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2018年05月18日

シナリオセンターで学んだこと(3)


本科を無事に卒業すると、次は研修科という一つ上のクラスに入学する事ができます。


研修科では、課題30本をこなします。


本科と比べると若干難しくなります。


クラスの人たちも強者揃いです。


課題30本を書ききるのは結構大変ですが、楽しいです。


毎週作品を発表できる人は、一年かからずに卒業する人もいます。


ただ、卒業すれば良いというわけではなくて、毎回実力を伸ばすように書き続けることが大切です。


本当に実力がある人は、研修科の途中でプロになってしまいます。


もっとすごい人は本科の途中でプロになってしまった人もいました。


ごく稀にです。


遅筆の方は、3年、5年、、、と長く在籍する方もいらっしゃいます。



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クラスの人の発表を聞くのは楽しい時もありますし苦痛な時もあります。


少なからず変わった人がいます。


変わった人がいた場合は、関わらないことです。


逃げます。


私は、研修科の課題前半15本と、後半15本でクラスを変えました。


これが良かった面もありましたし、良くなかった面もありました。


良かった面は、前半の先生は厳しかったので、後半からは伸び伸び書けるようになりました。


良くなかった面は、後半のクラスに変な人がいたこと。


私は、約一年かけて研修科を卒業しました。


そして作家クラスという最上級のクラスに在籍することにしました。


作家クラスにはコンクール受賞者の方が多くいらっしゃって、セミプロの方もいます。


ここでは課題がありません。


自分が書きたいものを書きます。


コンクールに出すような長編を書いて、発表します。


残念ながら、仕事の関係で、私は作家集団を三ヶ月くらいでやめてしまいました。


なので、作家集団についてはあまり語れません。あしからず。


















2018年05月17日

シナリオセンターで学んだこと(2)


本科クラスは、大学のゼミのようなもので、だいたい

20〜30名が在籍しています。


年齢も10代から60代くらいまでとバラバラ。


先生も年配の方が多い印象でした。

すばらしい先生がいましたよ。


課題は20個あって、、、確か20個だったと思います。

小道具のハンカチからはじまって、、、

と、これ以上は言っていいのかわからないので

やめておきます。


毎週決まった曜日に集まって、授業をします。

授業といっても、ひたすらかいてきたシナリオを発表します。


それに対してクラスのみんなから感想をもらいます。

批評ではなく、感想。


いろんなこと言われますから、たまには傷つくことも。

私なんか「キャラが薄い」とか平気で言われました。


気にしないことです。


でも、他人が感じたことは、自分では気づかなかったことなので

真摯に受け止めるよう努力はします。



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先生というか、講師によって教え方が全然違うので

合わなければクラスをかえることも可能です。


同じ課題なのに、それぞれ書いてくることが全然違うので

刺激的ですし、本当に楽しいです。


人間なので、趣味のあう、あわないは当然あります。

あう人とだけ付き合えばいいと思います。


私は約半年かけて20個課題を出しましたが、

20個作品をつくるのは結構たいへんです。


好きじゃないと続きません。


私の知り合いで、書くのは好きだけど

途中で挫折してしまった人が何人かいます。


でも、学校だけが勉強できるわけではないので

自分で独学すればいいだけです。


独学も楽しいですよ。






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2018年05月16日

サスペンスドラマ『殺意の化粧』

課題「サスペンスドラマ」









『殺意の化粧』








               
   登場人物

森山あけみ(30)化粧品販売員

川畑ともみ(24)ファッションデザイナー・あけみの妹

森山剛志(31)印刷会社社長・あけみの夫















○武蔵小杉マンション(夜)

   夜空に満月。

○同・森山家・バスルーム(夜)

   森山剛志(31)がうつぶせに倒れている。

   森山の口から泡が出ている。

   床に青い小瓶が転がっている。

   森山あけみ(30)が青ざめた顔で立っている。

○タイトル

   24時間前。

○同・森山家・キッチン(夜)

