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美意識の問題?イケメン美魔女


 世の中には、イケメンが満ち溢れているらしい。

イケメン俳優、バンドからラーメン屋の店員、狩野英孝にまで、

それこそあらゆる分野にいるらしいのだが、

不幸な事に私はあまり見た事が無い。

イケメンとは、「イケてるメンズ」の事を言うらしいが、

そもそもイケてるとは何ぞや。



 私にとってのイケメンとは、

古くは、アラン・ドロン。

日本では、田村正和やGACKT。

基本的には端正な顔立ちの人を言うものだと思っていたが、

どうやら、テレビを見ていると、

私の思うイケメンと、テレビでのイケメンは、

全く違うものらしい。



 何にでもイケメンといえば良いかのように使われているが、

何処がイケメンなんだよ〜っと、

突っ込まれるのを待ち構えているかのように、

イケメンと言う言葉を使っている。



例えば、いっては悪いが、ジャニーズの面々の、

何処がイケメンなのかと思っている。

川越達也の、どこがイケメンシェフなのか、

整形だらけの韓国人のどこがイケメンなのか。



 私なりに思っているのは、

イケメンと言う言葉から受ける印象は、

上っ面だけの、今風の、チャラチャラしたイメージだ。

ハンサムと言う言葉は死語かもしれないが、

イケメンと言われるよりは、ハンサムと呼ばれたい。

いや、ハンサムよりも男前の方がいい。

男前と呼ばれた方が、中身も褒められたようでうれしい。





 それでは女性は何と呼ばれるのだろう。

考えてみると、女性に当てはまる言葉は無い。

しかし、例えば、熟女とか、美魔女と言う言葉がある。

昔、鈴木その子と言う女性が、真っ白な顔をして、

突然出てきたが、女性の美に対する思いの強さには、

驚かされるばかりである。



 しかし、

「信じられな〜い、すご〜い、きれい〜」

と言う女性が、私も信じられない。

美魔女なる言葉を生み出した人もどうかと思うが、

お金と時間をかけて、いくらきれいになったとしても、

いくら、60代の人が30代に見えたとしても、

それで、嬉々としてテレビに出るなど、

どう考えても、

「私はお金があって時間があって、何不自由なく暮らしているのよ」

と言っているしか、思えないのだ。

それが悪いとは言わないが、

私には、そんなにきれいとは思わないのだ。



 美魔女だと言われると、

言われた方は悪い気はしないだろうし、

そのご主人も鼻高々かもしれない。

しかし、日本にはワザとへりくだって言う文化がある。

奥さんの事を愚妻と言ったとしても、

本当に愚妻だとは思っていない。

つまらないものですが、と言って渡すお土産も、

決してつまらないものではない。

言っている方も言われている方も分かっているし、

渡す方も渡される方も分かっているという前提がある。

身内は褒めないのが美徳とされていた。

変な美意識だと思う人もいるかもしれないが。

だから、どうにも今の状況に違和感を感じてならない。



古いと言われればそれまでだが。








「美男<イケメン>ですね」 と言うタイトルを臆面もなくつけられ、
なおかつ、そのドラマに出ている人たち
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プロフィール

ちぃ
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