こんばんわ!
ぺぎそんです。
デキないオトコが泣いてしまうときとは?
さて、突然ですが、質問です。最近仕事で泣いた(泣きたくなった)のは、どんなときですか?
はたらく女性のかていきょうしとして、働く女性にお仕事コンサルしていると、気付かされることがあります。それは、デキる女性とデキないオトコで、泣きたくなるポイントが違うということです。デキる女性が仕事で泣きたくなる2大ケースは
「心が震えたとき」と「ほっとしたとき」
共感したり、良かった、と思ったとき、ツーッと自然に涙が出てきちゃう。時々そんなシーンに出会うことがあります。
デキないオトコが悔し泣きする「3つの理由」
一方、デキないオトコ、特にDFDN(デキるフリしたデキない)オトコに「仕事で泣きたくなったとき」を聞いてみると、だいたい回答は決まっています。それは……。
「悔しいとき」
デキないオトコの「悔しい」を要素分解すると、だいたい3パターンに分類されます。
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・相手に負けた(キツく言われた、言い負かされた)
・結果がダメだった(仕事の進み方や結果が想定どおりにならない)
・現状がうまくいかない(どうしようもないピンチやスランプに陥った)
これらの3パターンは、いずれも結果的に心が折れてしまいがち。悔しさを感じたときの感情コントロールが苦手なところが、デキないオトコの弱点のようです。実は、デキるひとは「悔しいとき」は泣きません。詳しく話を聞いてみると、悔しいときの感情コントロールのお作法をもっているという共通点があることがわかりました。
どんなときに泣きたくなる? 悔しい思いをしたとき、どう行動する? 今回は、デキるオトコとデキないひとの感情コントロール法について考えます。
デキるフリしたデキない(DFDN)オトコの「泣きたくなるとき」を掘り下げてみると、心が折れるまでのステップに共通点があるようです。
負けたのは「オレがまだ本気だしてないだけ」
(1)勝ち負け重視
相手との関係を「勝ち負け」で評価するのが、相手より優位に立つかどうかを重視するDFDNオトコの特徴です。議論をして「勝った気」になっているあいだはいいですが、実力がバレて敗北感を味わうと、泣きたくなるくらい心にひびが入ります。
(2)現実否定
すると、「これはホントのオレじゃない」「まだ本気を出していない」と思い始めます。うまくいかなかったという都合の悪い現実を受け入れられない、心理学でいう「認知的不協和」状態に突入します。
(3)環境否定
「オレは悪くない」「悪いのはアイツ」「環境やタイミングが悪い」。ピンチやスランプに陥ると、その原因を周りのせいにしたり、周りに怒りをぶつけてしまう。もはや、心が折れてしまうまでのカウントダウンが始まっている状態です。
相手より優位に立ちたいし、立てると思い込んでいるDFDNオトコだからこそ陥りやすい、心が折れるまでの3ステップです。
それでは、デキるひとたちは悔しいときにどう感情をコントロールしているのでしょうか? 泣きたくなるほど悔しいとき、ありますか? そう質問すると、意外な答えが返ってきます。
「なんで?」
悔しいときに泣かない、心も折れない。デキるひとたちは、気持ちを処理する3つのお作法を使っていました。
(1)「負けた」ことを受け入れる
彼らいわく、「泣いても、結果は変わらないでしょ?」「次、結果が出るようにするしかないじゃない」とのこと。悔しいけど、うまくいかない結果を受け入れる。
(2)「うまくいかない」を受け入れる
「最近、スランプなんですよね」「どうも調子が悪くて……」。こんなピンチやスランプは誰にでも訪れる「波」だと考え、どうしようもない状態に陥る自分を受け入れる。
(3)目線を変える
悔しい結果やスランプ状態にあるとき、見方を変えて、考え方と気持ちを切り替える。デキるひとは「目線を変える」お作法を使って感情をコントロールしていました。
目線を変えるお作法とは?
最後の「目線を変える」お作法について詳しく解説します。デキるひとに共通しているのは、目の前の現実を色んな目線に切り替えて、違う考え方で解釈するのが上手だということ。まるで目線に翼がついているかのように、見方を変えることができます。デキるひとの目線の切り替え方を観察していると、3種類の「ツバサ」を使いこなしていることに気づきました。
(1)客観のツバサ
別名「幽体離脱ウイング」。スピリチュアルな話ではありません。上司や周りから厳しいプレッシャーを受けるようなピンチのとき、デキるひとは自分から意識を離脱させるように「客観視」モードに入ります。「おーっと! 自分、責められてます」と実況中継するくらい冷静に目線を切り替えて、心が折れるのを防ぐツバサです。
(2)悪魔のツバサ
英語に訳すとデビルウイング。空は飛びません。ピンチになったら「毒」を出すツバサです。英国キール大学の心理学の実験によると、普段悪態をつかない人が悪態をつくと、闘争本能が発動して痛みへの耐性が増すそうです。デキるひとはピンチの時にあえて自分のブラックな一面を出して毒づく、黒いツバサを隠し持っています。映画「ブラックスワン」みたいですね。
目の前の仕事に忙殺されたときの「前を向くツバサ」
(3)前を向くツバサ
別名「プロアクティブウイング」。ニキビ対策品とは関係ありません。「先を見越す」ツバサです。あるデキる先輩から教わった教訓です。「目の前の仕事に忙殺される程ピンチになったらどうしたらいいと思う? 来週、再来週の予定を思い出すんだよ。プロアクティブだよ」。忙しくて目の前のことしか考えられない時こそ、少し先の予定を思い出して先を見越した対策を考える。パニックになるのを避けるツバサです。
ちょっと不思議な考え方にも聞こえますが、気持ちがドツボにはまりそうなとき、一気にふわっと目線を変換してくれそうなツバサのお作法です。
デキないオトコが、悔し泣きをしてしまうのは、相手に勝たねば、強くあらねばという固定観念が背景にあるから。デキるひとは負ける自分、弱い自分を認めているから本当の「強さ」を身に付けているのかもしれません。
小さい頃のニックネームは「泣き虫」だったのに、今や芯の強いアスリートに成長した、ある卓球少女のコトバを思い出しました。
(自分の弱さが精神面の弱さにあることは、認めたくなかった。でも、自分の弱さを認めて、そこから、じゃあどうすると考えた方が、結局はプラスに作用するんじゃないか。少しずつそう思うようになりました。
2017年02月17日
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