   あけみが、小鍋に水を入れる。

   さまざまなハーブを入れる。

   白い粉を鍋に入れ、かき混ぜる。

   空の青い小瓶に、小鍋から液体を注ぐ。

   青いビンの蓋をしめるあけみ。

○タイトル

   12時間前

○マンションの前の道

   あけみが歩いていると、黒猫が前を横切る。

   と、ケータイが警報を鳴らす。

   地面が揺れる。

あけみ「あ、地震」

○タイトル

   6時間前

○森山家・玄関

   チャイムが鳴る。

   あけみがドアを開ける。

   川畑ともみ(24)が立っている。

あけみ「ひさしぶり!元気だった?」

ともみ「うん、おじゃまします」

   ともみは大きなスーツケースを転がして部屋に入る。

○タイトル

   2時間前

○森山家・リビング(夜)

   窓の外、雨と風の音。

   ともみ、森山、あけみが食卓を囲んでいる。

   テレビであけみと森山の結婚式のDVDを見ている。

   三人で乾杯をしながら、

ともみ「結婚記念日おめでとう」

あけみ「ありがとう」

森山「あれから3年か、はやいな」

あけみ「あのときはほんとにありがとう」

ともみ「なにが?」

   窓の外、雷が鳴る。

あけみ「ドレスだよ。専門学校の卒業記念に

 作ってくれた」

ともみ「ああ、あれ。あんまりうまくできなかったな」

あけみ「そんなことないよ、ほら、あんなに素敵じゃない」

   あけみはテレビ画面を指さす。

   あけみはコンコンと咳をする。

   ともみは溜息をついて、

ともみ「疲れちゃった。もう寝ようかな」

あけみ「そうだよね、パリから帰ったばかりだし、時差ボケでしょ?お風呂入ったら?」

ともみ「うん、そうする」

森山「パリか、かっこいいな。俺、海外旅行なんていったことないし」

   森山は薄い頭をかきながら、げっぷをする。

   あけみは、露骨に嫌な顔をする。

   あけみの表情を見るともみ。

ともみ「海外旅行くらい、いつだっていけるでしょう」

  ともみはバスルームの方へ行く。

   森山は、舌うち。

   テレビ画面では、泣いているともみのアップ。



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○同・バスルーム(夜)

   ともみが洋服を脱いでいる。

   と、ノックの音がして、あけみがドアを開ける。

あけみ「これ、作っといたから、使ってみて」

   あけみ、青い小瓶をみせる。

ともみ「なに?」

あけみ「化粧水だよ。手作りなの。ともみお肌弱いから」

  ともみは小瓶を受け取って、

ともみ「さんきゅ」

   あけみ、コンコンを咳をしてからドアを閉める。

   ともみは小瓶をじっと見つめる。

○同・夫婦の部屋(夜)

   ベッドに寝てスマホをいじっている森山。

   鏡台の前でピンク色のライターを見ているあけみ。

あけみ「なにこのライター?」

森山「あ?」

   森山は少し頭をあげて、

森山「ああ、友達にもらった」

あけみ「ラブホテルのライターを?」

森山「……うん」

   あけみはライターを投げつけようとして、やめる。

あけみ「浮気してんの?」

森山「んなわけないだろ。本当に友達からもらったんだ」

あけみ「じゃあ、これはなに?」

   明美は名前入りのキーホルダーをみせる。

   キーホルダーには『ももこ』と書いてある。

森山「バイトの子のだよ。預かってるんだ」

あけみ「なんで預かるの?」

森山「なんでもいいだろ。うるせーなー」

   森山は立ち上がり、あけみの腕をつかむ。

あけみ「痛い!」

○同・夫婦の部屋・外(夜)

   ドアの近くにともみが立っている。

   ともみは笑っている。

○同・リビング(夜)

