バーニーズマウンテンドッグ

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2014年2月

立ち上がりが辛くなってしまいました・・・

それでも貴方は支えられながら立ち上がり・・・

部屋から庭まで共に歩き一緒に排尿タイム

お散歩もちょっと無理だね・・・

朝目覚め星を眺めながら・・・

よっこらしょ・・・よっこらしょ・・・

一歩一歩貴方の腰を支え庭に出る

よっこらしょ・・・よっこらしょ・・・

途中庭の真ん中にへたり込んで二人で眺める空・・・

感じる風・・・感じる陽の暖かさ・・・感じる土の香り・・・

もう買い物から帰ってきても、貴方は出迎えにお庭に出てこなくなりましたね・・・

変わりに私が玄関を開け貴方の元へただいま〜と駆け寄り抱きしめる・・・



ここにこうして書き込む一行一行に思いはめぐり涙が溢れ出す・・・

今日はまだ書き進めない・・・・

大好きだった海・・・ 今年はいけなかったね・・・ 貴方のいない夏が過ぎ・・・ 貴方の苦しんだ冬を迎えようとしてます・・・

この頃から腫瘍は肺への転移を起こしてました。

急速に病状は進み始めました・・・

2014年1月

貴方と共に新年を迎えました。

ゆっくりと確実に病状は進行しています・・・

お正月家族みんなでお散歩に行けたね。

貴方は喜び走る孫を追いかけようとし、なんと！走り出しましたね・・・

そして・・・力いっぱい前のめりに転んでしまったね・・・

ステロイドの副作用で四肢の筋力が落ちてきたんだね・・・

食欲も落ちることなく過ごせてます。

体重は42Kｇ・・・ちょっと辛いね・・・

排尿時にサポート無しでは片足を上げれなくなったね・・・

マーキングをあきらめてそのまま排尿するようになったね・・・

出来なくなった事を数えるより・・・

今出来る事を大切に過ごそうね・・・



このブログ書きながら・・・

思い出し・・・一人涙し・・・

まだ先へ進めない私がいます・・・・

私はここで何を伝えたいのだろう・・・・

自問自答の日々です。

バーニーズマウンテンドックは素晴らしい犬種です。

このブログに足を留めていただいた方に本当に伝えたい事・・・

それは、バーニーズマウンテンドックは最高に素敵な犬種であること・・・

バーニーズマウンテンドックをみんなに愛して頂きたい事・・・・

そして出会う事ができたなら・・・家族としてたくさんの時を重ねてもらいたい事・・・

もう少し・・・・

もう少し・・・・

心が落ち着いたら・・・

綴って行きたいと思います。

こんな私の拙いブログでも・・・

足を運んでくださり、お声を掛けてくださる方々に感謝しながら・・・・





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大好きだった海へ・・・ 波の音を聞きながら水平線を見つめる貴方・・・ また一緒に来ようねっと囁き抱きしめる・・・ 冷たい潮風が頬に伝わる涙を拭い去る・・・ 貴方は何を想い水平線を見つめてますか・・・

