2016年12月08日
蟹は美味しいだけではない!健康成分や美容成分を秘めた食材!!かにかにかに
ここ最近、一気に風が冷たくなり冬がきたことを実感します。そして、冬といえばカニが美味しい季節です。ズワイガニや上海ガニはまさに旬!!
高級食材なイメージがあり、味はよく注目されていますが、実は美容と健康に良いとされる栄養価が豊富であるということをご存じだったでしょうか。
それでは、どのような成分が含まれているのか見ていきましょう。
カニに含まれる栄養素
効果 | 欠乏 | |
---|---|---|
ビタミンB2 | エネルギーを作る 皮膚、爪の再生 老化(酸化)を防止 | メタボリックシンドローム 動脈硬化 皮膚炎・口内炎 |
ビタミンB12 | アミノ酸や脂質などの代謝を 助ける働きをしている | 悪性貧血 神経系や睡眠の障害 消化器官の障害 |
ビタミンE | 老化を防ぐ 血管を丈夫にする 生活習慣病の予防 美肌効果 | 肌のしみ・そばかす がん・動脈硬化・心臓病 脳卒中・肩こり・冷え性 |
ナイアシン | エネルギーを作る アルコールを分解する 動脈硬化や高脂血症を防止 | ペラグラ(皮膚炎、下痢、認知症など) 口内炎、食欲不振 |
亜鉛 | 皮膚や粘膜の健康維持 味覚機能を正常にする 免疫細胞の働きを促進 | 成長障害・鉄欠乏性貧血 皮膚炎・脱毛症・味覚障害 |
銅 | 赤血球のヘモグロビンをつくる | 貧血・骨折や変形 |
タウリン | 身体や細胞を正常な状態に戻そうとする | 筋肉疲労 代謝の低下 |
あと、忘れてはいけないのがアスタキサンチンです。
アスタキサンチンとは、別名「海のカロテノイド」ともいわれる赤色の天然色素で、油に溶けやすい性質の成分です。
カロテノイドには、アスタキサンチンのほか、リコピンやルテイン、β-カロテン、ゼアキサンチンなどがありますが、
数あるカロテノイドの中でもアスタキサンチンは抗酸化力が非常に強いことで知られています。
効果としては、
- 眼精疲労を改善する効果
- 強力な抗酸化作用
- 動脈硬化、メタボリックシンドロームの予防効果
- 筋肉の疲労を軽減する効果
- 美白・美肌効果
- その他アスタキサンチンの働き
- 美容系…目尻のしわ取り、抗皮膚老化、皮膚繊維芽細胞における活性酸素の除去
- 精神系…スポーツ時における緊張の緩和
- 中枢神経系…免疫力を高める
- 疾患…抗炎症作用、ミトコンドリアの保護
アスタキサンチンは栄養が届きにくい細部にまで入り込むことができるため、目の奥までしっかり届くことができます。
そのため、眼精疲労の改善が期待できます。眼精疲労とは、パソコンや携帯電話、読書などで長時間近くを見ていると、目の中の毛様体筋が緊張状態となります。
その状態が慢性化することで、ひどい場合には目の奥の痛みや肩こり、頭痛となって、体に不調が現れてしまうのです。
眼精疲労の症状を訴える健常者にアスタキサンチン6mgを4週間摂取させたところ、調節機能の改善と自覚症状の改善が確認されました。
これにより、アスタキサンチンは眼精疲労に効果的だということがわかりました。
アスタキサンチンは、体内に必要以上に発生した活性酸素を抑制する強力な抗酸化力により、美白、美肌、さらには視力回復の効果までもが期待されています。
また、アスタキサンチンは免疫力を高めたり、アンチエイジングや動脈硬化予防、血流改善と様々な力を兼ね備えています。
アスタキサンチンは脂質の酸化を抑制する働きに優れているといわれています。
また、アスタキサンチンは活性酸素の発生を抑制し、除去してくれるため、動脈硬化を防ぐよう働きかけます。
筋細胞内の脂質を分解する時に必要なたんぱく質の働きを促進させることから、運動中の脂質利用を高めるということがわかっていますので
メタボリックシンドローム予防や改善を目的とした運動療法においても有効であることが考えられます。
アスタキサンチンは、運動によって誘発される疲労、特に筋組織における末梢性疲労を軽減することが明らかになっています。
筋肉を動かすエネルギー源は、糖質と脂質ですが、中等度以上の運動では、糖質(筋グリコーゲン)の利用割合が多くなります。
このグリコーゲンの備蓄量が疲労遅延と持久延長を左右します。アスタキサンチンは筋中のグリコーゲン使用量を抑制する働きがあることから、
筋疲労の軽減、疲労物質である乳酸の生成を抑制すると考えられています。
また、アスタキサンチンは筋肉痛などの原因である筋損傷を軽減する効果もあるといわれています。
筋損傷の原因はいくつか存在しますが、ランニングのような持久的運動では、運動中に発生する活性酸素が主な原因だと考えられています。
アスタキサンチンは効率的に活性酸素を除去する働きがあるため、それによって筋損傷を軽減すると考えられています。
皮膚では紫外線を浴びることによって、顔にシミやシワが多く現れてしまいます。
紫外線が原因となって引き起こされるシミやしわを「光老化」と呼んでいます。
光老化皮膚を詳細に解析すると表皮や真皮は厚くなり、真皮に存在するコラーゲンやエラスチンといった皮膚のハリや弾力をつかさどる成分が障害を受けます。
これがシワの原因となってしまうのです。このシワの発生は、抗酸化剤や抗炎症剤によって予防できることが明らかになっています。
アスタキサンチンは活性酸素を除去する力が非常に強いため、紫外線による光老化予防効果があるといわれています。
低コレステロール・低カロリー・低プリン体?
蟹はコレステロールやカロリー、プリン体が高いと思われがちですが、そうではありません。かといってすごーく低いというわけではないので、食べすぎてしまうと結果的にはオーバー摂取となってしまいます。
それぞれの100g当たりを調べてみました。
コレステロール | カロリー | プリン体 | |
---|---|---|---|
ズワイガニ | 61mg | 65kcal | 65mg |
毛ガニ | 53mg | 85kcal | |
タラバガニ | 53mg | 80kcal | 100mg |
カニみそ | 460mg | 183kcal | 152mg |
牛肉(バラ) | 98mg | 371kcal | 77mg |
豚肉(バラ) | 70mg | 386kcal | 75mg |
鶏レバー | 370mg | 111kcal | 312mg |
思っていたよりは、低いのではないでしょうか?蟹みそは高めですが、そんなに大量に食べることはないので、気にするところではないかと思います。
先ほども述べたように、思っていたより高カロリー・高コレステロールではないんだ!と安心して食べ過ぎてしまうと、元も子もないので、適量を美味しくお召し上がりください。
もしも食べ過ぎてしまうと....
子どもに発症しやすいアレルギーの代表格が卵・乳製品・小麦ですが、大人が発症しやすいアレルギーは甲殻類・果物・ナッツ・豆などです。
特に発症率が高いのが甲殻類アレルギーでエビやカニでアレルギー症状が出ることが多いそうです。
「これまで何も起こらなかったから」と気付かずに大量に摂取してしまった場合、痒みや発疹がでてしまったり、
おう吐下痢、ひどいと呼吸困難やアナフィラキシーショックを起こしてしまう場合もあるのでご注意を。
あと、蟹ミソにはカドミウムやダイオキシン類が含まれている場合がありますので、妊婦さんは避けたほうがいいかと思われます。
かに食べたくなってきたぁぁぁあああぁぁぁぁあー!!!!!!
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5699300
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。