   あけみがワインを飲んでいる。

   ともみが入ってきて、

ともみ「お姉ちゃん、幸せ?」

   あけみはちょっと驚いて、

あけみ「し、幸せよ」

ともみ「ならいいけど」

あけみ「化粧水、どうだった?」

ともみ「すごくいい感じ。ありがと」

あけみ「よかった。なにか飲む?」

ともみ「お水」

   あけみは微笑み、立ち上がる。

   あけみがフラッとする。

   ともみが両手で止めて、

ともみ「だいじょうぶ?」

あけみ「ちょっと飲み過ぎちゃったみたい」

   あけみちょっと舌を出す。

   あけみの腕に紫色の痣。

   ともみはじっと痣を見る。

○タイトル

   5分前

○森山家・バスルーム(夜)

   森山がドライヤーで髪を乾かしている。

   と、ともみがきて、

ともみ「兄さん。これ、フランスで買ってきた育毛剤なんだけど、よかったら使ってみて」

   ともみ、青い小瓶を差し出す。

   森山はドライヤーを止めて。

森山「おう、わりいな。高かったんじゃない?」

ともみ「匂いがきついけど、すごくよく効くらしいの。使い方は、お風呂上りにに飲むだけ」

森山「飲むの?飲む育毛剤なんてきいたことないけど?」

ともみ「え、フランスでは普通だよ」

森山「ほんとかなー?」

ともみ「信じられないなら、かえして」

森山「いい、いい、信じる」

   ともみは微笑む。

   森山は、小瓶の蓋を開け、飲もうとする。

   と、あけみが入ってきて、

あけみ「なにやってんの!」

   あけみ、森山から小瓶を奪おうとする。

森山「なんだよ、邪魔すんなよ」

あけみ「だって、それ、化粧水でしょ?」

森山「育毛剤だよ、もらったんだ」

あけみ「だれに?彼女に?」

   ともみが、小瓶を森山の口に入れる。

○同・ベランダ(夜)

   夜空に満月。

○同・バスルーム(夜)

   森山がうつぶせに倒れている。

   床に小瓶が転がっている。

   あけみが青ざめた顔で立っている。

   ともみが笑い出す。

ともみ「いい気味。お姉ちゃんを苦しめて。絶対許さないと思った」

あけみ「……なにも殺さなくても」

ともみ「女ぐせの悪さは死んでも治らないってね」

あけみ「……どうしよっか」

ともみ「自殺ってことにしよ」

   あけみはゲホゲホと咳をする。




※この物語はフィクションです。






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2018年05月15日

シナリオセンターで学んだこと(1)


おはようございますー

次の作品を発表する前に、シナリオセンター

略してシナセンについて

少しお話ししておきたいと思います。


シナリオの勉強がしたいな、シナリオの学校ってどんなところなんだろう?

とお考えの方々がいらっしゃるかな?と思いまして。


全部はなすと、原稿用紙300枚では足りないくらいドラマチックですよ。


慎重な私は、まず、8週間コースというのに挑戦しました。


シナリオの書き方を、いちから丁寧に教えてくれます。

短いシナリオを毎週書いていきます。


そうですね、だいたい1分くらいのドラマから書き始めて

最後は5分くらいまで書いたかな。


この体験学習は、びっくりするくらい楽しいです。

もう、自分は、シナリオライターになるために生まれてきたんだ!!

くらいにテンションマックスになります。


講師の方が教えるのが上手なんでしょうね。きっと。



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そして、意を決して本科クラスという

人生でいえば、幼稚園のようなところに入ります。


このクラスも非常に楽しいです!


