子宮筋腫と戦う！

二度と行くか！って婦人科を後にして思ったのは、残りの婦人科も（小さいビルに入居している所）同じようなもんだろうなって事。
このまま筋腫って事だけ分かっても治療しない事には（この時点で男性の握りこぶし程度の物が２つ以上あるのは分かってたので放置するのは難しい）始まらない。
だったら大きな病院しかないし、会社を休んで１日掛けて行くしかない。

で、内科の女医さんが自ら通っている婦人科と紹介してもらった所に行く事にしました（照)


最初から行けよってな感じですが、そこは会社からも自宅からも微妙に遠い(通勤距離内だけど)ところにあったので中々足が向かなかったんです…。

しかし、ここも大きな病院というよりか大きなビルに入っている婦人科だったんですが(笑)

ここに行く事に決めて、ＨＰを見るなり




絶対ココで手術受ける





そこには、婦人科の全ての治療が出来る芸能人も妊娠時には通ったという名の知れた病院が紹介されていました

既に３年経っている筋腫の記事(爆)なので、今はもっと増えている婦人科の女医さん数。
今思えば、この時も都内には沢山女医さんがいる婦人科はあったんですが、職場(自宅）からすぐに行ける病院に絞っていたため（もしそこで治療となった場合、通うのに遠いのはキツイ）かなり狭い範囲で探していたんですね…。

やっとのことで診察にこぎつけ、いよいよ名前が呼ばれます。
緊張と専門医に診てもらえる事の安堵感で診察室の扉を開け・・・

え

目の前には希望した女医さんが初診受付表を見ています。
確かに女医さんです。


が

トランプのキングの様な洋服を着た派手な人が白衣を着てコスプレしているとしか思えない女性がチラっと私を見ています。
いやいや、外見で判断してはいけません。れっきとしたお医者様です…(汗)


だ、大丈夫だよね・・・

テキパキと症状を聞かれ、そのままを答えていきます。この時は嘘偽りなく素直に答えました。
内科のエコー写真も持参したので、もう筋腫だろうと判断されたんだと思います。
流れ作業で超音波とエコーに回されました。

嘘偽りなくハッキリ言いますね？
女医さんは基本同性なので自分も同じ検査をした事もあると思うんですよ？
容赦ない(笑)痛い(笑)グリグリすんなっつってんだよ(怒)

もうね、ぐりぐり指突っ込んで、器具もグリグリ、グリグリ引っ掻きまわす…

ま、男性も読むと思うので「何処に」突っ込んだかは言いません。ハイ。

で、この時生理が終わってスグだったので（以前の記事参照）内部にはまだ経血が残っていたらしく


「あ生理終わってないじゃない。これじゃちゃんと診れないわよ。まあ、筋腫には間違いないわね。ここはＭＲＩがないから検査機関で検査の予約して結果持って来て」

この言い草ですよ(笑)
もっと言い方ってもんがあるだろう(笑)
少なくとも、礼儀の厳しい会社に勤めている私は我慢ならなかったですね。
ま、筋腫と確定されただけでも良しとしましょうな感じです。
小さい病院だったのでＭＲＩなんてないのは分かってましたけど、診察後に別室に通されて看護師さんに

