この作品を見ていると、自分も手紙を書きたい気がしてきます。

実際に文字を書き手紙にしたためて相手に送るのと、電子メールで"さらっと"ボタンひとつで相手に送るのとで

は、相手に伝わることが全然違ってくるんじゃないかと思うからです。

ただこの物語に出てくる手紙は、ちょっと切なくて好意的には手紙を受けとった相手に伝わっていないようで

す。世の中には色々な手紙がありますから・・

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武島剛志と武島直貴は兄弟で、両親がいなくて貧しい暮らしをしていました。

兄の武島剛志と比べて、弟の直貴は成績が良くて頭がよく、そんな弟を見ていて兄の剛志は弟の将来について

悩む日々が続いていました。

弟思いの剛志は、弟の将来についての使命感からか、ある日金銭目的の強盗殺人の罪を犯してしまいます。

罪を償うために刑務所に入ることになった剛志は、獄中生活の寂しさから弟にむけての手紙を書くようになっ

ていきます・・。

一方、弟の直貴は、兄が刑務所に入ったことで収入がなくなり、仕事をしなければ生活できない状態になりま

した。

なんとか働く場所を見つけて一人で生きていこうとしますが、兄の存在が進む道を阻んでいきます。

音楽活動をすることや、恋愛や就職・結婚に妻の出産など、人生の節目のたびに兄・剛志の存在が暗い影を

落としていくので、主人公の直貴はある決断をしますが・・

身内に犯罪者をもった方の心情が、見事に描かれた作品だと思います。

もしあなたの家族が突然犯罪者になってしまった時、あなたは自分の運命とどう向き合っていきますか?





まにふぇすと そのP 最後のヴァイキング


最後のヴァイキングーーローアル・アムンセンの生涯 [ スティーブン・R・バウン ]







自分が旅好きということもあって、本書みたいな"旅もの"(ちょっと違うかもしれないが・・)の本を好んで

よく読みます。

皆さんは想像できるだろうか?零下50度の極寒の土地で生活することを・・

永久に凍結した大地はどこまでも白く、ところどころに岩がありクレバス(氷河上の割れ目)がある。

そんな危険な場所を命がけで旅をする、ちょっと変わったおじさんがはるか昔にいました。

1900年代の初め頃、まだテレビもネットもなく、人々はエンターテインメントに飢えていた時代です。

誰もが行ったことのない未開の土地を目指して、命を脅かす危険を何度もくぐり抜けてはいつも生還する。

当時の人々を驚かせ続けた探検家・ローアル・アムンセンという方の生涯を描いた本書をご紹介したいと思い

ます。

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探検家にとって一番しなくてはいけないこと、それは探検をするためのお金を用意することです。

だから探検家はまず、スポンサーを見つけるかあるいは講演を行ったり本を執筆したりしてお金を稼いで、探

検をするための資金を準備します。

それをもとに船を買い、食料を調達し、船員を集め、探検をするための目的を探します。

アムンセンという方は中々スピーチが上手だったようで、講演を何回も行っては、探検の為のお金を稼いでい

たようです。

ただ、集めたお金はすべて探検につぎ込み、財産などはあまり蓄えませんでした。

それほど好奇心が強く、生涯未知なることに挑戦し、探検をすることに情熱を傾けた熱い人です。

また、探検をしていると、船の中や住居で何か月も同じ顔と常に過ごすことになり、娯楽が少なく同じ話題に

なり、どうしても単調な日々が続くことになって、仲間内で不和が生まれます。

アムンセンには強いリーダーシップがあり、統率力に優れていた為、こうした揉め事もうまく解決し、船員た

ちを日々の作業や仕事にうまく導いていたようです。

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本書を読んでいて興味深いエピソードがいくつもあるんですが、ひとつご紹介したいのがビタミンCを補う為

に、犬ゾリ用で使っていた犬を殺して食肉として犬を食べたというエピソードです。

新鮮な肉には微量ですがビタミンCが含まれるらしく、壊血病という病をさける為には、少量でもビタミンCを

摂取すれば防ぐことができるそうです。

当時はサプリメントも当然なかったでしょうし、ビタミンCが多く含まれる野菜や果物を現地で持ち運ぶの

は、荒れた天候や地形を考えるとちょっと難しかったと思われます。

極地で生活していて苦労することは、やはり食糧の確保と移動手段のようです。

舗装されている道路も方角を示す標識もなく、猛吹雪が吹き荒れる中、目的地に向かって移動することは、命

がけで膨大なエネルギーが必要なことは容易に想像ができます。

約100年前の時代のことなので、今と比べて道具や機材も発達していなかったでしょうから、苦労すること

が多かったのではないでしょうか。

こうして見てみると、「何でそんな危険で、不便なところにわざわざ行くの?」?と首をかしげてしまいそう

になるんですが、探検家にしか分からない魅せられる風景や醍醐味が味わえるんでしょうね。





まにふぇすと そのQ ウィキリークス 〜アサンジの戦争〜


ウィキリークス アサンジの戦争







「ウィキリークス」・・・ニュースや新聞でよく目にしていたこともあり、「ウィキリークス」とは何ぞや?

と、ふと興味を覚えて本書を手にとりました。

本書を読み進めていくと、我々がテレビやネットで目にする世界の様々な出来事は、体裁よく加工され誰かに

意図的に操作されたシロモノではないかと疑いたくなりました。

といいますのも、ジュリアン・アサンジ率いるウィキリークスという集団が行った勇気ある行為が、本書の中

で綴られていたからです。

さて、彼らが行った行為とは何か、これからご紹介していきたいと思います。

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彼らが行ったこと、それは軍事や外交公電の公開である。

デジタルを駆使して、あらゆる場所の端末にしのびこみ情報を集めて世の中の人々に暴露する。

彼らが入手する情報は、それぞれの国の外交官などが、母国に対して包み隠さず行う報告などであり飾られて

いない。

だから真実を打ち明けているので、当然それぞれの国が非常に都合が悪いことも含まれている。

本書の第5章では、以下のように綴られている。

銃声とおぼしき乾いた連続音 その数秒後、画面に映る人々の周囲に砂塵が舞い上がり、彼らが次々と倒

れていく。

米軍武装ヘリの30ミリ機関砲が彼らに攻撃を加えたのだ。

負傷した男性が現場から這って逃げようと画面を右側へ必死で横切る。

負傷者をワゴン車に乗せようとしている運転手が映るが、その車も激しい砲撃を受けた。

だが、車内には子供たちが取り残されていたのである。


2007年7月、米陸軍所属のパイロットが、取材中のロイター社社員2名を含む12名を殺害した出来事で

す。

また、ウィキリークスは2010年10月、イラク戦争の報告書を公表している。

当時、アメリカ政府やイギリス首相はイラクでの民間人戦死者数の公表を拒否し続けていました。

公表された報告書によると、10万人もの民間人が命を落としている事実が判明しました。

彼らがこれらの事を公開しなければ、世界の人々は真実を知ることができなかったでしょう。

他にも我々の知らない暴露すべき事実や外交スキャンダルが、数えきれないほどあると思いますので、今後も

ウィキリークスの活動に注目していきたいと思います。

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はじめまして。そしてわが掲示板へようこそ! 私は別に本の虫というわけでもないですが、子供の頃からよく推理小説や、ゲ−ムブックを好んで読んでいました。 ここでは、わたしがこれまで読んできた知的好奇心をくすぐる本や感動する本を、しれっとご紹介していこうと思います。 気がむいた方や、暇を持てあましている方はぜひ立ち寄ってみて下さい。
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