この時点でうまい人は既にうまいです。

しかし、気にしてはいけません。

早い人は半年、一年をかけて実力をつけ、追い抜けます。


ただ、毎週課題を与えられてシナリオをつくるのが

けっこう大変です。

もちろん、毎週かかなくてもいいんです。

でも、毎週かかないと、力がつかないのは事実です。



本科クラスでは、自分がつくってきたシナリオを

クラスのみんなの前で音読します。

はじめは緊張するし、恥ずかしいんですけど、慣れると楽しくなります。


終わったあとは、表参道の喫茶店でお茶をしたりします。

このおしゃべりが楽しくてきている方もいらっしゃいます。


趣味が合う人たちとのおしゃべり、時間を忘れます。



長くなってしまったので、今日はこの辺で終わります。

つづきはまた明日。


読んでいただき、ありがとうございました。




















#シナリオ #小説 #童話 #読み聞かせ #暇つぶし #映画 #ドラマ #脚本

2018年05月14日

夏休みの宿題で出会った夏目漱石『こころ』


中学生の時に、夏休みの宿題として

読書感想文というのがありました。


感想文は得意中の得意でして、小学校一年生から六年生まで

毎年クラス代表にえらばれて、コンクールに応募していました。


でもなかなか賞がとれなかったなー。

いまもおなじですね。


中学三年生の時と、高校一年生の時に大きな賞をいただいて、

それ以来もらっていないですね。


さて、夏休みの課題として選んだのが

夏目漱石の『こころ』でした。


今考えるとかなりませてますが、感動しました。

こころ動かされました。


小説っておもしろい!と目覚めました。

ちょっと遅いかな。


映画の方が早く目覚めた気がします。

トムクルーズの『トップガン』でした。

小6の時。


エロいシーンを何度も見返してしまいました。


夏目漱石先生にハマって、

『坊ちゃん』、『吾輩は猫である』など

続けて読んだ記憶がございます。


夏目先生の文体が好きで

よく真似していました。



image1.jpeg




夏目先生のファンの方は世界中にいますね。

本当に素晴らしいことです。

なぜ、ノーベル賞がもらえなかったのでしょう?


残念です。


夏目先生は英語にも長けていらっしゃいました。

私も英語は大好きでした。


ずっと勉強していました。

今はもう、カタコトしかしゃべれません。


話す機会がなくなってしまったので。


残念です。


今度の夏休み、何を読もうかな?


オススメの本があれば、教えていただけるとありがたいです。


よろしくお願いいたします!


















#シナリオ #小説 #童話 #読み聞かせ #暇つぶし #映画 #ドラマ #脚本

2018年05月13日

山田詠美さんの『放課後のキイノート』はバイブル


おはようございます。

昨日は、いきなり変わった作品を載せてしまって、大丈夫だったかな〜と

少し心配です。



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今日は、私が中学生の時に出会った本

もう何十回も読んでしまった

山田詠美さんの『放課後のキイノート』について

少しだけお話しさせていただきます。


この小説は、以前芥川賞を受賞された女流作家の方々も

バイブルとおっしゃっていたほど、日本文学に影響を与えた

すごいお話しなんです。


当時、1980年代ごろには、このような赤裸々に恋愛や性について語る

中高生向けの物語ってあまりなかったのではないでしょうか?


しかも、すごくスタイリッシュというかオシャレ。

女子の憧れを表現していたように感じました。


読んでいて、甘酸っぱい香りが漂ってまいります。


失恋とか、処女喪失とか、女の子なら誰でも興味のあることが書かれています。


私は、山田詠美さんに憧れて、作家になりたいと思いました。

まだ夢は叶っておりませんが、まだ諦めてもおりません。


毎日少しずつ、お話をつくっています。


















#シナリオ #小説 #童話 #読み聞かせ #暇つぶし #映画 #ドラマ #脚本

2018年05月12日

アクションドラマ『ジジイとボイン』

課題「アクションドラマ」









『ジジイとボイン』







   登場人物

荒木猛(70)グラビアカメラマン

鷺沼彩(30)保険金詐欺師

おばさん(50)

温泉宿の主人(60)















○ファミリーレストラン(夜)

