2010年03月13日
熱海のリゾートマンションは厳しそうです。
更生会社 株式会社ジョイントコーポレーションの熱海のリゾートマンション「アデニウム熱海濱ノ宮離宮」というマンションの折込チラシが昨日、朝日新聞朝刊で配布されていました。
いきなり、新価格販売(モデルルーム限定2戸)の表記
3,430万円 ⇒ 2,640万円(▲23%)
4,270万円 ⇒ 3,390万円(▲20.6%)
この物件の特徴は、「熱海」駅から徒歩3分で、敷地内源泉があること(露天風呂・大浴場・貸切風呂)です。
概要は以下の通り。
総戸数:71戸
販売戸数:15戸
価格帯:2,640万円〜4,790万円
専有面積:61.91u〜76.17u
管理費(月額):29,630円〜35,740円
修繕積立金(月額):5,570円〜6,860円
構造・規模:RC造地上14階建
竣工済み:平成21年4月27日
※たまにしか利用しないのに、おおよそ月35,000円〜42,000円程度のコスト(管理費と積立金の合計金額)はばかになりませんね。恐らくは修繕積立金などは直ぐに足りずに増額されるのは間違いないでしょう。
今のような不況でデフレの時期は、高額な消費は壊滅的な状況です。株価も低迷しており、裕福な方たちも消費が縮んでいるからです。
特に高級輸入車やゴルフ会員権やリゾートマンションなどの、贅沢品(消費)は売れなくなります。
私自身過去にリゾート物件にも携わった経験が僅かながらもありますが、熱海でこの価格は以前からしますとかなりお安いという印象は受けますが、今の時代ではここまで価格を下げても売れないのでしょう。
原因としては、売主の信用に問題があると思われます。やはり更生会社がそのまま売主である物件を、わざわざ購入する人は少ないのでしょう。
熱海のリゾートマンションを購入する人は、60代以上のリタイアした都内に住む裕福な人がセカンド利用というのが、想定される購入者像です。そのような方は、ブランド志向が強く、大手企業や信頼できる販売会社(リゾート業界では有名な)の営業マンの推薦などがないと見向きもしません。
もうすぐ建物が完成して1年になりますが、2割以上が売れ残っている現状を打破し、完売させることは容易ではないですね。
熱海(静岡県)のマンションを売るのに、東京で新聞折り込みチラシを使うというのも、販売促進(広告宣伝)費用も、相当な金額になるでしょう。
今回は、リゾートマンションを事例に挙げてみました。ご参考になれば幸いです。
マンション購入を検討中の方は、共用部に温浴施設やプールなどがあるマンションなどは、維持管理・修繕の為のコストがかなりかかりますので、その旨認識しておいた方がいいですよ。
以上
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