一条工務店「i-cube」でゼロエネルギーZEH生活

火災で話題になっていますがもともと一条工務店は、「床暖房と普通のエアコン」のマルチタイプでしたが、火災によるお詫びとして「マルチタイプじゃない床暖房のみ」とZEH対応エアコンという対応をしているようです。

果たしてどういうメリットがあるのでしょうか？



長府の室外機に他社のエアコン室内機を接続することはできませんので、暖房は床暖房、冷房はZEHエアコンという使い方になります。

つまり冷房時期しか効果がありません！！

日本の多くの地域で冷房と暖房の負荷は約３倍〜８倍程度暖房の方が多いため、年間の空調費でみると、もし冷房の効率が２倍違ったとしても１０％も変わらないのです。

結論としてほとんど電気代の削減効果はありません。

ただ、暖房時期に補助としてZEHエアコンを用いるとかなりの効率化が狙えます！
　⇒参考記事「一条工務店床暖房の効率とエアコンの効率はどちらがいいのか？今のところ床暖房の効率はエアコンにぼろ負けのようです。」

以上のことから年間電気代２０％程度の効果は見込めるかもしれません。

ちなみに、長府の床暖房の冷媒はR410Aというものを使ってますが、ダイキンのAXはR32を用いています。環境に優しい冷媒ですが、基本的に冷媒同士の互換性はありませんし、冷媒の性能もR32の方が優れています。