場所は何処でも良いので自分で予約してＭＲＩ撮ってきてね

と１枚の紙を渡されて終了。
紹介状もなかったので（普通はあると思うんだけど）、ここの病院には二度と来る事はないと思いつつ帰りました。

華麗にスルーされた一件目の婦人科。
でも、内科で筋腫と言われたし一刻も早く専門医の確定診断が欲しい

「緊急性がないとはいえ、お腹のシコリの存在感は意識しなくても分かるようになってきてるのに、何故当日診てくれないんだ」

ネットで女医さんの婦人科を探しても診療時間の所には

「当日の予約は承っておりません。予約表より希望のお日にちを・・・」

の文字。
知らないふりして電話かけてみても、症状を言うと予約してくださいになるので、もう都内の女医の婦人科訴えてやるって思ったほどでした。

で、やっとの事で５件目の婦人科(女医）を発見
ＨＰ上では他の所と全く変わらない予約の文字があったので、ここは演技をして電話してみました。


「すみません。今日になってお腹に大きなシコリを見つけて、若干痛いんですが・・・」

全く痛くはないし、今日発見したわけでもないのに(笑)まあシコリは本物だけど！
でも、このセリフが受付の人には緊急っぽく感じたようで



「分かりました。すぐに来れますか？」

よっしゃーーーーーーーー

演技って必要！ホント重要！！診察ＯＫならこっちのもん。
仕事もそこそこに汗だくで診察に向かいました。

シコリ発覚から、この時点で2週間経過。

内科の先生にエコーの写真も貰っていたので、翌々日先輩のいる事業所での仕事のついでにビル内の婦人科に行かせて貰いました。
ここは、雑誌とかにもインタビュー受けていたり医学雑誌（婦人科）でのコラムとかを書いているらしい女医さんの病院です。
いつも、仕事の途中で通りがかる時には空いている(予約制だから当たり前）イメージがあったので、飛び込みでも診てくれるだろうと受付へGO

今の病院はとても綺麗で、オルゴールの音楽が流れています。待合室には1人しかおらず、受付のお姉さんも暇そうにしていました。


私「すみません。初診なんですけど・・・」
受付「はい。どうされましたか？」
私「2日前に下腹部にシコリがあるのを内科の先生に調べてもらったんですが、筋腫じゃないかって事で診て頂きたい・・・」
受付「・・・あぁ・・・それでしたら、こちらでご予約の上で診察になりますねぇ」


つー事は、今日は診てくれないんだな？と念のため「今日は・・・・？」と聞いてみましたが、やんわりと「予約が一杯なので」と断られ、その日は空振り(笑)


待合に1人しかいないし、次の人が来る気配もないのに先生に確認もしないで門前払いかよ


まあ、受付嬢してれば緊急性か否かは患者の雰囲気で分かるんだろうし、予約してる人が居る以上は仕方ないんですけどね。
私もいきなり行ったし、その場は予約を取ることに。


受付「予約受付が3日後になりますが宜しいですか？」
私「3日後！？」
受付「混雑してまして・・・こちらにお名前と・・・」


有名なんでしょうから3日待つのは早い方なのだろうか・・・。ビックリしつつも名前などを書きこんでいたら、衝撃の言葉が↓


受付「初診は保険が効かないので余裕を持っていらしてください」
私「え・・・？お幾らくらい・・？」
受付「2〜3万円ほど・・・」


初めて聞く台詞です初診料は普通に取られるのは知ってますが、何故2〜3万もかかる〓


婦人科の相場を知らない私は驚きつつも予約を取って、その場を後にしました。

生理が終わり、わくわくしながら下腹部を触ってもシコリは益々の存在感を発揮してました・・・

まあ、当たり前ですよね(笑)

そして、内科の先生（女医さんで優しい）にシコリの存在を打ち明けました。横の診察台に横になるように言われて、内科特有のお腹の触診・・・


「ちょｗなにこれ、おかしいよ！」


まあ、自分で触っただけでも不安なシコリを医師が見たらビックリでしょう(笑)すぐさまエコーで診てくれる事になって先生が急いで私を促します。


医師「これ、いつから？」
私　「2週間前位から・・・」
医師「これ・・・ちょっと待ってて！」


エコーを真剣な眼差しで見てた先生が、これまた真剣な顔してバタバタと胃腸科のいる診察室へ駆け込み、私は腹出したままベットで待たされ・・・


医師「胃腸の問題ではなさそう。女性だから筋腫かもしれないって」
私　「はぁ・・・やっぱり・・・」
医師「グレープフルーツ大のが・・・・2つ雪だるまみたいに重なってる・・・後ろに隠れてるのもあるね・・・」
私　「あはは・・・はぁ・・」


笑うしかない私でしたが、専門の医師ではなくても筋腫の疑いを強く示されれば、もう筋腫確定です
先生はもう細かく診てくださって、再び診察室へと戻りました。



医師「・・・近くに婦人科ある？」
私　「あるにはあります」
医師「男性の先生は嫌よね・・・」
私　「女医さんの所知ってるので、一応行ってみますね」


そこで、私は先日仕事に行ったビル内にある婦人科に行こうと決意。きっと、すぐに診てくれるだろうとたかをくくっていたんですね・・・。(後になって後悔←）
先生も通常の診察(血圧とか聴診器とか）をするのをすっかり忘れて、自分自身が行っている婦人科も教えてくれたりして「なるべく早く行くんだよ」と背中を押してくれました。（緊急性はない病気ですが、急激に大きくなるとガンの可能性も否定できない・・・とさりげなく脅されましたが）

