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2019年01月31日

こわれたぼくの星【超短編小説】

無数に煌めく大宇宙の星々。ああ。この宇宙船から眺める景色を見るのはもう何年目になるんだろう。ぼくは宇宙船の窓をみて銀河にある星の数を数えながら孤独に毎日、毎日耐えていた。

ぼくたちの故郷である星は他の星の科学技術よりも遅れているため、ワープするのが安定しないので他の星に行くためには何年もかかってしまう。

「チキュウ」という星に今、この大宇宙を創った神さまがいるらしい。この噂を聞いてぼくは大宇宙を創って神さまに会いにこの「チキュウ」という星に向かって一人で旅をしているんだ。

ぼくはどうしても、お聞きしたいことがあるんだ。どうして、ぼくたちの星が滅ぼされなければいけなかったのかということを。

ぼくたちの星はとても美しくて、平和を愛する人たちであれていたんだ。だけど、やつらがやってきたんだ。獰猛で戦闘的な宇宙人があっという間にぼくたちの故郷を奪っていったんだ!

やつらなまず、ぼくらの星に偽情報を流してぼくたちの星の価値観を揺らがせ、混乱に落としていれたんだ。そうした混乱のなかであっという間に一夜にしてUFOの大群が上空に押し寄せてきたんだ。

そう言ってる間にも太陽系のチキュウに着きました。そうして、「チキュウ」で大宇宙を創った神さまに会いに行きました。

「大宇宙の神さま、大宇宙の神さま。どうしてぼくたちの星は滅ぼされなければならなかったのでしょうか?」

大宇宙の神さまはこうこたえました。

「この宇宙は学びのための仮の宇宙である。寿命を真っ当すれば元の宇宙に還るのだ。どのような苦難や困難も魂の学びのための材料でしかないのだ。そして、自分の星を護る気概や勇気、責任を忘れた者が大多数になればその星は滅びるのだ。」と
posted by オークラ at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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