2013年11月

ステロイドの投与が始まる・・・

少量の投与なので副作用としては尿量の増加程度・・・

夜間お漏らしが始まったのでおしっこマットを布団の上にひく。

日中も頻繁に大量の尿が出るようになる。

散歩等は以前と変わらず元気に出来る。

免疫力の低下を案じ散歩途中の他犬との接触や匂い嗅ぎはなるべく避ける。

クオリティーオブライフ

少しでも良い状態が長く続くようにと食事療法を試みる。

鶏肉・豚肉・ラム肉・レバー・オリーブオイル・ひよこ豆粉・ブロッコリー・にんにく・めかぶ・ざくろ・小松菜・スーパースプラウト・まいたけ・トマト・・・

癌に効能があると言う食材を選び犬に害が無いかを確かめ、毎日スーパーで新鮮な物を購入し手作りしました。

鶏肉をスライスしオリーブオイルに少量のにんにくを加えさっと炒める。それにめかぶを和えスーパースプラウトをトッピングした一品はお気に入りでした。

ひよこ豆の粉とバナナのすりつぶしを捏ねたクッキー

昆布で取っただし汁にまいたけと肉を入れ圧力鍋で炊き上げたお肉はスープまで飲み干してました。

ざくろジュースは嫌いだったみたいです・・・ペロッと舐めて怪訝な表情・・・思わず却下・・

毎日食事を作れる事に感謝し、喜んで食べてくれる事に安堵し・・・

毎日の散歩出来る事に感謝し・・・

2013年12月

毎週病院に通いエコーで腫瘍の大きさをチェック・・・

大好きな先生と美人のスタッフの皆さんに会えるのを貴方は楽しみにしてましたね・・・

腫瘍はと言うと大きくなったり縮小してたり変わらずだったりと・・・一喜一憂しながらのエコー検査でした。

毎週病院へ通わせて頂く事で、私の心細さと不安と貴方を失う事への恐怖は和らぎました。

少しずつ、少しずつ歩調が遅くなる・・・ゆっくり歩こう・・・

貴方の歩調に合わせながらゆっくりと見渡す風景が輝く・・・



この頃サイトで調べた事・・・

・フコダイン療法・・・サイトで調べるといろいろ出てきます。効果がどれほどかは試してませんので解りませんが、とても気になりました。食事にめかぶを混ぜる事を思いついたのは、このフコダインの効能は良いかもと判断した結果です。
　

・高濃度ビタミン療法・・・動物病院でも取り入れられてる所があります。選択肢の一つとして検討されるのも良いかと思いました。この療法に関しては私は主治医に相談しました。先生もいろいろと調べてくださいました。効果の是非、費用、通院にかかる時間の拘束、この子の状態、いろいろと検討した結果選択はしませんでした。

2013年10月28日

一週間たち薬も飲めるようなった・・・
急性の症状も落ち着き食欲も増加・・・
一安心・・

抗生剤も飲み終えたので病院へ・・・
すっかり元気な姿を見て病院スタッフの皆さんも笑顔で迎えてくれた・・・

さて・・
問題の腫瘍の大きさをチェックするのにエコーをかける。
自体は深刻さを増す・・
腫瘍3.8センチ
前立腺からのものであれば・・・と言う一部に望みをかけてそちらの薬を10日間処方してもらう。

先生も4センチある穿刺針を探してとにかく検査を急ぎましょうとのこと・・

推測される病名は２種類・・・

そして・・・どちらも致命的・・・


2013年11月7日
投薬も済み病院へ。
すっかり体重も戻り元気に・・・

腫瘍の大きさは4.2センチ
急速に大きくなってる・・・

エコーの中腫瘍が動き膀胱の前に出たので急遽2センチ針で穿刺する事になった。

治療台に仰向けに寝て看護婦さん２人と私に抑えられあやされながら、先生もビックリするほどのおとなしさで麻酔もかけることなく７回の穿刺をがんばった。

直ぐに採取した細胞を先生と顕微鏡で見る・・・
ただの良性の脂肪腫やのう胞ではない事が確定してしまった・・・

涙が零れ落ちる・・・

まったく自覚症状のないこの子の元気な姿がつらい・・・

取り合えず遺伝子検査と詳しい組織に出してもらう・・・

結果は来週・・・

選択肢はリンパ性のものなら抗がん剤投与での延命・・・長くて1年

脂肪腫の方なら手術で出来る限りの切除・・・長くて3ヶ月

何もしなければ・・・

何もしなければ苦しまずに天寿を全うできるなら・・・

取り合えず・・・

結果を待とう・・・


2013年11月14日

DNA検査結果陰性

悪性リンパ腫では無いとのとの事……
抗がん剤による延命治療は不可

悪性組織球腫と言う事で19日摘出手術の方向で検討する。

手術前にさまざまなリスク回避をする為に急遽18日CTが取れる病院へ検査へ予約を入れてもらう。


11月18日
CT検査・・始めての病院・・・

初めての場所に不安がり落ち着かない貴方……
全身麻酔で造影剤を入れての検査…
11時に始まり完全に麻酔から覚めて戻ってきたのは18時…
とても長く感じた

検査結果の説明に愕然とする…
原発巣は心臓裏にあり既に３センチを超えていた…
肝臓、脾臓、肺にも転移を疑わせる陰があり致命的…
前立腺横の腫瘍は大きな血管と尿管に癒着していた…

