2019年04月05日
前も言ったよねはNG? 新人教育における禁句やコミュニケーションのコツとはいかに?
こんにちは!
ぺぎそんです。
●新人に言ってはいけない禁句とは?
新年度を目前に控え、新入社員を迎える準備を始める職場も増えてくる時期です。近年では、新人教育や研修への不満から、入社後すぐに辞めてしまう新入社員が話題になっており、指導に頭を悩ませる先輩や上司も多いのではないでしょうか。
ネット上では「『前にも言ったよね?』が一番きつかった」「『私がやるからもういいよ』と言われると心が折れる」「新人への教え方は本当に気を使う」「優しすぎても厳しすぎてもダメだよね」「新人への禁句が知りたい」など、さまざまな声が上がっています。
新人教育の場における「禁句」や、円滑なコミュニケーションのために意識すべきこと
それは、人格を傷つける言葉はNG!新人指導の際、最も言ってはいけない「禁句」は何でしょうか?
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相手を否定したり、人格を傷つけたりするような言葉はNGです。指導は『指導する相手』がいてこそ成り立つもの。相手を否定してしまっては、指導の意味がなくなります。
例えば、失敗した部下に対して『お前は何をやらせてもダメだな』といったレッテル貼りをしてしまうケースをよく耳にします。ミスをした部分はすなわち『改善できる伸びしろ』であり、ミスをしたからといって、その新人が何をやらせてもダメかどうかは分かりません。ミスは指摘すべきですが、相手を否定しないような指導を心掛けましょう」
●「前にも言ったよね」など、ほかにも新人に言ってしまいそうな言葉があります。適切な言い方はあるのでしょうかぺんっ?
小野さん「大事なのは『そのフレーズを聞いた新人にどう伝わるか』を考えることです。どういう意図を伝えたいのか考えて、言葉を選びましょう。例えば、新人の指導時によく聞かれるフレーズは、次のように言い換えることができます。
・「前にも言ったよね」「何度目?」→「ここが苦手に見えるけど、あなたはどう思う?」
・「どうしてできないの?」→「どこまでできた?」
・「自分でやるからもういいよ」→「手伝えるところはある?」
・「ここ違ってるよね?」→「確認したよ、ありがとう。ただ、○○をもう一度確認してもらえるとありがたい」
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●先輩側の「NG態度」もありますか。
受容的ではない態度はNGです。先輩の態度は、新人が指摘を受け入れる“場”づくりに影響します。新人を受け入れないような姿勢で接したら、果たして新人は指摘を受け止めてくれるでしょうか。
例えば、『忙しいの分かるでしょ?』といった態度は、新人にとって『話しかけづらい先輩』という印象になりやすいのでNGといえます。また、『君ならできると信じている』と言いながら、常に後ろで見ているのも、『言葉と一致しない態度』としてNGと感じる人が多いようです」
「新人」も、それぞれ違う価値観がある、、、
●新人への望ましい接し方・叱り方とは、どのようなものでしょうか。
接し方・叱り方のいずれも、やはり相手にどう伝わるかを意識した関わり方をする必要があるでしょう。一口に『新人』といっても、大切にしている価値観はそれぞれ異なります。
『おう、元気してるか?』という接し方に対して、ある新人は『カジュアルでオープンな話しかけやすい先輩』をイメージするかもしれませんが、別の新人は『先輩とはいえ、タメ口で話をされるような仲じゃない』と考えるかもしれません。
伝わり方は受け手によって異なるため、どの方法が最善とは言い切れません。言い換えれば、『相手がどう捉えるかを意識して、接し方・叱り方を変える必要がある』ということです」
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●ほかに、新人を指導する際の注意点はあるのか?
相手となる新人がどんな人なのかを考えた関わりを意識する必要があるでしょう。例えば、理詰めで物事を考える新人には、『目的や結果を伝えてから取り組んでもらう』指導が考えられます。創造力が豊かなタイプであれば、『まずやってみてもらい、そこから気づくことを2人で共有していく』といった指導が考えられます。また、指導とはいえ、新人のプライドを傷つけないよう配慮することも意識しましょう。指導とは、行動の改善と本人の成長を目的とした行為だからです」
Q.逆に、指導を受ける際、新人側が意識すべきことは、どのようなことでしょうか。
小野さん「受け身になりすぎないよう気を付けるべきでしょう。受け身になると、先輩の視点からしかフィードバックがもらえず、成長の機会を逃してしまう可能性があります。
例えば、自分がやったことをベースに深いアドバイスを求めたり、指導を受けた後にどう改善したかを自分の言葉で伝えたりする、といったことが考えられます。自分から『教えてほしい』と声をかける姿勢があれば、先輩と円滑な関係を築くことに一役買うのではないでしょうかぺんっ?
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