   荒木猛(70)とおばさん(50)が向かい合って座っている。

   荒木はサングラス。おばさんはホステス風。

   隣の席に、鷺沼彩(30)が座っている。

荒木「群馬の山奥に、いい温泉があるんだって。どう、一緒にいかない?」

おばさん「ダメよ〜」

荒木「ねー、いこうよー」

おばさん「ダメよ〜」

   荒木は、ズズズと音を立ててコーヒーをすする。

   おばさんは腕時計を見て、

おばさん「あらやだ、もうこんな時間。帰らなくちゃ。またね、荒木ちゃん」

荒木「えー、もう帰っちゃうのー?もうちょっといてよー」

おばさん「ダメよ〜」

   おばさん、手を振り、歩き出す。

荒木「ちえっ」

   荒木、ホウレンソウのソテーをむしゃむしゃ食べる。

   それをじっと見ている彩。

   彩はグレーのスーツを着ている。

   彩の手元には生命保険の申込書。

   彩が立ち上がり、荒木の席に近づく。

彩「あの、失礼ですが、カメラマンの荒木さん、ですよね?」

  荒木は手を止め、彩を見る。  

  荒木はサングラスをずらし、彩の胸を見る。胸の谷間が少し見えている。

   荒木はニヤリとし、

荒木「そうだけど、なに?」

彩「サインください!」

荒木「サイン?いいよ。どこに?」

彩「実は、私、保険の営業をしてまして……」

   荒木は顔の前で手をふり、

荒木「そういうことならダメダメ、他をあたってくんな」

   荒木は再びホウレンソウを食べ始める。

   彩が荒木の向いの席に座る。

彩「ここだけの話。荒木さんだけにご紹介できる商品があるんです」

   荒木は無視してホウレンソウを食べている。

彩「なんて、無理ですよね。ごめんなさい」

   荒木はペーパーで口を拭きながら、

荒木「温泉いってくれるなら、入ってもいいよ」

彩「ほんとですかー?」

荒木「わかってるよね、俺の仕事。アンタ撮るよ」

彩「光栄です!」

   荒木が右手を差し出す。

   彩がちょっとためらってから、握手をする。

○荒木家・外観(夜)

   豪邸である。

○同・玄関・中(夜)

   彩は靴を履いたまま座っている。

   荒木が保険の申込書にハンコを押す。

   「受取人」の欄に鷺沼彩の名前。

荒木「なんかこれ、へんじゃない?金の受取人がアンタになってるけど?」

彩「大丈夫です。間違いありません」

荒木「そうお?」

   荒木はサングラスをずらし、彩を見る。

   胸の谷間が見えている。

彩「今日はこれで失礼します。では、後日、温泉で」

   彩はニヤリとする。

荒木「あれっ、かえっちゃうの?あがってってよー」

   彩は笑顔でドアを開けて出ていく。

   荒木は禿げ頭をかいている。





0507image6.jpeg




○温泉宿(夜)

   山奥の古い温泉宿である。

○客室(夜)

   荒木と彩がちゃぶ台を挟んで座っている。

荒木「混浴だから一緒に入れるね」

彩「先に入っててください。後から行きます」

荒木「そう?絶対きてよ、待ってるから」

彩「必ず行きます」

   荒木はタオルを持って、部屋を出ていく。

   彩は、全身黒い服、黒いマスクをつける。手には金属バットを持っている。

○浴場(夜)