　

まず、生理前の兆候として大多数の方に感じる「お腹の張り（硬さ？）」や「乳房の痛み」などがありますよね。
最初にシコリに触れたのが丁度生理予定日1週間位前だったので、生理が来たなら終わったらシコリは無くなっているだろうと安易に考えていました。

当時、自覚症状というものはシコリ以外皆無だったので経血の量もいつもと変わらず、生理痛も一度鎮痛剤を飲めば楽勝、貧血ももちろんなかったのでノータリンな私は、次に控えている検診を待つのみで普通に過ごしていました。

翌週。

重労働に分類される仕事柄、重い荷物を持つ時にお腹に力を入れて抱えたりすると明らかに硬いモノに触れるように

痛くも痒くもないので一瞬気になって恥ずかしげもなくお腹をグイグイ触っては「硬い・・・〓」と思ってましたが、それ以上考える余裕もないほど忙しかったのもあって1日1日が過ぎていきました。


＊今になって思う事→急に頻尿になって30分刻みになってきました。

一夜明け、早朝から仕事へ行くけどもシコリの事が気になって集中出来ず

私の先輩で、可愛がってくれている女性の上司に2人きりになったのを見計らって相談してみる事に。


「あの・・・この辺（下腹部触りながら）にシコリがあるんですけど・・・何なんですかね？」

じつはこの時点で、薄々子宮筋腫じゃないか？とは思っていたんですが、上司は全く異なる答えを出しました。


「娘がね。同じ状態だったんだけどガスが溜まりすぎて針射したらプシューって抜けたの」


え？ガス


あー確かに、意識はしてなくともガスは少なめだったかも〜なんて、医者が答えたわけでもないのに信頼してる人から言われて安心しきる私。
ここで筋腫じゃないか？と言われたら、同じビルに婦人科（しかも有名らしい）があるので行ってたけど、とりあえずガスが溜まってる事にしました。


同時に生理前でもあったし、2週間後に月に一度の検診（内科）も控えてたので様子見。・・・この時はまだ深刻な状態ではなかったですね・・・。

今から遡る事3ヶ月前。真夏とはいえない月でしたが、既に真夏モードな日々が続いていたある日。

彼氏からの定期連絡（夜には必ずある）の着信に、職場から帰宅してリビングでダラダラしてた私はスマホを持って寝室へ移動。

毎日変わらない話題に寝転がって相槌を打ちつつ、着ていたスウェットを捲りあげお腹をぼーりぼり（←はしたない）。その数日前には、肉が沢山詰まったお腹をぷよぷよ触って柔らかい事を確認していたので、丁度仰向けになってお腹を触った時の違和感は会話が続かない程衝撃でした。

「何コレ」

そこには、お臍を起点として下腹部に向かってラグビーボールのような形の硬いシコリが

何回もお腹を押して気のせいじゃない事を確認〓
何回押しても、そこにはカチンカチンに硬いシコリは存在感半端なく・・・

ただでさえ脂肪を蓄えた下腹部ですが、脂肪は仰向けになれば横に流れるハズ

首をあげて下腹部を見たら、仰向けになってもポッコリ

「ええっマズくないか・・・でも、今日は出てないし・・・」

こんな時でも、表向きは前向きな私。自分の判断だけでヤバいと思うのはいけないと思い、電話を速攻切ってトイレへgo

結局、お通じは無かったものの次の日も仕事で早起きの為、就寝しました

30〜40代の女性の3人に1人の割合で確実にあるとされている子宮筋腫。

悪性ではないので、そのまま経過観察される方や気がつかずに一生を過ごす方もいると聞きます。

沢山の筋腫（内膜症など）のブログがあって、私自身もそのブログで何度励まされた事か

開腹核出手術を受け2週間が経ち、私の身体に起きた症状を事細かに書きつつ、これから手術を受けようと悩んでいる方・手術決定したものの不安な方・術後（退院後）に起きる諸症状に恐れ慄いてる方などが少しでも安心して過ごして欲しいと思い、ブログを開設しました。

他の沢山のブログで、筋腫の詳しい説明は書かれているので、こちらでは割愛。
あくまでも、痛みや症状などを中心に綴っていますのでご了承ください