小中学生男子が読める本を探す（さがほん）

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2017年02月22日

ほんとうは読んでほしい作品たち。

こんにちは、ひろこです。
小中学生男子が読める本を
日々探してる主婦です。

いつも
子どもたちが気に入って読んだ本を紹介していますが、
今日はちょっと閑話休題・・・。

長男が　とても気に入ったラノベ。
↓

あっというまに1、2巻読み終えて、
3巻目に入りました。

TSUTAYAでコミック借りたら面白かったとのことで、
原作を読んでみたいという流れ。

コミックレンタルしててよかった～

やっぱり、活字、小説を読んでほしいんです。
文章を読むことに慣れてほしい。

本当は、私の選び抜いた（？）
良書を読んでほしいのですが・・・。

ラノベでもなんでも、どんどん読んでほしいとは思いつつ
やはり、日本語の美しい、読み継がれてる作品を読んでほしいなと
こっそり思っています。

ということで今回は

子どもたちが読んでくれないけど、
本当は読んでほしい作品を
紹介したいと思います。

ちょっとラインナップあげてみます。

①

福音館書店の文庫、
2年間の休暇。
これって、『十五少年漂流記』です。

ヴェルヌの名作です。
私、小学校のころ、児童向けの本で読みました。

子どもたちだけで、無人島に漂着。
子ども同士の覇権争いとか、
とてもドキドキして読んだことを覚えています。

男の子なら、絶対おもしろいはず！！
渡してあるのですが、読む気配ナシ。

②

こちらも福音館文庫。
スティーブンソンの『宝島』。
これは、私は読んだことはないのですが、
名作だし、冒険ものだし、男の子には面白いはず！！

準備してあるけど、読む気配ナシ。

③

ルイス・サッカーの『穴』。

これ、超面白いんです！！！
超運の悪い男の子のお話。
更生施設のキャンプにほりこまれて
毎日ひたすら穴を掘る・・・。
ドキドキハラハラ。
なんやかんやあって
悪に立ち向かっていく。
自分で運をつかみ取る！！