悪性組織球腫から病名は悪性組織球症となった……

翌日掛かり付けの病院の先生へ検査データを持参し手術中止が決まった。

さて

どうしよう…

先生は２０％ぐらいの効果が認められた新しい抗がん剤があるがかなり副作用が強く国内使用例のない新薬を使うか…
免疫抑制剤を使い少しでも腫瘍の大きくなるのを遅らせるか…ただし抑制剤を使い人間の様に無菌室に隔離するわけでもないのでかなりリスクを伴う…

どれも選択できない……

そこへ院長先生が出て来て頭を撫でながら……
今この子は元気で食欲もある
最低限のステロイドのみ投与してそっとしてあげてはどうだろうとおっしゃた……

そっと頷く……

この日から腫瘍との共存生活が始まった……

急性の症状が収まってからは、元気に散歩し食欲もありはた目にはこんな大変な病に冒されてるとはまったく感じさせない。

いつものように散歩し・・・ いつものように吼え・・・ いつものように甘え・・・ いつものように食べ・・・ いつものようにいたずらし・・・ いつものように眠りに着く・・・ いつものように・・・・・・・・・・・・・・・・

三代目バニ7歳に突然起こった体調不良・・・


2013年10月22日

朝起きると、元気なく小刻みに震える貴方・・・

高熱を出し突然とぐったりした・・・

慌てて病院へと連れて行く。

検査と診察の結果気管支炎を起こしているとのこと・・・

なぜ・・・気管支炎？・・・

レントゲン・血液検査・エコー

エコーで腹部に気になる所見が見つかる。

しかし今は急性症状を起こしてる気管支炎の治療が最優先・・・

先生に、この後想定される事にも対応できる薬の処方しましたと告げられた。

またか・・・さまざまな不安が脳裏をめぐる・・・

処方薬を頂いて帰宅したものの薬が摂取できず・・・

呼吸は荒く乱れ、嘔吐、よだれ・・・

再度病院へ駆け込み皮下注射で輸液、静注で投薬してもらい帰宅。

がんばれ・・・がんばれ・・・がんばれ・・・・




二代目を悪性リンパ腫で亡くし深い悲しみの底から、私を救い出してくれた三代目バニ・・・

こんな悲しい思いをするならと、心を閉ざした私の元へやってきた貴方・・・

ただ・・ただ・・バーニーズに魅せられて供に暮らしたいと思う気持ちに他の犬種を選択する余地は無かった・・




バーニーズは異常に短命と子が多い。繁殖家のブリーディングの仕方に問題が合ったとも言われてる。

専門的なことは解らないが、血が濃いということらしい・・・

その結果招くバーニーズに多い先天的疾患・致命的疾患の多さは異常な数値・・・

この現状を解決しようと疾患を起こした血統をたどり固体特定をしブリーディング控えるような動きもあると聞いた

二代目はかなり遡った祖先もほとんどAMチャンピオンとかいろいろとすごい事が書いてあった・・・

三代目バーニーズを迎えるにあたり私たちができたことは、二代目の血統証書に記載されてる祖先をまったくもたない子を探すことぐらいだった。




貴方は人伝てに探してもらい縁あって我が家にやってきましたね・・・

急に母親から引き離された貴方は不安で不安で仕方なかったのでしょう・・・