   荒木が一人で温泉に浸かっている。

荒木「おそいなあ」

   荒木、洗い場で桶にお湯をためる。

   と、彩がそっと入ってくる。

   彩が荒木の頭めがけて金属バットをふる。

   荒木が桶で頭にお湯をかける。

   桶がパカーンと割れる。

荒木「ん?」

   荒木が振り返ると、彩がバットを持って立っている。

荒木「だれだ?」

   荒木は、金属バットを掴む。

   二人、もみあいになり、荒木がバットを奪う。

   彩がシャンプーのボトルを投げる。

   荒木がバットで打ち返す。

   彩がボディーソープのボトルを投げる。

   荒木がバットで打ち返す。

   彩が後ろを向いて逃げようとする。

荒木「まてい!」

   荒木が彩のマスクを取る。彩の顔と髪の毛が現れる。

荒木「ねえちゃん!なんで?」

   彩が振り返り、荒木の股間をキックする。

   荒木、間一髪、桶で股間をかくす。

   彩が荒木の首をしめる。

   荒木、みるみる顔が赤くなっていく。

   と、荒木が彩の胸を両手で鷲掴みする。

彩「キャー」

   彩が荒木の首から手を離す。

   荒木、彩をつきとばす。

   彩はドブンと温泉に頭から突っ込む。

   荒木、ゼエゼエとイキが荒い。

   彩が荒木の足を掴んで温泉に引きづりこむ。

荒木「わー」

   荒木、ドブンと温泉に滑り込む。

   温泉の中でもみあう二人。

荒木「なんで、なんで殺そうと?」

彩「死んでもらわないと困る」

荒木「俺なんか殺してもなんの得にもならないよ」

彩「うるさい!死ね!」

   荒木が温泉から飛び出し、金属バットを手にする。

   荒木、彩の顔の前で金属バットを振り下ろし、彩を羽交い絞めにする。

彩「くそ!」

荒木「ははあ、詐欺か?」

   彩、黙って息をはずませている。

   荒木、爆笑する。

荒木「保険金ならおりないよ」

   彩がえっという顔をする。

彩「うそ?」

荒木「オレは持病があるの。保険には入れないのね。最初からわかってたよ。くくく。

ねえちゃんに騙されてるのもうすうすわかってたし」

   彩が荒木の腕にかみつく。

荒木「いででで」

彩「だましたのね!」

荒木「どっちが?」

   と、宿の主人(60)がかけつけて、

主人「なんか騒がしいけど、大丈夫ですか?」

   荒木は彩を沈めて、彩は顔だけ出す。

荒木「だいじょうぶ、だいじょうぶ。ちょっとはしゃぎすぎてもうた。うしゃしゃ。いい年してからにー」

   主人は、荒木と彩の顔を交互に見て、

主人「うらやましいですな〜」

   主人はニヤニヤして、

主人「では、ごゆっくり〜」

   主人、戻っていく。

   彩はしくしく泣き出す。

荒木「なんだ、泣くくらいなら最初から詐欺なんかすんなよ〜」

彩「くやしい」

荒木「ジジイをなめるな」

彩「死ね!」

荒木「頼まれんでも、じき死ぬで」

彩「え?」

荒木「言っただろ。がん。末期の」

彩「……」

荒木「死ぬ前に、若い女ともう一回やりたかったなあ……」

彩「いいよ」

荒木「あ?」

彩「やってやってもいいよ」

荒木「ほんとにい?」

彩「うそ」

   彩が金属バットを振りかざす。

   荒木が温泉に潜る。

   彩が温泉に向かってバットを振り下ろす。バチャバチャと水の音。

   彩がハアハアと肩で息をしている。

   シーンとなる。

   彩の後ろから荒木がザバーと出てきて彩の胸を鷲掴み。

   彩はバットを空振り。

   荒木が彩の服をビリビリと破る。

   彩の豊かな胸があらわになる。

荒木「おおおー画になるなー」

   彩は両手でパッと胸を隠す。

彩「やられた……」

   荒木、カメラで彩のヌードを撮影。




※この物語はフィクションです。





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2018年05月11日

シナリオセンターで、勉強しました


こんにちは!


映画やドラマが大好きで、表参道にあるシナリオセンター

2年ちょっと勉強しました。


それから、紆余曲折あり、小説を書きはじめてまだ半年。



image4.jpeg



まだまだ、ぜんぜんですが、作品をちょこちょこ発表できたら嬉しいです。



ひまつぶしに、読み聞かせに、どんどんご活用くださいませ!


















#シナリオ #小説 #童話 #読み聞かせ #暇つぶし #映画 #ドラマ #脚本
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いつも読みにきてくださり、ありがとうございます。みなさんの大切な時間をむだにしないように一生懸命書きます。こうして毎日書けるのも健康だから。体を大切に、心も大切に、まわりの人も大切にします。
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