2018年04月04日
交通事故に遭った•••そんな時
つい先日、会社で交通事故時の対処法なるプリントが配布されました。
新社会人も多くなるこの時期。
交通事故も、車社会の現代に於いて他人事ではありませんよね。
でも会社が配布するプリントには重要な事が書かれていません。
それは治療費などの慰謝料について。
交通事故直後、警察や救急、任意保険に加入されている方なら保険会社に連絡するのは誰でも1番に行うのではないでしょうか?
そんな当然の事に加え、ここでは
損する事なく慰謝料をもらう為に
やっておくべき事、知っておくべき事
こんな事を、実体験を基に書いていこうと思います。
※交通事故をもらった場合(100%自分に非がない場合)の話です。
このページの目次
はじめに
うちの旦那はわずか半年で2回も交通事故をもらった経験があります。
車に乗る人が生涯事故に遭う確率は50%程と言われています。
2人に1人は事故に遭う計算ですね。
これが、わずか半年で2回...治療期間等含めると2連続といった印象です。
因みに2回共、自分が停車している時にオカマを掘られたといったものです。
※オカマを掘られたとは、後ろから追突されたという意味の俗語です。
この半年間の2回の事故で、150万円程の慰謝料が振り込まれました。
※慰謝料とは、交通事故の怪我などにより精神的に負った苦痛に対する賠償金を指します。
※慰謝料とは別に、車の修理費用や怪我の治療費などの費用も支払われます。
交通事故直後
必ずこれをやっておく
必ずこれをやっておく
人として当たり前の事だったり、慰謝料や治療費・修理費を滞りなくもらう為のことです。
どれかが抜けると、対人事故が対物事故として扱われたり、慰謝料や治療費が支払われず泣き寝入りということにもなり兼ねないので、忘れず順に行なっていきます。
@自分および同乗者の体の具合を確認する
場合によっては躊躇なく救急車を呼びます。
A相手の体の具合を確認する
上と同じ。
相手が自分で連絡出来ないなら、救急車を呼びます。
B警察に連絡する
どんなに軽い事故でも警察に連絡し、来てもらいます。
示談はありえません。
C相手の身元やナンバーなどを控える
免許証やナンバー、相手の任意保険会社を控える。
メモ用紙がないならスマホのカメラなどで。
D車の修理依頼
自走出来ない場合はもちろん、行きつけのディーラーや修理工場に連絡。
事故に遭った旨を伝え、修理を依頼します。
E現場検証
警察が現場に到着し、加害者・被害者別々に現場検証。
ありのまま伝えます。
「赤信号で止まっていた」「ここで止まっていたら後ろからぶつけられた」など。
F自分の任意保険会社に連絡する
こちらに非がない場合、相手側の保険を使うことになりますが、必ず連絡します。
G医療機関に受診、診断書をもらう
当日もしくは翌日には病院(整形外科など)に行きます。
事故直後は多少なりとも興奮状態にあり、痛みや違和感を感じない事も。
数日経ってから痛くなって来た、では取り返しが付きません。
「交通事故をもらって」と伝え受診し、診断書をもらって下さい。
H人身事故である事の申請
事故当日より1週間以内に、警察署にて人身事故扱いの申請をします。
Fでもらった診断書を持って行きます。
これをしないと「事故による怪我じゃない」などゴネられる要因にもなり兼ねません。
また、長引きそうな治療期間の費用すら払ってもらえない事になる可能性も。
※人身扱いにする事で、相手(加害者)側には罰金や減点などが発生する為、「人身扱いにはしないで欲しい」と頼まれる事もあるそうです。
もちろん相手にせず、人身扱いにしないと自分が痛い目を見る事になるかもしれません。
※因みに事故直後からDの現場検証が終わるまで、凡そ1時間は掛かりました。
混雑する場所や時間、時期だと更に長くなるかもしれません。
治療期間
病院や接骨院に通う
病院や接骨院に通う
人身扱いが受理されたら、あとは治るまで治療に励みます。
会社勤めの方や時間に融通の効かない方は、整形外科などの病院ではなく、接骨院もいいかもしれません。
病院なんかよりは営業時間が長いですし、待ち時間も短い場合も。
外傷がある場合はこちらも参考に
池袋サンシャイン美容外科ホームページ
どこの医療機関に通うか決めた後は、相手保険会社に連絡を忘れずに。
いくつかの医療機関に通っても問題ないですし、転院も自由です。
うちの旦那の場合
平日は接骨院に
休日は整形外科に通っていました。
治療期間中は、凡そ1ヶ月ごとに相手保険会社から連絡が来ます。
状況確認、経過観察ですね。
お金が絡んでいるので、結構なストレスになるみたいですね。
因みに病院でも接骨院でも、1回の通院で4,200円の慰謝料が発生します。
つまり10回の通院で42,000円。
100回の通院で420,000円。
しかし通えば通っただけ、慰謝料が支払われるわけではありません。
治療期間と慰謝料の支払いには計算式と上限があるんです。
だから、無駄や無理のない通院がストレスを溜めない為にも有効となります。
※詳しくはこちらから
国土交通省
自動車総合安全情報
またあまり知られていないですが、会社勤めの方は有給休暇を通院に回せば、1日辺り10,000円程の慰謝料が発生します。
※休業損害としての扱いになります。
※各自の収入によって金額は変わって来ます。
完治後
相手保険会社に支払請求を
相手保険会社に支払請求を
基本的に、必要な申請書一式は相手保険会社から送られて来ます。
中には休業損害証明書など、お勤めの場合は会社に記入をお願いしないといけない書類もあります。
そして自分でも、これらの事は記録しておきましょう。
・有給休暇などで会社を休んだ日
・通院した医療機関への距離、交通費
・通院した日
うちの旦那の場合、通院した日と医療機関名をカレンダーに記入していました。
これによって、通っていた接骨院が数回の通院を保険会社に申告していなかったという事が分かった経験もあります。
ミスはあるものと考え、確認や記録は怠らないようにしたいですね。
慰謝料の振り込み
必要書類を送付後、慰謝料が振り込まれるわけですが、振り込みまでの期間は2〜3日後といった話や、平均1ヶ月といった話もあります。
うちの旦那の場合、1度目も2度目も1〜2週間程で振り込まれました。
不安であれば、相手保険会社の担当者に確認を取るのもいいかもしれません。
また、明細なども送られて来ているはずなので、これらは失くさないように保管しておきましょう。
まとめ
最後に、重要だと思う項目だけまとめておきます。
・事故後、医療機関で診断書をもらう
・警察署にて人身扱いの申請をする
・加害者との示談には応じない
・不明な点があれば誰かに相談する
本当は弁護士依頼がベストなんでしょうけど、費用が高つきそうなイメージだったので、うちの場合は自分達で対処しました。
また、今ではインターネットで色々調べる事も出来ますし、専門家が質問に答えてくれるこんなサイトもあるので非常に助けになります。
有用に使っていきたいですね。
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