我が家にやってきた夜、私の頭に丸まり母親の毛に抱かれるように眠りにつきましたね・・・

貴方の寝息が深い悲しみに閉ざしたしまった何かをゆっくりゆっくりと溶かしてくれる・・・

そんな夜でした・・・・

食欲不振〜生きるための食事から、生きてるから楽しめる食事へ

健康時体重は42〜43Kｇでした。

亡くなる前には32Kｇまでやせ衰えてしまいました・・・

発病当初はまだ歩けた事もあり食事は取れてましたが、治療開始と共に徐々に食欲が無くなって来ました。

健康時は無添加の大型犬用ドライフード中心の食事でした。

あれだけがっついて食べてたフードに見向きもしなくなりました。

その後比較的良く食べてくれたのがデビフの缶詰でした。

それも鼻につくようになったのか食べなくなると今度は鶏肉やラム肉をゆでて割いたものを与えてました。

高カロリー栄養チューブも舐めさせていました。

子犬用のミルクは好んで飲んでたので良く与えてました。

とにかく食べれた事に一喜一憂する日々・・・

ミンチに子犬用ミルクをまぜ小さなハンバーグ見たいに焼いた一品はお気に入りのおやつでした。

ある日突然・・・まったく何を与えても見向きもしなくなりました。鼻で匂いを嗅ぎふんっとため息をつき私を見つめます。

食べなきゃ死んじゃうよ・・・と必死の形相で与えてたのかもしれません・・・

ふと思いついたのがケンタッキーフライドチキン・・・

何時も私たちが食べてるとき涎たらしながら見てたっけ・・・

急いで買いに走り美味しいよ〜食べる？食べて見せ手にちぎり口元へ持っていくと・・・

ぱくっと食べちゃったね〜思わず食べてしまったと言う感じでした。

涙が溢れ出しました・・・そっかぁ・・美味しいかぁ・・ペロッと3個も食べちゃったね・・・

抱きしめながら喜ぶ私をキョトンと見てたね・・・

それから亡くなる前の日まで食事は私が食べるものを美味しいと食べて見せてから食べたね・・

おやつだって何だって一緒に食べたね・・・（玉葱等犬に与えてはいけない食品はもちろん使用しませんでした。）

この日から半年間、食事の時間は、生きるために栄養を摂取するのではなく、生きてるから楽しめる時間へと変わりましたね・・・


発病し延命治療を開始し3ヶ月・・・とうとう立てなくなった貴方・・・

それでも頑張って生きていてくれる貴方・・・

24時間常に一緒に過ごした貴方・・・

歩けなくなっても手作りマットで大人2人がかりで抱え車に乗せ毎日仕事先へ共に出勤したね・・・

たくさんの人に共にお世話になったね・・・

夜2時間置きの体位変換・・・褥瘡を一つも作らなかったね・・・お母さんの唯一の自慢だったよ・・・

たくさんのお金がかかったね・・・お父さん黙ってもくもくと働いてくれたね・・・・

いつしか夏が過ぎ・・秋が深まり・・・いっしょにクリスマスを迎えようが先生たちとの目標となったね・・・

共に迎えたクリスマス・・・・ やせ衰えた貴方は・・・ 私の心の準備が出来るまで・・・ 一生懸命生きてくれたね・・・・ 泣き虫のお母さんのために・・・ ツリーのライトが綺麗で一晩中一緒に眺めたね・・・ この日から22日後の早朝私の腕の中で永眠しました。 6歳・・・余りにも短い生涯でした・・・ にほんブログ村