運を切り開くために
頑張ったり機転きかしたり。

子どもたちに
どうしてもいつか読んでもらいたいので、
購入して自宅に置いてあります。
今のところ読む気配ナシ。

④

ジョナサン・ストラウスの『バーティミアス』。
私のイチオシのファンタジー。

ハリーポッターよりも
ずっとオモシロイ！！

ハリーポッターて、正義なんですよね。
『バーティミアス』の主人公のナサニエルは、
正しくないんです。

1巻はまだしも、
2巻では、ほぼ悪人。
バーティミアスというジンを召喚して
あれこれ画策します。
デスノートの、ライトとリュークみたいな感じです。

ナサニエルは
ハリポタでいう、ドラコです。
ドラコマルフォイとかスネイプみたいな子が主人公。

『ハリーポッター』って、なんかずっと
先が気になって気になって
はやく謎を知りたくて、
結末を知りたくて、さーっと読んでしまったのですが。。。

『バーティミアス』は、
もう、読んでる瞬間瞬間が楽しくて面白くて
ちっともたいくつしない。

ナサニエルとバーティミアスの
悪人同士のかけあいが
ヒョウキンでオモシロイ。

映画ドラえもんみたい。
クライマックス以外のアレコレも
全部ずーっとオモシロイ。
ついつい見てしまう。

『ハリポタ』では、スネイプの秘密は
絶妙のタイミングで、全部ハリーに明かされます。

ハリーも読者も、「そうだったのか！」とスッキリ。

あと、ハリポタは、クライマックスのたびに、
ちょっとあれこれ説明がましい。

はぐれ刑事純情派見てて、
最後に安浦刑事の事件解明のセリフが
やったら長い時のような
そんな読後感なのです。

『バーティミアス』は、そういうことしないの。
スネイプにとって自分の評価にかかわる
あれほどの重大な秘密を・・・

『バーティミアス』の場合
誰にも伝えないまま終わるような感じ。
読者とバーティミアスだけが見届ける・・・。
誤解は誤解のまま放置・・・

３部作ぜんぶ読み終わって、最後、
泣き笑いです。
悲しくて切ない、でもヨカッタ！そして爽快！！！
晴れ晴れと拍手したいような読後感・・・。

あ、しまった、
バーティミアスについて語りすぎた・・・。

これはボリュームが大きいので、
図書館を利用してもらおうと思います。
（読まないだろうけど）

以上、他にもあるけど　このへんで・・・。

とにかく。
こんなに面白いから、
ぜひ子どもたちにも読んでもらいたい！！

と思うのですが、
なかなか手に取ってもらえない・・・。

長男なんて、
「俺はファンタジーみたいなふわふわしたもんは読まない！」

って言ってたくせに～（＞＜）

スライムに転生してるし！！
めっちゃファンタジーやん！！

以上、長々とありがとうございました。

（小中学生のお母さん向けブログのつもりなので、
40歳～50歳代くらいの方に読んでもらってるつもりでいます。
はぐれ刑事とか王家の紋章とか知らない場合は申し訳ありません。）

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（＾＾）　　　

posted by ひろこ at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

2017年02月14日

進撃の巨人(少年マガジンKC) コミック諫山創 (著)

こんにちは、ひろこです

小中学生の男子が読める本を
日々探し求めています

今回はコチラ

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)
コミック – 2010/3/17
諫山創 (著)

◇主人公　エレン。巨人を駆逐することに情熱と命を捧げ、12歳で訓練兵になる。
◇舞台　巨人のいる世界。高い塀に囲まれた街。
◇内容　巨人の謎をめぐる物語。

進撃の巨人。
アニメ化してるし映画化してるし
題名を知らない人はいないことでしょう。

でも、話の内容を知らないお母さん、
わりと多いですよね。

とりあえず　絵が気持ち悪いですしね・・・。

子どもたちが
読みたいって言ったときは

え～　どうなの？
子どもが読んでいいの？？？

と、ちょっと迷いました。

まずは、私が検閲せねばなるまい・・・

と読み出し、、、

私がすっかりハマってしまいました。
グロイだけじゃなかったです。

世界観とか、すごいの。
設定とか細部まであって。

読んだことない頃は
ただグロい、バトルもののお話かと思ってました。

読んでみると、
社会悪、腐りきった組織など現実でも問題のあることや
巨人にまつわるそもそもの人類の謎を求めながら
仲間が切磋琢磨し、争い、裏切り、、、

暗くて重いダークファンタジーでした。。。

オソロシイ描写も多々ありますが、
平和な日本にいながら
恐怖を疑似体験することも必要な経験かもしれません。

もうちょっと掘り下げると
たぶん、父殺し的な、純文学的な要素とか
そういうのも、この先出てくるのかな・・・。

現在21巻まで読んでますが、
たくさんの伏線というか種を
ひたすらばらまいている感じです。

だから、結局何がどうなの？？？
と、まだまだ謎だらけです・・・。

途中から出てこなくなった人とか、
どうなったんだろうとか・・・

私は今まで、テレビアニメはあまり見なかったのですが
進撃の巨人を子どもたちが見てるのを横から見て・・・

えっ！！
今どきのアニメって、
こんなに綺麗で見やすくて面白いの？？？
と驚きました。

アクションとかスゴイ！かっこいい！！
立体機動とかスピード感とかすごい！！
歌もかっこいいし、声の演技もみんな素晴らしい！！

進撃の巨人をきっかけに
ちょっとアニメをいろいろ見るようになりました・・・

漫画の絵も、とても味があっていいんだけど
~~ほんとヘタなんだよねｗｗｗ~~
長男は
「進撃の巨人さ、バクマンみたいに、
違う人が描けばいいのにね。」
だってｗｗｗ

いやでも、この絵だからいいのでしょう・・・。
（少女漫画でいう、王家の紋章的な・・・）

前半はレンタルで読み、
途中からコミックを紙や電子で買っていたんだけど

長男が全巻そろえてほしいと言い出した・・・
ので、全巻揃えました。

以上、テキトーな感想ですが、
進撃の巨人は
ただグロくてケシカラン漫画ではなく、

組織悪や社会悪、家族、仲間、歴史、真実、、、
などなど、
いろいろなことに思考をめぐらしながら読める
とても読みがいのある面白い漫画だと思います。

あと、知らなかったのですが
巨人の筋肉も適当に書いてるわけではないとのこと。
かなり研究されているようです。

↓こんなんも読みました。