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天井を打つ、壁を打つ

 英語で"hit the ceiling"はかんかんになって怒る。日本語の「頭に来た」が、さらに上に行って、天井にぶつかるほど頭に来ているイメージだ。  "bump one's head against the wall"は、思うようにならなず、むしゃくしゃすること。イギリス人は思うように事が進まないときや、八方ふさがりのとき、壁に頭を何度もぶつけるしぐさをする。近くに壁が無ければ、パントマイムのように、手で壁を支えるようにして、見えない壁に頭をたたきつけるし、机で代用することもある。多く、ア、ア、ともウ、ウ、ともつかないうめき声をあげる。  なぜこのしぐさをするのかはなぞだ。壁に頭をぶつけたら痛いに決まっている。軽い自殺願望なのか、「夢ならば覚めてちょうだい」なのか。  これに対し、われわれ日本人は、怒りの感情や、悔しい気持ちを表すのに、じだんだを踏むという。じたたら、たたら=足踏みの大きなふいごを踏む。  悔しがってじだんだを踏む日本人を見たら、イギリス人は「さっきから何を踏んづけているんだろう?」といぶかしがるに違いない。私たちでさえ、なぜふいごを踏んでいるのか知らないのだから。 イギリスウェールズ思い出し笑い {a8.net http://shoppingfeed.jp/okabe.ok/item_page.cgi?ITEM_NO=C-NK0082}

インターシティー

 鉄道発祥の国、イギリスが誇る特急列車、インターシティー。大都市間を直結する、交通の大動脈だ。日本の特急列車、あるいは新幹線にあたる。ただ、新幹線と異なる点がいくつかある。まず、時間に正確ではない。日本の新幹線のスケジュールは15秒刻みらしい。時速280キロなら、15秒で1167メートルも進むから、当然か。イギリスのインターシティーは平気で15分遅れる。時速200キロで、50キロもずれるのだが。列車が遅れてホームであせっているのは日本人ぐらいで、イギリス人はまったく気にしていない様子。人生、15分ぐらいの遅れがなんだ、という風である。  遅れるぐらいならまだマシで、たまに、キャンセルなんていうのもある。その昔、インターシティーには、列車毎に個別の列車番号があった。しかし、修理の度に他の列車と取り替えると、列車番号が変わってしまい混乱する。それで、時刻表に載せる列車運行番号と、列車固有番号は別にすることになった。それでもキャンセルになるのだから、何か根本的に不都合があるのかもしれない。  真偽は定かでないが、聞いた話しでは「運転手のお中の調子が悪く」なって運休したこともあるそうだ。多くの人の働きによって列車は走る。運転手に限らず、どこかの誰かがお中の具合が悪くなると、遅れるものかもしれない。15分という微妙な遅れも、なんとなく理解できる。そう考えると日本の鉄道の時間の正確さにはどういう秘密があるのだろうかと考えてしまう。  もうひとつ厄介なのは、どのホームから列車が出るか、直前までわからない点である。今日の列車は2番線、明日は5番から出るといった具合。これも時刻表は毎日一緒なんだから、先に決めておけばよさそうなものだが、なぜかそうしない。プラットホームに入る手前には広場があって、大きな電光掲示板に次の列車は何番線から出るのかを表示するようになっていて、乗客は自分が乗る列車の表示をずっと見つづけている。なかなか忍耐の要ることなので、対策として軽食やパブをその広場に置いたりする。ハリーポッターで違和感を感じるのは、ホグワーツ行き特急列車が、毎回変わらず9と4分の3番線から出ることである。実際にはありえない。ひょっとしたら、ハリーポッターの物語で一番の魔法なのかも知れない。  魔法といえば、インターシティーの車掌さんの改札のやり方が魔法じみている。ロンドンの地下鉄など、一部の例外を除き、イギリスの鉄道では改札口というものが無い。従って、ちゃんと切符を買っているかどうか、列車のなかで確認することになる。インターシティーのように、一度に何十人と乗り降りする列車では、「キセル」し放題のようだが、車掌さんは、その駅で乗車した客を正確に覚えていて、その駅で乗車した客のところにだけ、「切符を拝見」と改札にやってくる。  イギリスの線路は電化されていないところが多い。地域にもよるがロンドン―カーディフ間を走るインターシティーは、ディーゼル車だ。ディーゼルと言っても大きく3種類に分類できるそうで、ディーゼルエンジンの駆動力を直接車輪につなげる機械式、いったん電気に変換してモーターをまわす電気式、そして流体式がある。  ここを走るインターシティーは電気式。いわば走る発電所だ。前後の機関車が客車を押して引っ張る。機関車の排気口から煙をはいて走り出す様は、エラから海水をはきながら鉄路の上をひた走る巨大なサメのようでもある。 イギリスウェールズ思い出し笑い {a8.net http://www.dmm.com/mono/dvd/-/detail/=/cid=n_622vpbf15146}