見取り・・・最後の日・・・

かかりつけの病院で悪性リンパ腫と告げられ余命1週間・・・
キョトントした顔で私を見つめる貴方・・・
この日からから約1年間の闘病生活がはじまった・・・

大学病院へ着くと待ち構えたように先生とスタッフの方が出迎えてくれた・・・
（バーニーズ5歳悪性リンパ腫一刻を争う状況・この病に勝てない先生方の苦悩を聞かされた）

このときはまだ自力で歩行が可能

出来る限りの苦痛の緩和と出来る限りの延命に向けての治療が始まった・・・

10年昔・・・治療内容については詳細には記憶があいまいな点が多い・・・

★抗がん剤の使用→白血球の減少・免疫力の低下

入院と言う選択はしなかった・・・

人間なら完璧な無菌部屋で行う治療を自宅リビングで行う・・・

余命1週間と言われた貴方の次の診察の予約は1週間後・・・

翌週の診察日に歩いて診察室に入れた事が凄く嬉しかったのを覚えてる・・・

病状の急変にはかかりつけの病院が大学病院と連携をとって頂き心強かった。

★歩行困難・自力排便不能

一番に現れたのは歩行障害だった。四肢は力を失い42キロの体重を支える事が徐々に出来なくなってきた。

それでも何とか自力で排便させる為に体を支える為の補助具を作り1ヶ月ほどは自力で排便ができた。

体を維持する事が困難になり摘便を必要とするようになる。

かかりつけの病院で指導して頂き毎日摘便を行う.

★★私がした摘便の方法★★

用意したもの
介護用使い捨て手袋・ワセリン・ペット用おしっこマット（新聞紙大）・ペットボトル・ドライシャンプー・ドライヤー・タオル・ビニール袋・消臭スプレー

注意・傷をつけないように手袋をしても必ず爪は切っておく

室内で摘便をするとかなり匂いがします。家族がいない時間帯を選び私一人でしました。そのほうが落ち着いて出来たみたいです。やはり見られたくないと言う思いは彼にもあったと思います。

1・手袋をして肛門部に差し込む指にワセリンを塗る。
2・手の届く範囲に道具を全部揃え、マットを腰から下に敷きいれます。
3・便を今から出す事をきちんと声を掛けて伝え、肛門部に指を差し入れます。
便意があるときはすでに肛門部は緩み開きかけています。
指を入れたときに便に触れるようであれば指先でそっと引っ掛けて引き抜きます。
手前の便が出ると腸が動き出すみたいでその後引き続き便が押し出されてきてました。
指を差し入れて便に当らないときは、差し込んだ指の腹全体を使いそっと下の方に肛門を広げる感じで押してやるとよく出てました。
4・排便が終わったら軽くふき取り、ペットボトルのお湯をかけて洗浄・・・先にペットマットを下に当てるので気兼ねなくジャブジャブ洗えます。後は吹き上げドライヤーを使いブラッシングしてました。

次回は食欲不振に対して実践した事を綴りたいと思います。

排尿に関してはこちらをクリックしてください。

出会う事のできた2頭目のバーニーズ・・・

初代バニは知人から譲って頂いた仔でした。

バーニーズをもう一度家族に迎えたいと言う強い思いから、バーニーズ専門に扱ってる所にお願いし我が家にやってきました・・・

小さな貴方ははるばる東京から飛行機に乗せられやってきましたね・・・

貴方を迎えるにあたり家族みんなでたくさん勉強しました・・・

生涯貴方と共に暮らせることを夢見て・・・

自宅で室内買いが出来るように転居し・・常に共に同じ景色を見ながら過ごしましたね・・・

振り返るといつも貴方の姿がありましたね・・・

しかし・・・

私たちが得た情報の中にはバーニーズが繫殖家の間で同じチャンピオン犬等から恐ろしい数の繫殖が行われ、その結果癌や腫瘍等で早く命を落とす仔が多いことは知りませんでした。

