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2018年03月21日

ソーシャルレンディングを利用する事業者は危険か?

最大手のmaneoをはじめソーシャルレンディングの案件はなんと言っても高利回りが魅力です。なかにはGreen Infra Lendingのように12%を超える案件が常時募集されている事業者もあります。私ふまんだらけもOwnersBookが募集した「品川区オフィス第2号ファンド第2回」では、年換算利回り14.6%の利益を得ることができたひとりです。

でも正直なところ初めて利用される方にとっては、きな臭いと感じる方々も大勢いると思います。そもそも低金利の時代において高金利の資金需要があるのか。また低金利で銀行融資を受けられない、若しくは、そもそも銀行融資を受けれない事業者は危険なのではと不安に感じられる方もいるかもしれません。そこで私ふまんだらけなりに考えてみました。

結論から述べると「低金利の時代においても高金利の資金需要はある」と考えます。

まず財務的に健全な企業であっても新設事業者にとっては銀行融資のハードルが高いことが挙げられます。開業年度を含め数年間などは通常赤字であることが多いこと(赤字決算書)や分割返済中であるのに税金等の支払いが遅延・滞納している(直近2年間分の納付証明)などの理由により融資審査で落とされます。

直近決算が赤字、担保がなくて代表者の連帯保証で融資が引ける可能性が高い金融機関は、恐らく公庫位でしょう。また小口の融資、借入期間の短い融資も、高収益が見込めないため金融機関は敬遠することがあります。


【ソーシャルレンディングの取り組みが整備される以前】

それでは上記の事業者は今までどのように資金調達をしていたのでしょうか。私ふまんだらけは、そのひとつの答えがファクタリング(※1)にあると思います。似たような例では約束手形を金融機関に持ち込んで換金する方法(※2)もあります。ファクタリング業者が第三者に対して権利主張するため若しくは利用者の多重譲渡を防ぐために通常ファクタリング業者は商業登記をします。

ところで金融機関が融資をする際に融資先事業者がファクタリングを利用していることに気付いた場合には、融資が引けない可能性が高くなります。ただし手形割引については、利用していても不利になることは低いでしょう。これは取引が公的な手続きを介しているかの違いからくるものと私ふまんだらけは考えています。

ソーシャルレンディングは、匿名組合による融資です。小口融資又は短期融資若しくは無担保でも、投資家のニーズがあれば第三者に知られることなく匿名で迅速に融資を引くことができる上、資金用途に制限はありません。低金利の時代に高金利で借り手がいる理由には十分ではないでしょうか。


※1)ファクタリング
事業者の売掛債権を買い取り、自己の危険負担で代金回収(債権の管理・回収)を行う金融業務を指す。ファクタリング業者は、その売掛債権の支払先が決済期日に支払不能に陥った場合に備えて、それを依頼した事業者に対し償還請求権を付帯する契約が一般的。ファクタリングの手数料は割高。

※2)手形割引
割引依頼人は約束手形を取引銀行の金融機関に持ち込む。その金融機関は、割引した手形代金を割引き依頼人の口座へ入金して換金する方法を指す。満期日まで待って手形の振出人に支払いを請求する場合に比べて受け取る金額は少なくなるが、即時に現金化したい場合によく用いられる。

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中野の「まんだらけ」によく出没。ソーシャルレンディングで2300万円分運用。その他に株式投資、NISA、iDeCoをメインに運用中。 趣味は、草むしり、食べ歩き、アニメ(fateシリーズ、物語シリーズ)、読書です( `・ω・´)ノ
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