ビーフとカウ、ポークとピッグのなぞ

 牛はカウなのに、お皿に乗って出てくるとビーフ。なぜ名前が変わるのだろうか。直接的過ぎるからだろうか。  実は、ビーフ、ポークは、フランス語から借用した言葉のようだ。フランス語ではそれぞれ、ブフ(boeuf)、ポール(porc)だ。イギリスの上流階級は、長らくフランス語を重んじていた。これに対し、英語はどちらかというと一般庶民が使う言葉であった。  貴族はお皿に上品に盛りつけられた牛肉を見て、ブフだと認識し、一般庶民は田畑で使う牛を見てカウ、ブルだと認識した。後に、一般庶民の食生活が豊かになるにつれ、上流階級で使っていた言葉が広まったのだろう。  ところで、チキンやフィッシュはなぜかフランス語の影響を受けなかった。これはなぞだ。イギリスの上流階級は、鶏肉や魚を食べなかったのだろうか? シガレットのTIN缶 {a8.net http://shoppingfeed.jp/dre-pla.sg/item_page.cgi?ITEM_NO=I2700-0511-02} イギリスウェールズ思い出し笑い

ホームパーティー

 イギリスではいわゆるホームパーティーというのに参加することがあまりなかった。2回ほどあるにはあるのだが、日本人のだれそれさんの子供の誕生日だとか、とくかく日本人つながりのものだった。一方、食事に招待されることは何回かあって、知人の家に呼ばれたり、呼んだりしたものだ。  ひとつにはイギリスの家がそれほど広くはないということが理由にあげられる。日本ほど狭くはないが、アメリカのように広くもない、といったところ。また、日本人に似て、あまり親しくない人を呼んだりするのをためらうという気質もある。ご近所付きあいも、必要以上に干渉しないのが基本であり、家に上げてもらってお茶をいただけたら、これはかなり親しみを持ってもらえているといえる。  場所によってさまざまだが、アメリカではパーティーによく呼ばれた。個人宅だけでなく、公民館みたいなところや、職場でもパーティーをやる。ケーキを持ちこんだり、宅配ピザや、はてはどうやって持ってきたのか、「自慢料理」をなべごと持ってくる人もいた。  個人宅で行われる場合も、日本人には驚くことが多い。あたりまえだが土足でどんどん上がっていいし、「家のようにくつろいでください」というのが社交辞令ではなく、額面どおり受け取っていい。先輩にならって、冷蔵庫からお酒やジュースを勝手に取りだし、ミックスしてカクテルを”自作”し、料理をつまみ食いしながら、知人の知人、つまりあかの他人と話していると、「自由の国、アメリカ」を実感したものだ。  イギリスではこうはいかない。つつましく、遠慮がちな態度が大切。あるとき、イギリス人に最も基本的なマナーは何かと聞いたところ、「料理が出されたら、嫌いなほうの皿から先に手をつける」。 イギリスウェールズ思い出し笑い
   
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