バーニーズは3年で良犬となり・・・7〜10年先の命は神様からの贈りものとまで言われている事も・・・

突然の体調不良を訴えたのは5歳を迎えた春でした。

散歩の途中突然と歩けなくなる・・・いつも飛び乗ってた車に自分で上がれない・・・

すぐさま病院へ行きましたね・・・

股関節の問題かとレントゲンをとっても異常なし・・・

10年も昔の話です・・・

とりあえず痛がる様子もないので、経過観察ことで一旦帰宅

2〜3日後突然の虚脱・・真っ白になった口腔内・・

反応がなくなりかけた貴方の体を懸命に摩り声を掛け、車に乗せ病院へ・・・

ステロイドの大量投与で何とか持ち直しました。

何事もなかったかのようなキョトンとした貴方の顔・・・

血液検査等の結果を翌日病院に聞きに行き愕然としました。

先生がおっしゃるには・・・持って後1週間の命だと告げられました。

バーニーズに多い特有の悪性リンパ腫であっという間に命を落とす事・・・

先生はこの仔の頭を撫でながらおっしゃいました・・・この仔は今苦痛を感じていません。

このままそっと天命を受け入れるか、早急（今日か明日と言う位）に他県にある大学病院で延命治療の可能性に掛けてみるかはご家族の判断だと・・・

あまりにも突然の出来事を受け入れることが出来ず後者の選択をしました。

貴方との突然のお別れを受け入れられなかった私はこの後1年あまり・・・

貴方につらい思いをさせましたね・・・

大学病院へ受信の手配をして頂き、翌日早朝大学病院へ向かいました。

突然の車でのお出かけに上機嫌の貴方をバックｼｰﾄへ乗せ・・・・


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思い出の切り抜きで、今まで共に過ごしたバニ3頭をランダムに載せながら思い出が交錯する・・・

最初に出会った子は3年と言うとても短い生涯だった・・・

全てが飼い主の知識不足による環境管理が招いた脱水症状での死だった・・・

暑い夏の日の夜、彼は一人熱気がこもる犬舎に閉じ込められもがき苦しみながら息絶えた・・・

翌朝犬舎で、すでに硬直しはじめた貴方の亡骸を抱きしめ嗚咽が止まらなかった・・・

貴方が何故こんなに辛い死に方をしなければいけなかったのか・・・

もし私達のように初めてバーニーズマウンテンドックを家族に迎える方の参考になればと言う思いも込めて・・・

私達の過ちを記します。

屋外での飼育
私たちは、自宅での飼育が無理な環境にもかかわらずバーニーズを知人より譲り受けました。
自営業と言う事もあり、夜間は事務所敷地内に犬舎（ログハウス型1.5畳サイズ）を設置し番犬として一人留守番させてました。
バーニーズはとても寂しがり屋さんです・・・常に家族と共に過ごせる環境がとても大切です・・・


夜間高い柵（1.2ｍ）を飛び越えよく脱走してました・・・思ったより脚力があります。
最近良くバーニーズによる噛み付き事故を耳にします。今思えばそういう事故が起こってたなら取り返しの付かない事態になっていただろうと深く反省してます。

脱水症状を起こした経緯
夏の暑い日・・・
早朝6時散歩・・・
食事9時・・・
暑さが厳しいので事務所内（クーラーあり）でお昼を過ごす・・・
夕方6時散歩（まだ暑さが残るので短め）
夜8時前日も柵を乗り越え脱走してた事から犬舎に施錠
暑そうだからと犬舎内に大きな氷の塊と水を入れる・・・

一人ぼっちの夜・・・
外から聞こえる猫の鳴き声・・・
隣家から聞こえる人の声・・・
車の音・・・往来の人の声・・・
氷が溶け蒸した室内・・・

外の風に当りたく・・・
一生懸命掻き毟った窓やドア枠・・・

どうして開かないの・・・
暑いよ・・・
外に出たいよ・・・
喉が渇いたよ・・・

暑いよ・・・

苦しいよ・・・

外に出して・・・

誰か僕を外に出して・・・

暑いよ・・・

苦しいよ・・・


全てが無知な私達の飼育の仕方に問題があって引き起こしてしまった脱水死でした・・・


私が初めて出会ったバーニーズ・・・

この手で貴方の命を奪ってしまったと言う思いは一生消えない心の傷となり・・・

貴方から貰った数々の思い出は・・・

バーニーズと共にまた暮らしたいと言う強い思いとなった・・・

その後家族として迎える事となる2頭のバーニーズとの闘病生活は追々記して行こう・・・